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(背景 夜店)
うわあ、色々な屋台がある。 カキ氷に綿あめ、やきそば、射的……。 目移りしちゃうなあ。
カイジ「福本さん、どこか行きたい店があるのか?」
伸子 「えっ?」
カイジ「今日は、オレが全部おごるよ」
伸子 「えええっ!? カイジさんが……!?」
カイジ「お、おい……そんなに驚くことないだろ。
そりゃあ、オレだって、たまには金を持ってるよ」
伸子 「でも、どうして……?
もしかして、パチンコ? 競馬? それとも麻雀ですか?」
カイジ「違うって! 福本さんは、オレのこと何だと思ってるんだ……。
その……ちゃんとバイト代を貯めておいたんだよ。
女の子と出かけるのに、素寒貧なんてカッコがつかないだろ……だから……」
そう言って、カイジさんはもじ…もじ…とうつむいてしまった。
でも、事前にお金を貯めてくれてたってことは、
カイジさんも、夏祭りに行くのを楽しみにしてくれてたのかも。
だとしたら、嬉しいな。
伸子 「じゃあ、お言葉に甘えて……」
(選択肢)どのお店へ行く?
……と、まあ現時点ではここまで。
こんな感じでよければ、この後のシナリオも書いてみるけど、どうかな。