地理学は生き残れるのでしょうか?

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29名無しさん@お腹いっぱい。
>そこに書かれている事を見て、「この程度の認識しかない」と思うのは
>想像力不足。 その発言の真意・背景などを考慮すべき。

 論文や著書の「行間を読め」って言うんですか!? 彼らとて
背後に複雑な認識は持ち合わせているのだけれども、それを
あえて書かずにいるのだ、と? なぜ研究者コミュニティという
業績主義の世界で、そのように穿った好意的解釈をしなければ
ならないのか理解に苦しみますが、仮にそれが本当なら、その
真意や背景を書かずにいられる(あるいは書いてはいけない)と
いう人文地理学の現状を批判するべきだとおもいます。

 それから、研究計画を練るとか、資料収集の意義を認識するとか、
自分の思想を持つとかというのは、研究者だったら基礎の基礎と
いうか、やってなければ恥ずかしいってレベルの、学者としての
基礎的な教養とかマナーの話だとおもいます。誇らしげに言うほどの
ことではないでしょう。

 それから、夢物語みたいな論文って何ですか? 人文地理学では
エドワード・ソジャ(僕でも知ってます)の業績やポストモダニズム
に関する一連の議論って「夢物語みたいなもの」として認識されて
るんですか? もしそうだとしたら…ちょっと…えー、認識不足だと
思います。堅固で揺るぎなく非政治的な物理的時空間なるものの
実体性を無根拠に信頼して議論をすすめる古典的地理学の方が、よほど
「夢物語」だと思うんですが。