駒澤大学文学部地理学科で働いていますが、なんと視野の狭いオタクの多いこと。
しかも大抵の学生が趣味と学問との違いがわからないような卒論を書いていたり、
例「どうして、新京成と京成金町線はつながらないのか?」とか、「西武新宿線
中井にはなぜ急行が止まらないか?」など。または、よその学問から借り物したり
しています。私の同級で「俺は気候学じゃなく、気象学だ」と語っていた馬鹿者が
いたり、内山幸久という先輩が「山村研究をやりたいのは趣味だから」という
呆れた発言をしていたものがいました。もう少しなんとかならいでしょうか?
みなさんの親や駒大の教授陣は何も言わないのですか?私の親は教育者(茨城県の
大学で地理学の教授をしていたの)で、そういう点では非常に厳格でした。親の
言うことの聞かない子や、地理学を愛さない子は、学会内での立場で飼い殺すか、
勘当というような考え方でしたので、「発展性がない」ような発言をするなど、
あまりにも態度が悪かったりすると、理論武装で叩きつけたり、洗脳するような
言葉で、精神的に叩かれたりしたものでした。私は、今だに心の傷(トラウマ)が
残っているぐらいですから相当きつく叩いたのでしょう。学会と学期末の時期には、
卒論の執筆をしていても手伝わないと叩かれることが分かっていたので、泣く泣く
手伝っていたのを覚えています。しかし、私にとってはそういう厳格な指導が、
いまだに自分を律して仕事をする上で役立っていますし、不規則な生活で苦しい時も
親のいいつけが力になっています(まぁ、そう言わないと自分の立場がないからね)。
今の駒大地理にはそういう方はほとんどいらっしゃらないと思います。地理学科の
学生は好き放題にしたいので放っておけば、土谷先生みたいな鉄ヲタ、藤島先生
みたいな海外放浪好きな人、俺のことを語りまくるる2ちゃんねらー、教室の
下らん噂話、なんでもします。まるでどこかの猿みたいにです。私は私の親の
考え方を完全に踏襲しようとは思いませんが、趣味を学問の名において行うのは
指導学生には禁止させるべきだと思います。環境や地域のことを地理が考えようと
しているのは立派ですし、うちの娘にも入って欲しいとは思いますが、やはり他の
学問の借り物で自分の分野を自称するなど、つまりどこぞの教授や地理学科の
学生のやっている行為の甘えた勝手な行動はさせてはならないと思います。
by櫻井明久