復活したい町名

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310名無しさん@お腹いっぱい。
ここは初めてなんですけど、
みなさんは住居表示制度に対してあまり肯定的ではないようですね。
私は住居表示制度には賛成です。

昔のように地域の生活がそこで自己完結していた時代ならば、
部外者には分かりづらい町名表示でも、
地元の者には別段支障はなかったでしょう。
しかし現在のように、
私達の経済・生活の範囲が格段に拡大した現代社会においては、
地元の人でないと判らないような町名や町界は、
部外者にとって使いにくく機能的ではありません。
特に警察や救急、消防を必要とする緊急事態の場合、
地元の人でないと分からないような町名表示だったら、
それこそ生命に関わる事態にもなりかねません。

確かに歴史と由緒を感じさせる地名はそれ自体が貴重な文化財ですが、
ここで我々の現代の生活をちょっと考えてみて下さい。
我々はもはや、昔のような藁葺きや茅葺きの一軒家には住んでいませんし、
企業も明治時代のような古いビルを使ってはいません。
どちらも現代生活を営む上で機能的ではないし、
かなりの不便を伴うからです。

もはや現代生活では使えなくなった古い文化的建物などは、
それを記念館などにするなりして大事に保存しています。
歴史的地名も、
それを文化財と同じように克明に調査・記録することで保存し、
普段の生活で使う地名は
住居表示で分かりやすく整理されたものを使うというように、
古いものと新しいものはきちんと分けて使い分けるべきだと思うのです。
311310:01/12/02 18:20 ID:v1kxfrku
ひとつの町名が包括する範囲は、
広いほうが良いのか狭いほうが良いかという議論があります。

私の考えではひとつの町名が包括する範囲は大きい方がいいと思います。

例えば東京の新宿区を全然知らない人が地図で目的の町名を探すとします。
彼は当然ながらまず始めに、
新宿区のページを開いてさっと目を走らすでしょう。

その時、西新宿1丁目〜8丁目といった広い面積をもつ町ならば、
1丁目から8丁目まで全て同じ色で塗られていますから、
その広々とした区域の中に書かれている
「西新宿」の町名を容易に認識することが出来ます。
後はその区域の中の○丁目と街区の数字を順に追うだけで、
容易に目的地を見つけることが出来るでしょう。

さて今度は同じ区内の「細工町」を探すとします。
ところが、西の方は色分けされている各色の面積が広いから見やすいけれど、
そこを見ても「細工町」はありません。
東の方は何やらまるでモザイク模様のように
いろいろな細かい色が入り混じっていて、
しかも文字が細かくたくさん書かかれているから見にくい。

普通の人なら、この時点でうんざりしてしまうでしょう。
一見して目指す町名が見つからないのなら、
巻末にある町名一覧表を使ってまた探さないといけないからです。
つまり町名を探す人にとっては二度手間になってしまうのです。
この辺の苦労は営業や配達をされている人なら
よくお分かり頂けると思います。
余談ですが、京都市の郵便局員は一人前に配達が出来るようになるまで、
他市の何倍も時間がかかります。
理由は言わずもがなですね。