ちと先だなこりゃ
ジャングリラ!TV 12/24(木)「チャベケ教授シリーズH未知なるオヤドス族との出逢い」
南米アマゾンには未だに原始的な部族が数多く存在する。人類学の権威
チャベケ教授は1週間前に極寒の地から帰国し、検疫を受け今度は熱帯へ
。我々撮影クルーも体調を整えながら同行した。
いざ到着するとやはり敵対心丸出しでこちらを威嚇してくる。コンダク
ターの手違いで彼らが神と崇める黒豚をシめ用意してしまったばかりに、
撮影隊は監禁された。3時間に渡る謝罪の末、ようやく解放されたが、住
人の視線は冷ややかなものだった。
コンタクトも取れずに途方に暮れていた撮影隊に一人の少女が近づいて
来た。名前はマデ。年齢は不明だが12歳くらいの子供である。マデの体
には驚くほど鮮やかな化粧が施されていた。全ては自然界から得た色で、
デザインも秀逸。腰箕から上は裸なのだが、一面がまるで芸術家のキャン
バスのごとく鮮やかだ。聞けば首長の孫娘らしく、ひときわ目立つ化粧だ
った。彼女は撮影隊に人見知りもせず、「向こうで友達と化粧の勉強をし
ているので来て、あなた達にもしてあげる」との事。さすがは村をまとめ
る首長の孫、我々に溶け込めるきっかけを与えてくれたのだった。