昔の地図は古い

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、、、   巨大彗星や小惑星による大破局  、、、




1993年、ウィーン大学地質学研究所の地質学者アレクサンドル・トールマン教授と妻のエーディトは、
この問題に答える研究所を発表した。彼等の解答は氷で出来た巨大彗星の衝突である――
彼らはその日付けまで算出して見せた――紀元前7545年9月23日である。この彗星
は巨大な津波を引き起こし、地球の大気に散りを充満させた。その結果、マンモスやサーベルタイガ
ーなどが滅んだ。

トールマン夫妻によれば、これはプラトンの言う大洪水であるのみならず、聖書のノアの洪水でもあ
る――彼らは、黒海大洪水こそが「創世記」の洪水だ、というライアンとピットマンの説に与しな
い。だが後に見るように、トールマン夫妻は両方の点で誤って居るという有力な証拠がある。

この説は、全世界の紀元前7600年の堆積物の中に、集中的にテクタイトが存在していると言
う発見に基づいている。彼等によれば、これは彗星もしくは巨大隕石を示すものだ。さら
にまた、この彗星は7つに分裂したと言う。外典「エノク書」には、燃える山のような7つの
星が地上に落ちたと書かれているからだ――これと似た分裂は1994年7月にも起こっ
ている。シューメイカー=レヴィ弟彗星が時速13マイル(約21万キロ)で木星に落下したときだ。
その力は地球上の核兵器の総量50倍と見積もられている。
113:2008/10/08(水) 21:11:23 ID:6NQ8oalC
トールマン夫妻はまた、当時の樹木から発見された炭素14を挙げている。これは彗星によって
地球のオゾン層が破壊され、宇宙からの放射線が降り注いだ結果であると言う。

トールマン夫妻は自説の根拠として世界各地の神話を挙げている――中東、中国、インド、そして
アメリカ大陸。アメリカの西海岸を襲った津波は内陸ふかくに達し、巨大な塩湖(ソルトレイク)を作っ
た。現在のソルトレイクシティの場所だ。またこれらの神話のいくつかは、大地に7つの燃える太陽
が降り注いだと述べている。7つの落下地点を地図に示そう。(紀元前7545年に地球に
衝突し、洪水を引き起こしたと思われる、巨大彗星の7つの断片の落下場所。)

さらに夫妻は言う、「これを見る限り、今やアトランティスの存在を否定することは極めて困難で
ある」と。

地図を見ればわかるとおり、この場所のひとつは東シナ海に落下した。この意味するとこ
ろは後に述べる。

8番目の小さな衝突がオーストラリアのオッツ渓谷で起こり、コフェルズ・クレーターを作った。これもまただ
いたい紀元前8000年ごろとされている。

オクスフォードの天体物理学者ヴィクター・クリューブは、基本的にトールマン夫妻の仮説を支持している。彼
は20年にわたって彗星の衝突を研究し、その結果をビル・ネイビアと共著の「宇宙からの冬」
(1990)にまとめた。
114名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 18:37:35 ID:VlQ5ytk0
当たり前
115,:2008/10/15(水) 09:13:40 ID:UYswNLDb
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3 ソルトレイクシティ
1950年代以後の定説によれば、彗星は遠い外宇宙からの訪問者ではなく、われわれの
太陽系が渦巻くガス雲から形成された時代から取り残された断片である。1950年にオ
ランダの天文学者ヤン・H・オールトが提唱した説によれば、彗星の原料はわれわれの太
陽系の外側のどこかに軌道を持つ氷結したガス雲である。通過する星や分子雲などがその
軌道を周期的に乱し、一部が太陽に向けて落下する。そしてそれは最終的に分解するまで、
長大な楕円軌道を描いて周期的に――たとえばハレー彗星なら77年――運行する。ほと
んどの彗星は10マイル(約16キロ)ほどの大きさで、かなり軽い物質、例えばガスででき
ているとされる。だが明らかにシューメイカー=レヴィ第9彗星はそうではなかった。

彗星は分裂いして巨大な破片の雲となる傾向がある。地球がどのような雲の中を通過する
と、壮大な「流星雨」が見られる。いうまでもなく、そのほとんどは大気との摩擦によっ
て燃えてしまうが、中には地上に達するほどの大きさを持つものもある。たとえば190
8年6月30日、シベリアのツングースカで爆発したおうし座流星群の隕石だ。これは半径18マ
イル(約29キロ)に及ぶ範囲の木々をなぎ倒し、焼き尽くしたが、クレーターの形成には至ら
ず、上空数マイルで蒸発したらしい。

我々は幸運だ。というのも、これまでに宇宙からの落下物が地球の歴史を変え、地質年代
に急激かつ暴虐な終焉をもたらしたことは何度もあったからだ。

今から6000年前、地球に巨大彗星もしくは隕石が衝突した。それはメキシコ沖のチクチュルブに
落下し、地球の大気を粉塵で満たした。これが日光を遮断し、植物の――そして、それに
依存する恐竜たちの息の根を止めた。
116,:2008/10/15(水) 09:33:40 ID:UYswNLDb
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E7%B3%BB太陽系
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%97%E6%98%9F  彗星
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%98%9F%E9%96%93%E9%9B%B2
このようなことは、我々の願いよりも頻繁に起きている。「恐竜を滅ぼした星」は、地球の

歴史上大量絶滅を引き起こした5つの彗星もしくは小惑星のうちの一つに過ぎないのだ。
一つは三畳紀とジュラ紀の境(二億1300万年前)、ひとつはぺルム期と三畳紀の境(二億
4800万年前)、ひとつはデヴォン期と石灰紀の境(3億800万年前)、そしてひとつは
オルドヴィス期とシルル期の境(4億8300万年前)。つまり、今から6000万年前まで、新
しい地質年代は常に彗星の衝突によって引き起こされてきたようだ。ワシントンDCの南東にあ
るチェサピーク湾は3500万年前の巨大隕石によって作られた。だが地球の地殻は、月のそれ
とは違って常に変化し続けているので、クレーターも「治癒」する傾向がある。

クリューブとネイピアによれば、彗星は300万年から500万年に一度の割合で、オールと雲か
ら弾きだされる。それは太陽系が分子雲の中を通過したり、銀河の渦の腕に接近すること
による。そして今や、太陽系には新たな衝突の脅威が迫りつつあると言う。この説は、天
体の落下によって紀元前7600年に世界規模の破局が引き起こされたと言うトールマン夫妻
の説と一致する。

クリューブとネイピアの仮説を裏づける事実が1997年にベルファストのクイーンズ大学から発表されて
いる。古代樹の年輪研究の結果、紀元前2354年から2345年までの9年間で、地球
が急速に寒冷化したことが判明したのだ。ネイピアはこの寒冷化こそが彗星衝突の証拠である
と考えている。北シリアの発掘で、それと同時期に何らかの大災害が起こり、泥煉瓦の建造物
が破壊された痕跡が発見された。それは地中海に落下した。たった一個の彗星もしくは小
惑星の衝突によるものであることはほぼ確実だ。

ネイピアによれば、この時期に3つの大文明が衰滅に向かったと言う――エジプト、シュメール、そ
してインダス渓谷のハラッパー王国だ。さらに彼は、世界中の40の都市が同じ時期に壊滅してい
ると言う。
117,:2008/10/15(水) 09:51:22 ID:UYswNLDb
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%B9%BE チェサピーク湾
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B5%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%B9%BE%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BCチェサピーク湾のクレーター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%88%E3%81%AE%E9%9B%B2オールトの雲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%86%E5%AD%90%E9%9B%B2分子雲
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8A%80%E6%B2%B3 銀河
ここで、読者諸君が大洪水や破局のあまりの多さに混乱してくる頃かもしれないので、ち
ょっと整理してみよう。

第一の洪水は氷河期の終わりを画するもので、紀元前1万2000年ごろに起こったが、
ここではあまり触れない。なぜならそれは神話や文学、あるいは人類の種としての記憶に
何の痕跡も残していないからだ。その理由は明らかだ――それは氷河の溶解によるもので、
水位の上昇もたった9インチ(約23センチ)に過ぎなかったのだから。

第二の洪水は紀元前9500年に起こったもので、ハプグッドの対洪水、つまり、アトランティスを
壊滅させた大洪水。これは恐らくクリティアスの言う「最初の大洪水」で、彼は祖父のソロモンから
その話を聞いた。そのソロモンはエジプトはサイスの神官からその話を聞いた。

ということは、クリティアスの言う「第二の大洪水」はトールマン夫妻の主張する紀元前7545年の
ものに違いない。原因は彗星もしくは小惑星の衝突だ。

第3の洪水は黒海大洪水、ギルガメシュの洪水だ。

クリティアスの言う第4の大洪水は、デウカリオンの洪水で、紀元前2200年ごろの青銅器時代に起
こった。これもまた天体の落下によるものらしい。

残された問題は、ハプグッドの頭を悩ませ、アトランティスへの探求に駆り立てられた問題だ――「ア
トランティス大洪水」の原因は何だったのか?
118,ミジンコ:2008/10/15(水) 10:15:54 ID:UYswNLDb
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