国語学会に喝!

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132国語学会の旧態依然
国語学会の公開講演会が、なぜ「公開」とついている
かというと、「一般来聴歓迎」だからなんですよね。
国語学会員以外の人にも聞いてもらって、日本語につ
いての認識を深めようというのが、そもそもの始まり
です。これも、さかのぼれば、戦後、東京と京都で、
学会開催とは関わりなくやっていたんではなかったで
すかねー(記憶あいまいですが)。

そのころは、「国語」のほうからも戦後復興のために、
何かやろうと思い、一般の人も「国語」に対する意識
が高かったため、そんなことが可能だったのでしょう
ね。

ところが、今の講演会は、ごく一般の人が聞きにきて
いるかもしれないなどということに配慮したものなん
て、ないみたいです。自分の学説の自慢話(?)を、
聞いたこともないような組み合わせの術語を使って、
話をする。一般の人にわからないということは、専門
分野以外の人にはわからないと、ほぼ同義ですから、
観光旅行なんかに逃げられてしまうわけです。

また、一般の人にとっても、言葉の問題が、土曜の昼
下がりにつきあってもいいというようなエンターテイ
メントではもはやないということですね。

そのことを踏まえた改革が必要なのでしょう。