・  「ら抜き言葉」ってどこがおかしいの?

このエントリーをはてなブックマークに追加
157名無し象は鼻がウナギだ!
ら抜きことばの中では「来れる」「見れる」あたりがいちばん
定着している感じがしますね。
これは、これらの語彙独特の背景もあるんじゃないでしょうか。
つまり「来る」の丁寧/尊敬語なら、改まった言い方だと「おいで
になる」とか、地方により「来なさる」とか「きはる」とか言う
やり方があるわけです。関西の「きはる」は今も健在ですが、東京
あたりでは、「来る」の敬語に「おいでになる」などというのが
あまりにも改まった言い方と感じられるようになり、もっと軽く
「来られる」と言いたくなった。しかしそれでは丁寧形と可能形が
衝突するので、可能形を「来れる」に変えて区別しようとする圧力
が生じたと。
「見る」も同様に「ごらんになる」が改まりすぎたことが一因では
ないか、などと思います。専門外なので見当外れかもしれませんし、
また昔どっかで読んだ話を自分の説みたいに言っているような感じ
がしないでもないんですが(^^;)。