『書きませんでしたでしょう』を文法で説明して

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1名無し象は鼻がウナギだ!
新スレ、すまそ。
ただ、私は以前から「書きませんでしたでしょう」という
構文がどうしても、気になっていました。
学校文法ではどうしてもしっくり説明できません。

その他、学校文法で完璧に説明できない例を募集中。
2名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/21(木) 22:28
>私は以前から「書きませんでしたでしょう」という
構文がどうしても、気になっていました。

そんな構文(というか用例)があるのか?
僕なら「書かなかったでしょう」と言う。

マスとデスがぶつかるのは、トンマなアナウンサーだけだと思っていた。
「そうしますですと、どうなりますですかねえ…」
3名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/21(木) 22:30
なんじゃ? 「書きませんでしたでしょう」って。
どういう文脈でどういう関係なら成立する発言なの、これって。
41:2001/06/22(金) 00:42
「あの人は、サインを書きません」←否定
「あの人は、サインを書きませんでした」←否定過去
「あの人は、サインを書きませんでしたでしょう」←否定過去推量

文章語では不自然でも、会話のなかではでてきます。
喋っている途中で補足していくとこうなります。
51:2001/06/22(金) 03:57
通常形では「書かなかった」←否定過去で
丁寧形では「書きませんでした」←丁寧否定丁寧過去になる。

その他
「書かなかったです」←否定過去丁寧
「書かないでした」←否定丁寧過去
は、表現形としてありうるか?
6:2001/06/22(金) 14:04
『書きませんでしたでしょう』を文法で説明できたみたいだけど。
71:2001/06/22(金) 20:36
確かに意味上は説明できるのですが、「だ」「です」って、
他のスレでも評判の悪い、用言の終止形(or連体形?)に直接つく用法の
オンパレードなんですね。

「書きたいです」→「書きたいのです」
と書き換えできるのですが、そうできない場合もおおいです。
「書きませんのでしたのでしょう」とはいわないです。

そして、用言の終止形につく「だ」「です」用法は一部のひとには
すごく評判がわるいし、学校文法でも例外的な扱いでしか登場しません。
8名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/28(木) 05:07
「あの時、あなたはサインを書きませんでしたでしょう?」
という風に疑問形にすれば、まだ自然ですね(日常会話にありそうという意味で)。
まるでアリバイを問うている女性刑事だけど。
9名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/28(木) 05:25
「あの時、あなたはサインを書かなかったでしょう?」と普通は言うがな。
10名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/28(木) 06:16
「お書きに(は)ならなかったのではないでしょうか?」
「お書きにならなかったのではあり<ござい>ませんか?」
じゃダメ?
11名無し象は鼻がウナギだ!:2001/06/29(金) 01:21
「あの人は、サインを書きませんでしたでしょう」←否定過去推量

これがどういう文脈で出てくるのか不明だけれど、
部下が上司に向かって「あの人」のことを説明するのなら、
「あの人は、サインを書かなかったようです」と言うほうがよさそうだ。
12名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/17(金) 23:20

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.               /     oノハヽo
               /    从,゜▽゜从   あ、あいちゃん
            /       ..(.つ   )つ
.            /       | , ,,つ,,,
            /       ミ(/   彡  ジタバタ
         /         
.         /            
  @ノハ@/ピン            
  (‘д‘∩            
  (   つ ノ              
   i⌒i 、 ヽ
  (_)(__)           茶  
13牛馬鹿丸:2001/08/18(土) 00:35
>12
 夏だから?

 なんかずいぶんと古いスレに書き込むのも何だが、結局7あたりでいってい
るような「だ」「です」について疑問があるってこと?

 「書きませんでしたでしょう」は「書きませんでした」という客観的事実を
あらわす句(文?)に陳述の「でしょう?」がついた形になってるんだと思う
けど。
 この文の妥当性にはかなり問題があるとはおもうけどね。
14名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/18(土) 08:58
まず、最初に「ませんでしたでしょう」の用例は
Google で 138 件、「なかったでしょう」は 34800 件

「〜ない」や「美しい」などの形容詞的語尾をもつ丁寧形には、
日本語教師も困惑しているらしいです。これといった定番がない。
文法的に正しいのは
「美しゅうございます」
「美しくあります」
だろうけど、これじゃ、公家か明治維新の志士と喋っているみたいだ。
Google で検索したら
「書きませんでした」6780件
「書かなかったです」259件
「書かないでした」7件
となった。
「書かなかったのです」1320件
「書かないのでした」9件

他に
「書かなかったでしょう」101件
「書きませんでしたでしょう」は 2ch以外に1件ほど以下のサイトに用例がある。
http://www.ecology.or.jp/isoworld/iso9000/case_30.htm
15名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/18(土) 09:11
「日本語教師も困惑しているらしいです」
皮肉にも「いです」表現になったが、補足すると、
なぜ困惑しているかは、基本表現が
「書く」
「書かない」
「書かなかった」
「書かなかっただろう」
と、単純に「否定」「過去」「推量」と語尾を継ぎ足す方法に
対して、丁寧表現は、それが通用しないからだ。

ただ、
「書きます」
「書かないです」
「書かなかったです」
「書かなかったでしょう」
なら、語尾変化において「否定」「過去」「丁寧」「推量」
という優先順位が明確につけられて、教えやすい。

要するに「書きませんでした」という
「丁寧」「否定」「丁寧」「過去」
という2重丁寧の表現がイデオム的に出現するのが最大のガンなのだ。
16名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/18(土) 12:32
「ません」の過去形、「ませなんだ」を復活させれば解決。

「書きませなんだろう」
17名無し象は鼻がウナギだ!:2001/08/18(土) 12:35
そういえば、西日本の方言に
「書かんかったろう」というのがあったね。
「書きませんかったろう」とかどうだろう。
18名無し象は鼻がウナギだ!
あれ、自分はてっきり「書きませんでした」とゆーのは自分自身のことだと思ってた。
「書きませんでしたでしょう」は「あの時私はサインをしませんでした、(そう)でしょう?」
の旨だとばかり…

馬鹿なので逝ってきます