名古屋弁

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そういえば、浜松の「やらまいか精神」とかあったね。
この未然形+まい の語源についてだけど、
もう少し周囲を見渡してみると、ちょっと遠いが、
富山県に未然形+んまい+け(たとえば、行かんまいけ)
のような表現があったりする。

そうすると、未然形+まい の語源は、
未然形+れまい(か) たとえば行かれまいか。等
が撥音便化して、未然形+んまい(か) に変化して、
さらに「ん」が脱落して未然形+まい の形が成立したと考える方が自然だと思う。
一段活用の場合は、ちょっと難しいが、
見られまい(か)→みらんまい(か)→みらまい(か)→みんまい(か)→みまい(か)
という変化で、みらまい(か) から みまい(か) の変化は、
未然接続という規範意識で進行したのかもしれない。


ここからあとは、ちょっと思いつきで書くだけなので、自信がないが、
次に名古屋での「行こまい」などは、
「行かんまい」を「行かん(=行かむ)+まい」と解釈して変化した可能性もあるのではないだろうか。