■「ジキジキ」■

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1名無しさん@1周年
私の知り合いの話です。(知り合いの知り合いの話、とかではありません。)
その女の子は旅行好きで、しかも、第三世界と呼ばれる地域を旅行するのが
好きな子です。
ある時、ケニアに行きました。そこで、繁華街を歩いていると、暇そうな若
い男が近づいてきて、「きみ、日本人かい?」と(英語で)ナンパしてきま
した。日本人よ、と言うと、ニヤニヤしながら、

「「ジキジキ」って知ってるだろ?」

と言われたそうです。そんな言葉は知らない、と言うと、嘘をつけ、これは
日本語でセクースのことだろう?と言うのだそうです。

また、別な時、今度はインドに旅行に行きました。そこで、やはり繁華街を
歩いていると、やはり暇そうな若い男が近づいてきて、「きみ、日本人?」
と(英語で)ナンパしてきました。そうだ、と言うと、ニヤニヤしながら、

「「ジキジキ」って知ってるだろ?」

と、同じことを言われたそうです。あとの顛末は同じ。

その子は、その話を学校の友達に話しました。すると、その友達も、香港で
同じ体験をしたことがあると言うのだそうです。

私は、その話を聞いて、私なりに考えてみました。仮説は二つです。

1. 日本語の「じきじきに」(直接に、の意味)を、第三世界で、たとえば買
春をした前世代の日本人男性が、セクースの意味で用いたのが定着した。し
かし、この仮説の場合、「セクース」=「じきじき」と考えている日本語使
用者がある程度存在するか、あるいは、きわめて少数(あるいは1人)の精力
的な日本人男性が世界を股にかけているのでなければならない。

2. 英語の俗語表現で、zigzig というのがあるようです。これはそのまま、
セクースの意味です。「ジキジキ」の方は、発音的には jikijiki に類した
もので、zikiziki ではなかったらしいですが、この、英語の zigzig の意味
を知っている、しかし発音の悪い日本人男性が、zigzig -> jikjik -> jiki-
jiki などと用いて、それが「日本語では jikijiki と言うらしい」という
誤解として広まった、のかもしれません。

なお、以上は、日本人「男性」という仮説で書きましたが、女性でも可能で
すね。

みなさん、
1. この「ジキジキ」、聞かれたことがありますか?
2. この「ジキジキ」に関する研究は存在していますか? あるいは、何か他
 に仮説を思いつかないですか?
3. これに類した「日本語」(日本語使用者からは日本語と認められていない
 のに、非日本語使用者からは日本語と認められている語)には、他に何が
 あるいでしょう? 使用が歪曲されたり一部が拡大されたりしているのは
 該当しないことにさせてください(「カミカゼ」「ゼン」など)。むしろ、
 「そんな言葉、ないよ!」というレベルのものが嬉しいです。
4. こうした問題一般について、何か研究は存在していますか?
21:2000/11/02(木) 08:23
ちなみに、私自身の経験を言うと、フランスで、現地の人に、

「「ハワ」というのは、日本語で「やあ」「こんにちは」という意味なんだろう?」

と聞かれたことがあります。ハワ?
3名無しさん@1周年:2000/11/02(木) 08:29
>2
「ハワ」は、「How are you?」じゃないのかな?

1の提示は興味深いが、答えられるだけの知識は持ち合わせていない。
4奥さまは名無しさん:2000/11/02(木) 08:36
どうでもいいけど、第三世界の人間が日本人相手に連発
する言葉って「どこで、覚えたの?」と思わせるものが多いよね。
51:2000/11/02(木) 10:08
>3
なるほど、そうかもしれませんね!
日本語使用者は、非日本語使用者に対して、日本語が英語やフランス語などにくらべて
やはりマイナーであるということをいいことに、でたらめを教えてしまうことがあると
思います。このケースでも、たぶん、「それ、何語?」と聞かれて、適当に「日本語だ
よ」と答えた人がいたんでしょう。やりがちなことではありますが……。

>4
まあ、「第一世界」(?)でも、事情は同じでしょうね。とくに、観光地化していれば、
第一も第三も何もないと思います。たぶん、世界は貧富によって分極化しているのでは
なく、観光地化可能かどうかによって複合的に分極化しているのではないでしょうか?
そして、日本語の(奇妙な)普及が、その指標になる……。ローマだろうがバリだろう
が、「モウカリマッカ?」などと声をかけてくる(いかがわしい)客引きがいることに
は変わりありませんから。

ヨーロッパで、私は、街路でいきなり、若い男に「ヤラセロ」と言われたこともありま
す。ちなみに私は男で、ヘテロです。相手もそのようでした。もちろん冗談なのですが、
どのような言語も、そのような心ない冗談の種になるのを見るのは悲しいものです。ま
るで、日本語が、そのような語彙しかもたない言語であるかのような錯覚に陥ってしま
います。あ、ちなみに、私は国語としての日本語を信奉する者ではありませんし、国語
としての日本語を制度として維持する国民主義的な体系を擁護するつもりもありません。
ここで問題なのは、ある言語使用のパターン(一言語とみなされるもの、この場合は日
本語と呼ばれうるもの)が「日本語」として強引にくくられたうえで、それが、たとえ
ば性的に有徴なものとされる、ということです。私たちも、アメリカ語を、性的で粗暴
な言語として描きがちです(「サノヴァビッチ!」「キス・マイ・アス!」などなど)。
他言語は不可解であるだけに、有徴になりやすく、しかも性的な傾向を帯びやすい、と
いうことは理解できます。ですが、それが、国民主義の制度的な枠の一つとしての言語
と同一化されることには、なにがしかの戸惑いを覚えます。考えすぎかもしれませんが、
そんなところでしょうか。

話がちょっと逸れましたが、「ジキジキ」みたいな例、待っています!
61の長文がなんか新鮮だ。:2000/11/02(木) 11:38
>日本語使用者からは日本語と認められていない
> のに、非日本語使用者からは日本語と認められている語
「ハラキリ」「フジヤマ」っていうのはどこから出てきた言葉なんでしょうねぇ。
7名無しさん@1周年:2000/11/02(木) 12:16
ジキジキが日本語起源というのは聞いたことがないです。
インド起源かと思ってました。東南アジアでも通用することがあります。
81:2000/11/02(木) 18:29
>6
「フジヤマ」、おかしいですよね。なんで「フジサン」じゃないんでしょう?
もともと、「富士山」は、「富士さん」と神人同型的に崇拝されていた、とどこかで読みましたから、
「フジヤマ」ではなおさらおかしいですね。「富士のおやま」とかくらいは可能だと思いますが。も
ちろん、これも推測にすぎませんが、「フジヤマ」と読む地方があるのかもしれません……。その地
方の人たちが、明治初期に、比較的大量に、主に欧米に滞在したことがある、とか?

「ハラキリ」は、まあ、普通なら「セップク」でしょうが、「ハラキリ」も、一応言いますね。

どちらも、訓読みなのが、気になるといえば気になります。

>7
あ、「ジキジキ」、聞かれたことおありですか! 心強いです。
そうですか、インド起源……。ありそうですね。ケニアとインドで言われたということなので、イン
ド洋を中心に拡がっている語彙なのかもしれませんね。でも、東南アジアでも言うんですか……。

もう少し、情報、ありませんか?
91:2000/11/02(木) 18:38
あ、「フジヤマ」についてですが、よく考えると、英語では Mount Fuji、フランス語
では Mont Fuji のように言うのが一般的ですね。写真フィルムの会社のおかげもあっ
て、その山は「フジ」という名前なのだ、ということがかなり認知されているのはたし
かでしょうね。

もしかすると、「フジヤマ」という表現自体は、

「日本語使用者は日本語だと思わないが非日本語使用者は日本語だと思っている」と
日本語使用者の思っている言葉

かもしれません。ちなみに、私は、非日本語使用者の口から「フジヤマ」を聞いたこ
とがありません。

>7
「ジキジキ」インド起源、というのは、ヒンドゥか何かにそういう語彙があるのをご
存じなのでしょうか? それとも、「これはヒンドゥだろう」という曖昧な了解が一
般に存在しているのですか?

7さんがいらっしゃったからには、他にも「ジキジキ」をご存じなかたがいらっしゃる
はず! 友達の話はでっちあげじゃなかった! わくわくします!
107:2000/11/02(木) 19:56
ヒンディーに「ジキジキ」という語彙があるかどうかは知りません。
しかし、大抵のインド旅行記には「ジキジキ」の話は載っているので、
私のように「ジキジキ」がインド起源だと思っている人は多いと思い
ます。また、実際インドに行けば、「ヘイ、ジャパニー、ジキジキ、
オンナ、ヤスイ」のように声をかけてくるインド人が多数いることも
事実です。(検索エンジンで「ジキジキ インド」で検索してみてください)
111:2000/11/02(木) 20:27
>10
うーん、ほんとですね。いろいろと見てみました。どうやら、ヒンディ語で「性交、
オンナ」とか、「やる」とか、そんな意味みたいですね。そこらじゅうに記述があ
って、よっぽどみんな使ってる言葉なんだなって思いました。ありがとうございま
した。先に気づくべきでしたね。

でも、どうして、日本語だなんて話になったんでしょうか? インド人はふざけて
たんだとして、ケニアと香港がわからない……。
12名無しさん@1周年:2000/11/02(木) 20:43
>>6
「カミカゼ」も同じですね。もともとの正式名称は「神風(しんぷう)特別攻撃隊」。
なぜか戦後訓読みされちゃったけど、なんか「フジヤマ」とかと同じ匂いがする。
13名無しさん@1周年:2000/11/03(金) 00:17
>>12
零式(れいしき)戦闘機もそうだよね。なぜかゼロ戦。
・・・なんでゼロと英語になる?
146:2000/11/07(火) 10:28
>もしかすると、「フジヤマ」という表現自体は、
>「日本語使用者は日本語だと思わないが非日本語使用者は日本語だと思っている」と
>日本語使用者の思っている言葉
>かもしれません。ちなみに、私は、非日本語使用者の口から「フジヤマ」を聞いたこ
>とがありません。

ミュージシャンの細野晴臣さんに "フジヤマ・ママ" という曲のカヴァーがあるのですが、
たしかこれはアメリカの女性フォークシンガーの曲がオリジナルだと聞いています。
だから歌のタイトルになるくらいはポピュラーな表現だ/だった、ってことなんではないかと。
まぁ現在の実際の使用率は分かりませんけど。
15北原忠光@57歳:2000/11/07(火) 13:58
タイ少数民族の少女を買春、撮影 57歳邦人男性を逮捕


 タイとミャンマー(ビルマ)国境付近に住む山岳少数民族シャン族の12歳の 少女をホテルに連れ込んで買春した
うえ、みだらなビデオ撮影をした疑いで邦人男性(57)が地元チェンライ県のメーサイ警察に逮捕されたことが4日、
地元タイ字紙の報道で明るみに出た。
 メーサイ警察の調べによると、この男は本籍京都府の北原忠光容疑者。2日にミャンマー国境に近いメーサイのホ
テルで逮捕された。室内からは、撮影ずみのみだらなビデオテープなどが押収された。出入国記録によれば、男は
1997年から計22回もタイを訪れていた。その都度メーサイなどに来ては、15歳以下の少女を相手に買春して、ビ
デオ撮影をしていた。警察によれば、男の本業は自動車部品販売というが、タイ少女らのビデオを日本で販売して
いたと供述しているという。

 調べによれば、今回は地元に住む日本人ブローカーに4万バーツ(約10万円)のあっせん料を払って、この少女と
買春した。ブローカーは行方をくらませているが、少女の母親には約1万バーツ(約2万5000円)を支払ったという。


 タイ北部のチェンマイ、チェンライ両県では近年、販売目的で少女のみだらなビデオ撮影をする邦人が増えてお
り、現地タイ人らのひんしゅくを買っている。今回もこの被害者の少女の面倒を見ていた地元の非政府組織(NGO)
が男の行為を知り、タイ警察に取り締まるよう通報したようだ。(21:29)
16:2000/11/07(火) 16:27
15の削除希望。目障りだ。
171:2000/11/26(日) 21:01
1です。いつぞやは皆さん、お世話になりました。

ところで、「チンチン」についてです。
(いつもこんなネタばっかりですみません……。)

ヨーロッパ語圏では、「乾杯!」の時に「チンチン!」と言うことがありますが、
これについて。

まあ、オノマトペなんでしょうが、
この語源をめぐる話というのがパーティなんかでよく出ます。

パーティで出る説明はこう。

昔、日本が鎖国をしていて、オランダと清とだけ付きあいのあった時、
長崎には、外国人向けの娼館というのがあって、
オランダ人はそこによく入り浸っていた。
娼婦は、そのシゴトをする前に、
強壮のために(?)客に酒を勧め、
「ちんちん!」と言うならわしだった。
オランダ人のほうは、それを「乾杯!」の意味だと誤解して、
自分の国に帰っても「乾杯!」の意味で用いた。
それがしだいにヨーロッパじゅうに広まった。

……本当ですかねえ?

辞書を引くと、中国語の「請請」(チンチン)から来ているとあるのですが、
もしかしたら本当はこれかもしれない……。

18:2000/11/26(日) 23:17
フランスだけではないですか?
オランダ語ではドイツ語と同じプローストのようですが?
ヨーロッパ全土ではないような・・・
19名無しさん@1周年:2000/11/28(火) 19:13
幕末の日本人とて、「カメヤ(ComeHere)」を犬の事だと勘違いしていた。

また、16世紀のアメリカ先住民も、ドイツ人が言う「ハンバーグ」を肉の事だと勘違いし、料理名になったのは有名な話。
20名無し三等兵 :2000/11/28(火) 21:03
jikijiki=フィリピン訛りが広まった
21名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/12/10(日) 17:16
記事はいけん疑似体験ばりあ
やっぱ
22:2000/12/10(日) 17:56
↑意味不明。
あんまわけわからんこと書くとおっちゃん怒るで、ほんま。
23>>22:2000/12/11(月) 00:36
おもろいなあ
24名無し象は鼻がウナギだ!:2000/12/16(土) 13:10
65年前インド人が神戸の地下街で
女3人にかこまれて息苦しそうにしてた
みるにみかねたおれはいったよ
25184:2000/12/16(土) 18:21
>>18
以前SanDiegoに語学旅行で滞在していた頃同じクラスのItalianが、乾杯の際にチンチンという(ビールのときは可でワインのときは不可)掛け声をかけるといっていました。
当然、日本語でのチンチンの意味を教えてあげました。
その限りにおいて、フランス以外にもチンチンと音頭をとるヨーロッパ人がいるようです。
26名無しさん@そうだ選挙にいこう:2000/12/21(木) 00:21
ギジギジというのは毛が擦れ合う音に由来してんじゃないの
ポカラのマーケットでタンカをみてたら店員が春画出してきて
陰湿めいた照れ笑いしながら「ふふふぎじぎじぎじぎじ」
私は美しいタンカをみたかっただけだのにおかげでタンカ買うの忘れた。
27名無しさん@1周年:2000/12/22(金) 04:06
私がインドネシアで聞いたのは「チギチギ」です。同じく、日本語でセックスのことだと言われました。
どこかでこのチギチギはスワヒリ語だと言う話を読んだような気がするのですが、定かではありません。
ちなみにインドネシア語の新聞では「シャブシャブ」を覚せい剤の意味に使っています。
28名無し象は鼻がウナギだ!

         | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         | なかよく...   |    ф          チョー
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