☆☆　鈴木孝夫　☆☆

生存中に＜全集＞が出版されています。
でも、まだ「過去の人」ではありません。

この人のすごさが分かる著作を教えてください。

最近この人の本読んでないな。
何か良い本出てる？

こんな紹介が、ある。↓
http://user2.allnet.ne.jp/noz/SUZUKI/

＞４
あ、どーも。
うーん、近年のは「日本人はなぜ英語ができないか」を読んじゃったからなあ。

蓮実重彦『反＝日本語論』で、鈴木孝夫の言語学者らしからぬ誤謬が指摘されたりしてましたっけね。
言語社会学がご専門とのことですが(社会言語学ではない)、言語学者としては如何なものなのやら。

どんな誤謬ですか？

「教養としての言語学」読んだら大学医学部に進んだって書いてあったけど
文学部卒って書いてあるのはなぜ。途中でかえたの？

医学部から文学部に転入、ドイツ語が得意だったため古英語の授業で好成績を取り、
その先生に見こまれて古英語の後継者となるはずが、天才･井筒俊彦の門下に鞍替え
することとなり、イスラム圏研究の道に。しかし在外研究員として派遣されているときに
井筒に「一週間後にスーフィズムについて発表したまえ」と言われて山のような文献を
手渡され、こりゃかなわんと苦し紛れに日本語の自称詞／他称詞の問題について発表し
たのが今の道に進むきっかけだったそうです。以上、記憶に頼っている上にご本人の
誇張もあるはずで、不正確とは思いますが先生の略歴です。

http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sociology&key=970445543
＞６
＞ところで、言語社会学と社会言語学。経済社会学と社会経済学などなど
＞違いはいったいなに

７への返答は以下の「『反＝日本語論』」スレッドにあります。
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=gengo&key=963062582

あげ

言語社会学って英語でなんていうの。

言語社会学がlinguistic sociologyで、
社会言語学がsociolinguistics
じゃなかったっけ？

社会学板の「鈴木孝夫」スレッドで論争してる。↓
http://mentai.2ch.net/test/read.cgi?bbs=sociology&key=970445543&ls=50

ってことは、言語社会学者を名乗る鈴木孝夫は、
所詮社会学者であって、言語学者ではないんだね。
でも世間にはあれで言語学者だと見られてるしなあ……。

ag

何故、社会学版に？＞15

>>16
言語社会学者が言語学者か社会学者かなんて
ほとんど属している学会や大学のシステム上の分類でしかないのでは？
「脳による理解」の問題について
認知心理学と神経科学と情報工学で共同研究とかしますけど、
アプローチの方法が違うだけで目指すところは近いでしょう。
要は、鈴木氏の残した仕事が言語学の分野において重要であったと、
だから「言語学者だと見られてる」ので、それはそれでいいのでは？
肩書よりも成果を見ましょうよ。
（鈴木氏の社会学の成果ってあんまり知らない。俺って無学？）

「日本人は何故英語が出来ないか」を読んだよ。
とても筋が通っていてよいと思ったのだけど、皆はどうよ。

あげ

>>20
うん。言語学かどうかと関係なく、あれはいい本だ。

こんなやりとりを見つけた。
http://www.asahi-net.or.jp/~AX9Y-NIS/gogaku/kaoki(1).htm

「英語はいらない!?」を読んだ記念age。
痛快でした。でも言語学より社会学板行きかも…

鈴木氏の話を生で聞いたよ。
ハイテンションで才気溢れるご老人だった。

早く逝け

「英語はいらない？」と「日本語は国際語になりうるか？」をよみました。

あげ

どうして岩波はこの人の本を出すの？
岩波の社是と鈴木氏の思想って、左右両極に思えるんだけど。

「ことばと文化」「閉ざされた言語・日本語の世界」「武器としての言葉」
などがオススメです。ちなみに鈴木氏はインターネットは知らないとある
シンポでおっしゃていました。

>>30
岩波が田中克彦とケンカでもしたのでは（藁？
一橋一派の最近の本は何か為になることが書かれていたためしがないし。

>>32
誰だって田中とは喧嘩したくもなるわい。
田中は痛すぎる。
スレ違いごめん。

>>33
オマエモナー

>>30
全共闘以来の短絡病。

自分を棚にあげて日本の悪口言えば左翼で、
自分の言語と文化の中に法則性を見出すと右翼なのか。

「岩波の思想」とやらと「鈴木の思想」が左右両極だというのが理解しがたい。

「岩波の思想」とやらが「鈴木の思想」と特に対立するものだとも思えないが。

鈴木先生は自宅近くを愛犬と散歩しながらゴミ拾いするのが日課だそうです。
あと長野の別荘で野鳥の観察もされているので自然動植物や環境問題にも造詣が深いようです。

鈴木孝夫氏は、別に政治的な発言はしていないのでは？
言語に関しては、守旧派だと思うけど(漢字擁護論)。
彼の漢字擁護論を読んだけど、「こりゃだめだ」と思った。彼は外国人に日本語を教えたことがないでしょう？

確か、慶應医学部に入学したけど、文学部に点部しようとして、教授に疑われた話をどこかで読んだ。
「医学部から文学部に移る奴はいない、共産党の文学部オルグを命じられたのではないか。共産党員でないことを証明せよ」と教授に言われたとか。
「共産党員であるという証明なら、代々木に行けば貰えるかもしれませんが、共産党員でないという証明はどこで貰えるのでしょうか」と反問したそーな。
米国に留学した時は、理想化していた自由の国と現実のギャップの大きさに不満を漏らしていたので、「共産主義者のスパイではないか」と疑われたそーな。

朝鮮語を習ったことがあり､母語の中の漢字語彙の意味の把握に苦労している
韓国人の本音を聞いたことがあれば､鈴木の漢字談義は原則として納得のいく
ものだと思う。木を見て森を見ない日本語教師が、コンプレックスの裏返しで
日本語における漢字の使用の破格なところばかりをあげつらい嘲笑する中国人に
ばかり接していれば､逆に鈴木漢字談義をおめでたいと錯覚するだろう。

鈴木氏は「大東亜戦争」という呼称にこだわるのは､
単なる世代だけの問題でしょうか？

「太平洋」では実態にあわないからです。言い換えと言葉狩りによって
他者の口を封じるのが「戦後民主主義」という名のファシズムの特徴。

ttp://www.toyama-cmt.ac.jp/~kanagawa/gogaku.html
隣がソニーの盛田昭夫会長宅なので新製品がゴミとなっているので
貰ってきて使っているとか。

age

著作集読みました。
かなり意見の重なっている部分が多くて、
あの人は言いたいことが決まっていて、
それを表現を変えて繰り返して言っているという感じです。
よくもわるくも芯が通っています。
ただし、あの意見を受け入れがたい方々もいるとは思いますけどね。
オレも岩波ってのは意外な感じがするね。
生で聴いてみたいね。