1 :
名無しさん :
2000/05/19(金) 01:07 初歩から学びたいのですが、 お勧めの文献、サイト等がありましたら、 ぜひ教えて下さい。 お願いします。
[「チョムスキー小事典」 「チョムスキー理論事典」 というのがあるので、まずそれを読み、著作を 確認して下さい。 でも、私(もうすぐ33)が昔買った本なので、 「Barriers」くらいまでしかフォローしてなかった。 改訂版でも出てるかな?それとも絶版? ちなみにうちにあるのは、 「言語論」 「言葉と認識」 「チョムスキーとの対話」 「言語と精神」 「言語と知識」 「ことばの理論 学習の理論」これは、ピアジェ派の 発達心理学者たちとの討論
3 :
ンガボ藤井 :2000/05/19(金) 05:11
文法理論のテクニカルなところは、 「現代の文法理論」という本で勉強しました。 一応、卒論がAIだったので、計算機寄りのも まとめてみておきたかったので
4 :
町田健 :2000/05/19(金) 10:50
おれの本にきまってるだろ
5 :
田中克彦 :2000/05/19(金) 11:14
おれのも忘れるなよ
6 :
>4 :2000/05/19(金) 12:23
ほんものですか? いつもお世話になっております。 先日「生成文法がわかる本」買わせていただきました。 あいかわらずギャグ満載でとばしていらっしゃいますね。 もうチョムスキーはこわくない! はず です。 ほんものでもこういうとこに書き込みそうだからなー。
7 :
>4 :2000/05/19(金) 12:30
ところで、「東京大学助手助手(筆者紹介)」って何すか?
8 :
やっぱ :2000/05/21(日) 03:58
Aspectsじゃない? あ、あと、Lasnikが今年出した"Syntactic Structures Revisited" もいいかもしれない。まだ全部読んでないので断言は出来ないけど。
9 :
名無しさん :2000/05/25(木) 01:39
町田健さんの本買おうと思ってまだかってないのですが。 今日も買いに行こうと思ったのだけど。 言語学が好きになる本も買いました〜。 ご本人がここにいらっしゃったらいいのに。 気楽に読めて、かつ役に立つので愛読してます。
10 :
名無しさん :2000/05/28(日) 04:03
丁寧なレスありがとうございました。 特に、ンガボ藤井さん、大変参考になりました。 お礼が遅れて申し訳ありません。 まだ初心者なのですが、教えていただいた本を参考に、 生成文法の勉強をがんばっていきたいと思います。
11 :
ンガボ藤井 :2000/05/30(火) 17:05
がんばって下さい! まずはGB理論あたりをおさえることと、 チョムスキーの言語観の正確なフォローが目標かな。 自分なりの視点を後々作っていくにしろ、まずはそこからだろうしね。ほんとにがんばってね!
12 :
名無しさん :2000/06/06(火) 18:25
町田健の本、みんな馬鹿にするけどけっこういい本だと思うよ。 非生成文法家がなんで生成文法に対して持つ不信感みたいなものも 率直に書いていて参考になる。
13 :
名無しさん :2000/06/06(火) 18:27
>非生成文法家がなんで生成文法に対して持つ不信感みたいなものも 「なんで」を削除
14 :
衝動派 :2000/06/07(水) 21:01
>不信感みたいなものも素直に書いていて これが困りものと感じてる。まともな「不信感」部分は 表明はしてても、答え無し状態と読みました。特にそう いう部分の文体が、逃げ逃げ丸出しでしょ。こりゃあ 読んでいてフラストレーション全開ですよ。「生成文法」の 紹介でありながら「こんな自明なこともおざなりにしてる 文法理論なんですよ」とバカにしてるかのよう。ソシュール の人だからの距離の置きようなのだろうが、だったら 「ソシュールじゃどーするの?」と食ってかかりたくなります。
15 :
名無しさん :2000/06/11(日) 05:30
生成文法の用語辞典でいいものありませんか?
16 :
>14 :2000/06/12(月) 05:51
何かビリーバー論法だよ、それ。
17 :
衝動派 :2000/06/13(火) 18:18
>16 だって、採ってる枠組みなんだもん。この枠組み採ると、ビリー バーって呼ばれるらしいけど(笑) ネタがあっても、理論がないとペーパー書けないっしょ。いろいろ 理論を比較すると、さしあたり一番欠陥が少なく、一番明示的に 思えるんっす。素人向けの紹介書で、「この理論、ここら辺が問題だ」 と書いてて、「おお、じゃあ、どうするんだあ?」って読んでいっても なんにも代案なしじゃ、「あのねえ、ちょっとお〜」って言いたくなる のは人情じゃあ?
18 :
>17 :2000/06/13(火) 18:43
本当に色々理論を比較した上で生成文法が「一番欠陥が少なく」 思えるんなら、君は本物のビリーバーだ。がんばれ。
19 :
衝動派 :2000/06/13(火) 19:58
>18 ありがとう。頑張ります。
20 :
名無しさん :2000/06/15(木) 10:38
数学みたいに証明ができたり、実験科学みたいに実証ができる分野では ないので、やはり最終的には「信ずるか信じないか」にならざるを得な いのでは? 「信ずる」というのは、より厳密にいえば「作業仮説としての妥当性 を認める」ということかな
21 :
名無しさん@1周年 :2000/07/02(日) 15:59
「統率」の定義って本によってちがうのでしょうか?
22 :
名無しさん@1周年 :2000/07/03(月) 05:48
23 :
名無しさん@1周年 :2000/07/03(月) 14:23
つーか今時GBなんてやってる人いるの? Minimalismじゃない? 生成文法を基礎からやりたいなら、もちろんGBも 避けて通れないけど、理論はもうその頃より2世代くらい 先に進んでるよ。 入門書は、OuhallaのIntroducing Transformational Grammar (1999)が人気。 最近の理論についても触れている。 それより昔のでいいならRadfordのTransformational Grammar (1988)かな。 くどいくらいに丁寧でわかりやすい。 日本語の本なら岩波の言語の科学シリーズ。 >15 辞典は生成文法用語辞典つーのがある。結構新しい。 >21 統率の定義は人によって違います。一般的にはチョムスキーのBarriersでの 定義をとっていると思いますが。
24 :
名無しさん@1周年 :2000/07/10(月) 23:46
いま授業でやって鱒けど。。
25 :
名無しさん :2000/07/14(金) 20:44
知の欺瞞
26 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 21:40
典型的お調子者の25さん。ソーカルが何を言いたかったか、ちゃんと 読み直すように。
27 :
>26 :2000/07/14(金) 22:18
要するに、科学の威を借りたチョムスキーの空理論は使い物にならない。
28 :
。 :2000/07/14(金) 22:25
その本通読してないけれども、チョムスキーの発言からの 引用は一箇所?ありましたね。 著者の主張を支持する形で引かれてたと記憶していますが。
29 :
>27 :2000/07/14(金) 23:04
「使い物にならない」という言葉に、27の痛々しさが見えている。
30 :
27>29 :2000/07/14(金) 23:35
[N 科学][P の][N 威][P を][V 借り][AUX た][N チョムスキー][P の][N 空理論][P は][N 使い物][P に][V なら][AUX ない] [NP[N 科学][P の]][NP[N 威][P を]][VP[V 借り][AUX た]][NP[N チョムスキー][P の]][NP[N 空理論][P は]][NP[N 使い物][P に]][VP[V なら][AUX ない]] [NP[NP[N 科学][P の]][NP[N 威][P を]]][VP[V 借り][AUX た]][NP[NP[N チョムスキー][P の]][NP[N 空理論][P は]]][VP[NP[N 使い物][P に]][VP[V なら][AUX ない]]]
31 :
27>29 :2000/07/14(金) 23:41
[VP[NP[NP[N 科学][P の]][NP[N 威][P を]]][VP[V 借り][AUX た]]][NP[NP[N チョムスキー][P の]][NP[N 空理論][P は]]][VP[NP[N 使い物][P に]][VP[V なら][AUX ない]]] [NP[VP[NP[NP[N 科学][P の]][NP[N 威][P を]]][VP[V 借り][AUX た]]][NP[NP[N チョムスキー][P の]][NP[N 空理論][P は]]]][VP[NP[N 使い物][P に]][VP[V なら][AUX ない]]] [S[NP[VP[NP[NP[N 科学][P の]][NP[N 威][P を]]][VP[V 借り][AUX た]]][NP[NP[N チョムスキー][P の]][NP[N 空理論][P は]]]][VP[NP[N 使い物][P に]][VP[V なら][AUX ない]]]]
32 :
29>27 :2000/07/14(金) 23:53
「NPは」はトピックなので主語の位置に置くことに慎重になるべきと 思われます。「・・・になる」の「に」は後置詞なのでしょうか。 日本語の否定辞の「ない」は形容詞的性格も備えていると思われます。 AUXとするだけでよいのかと一考した方が良いと思われます。そして、 書き言葉による伝達とは言え、談話があるはずです。談話の話題との 関連性にご注意なされた方がよいと思われます。
33 :
名無しさん@1周年 :2000/07/14(金) 23:57
30@`31(27)はその構文を示すことで何が言いたかったのか? そしてソーカルはどこへ。
34 :
27>32 :2000/07/15(土) 00:06
要するにチョムスキーのアプローチを計算機上でシミュレーションすると、 ノード数nに対して括弧のつけ方が指数関数的に組み合わせ爆発するので、 今だにまともな手法が無いということです。
35 :
29>34 :2000/07/15(土) 00:19
計算機でのシミュレーション可能性と、文法理論の(一定範囲の)経験 的事実を説明する陳述の妥当性とはどの程度の関係があるのでしょうか。 (現在のハードウェアの現在のプログラムを備えた)計算機にうまく 乗らないということが、経験科学の陳述の欠点となるのでしょうか? チョムスキーのアプローチは、確かに計算のアルゴリズムを示し得て いません。が、言語に関する計算が満たさなければならない条件・制約 は、それこそ中心課題として常に前面で議論されていると思われます。 アルゴリズムに(現在の理解では)容易には乗らない計算というものの 存在は否定できないと思われるのです。
36 :
>34 :2000/07/15(土) 05:43
>要するにチョムスキーのアプローチを計算機上でシミュレーションすると、 >ノード数nに対して括弧のつけ方が指数関数的に組み合わせ爆発するので、 >今だにまともな手法が無いということです。 それがどうしてまずいのでしょうかー
37 :
名無しさん@1周年 :2000/07/15(土) 09:16
ソーカル関係無いじゃん
38 :
>36 :2000/07/15(土) 15:30
>それがどうしてまずいのでしょうかー 文学部の学問としてはこれでも十分かも知れませんが、 工学的には使い物にならない技術はまずいです。
つーか、30と31のやり方間違っていねーか? 損な気がするんでさげ
40 :
横レスですが35です :2000/07/16(日) 22:45
>38 生成文法は技術ではないのです。科学理論なんです。 技術的に使い物になるかどうか、正直、知ったこっちゃないんです。 >37 生成文法に対して「科学のいを借りて」という反論があるかも知れません。 何が科学で何が科学ではないかというdemarcationは科学哲学的には 大問題かも知れないと思います。しかし、いい加減な言葉で煽るだけ 煽りっぱなしの言語論が多いと思います。それに対して、生成文法は それこそ、諸概念をできるだけ誠実に、できるだけ明示的にして話を 進めようとしているのではないでしょうか。その意味で、ソーカルは 生成文法には好意的になるはずですし、ちまたに溢れる言語論には 腹立たしく感じるはずなのではないだろうかと思うのです。いや、別に ソーカルには関係なく、僕にとっては当たり前の反応ですが。 だから
41 :
40 :2000/07/16(日) 22:47
「だから」は余計、削除し忘れでした。失礼。
42 :
>38 :2000/07/17(月) 01:22
>文学部の学問としてはこれでも十分かも知れませんが、 >工学的には使い物にならない技術はまずいです。 工学的に使い物にならない技術は「科学の威を借りる空理論」ないのでしょうかー ソーカルは工学的に使い物にならない技術を指して「知の欺瞞」と呼んだのでしょうかー ??????
43 :
>42 :2000/07/17(月) 01:23
ないのでしょうかー→なのでしょうかー 失礼失礼。
44 :
名無しさん@1周年 :2000/07/17(月) 09:43
>25 ソーカルとチョムスキーって 政治的な立場は似てないか? 「知の欺瞞」に チョムスキーの引用は数カ所はあったと思うけど 健全な科学者のポストモダニストへの感想というカタチだったよ。
45 :
名無しさん :2000/08/17(木) 19:29
So what?
46 :
差し戻し :2000/09/10(日) 07:29
統語論以外の生成文法ってどんなんあるんですか。
47 :
生成文法って :2000/09/10(日) 07:44
英語の母語話者が英語を対象にして行う研究を自粛すればいいと思う。 つまり、英語母語話者は他の言語だけを扱うようにする。 そうすれば、看板通り普遍主義的言語理論になるんじゃないかな。 英語以外の言語を表示しにくい今のコンピュータのデータ規格と、 生成文法って、何か感覚的に近い物を感じてしまうんだよな。
48 :
↑ :2000/09/11(月) 05:34
フランス人のマリナ・ヤグェーロも、 「英語の普遍化という点では、生成変形文法がアメリカで生まれ、理論の多少ともきちんとした適用の対象が英語だけに限られたという事実は、「アングロ=サクソン帝国主義」のまた別の一面ではないでしょうか」 と書いてましたな。『言語の夢想者:一七世紀普遍言語から現代SFまで』(工作舎、1990)p.108。 すると、英語以外の適用例として、日本語の生成文法的研究は世界であまり認められてないのかなあ? それともやはり日本の言語学はアメリカの植民地ってことですかね。
49 :
名無しさん@1周年 :2000/09/18(月) 14:09
日本語の生成文法的研究が生成文法の理論の変化に 寄与した例ってどんなのがありますか。
50 :
名無しさん@1周年 :2000/09/22(金) 17:41
今現在チョムスキーの考えとは合致しない生成文法の流派?って ありますか。
51 :
>50 :2000/09/23(土) 20:52
52 :
>46 :2000/09/24(日) 20:00
音韻論に適用したのが生成音韻論です。
53 :
46>52 :2000/09/25(月) 05:55
それって、それなりに成果は挙げてるんですか? どうも生成文法は統語論ばっかしに偏ってるって印象が強いけど、誤解ですか。 もしや単なる偏りでなくて方法的な限界を反映してるってことはありませんかね。
54 :
名無しさん@1周年 :2000/09/25(月) 13:06
>53 あのね、本は山ほど出てるよ... 言語学やってて知らないんだったら、不勉強としかいいようがない。
55 :
46=53 :2000/09/26(火) 13:12
言語学は門外漢の垣覗きです。 生成音韻論なるものがあることは知ってましたが、あまり目にしないので53みたいに尋ねた次第。 「本は山ほど出てる」のでしたら、手頃なものを挙げて下さいませんか。 それに、生成文法が統語論中心であるのは儼然たる事実ではないのですか。違ってるならどうかご教示下さい。
56 :
名無しさん@1周年 :2000/09/26(火) 16:28
Noam Chomsky and Morris Halle. 1968. "Sound Patterns of English" は、最初の生成音韻論を扱った書物だけど、門外漢には難しいだろうし、 その後の理論的発展をカバーできないから、 John A. Goldsmith. 1995. " The Handbook of Phonological Theory" で概略をつかんで、 Michael Kenstowicz. 1994. "Phonology in Generative Grammar" で、詳しく勉強したらいいんじゃない。 Iggy roca and Wyn Johnson. 1999. "A Couese in Phonology" も新しい知見を含んでいてお勧め。後ろ二冊は、大学の教科書だから そんなに難しくないし、参考文献もきちんと載っています。参考文献 を見れば、生成音韻論とそこから発展した理論が盛んに研究されてい ることもわかるでしょう。 # 日本語で書かれたよいものは知らないので挙げられません。知ってる方 # 教えて下さい。 >それに、生成文法が統語論中心であるのは 多分そう言っていいのだけど、統語論ばかりが研究されているわけでは ありません。今挙げた音韻論や、無理のない理由で廃れてしまいました が、意味論の研究もありました。 # 意味論の研究の方は、面白いんだけど無理がありすぎましたねぇ。 # 提唱したのはLakoffという研究者です。
57 :
46=53=55こと初学者 :2000/09/27(水) 17:01
ご示教、有り難うございます。>56 しかし英語原著は入手も読破も厄介なので、邦語文献ご存知の方いらっしゃいませんか。>皆様 ところでレイコフの生成意味論の難点はどこで、何が無理だったのか、今少しお漏らしいただけると参考になります。それは生成文法自体があまり意味論に向かないってことではないのですか。>56
58 :
56 :2000/09/28(木) 14:06
簡単に言ってしまうと、生成意味論による説明が、かならずしも英語の 言語事実を説明しきれていないという点が問題とされたようです。 また、生成意味論では、killという動詞をcause X to come to be not alive という風に分解していくのですが、そうした分解の際に必要となる要素(この 場合にはalive とかcauseなど)がどれくらい必要になるのかという点も 問題にされました(有限の要素に収まりそうにもないから)。 詳しくは、研究社の新英語学辞典のgenerative semanticsの項を参照して下さい。
59 :
名無しさん@1周年 :2000/10/04(水) 17:29
あげ。
60 :
名無しさん@1周年 :2000/10/04(水) 17:39
町田氏のは「生成文法が好きになる本」を書いてくれなかったのが 良くないところなのでしょう。
61 :
>57 :2000/10/04(水) 23:50
日本語で生成音韻論の教科書って見ないよね。 OTまでカバーしたやつ誰か書いてくれんかな?
>61 お願いだから書いて(笑 対象を日本語に限定すれば、窪薗春夫「日本語の音声」がいいんじゃないかと 思うんですが...
63 :
名無しさん@1周年 :2000/10/05(木) 17:25
窪園さんのはよくわからん例え話で????が多い。 ちなみに晴夫が正しい。 というかなんでいまさら生成音韻論?
64 :
名無しさん@1周年 :2000/10/05(木) 17:26
窪園さんのはよくわからん例え話で????が多い。 ちなみに晴夫が正しい。 というかなんでいまさらチョムスキー?(←彼、まだ生きてたね)
65 :
名無しさん@1周年 :2000/10/05(木) 17:33
薗、が正しいみたいだよ。
66 :
質問 :2000/10/15(日) 00:21
音韻論は死ロートなんですが・・・ 音素設定の基準がhogehogeだったんじゃ。ただの相補分布じゃ非常に 異質なペアが同じ音素に分類されてしまうという問題がでちゃって、 音の自然類(natural class)が捉えられないってことだったような 気がしてますが、もちろんあやふやなのでsageレスです。 音韻素性のレベルまで分解しようよ、そうすると、これこれの共通性が 見えてくるよ、ってのが生成音韻論につながる道だと思います。
68 :
名無し :2000/10/15(日) 22:28
ジョージ・スタイナーの「人語はさまざま」(邦訳『脱領域の知性』河出書房新社、所収)の脚註は、チョムスキーからの私信による論評を多数含みつつそれへのコメントから成るんですけど、特に生成音韻論に関して、 「チョムスキーはモリス・ハレとの共著(一九六八)『英語の音パターン』を引用して、これまで発表されたなかで「普遍文法について最も驚歎すべき結果」を含むと言うとき、彼は大部分の言語学者が、生成変形文法の主張の最も弱点であるとみなすものをさいていることになる。音声学者が指摘したように、チョムスキーとハレが提出している例は、多くの場合、《アメリカ》英語とは区別された《英語》(一般)にさえもあてはまってない」 とあります。 音声学者の生成音韻論批判は具体的にはどんなだったんですかねえ。 服部四郎なんかは、音の自然類を考慮しても「音素」概念を手放す必要無しとしてたみたいだけど。
69 :
名無しさん@1周年 :2000/10/26(木) 13:00
生成文法の事典か辞典を一つ買おうと思うのですが何が良いでしょうか。 「一つ辞典ができるともう古くなっている」とききましたが。。
71 :
位相幾何学者 :2000/11/04(土) 05:08
phaseって呼び方、どこからパクッてきたんか、誰か知ってる?
72 :
from MIT :2000/11/04(土) 12:24
今年MITに博士論文を提出したアメリカ人(John Nissenbaum)に聞 いたことがあるんですが、派生のstageとかstepとかと区別したい だけで、特に意味はないそうです。で全く別の話になるんですが、 David Pesetskyによると、Derivation by Phaseにprobeとかgoal とかいう言葉がでてくるのは、Chomskyが99年(98年かな)に 手術を受ける際の検査で医療器具の探針(probe)を使って目標(goal) となる患部を探り当てていたことに由来するそうです。勉強になっ た?
73 :
位相幾何学者 :2000/11/04(土) 12:38
いやね、Juan のRhyme & Reasonにトポロジーのことが出てきたから、ちょっと 気になってたのさ。 probeはDNA probeからだろうと想像してたんだけど、違ったか。 チョムちゃん、ガンだって聞いたけど、どこのガン?
74 :
名無しさん@1周年 :2000/11/04(土) 13:02
どこの癌かは知らないけど、今は元気だよ。
75 :
生成ビリーバ :2000/11/04(土) 14:41
phase、「ネオ循環節点」とでも名付けてくれりゃよかったのにと思ってるのは俺だけ?
76 :
名無しさん@1周年 :2000/11/04(土) 14:51
ハイパーバリア(意味不明)
77 :
世界@名無史さん :2000/11/04(土) 20:05
>67 英語だとngとhが相補分布しちゃうんですよね。
78 :
チョム介 :2000/11/05(日) 05:24
>>72 Earlinessの復権で、Pesetskyはウハウハなんかな?
しかし、MITに留学してて2chなんか来てんのかよー、ったくもー(ワラ
79 :
72 :2000/11/05(日) 12:45
↑確かに(藁。問題ありますね。回りからもここに書くなら論文かけと 怒られました。以降ROMに徹します。←って全然理解してないじゃん。
80 :
チョム介 :2000/11/05(日) 21:41
phonological borderとかedgeとか逝ってるけど、なんで シンタクスが音韻情報にアクセスできるんか? (ツッコミたくなったでしょ? ほら、書け、書くのだ〜)
↑ でもMITのファカルティの方は、そのような怒り方はしないのじゃ? ここは政治の評論活動も活発なチョムスキーに倣って、2ch書き込み& 論文書きの二足のワラじということで、どうかひとつ(笑)
あ、チョム介さんの書き込みが・・・。80の↑先は79でした。
80じゃなくて81だった。鬱だ。本当に死のう。
チョムやんには頑張ってほしいんだけど、もう終わりかな・・・。Who's next?
Who's gonna die first? が一番クルーシャルなのかもしれない(意味不明)
86 :
チョム介 :2000/11/10(金) 02:08
>>85 この場合のwhoはD-linkされてるんだよね(藁
87 :
名無しさん@1周年 :2000/11/13(月) 18:22
著無隙ーが氏んでしまったら理論言語学の世界はどうなりますか
88 :
名無しさん@1周年 :2000/11/20(月) 05:34
窪薗さんの本はとても面白い。 確かによく分からん例はあるが、比較的親しみやすいよ。
89 :
名無しさん@1周年 :2000/11/21(火) 19:26
相補分布っていうのはウルトラセブンと諸星ダンの関係みたいなもんです、とか。
↑その喩えは、今の学生に通じるのかぁ?でも町田氏のギャグ よりはセンスがある。(笑)
91 :
名無しさん@1周年 :2000/11/28(火) 20:13
チョムスキー読みの英語知らず。
92 :
↑ :2000/11/29(水) 00:52
別にそれでなーんも問題ないんじゃ?(ワラ
93 :
名無しさん@1周年 :2000/11/29(水) 16:13
チョムスキアンって、妙なプライドがあるけど、偉いのはチョムスキー 本人で、そこを錯覚しちゃいけないんだよね。
94 :
名無しさん@1周年 :2000/11/29(水) 19:23
チョムスキーは時代遅れ。
95 :
N-yam :2000/11/29(水) 19:57
96 :
おめこ :2000/11/29(水) 21:35
ホムはただのペテン師です。代数学が得意でほんの少し 他の言語学者よりもレトリックに長けていただけの人。 新興宗教の教祖になれば今より成功していたでしょう。
97 :
名無しさん@1周年 :2000/11/29(水) 21:51
ルサンチマンばっかり(ワラ
98 :
名無しさん@1周年 :2000/11/30(木) 17:54
理論言語学のチョムスキー支配は終わっているのでしょうか。 あるいは終わりつつあるのか、でなければまだまだ続くんでしょうか。
99 :
名無しさん@1周年 :2000/12/08(金) 17:02
いま大学で生成文法の授業するときは どの辺をやるものなんでしょう。 初期?GB?ミニマリズム?
100 :
名無しさん@1周年 :2000/12/13(水) 13:49
GBは学部で言えば特講、修士レベルじゃないかな。 それにしても、この分野って就職大変そう。。。
101 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/13(水) 14:09
就職なんてないよ。 博士もっててもないのに。
102 :
名無しさん@1周年 :2000/12/14(木) 00:34
>98 彼がポックリ逝けば終るでしょう。
103 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/14(木) 02:29
岩波現代文庫「チョムスキー」(田中克彦!)新装版 12月15日発売です
104 :
>102 :2000/12/14(木) 02:42
なぜそう言える?
105 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/14(木) 06:51
>103 「買ってはいけない」スレと間違えてませんか(藁
106 :
103番さん :2000/12/14(木) 07:41
内容を知った上でわざとなのか、無知なのか、どっちなんだ君は?
107 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/15(金) 17:40
大航海のチョム特集号の計算機方面の人が書いた文章の中に 「彼のGB理論(Government and Binding theory)をプログラムとして定式化し、 そのプログラムを変換していくという理論的な仕事をしたM・ジョンソンは(なんたらかんたら)」 て書いてあって興味あるんですけど、文献情報が書いてなかったので 知ってる人教えてください。
108 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/24(日) 05:36
なんであの雑誌、文献情報載せねーんだ。 学術誌じゃないからなんていいわけにならんぞい。 だいたい執筆者もそれくらい気づけよ。 小銭稼ぎのつもりなんだろーけどさ。
109 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2000/12/31(日) 06:38
age
110 :
名無し象は鼻がウナギだ! :2001/01/03(水) 03:45
>107さん Mark Johnson(1989) Parsing as Deducation:The Use of Knowledge of Language Journal of Psycholinguistic Research@`vol18@`no1@`105-127 かなあ?
111 :
107 :2001/01/09(火) 12:50
110さん、ありがとうございます。 確認してみます。
たしかGBをインプリしたという話だったと思うけど
113 :
言語学部OB :
2001/01/19(金) 00:42 チョムスキーの言語理論はおれも西洋言語しか似合わないように思う。 例文でスワヒリとか東南アジアの言語が出て来たりするけど、 都合のいいところだけ引っ張り出してだけってのが多いでしょ。 あれでは日本語を完全にはとても説明できんと思ったが。 しかしGBを修士以上でしかやらんとしたらレベル落ちてるな今の大学は。 GBやらんとmoveαわからんやろ。