品詞「形容動詞」は是か非か。

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ちなみに、
我が輩は、
「否」である。
理由は、まだない。
2名無しさん:2000/04/03(月) 18:49
外国人にゃ形容詞の一種として教えてるみたいだな。
3名無しさん:2000/04/03(月) 20:19
形容動詞は名詞に近いので(有名な人⇔無名の人)形容名詞
形容詞は印欧語と比較すると動詞にちかい(コプラ + 印欧語の形容詞)
形容動詞にしたほうが良いと思います。今からじゃ無理だけど。
4衝動派:2000/04/03(月) 23:22
品詞なんて区別できりゃあいいんでしょ。
念頭にあるのは[+/- V/N]なのかな?
形容詞とも名詞とも動詞とも違う語類があるってのは
直感的にも、各種統語的意味的テストでも確かだと思うんだけど。
そいつを「形容動詞」って呼ぶのが気にくわないっていうなら
別に異論はないけど、そいつを「形容詞」とか「名詞」とか
「動詞」とかに融合させちまおうと言うんだったら、あれれと思う。
5名無しさん:2000/04/04(火) 02:27
2さんの発言をも少し詳しく言うと、
日本語教育の立場では、文部省式文法の「形容詞」を「イ形容詞」、
同じく「形容動詞」を「ナ形容詞」と呼んでいます。私はこれに賛成。
機能を同じくする語の全てが同じ形式を持つと言う保証はなく、
それらが2つ以上の範疇を作ると言うことはどの言語にもいくらかはあるでしょう。
さりとて機能の類似性も無視できない。でも品詞とは機能優先の分類基準なの
ですから、まず機能面から「形容詞」と言う類を立て、それを形式面から
「イ」型と「ナ」型に分けるのが妥当でしょう。
3さんの話には一部異論があります。形容動詞の語尾の方が、
むしろ形容詞の語尾より「コプラ」に似ていますね。私の想像ですが
「形容動詞」の名の起こりは文語「なり」(口語「だ」)という「助
動詞」を意識したものではないでしょうか。それ以外の点では、
言い方は異なっていても、日本語の「形容詞らしきもの」には、
「動詞型」と「(名詞+コプラ)型」のものがある、と言う点では
みなさん一致していますね。
なお、「形容詞」と言う品詞の通言語的な不安定性については、
ちょっと前(去年?一昨年?)の月刊『言語』で特集が組まれていたと記憶しています。
6過激派:2000/04/04(火) 04:45
形容動詞でいい。

このナプキンを使えば夜も安全だ。 (形容動詞・安全-だ)
私が最も重視しているのは現場の安全だ。 (名詞・安全、 動詞・だ)

上の2つはもちろん、形容名詞、という考え方でも説明はつくが、私は
すっきりしない。というか虫が好かん。後続のコプラとの密着性が違う。

それに、形容名詞、で分析するよりも、安全な(環境)、安全に
(作業する)などの後続成分「-dat(た)、-な、-に」を1つの
シリーズで扱えるのが気持ちええ。
7名無しさん:2000/04/06(木) 22:18
形容動詞もネーミングがひどいが、まあしょうがねえとは思う。
だが、国語学でいう副助詞が非常に気持ち悪い。何とかしてくれ
(にしても、やだな、この「国語学」という名前。国語学全体が
腐っているような印象丸出し)
8名無しさん:2000/04/11(火) 03:49
9名無しさん@1周年 :2000/10/07(土) 20:42
時枝文法や三浦つとむは、体言+助動詞の立場を取って、
形容動詞を独立した品詞として認めませんよね。
この説、いまの国語学界では黙殺されてるんですか?
10名無しさん@1周年 :2000/10/08(日) 08:06
>>7
未整理助詞
11名無しさん@1周年 :2000/10/09(月) 01:32
そもそもフツー日本人が
「名詞+だ」と「形容動詞」を感覚的に異なると
感じてますかね?
「このナプキンを使えば夜も安全だ」の最後の「だ」は
極めて良く省略されてませんか?
って言うより、むしろきちんと説明する場面、明確に説明する場面で
助動詞「だ」を使うような場合のみ、
形容動詞の「だ」部分が現れているのではないですか。
と言うわけで、9で紹介された説を支持します。
12若年寄 :2000/10/09(月) 18:02
しかし形容動詞といふカテゴリーを廃して体言+助動詞と説明する場合、
助動詞が付いて用言化(形容動詞化)する体言としない体言との差異感は
どう説明してくれるのでせう。
また「上手だ」「○×上戸な」といふ形容動詞の場合、
「上手」「上戸」を体言(名詞)としても、
「聞き上手」「笑ひ上戸」のやうな複合語において
「聞き」「笑ひ」は連用形ですから、
これが体言でなく用言である證拠ではありませんか。
この辺、やはり再考の餘地があります。
13名無しさん@1周年 :2000/10/10(火) 19:08
>助動詞が付いて用言化(形容動詞化)する体言としない体言
これの具体例はなんでしょうか。

>「聞き上手」「笑ひ上戸」のやうな複合語において
>「聞き」「笑ひ」は連用形ですから、
>これが体言でなく用言である證拠ではありませんか。
「複合語の前項が連用形ならば後項は用言である」ということであれば
泣き虫、流れ星、積み木、の虫、星、木も用言ですか?
その論じ方は間違っていると思いますが。
14:2000/10/10(火) 20:03
形容動詞的に活用するのは体言の一部だけでしょ。
具体例はいくらもあるけど
○明解→明解な
×解明→解明な
○石頭→石頭な
×鉄腕→鉄腕な
15>12・13 :2000/10/11(水) 02:20
16若年寄 :2000/10/12(木) 05:30
>>13
おっしゃる通り、私の論じ方は間違ってゐました。
「笑ふ」→「笑ひ」の場合、
動詞の連用形は抽象名詞を作るといふのを考慮して、
「笑ひ上戸な」は連用形+体言ではなく
体言+体言の複合と見做すべきでしたね。訂正します。
17名無しさん@1周年 :2000/10/12(木) 11:07
学者によって分類の仕方が違うだけ
18>17 :2000/10/13(金) 01:12
それを言っては学問になりませぬ。
数ある学説のうちどれが最も剴切かを考察するところに、
理論的思考の妙味があります。
19>18 :2000/10/13(金) 18:57
便宜上そうするだけなんだから良いんだよ
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せやから、どれがいっちゃん便宜があるかを考察しようっちゅうねん。
それでなきゃ学問になりまへんがな。