日本語には不釣合いな人称変化。無理やりにでも付けろと
言われたらどうする?
2 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/16(金) 01:11:56 0
わしは、もう飯を食ったわし。
お前は酒を飲めるのかわれ?。
あいつはどこへ行ったんだ、あいつ?
>>2 まさに中央アジアのチュルク諸語に雰囲気の近い人称変化でつね
4 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/16(金) 04:01:21 0
>>2はむしろ、(健常者ではなく)聾唖者が実際行なってる日本の手話の用法に似ている。
5 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/16(金) 04:03:50 0
>>2はむしろ、(健常者ではなく)聾唖者が実際行なってる日本の手話の用法に似ている。
「明日伺わせます」
「駅にお着きになる頃にお迎えにまいります」
みたいな感じじゃね
わしは、もう飯を食ったコ。
お前は酒を飲めるソか?
あいつはどこへ行ったアんだ?
いったい誰がこんなことをしたドんだ!?
むしろ名詞に性を付けてみたらどうだ?
「飴ちゃんちょうだい」
「富士さんが雪をかぶってる」
「パソくんの調子が悪くてね」
・・・ただの擬人化かw
語尾より語頭につけるほうが、まだ馴染みやすいんじゃないか?
(わしは)もう飯を吾(あ)食った。
(お前は)酒を汝(な)飲めるのか?。
(あいつは)どこへ汝(な)行ったんだ?
10 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/17(土) 07:51:53 0
私は学校へ行くへ
あなたはどこへ行くスト
彼は学校へ行くス
私たち(あなたがた、彼ら)は学校へ行くエン
11 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/17(土) 11:46:25 O
今ある終助詞を使って
一人称:〜よ
二人称:〜ね、な
三人称:〜って
終助詞「わ」は一人称代名詞起源という説もある
13 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/17(土) 12:21:17 O
終助詞「わ」はもともと「は」で副助詞「は」と同起源であり
もとの用法は強意だろう。
14 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/17(土) 15:25:22 0
>>2 現代日本語には固定した人称代名詞すら無いので、
それが倒置されて接尾辞化するまで、あと千年くらいかかりそうですね。
>>9 フランス語はもう少しで主語人称代名詞が接辞化すると言われていますが、
接頭辞で、しかも動詞との間に目的語人称代名詞が挟まるので、
なかなかくっつきません。あと百年はかかりそうです。
どの言語を見ても、接尾辞のほうが融合しやすいです。
J'aime les pommes. → Moi, j'aime les pommes. (私はリンゴを好む)
Tu aimes les pommes. → Toi, t'aimes les pommes. (君はリンゴを好む)
Jean aime les pommes. → Jean, il aime les pommes. (ジャンはリンゴを好む)
Jean et Marie aiment les pommes. → Jean et Marie, ils aiment les pommes. (ジャンとマリはリンゴを好む)
フランス語の綴りは無駄が多く、今は aime, aimes, aiment は全て同じ /ɛm/ です。
これがそれぞれ /ʒɛm/, /tɛm/, /ilɛm/, /ilzɛm/ になりそうだという意味です。
フランス語代名詞は接辞と言っても良いのでは?
スワヒリ語みたいな総合的な言語って捉えるなら。
屁の突っ張りにもならん人称変化なんて
煎らないよ。間に合ってる。
出なおせ。
クソスレ他店名
日本語には敬語法という立派な人称変化のルールがある。
イマドキの日本人は敬語人称変化のルールが皆目判らない。
他にも「やる、もらう、あげる、いただく、くださる」の使い分けができない。
「やる、もらう、あげる、いただく、くださる」も
動詞の不規則人称変化ということが出来る。
人称変化といえば
日本語が百年後、二百年後、数百年後に
一番変化していると思われる事はなんだろう?
西欧語的造語法、文法の侵入。
在来方言の消滅と階層方言の発生。
閉音節化に伴う音韻体系の再編。
20 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/18(日) 19:34:18 0
>>18 千年後、基礎語彙の80%が残り、20%が入れ替わっているだろう。
21 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/19(月) 20:31:12 0
>>1 もし日本語に人称変化付けろと言われたらどうする?
・・・馬鹿こくでねえ、と返答する。
22 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/19(月) 22:03:35 0
>>20 言語年代学はもうあまり信じられていませんけどね。
言語の変化の速さは一定ではありませんよ。
現代の日本語では、応否すら特定の文脈では
「イエス」「ノー」という外来語に変わっていますね。
(例えばクイズや自己診断の答)
「はい」「いいえ」は丁寧、「うん」「ううん」は幼稚、
「しかり」「いな」は古語というように、無標の語が無いからでしょうけど。
色名も「ピンク」、「オレンジ」、「グレー」はすでに和語を圧倒し、
「ブルー」、「グリーン」も一貫して増え続けています。
文明語でこれだけ基礎語彙が変化しているのは他にあるのでしょうか。
>>22 いずれも日本語の語彙の「弱い部分」が、外来語によって補強された場合だろ。
まず、Yes/Noに相当する名詞が、日本語には無かった。
(祖語以来の和語の)色を示す本来的な形容詞が、
言語として最早成り立ち得ないほど異様に少ないのも、国語研究者の間では通説。
平安以来の「複雑な色を示す語句」は、
全部他の分野の(特に代表的な色調を示す物の名詞からの)転用だ。
ありますよ。「しかり」と「いな」ですよ。
「いや」と「おう」でも良いです。「いやおう無く」
でも古語なので、無標ではありません。
色名は、すでにあるにも関わらず置き換わったので、珍しいです。
まあ基本色名は英語でも借用語がありますし (purple)、植物の名前もあります (orange, pink)。
フランス語でもここ 200 年で茶色 (brun) が栗色 (marron) になってしまいました。
元々不安定なのかもしれません。
>>23 > まず、Yes/Noに相当する名詞が、日本語には無かった。
ところがどっこい、英語そのままの意味でYes/Noを使っている人を見たことがない。
マル・バツと全く同じ意味で用いるか、そうでなければ
「その点に関してはイエスですね」のように外来語の有標性と体言扱いを求めて使っている。
26 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 00:04:01 0
英語そのままとは違いますね。例えば、
「朝ご飯を食べない。イエスかノーか。」
英語の yes, no と逆になります。
27 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 09:31:39 0
英語でもNoは日常でもよく使うけど、Yesはちょっと堅くて万能選手ではない。
日常的にはYeahとかYepとかのほうが普通でしょ。
小さい子供が親に対してYesとはあまり返答しないのは、日本語の「はい」と同じ。
28 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 10:32:54 0
>>18 だんだんと漢語の比重が下がって欧米系の単語に入れ替わり、漢字を廃止しても支障がないくらいになっているだろうな。
30 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 16:24:06 0
終止形として二人称はほぼナンセンスだから会話では
特に人称がなくても主語が判る(第三者がいない限り)
ある意味 -u/-eru/-iruが一・三人称で、-e/-ero/-iroなどが二人称
31 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 20:23:03 0
> 特に人称がなくても主語が判る
当たり前だよ。
でも、(知的な)現代人は大量の文章を読むが、
そのような客観的な文のほとんどは三人称。
会話だけの時代ならともかく、
現代では人称語尾の価値は相当減っているよね。
九州の筑後と筑前の境ら辺の言葉。
三人称 〜なん/なあ
二人称・包括一人称 〜ござあ
動詞の連用形につける。
こぶんなるけん コブラち 言いござあ (咬むから コブラと 言う)
もぐんなるけん モグラち 言いござあ (もぐるから モグラと 言う)
こぶったり(咬んだり)もぐったりする主体は、獣類なので、明らかに三人称。
「言う」は、(私も含めて)みんなが言うので、包括一人称。
33 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/20(火) 21:08:25 0
エスペラントは人称語尾をなくしているが、なくても何も影響がない過去の遺物だからだろうな。
性もなくしているが、一部、数による語尾を残しているのが中途半端だ。
>>31 > そのような客観的な文のほとんどは三人称。
これは日本語が極端にそうなってるだけだろ。
元々意味上は一人称、二人称でも三人称で表現する傾向が強かった上に、
近代以降は受動文をよく使うようになったから、
一人称、二人称の主語は暗黙に立てることすら避けるようになっている。
翻訳でもWe insist that〜とかYou can find〜みたいな文章はあの手この手で言い替える。
35 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/21(水) 12:12:52 O
英語でも理系の論文等ではなるべく三人称で書くけどな。
36 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/21(水) 15:45:55 0
へんな言い方なので何を言いたいのかわからず。
例を考えたらわかった。
翻訳業界用語での「無生物主語の受動態」と言いたいわけか。
ついでに、英語「デモ」とは違うぞ。「では」や。
日本語では国際事業開発株式会社(翻訳部)の形は元来無いので
英語式に書いたら違反やぞ・・・ところが
放送界でなんでのかでも受動態で言うのが大流行で困ったもの。
何でも鑑定団のナレーターなんかひどいもの。
37 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/21(水) 15:47:59 0
上の変換ミスを訂正す。
国際事業開発株式会社(翻訳部)の形⇒
この形
38 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/21(水) 15:56:15 O
この手の書込みに中途半端に方言を織り交ぜる意図が分からない。
ホントホント。共通語で書くのか方言で書くのか、どっちかにしろよな
40 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/21(水) 16:20:07 O
>>36 そういうことではなく表現方法はともかく客観的事実を示すのに
日本語も英語も一人称、二人称主語の文は避けるということ。
>>40 Let φ be an continuous function with compact support in G.
We define w(x)=(φ*u)(x) on G, 0 on R^n\G.
Then, since clearly w∈L^p(R^n), we can choose ξ such that...
By (2.11), we have...
みたいな調子の文も少なくないわけだが。
42 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/22(木) 15:28:24 O
論文だとしたら悪文だな。
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44 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/24(土) 09:55:59 0
>>33 エスペラントの語順は形容詞+名詞と名詞+形容詞のどちらでも良いので、
数 (-j) と格 (-n) があるとつながりが分かりやすくなる。
さほど役立たないが。
印欧語もセム語も、形容詞は体言で、修飾する形容詞と修飾される名詞の関係は同格並置だらな。
エスペラントの策定に強い影響を及ぼしたもののうち、ラテン諸語、ゲルマン諸語は、スラブ諸語は
印欧語、ヘブライ語はセム語だ。
46 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/24(土) 11:27:25 O
日本語の形容動詞と言われてるものも
実は体言だけどな。
47 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/24(土) 21:04:52 0
48 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2009/01/24(土) 22:03:49 O
性質の違いで「な」が接続できるかできないかが決まるだけ。
近世には名詞にも「な」が接続していたわけだし。
49 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/11(水) 14:35:32 0
子音を多く含む言語は人称変化もしくは人称代名詞が発達してる傾向が
あるらしいけど、それが本当なら、東北弁は子音が強いから、
人称接辞がこれから生まれたりして。
あるいは逆に、かつてはあったとか。
50 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/11(水) 19:34:09 0
関西弁には三人称語尾「よる」があるぞ。
例、先公が来よる。
51 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/11(水) 22:07:59 0
>>50関西弁というな。もっと狭い範囲のおおさかべんじゃ
52 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/11(水) 23:53:17 0
日本語の人称変化ゆうたら敬語があろう
京都弁は2人称・3人称ともに「〜はる・よる」だな
53 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/11(水) 23:54:29 0
間違えた。
二人称で「〜よる」はありえんわ
54 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/12(木) 14:22:34 0
「〜よる」の意味が大阪と神戸播州で全然違う。
55 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/25(水) 23:51:29 0
わてが参る
あんさんが来なはる
あのお人が来よる
日本語にすでにある「敬語」と言われているものが、事実上の動詞の人称変化ではないか。
敬語というのは、その動詞の主、動作主体が誰であるのかということで、その形が独自に決まる。
ただし敬語は、欧州諸国の言語でいうところの敬称の二人称(欧州の言語では一般に二人称の複数形が
二人称の単数形に転用され、大文字が綴られる場合もある)の場合にのみ使われる動詞の独自の形。
つまり、人によって形を変える動詞という意味では、広義の人称変化と言えなくもない。
また、人称が絶対概念でなく相対概念である本質からしても、敬語はその一種と見なすことができる。
57 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/27(金) 21:16:02 0
>>56 エスペラントでは人称変化などどうでもいいものとして無くしたし、英語も三人称にsという最低限の変化だけ残してほとんど消滅したな。
be動詞だけに残ったと言ってもよいくらいだ。
フランス語も発音の上では規則動詞の単数と複数3人称は全部同じで、
ラテン語の子孫では珍しく主語省略できない言語になったしな。
>>57 ただし、その代わりかどうか知らないけど、英語は主語を省略できない言語になったのでは?
スペイン語やイタリア語などでは、普通に人称主語を省略する。動詞にその意味が含まれているからね。
60 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/29(日) 00:08:50 0
>>59 主語があれば人称語尾は不用。人称語尾があれば主語は不用。
双方あるのは二重手間だな。
>>60 そういう意味では、英語に三人称単数の変化が残っているのが不可解ですね。
スペイン語などは、主語を省略するのが普通だけど、しかしまったく不要でもありません。
といいますのは、すべての人称一つ一つに対して一意に決まる動詞の人称変化があるわけ
じゃないですからね。一人称と二人称の区別はだいたい動詞だけでできるのでしょうが。
スワヒリ語あたりの人称変化(あれは人称辞かな)になると徹底していると思いますけども。
62 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/29(日) 21:53:12 0
>>60 そういう冗長性も聞き取りや読解のときは助けになってると思うけどね。
(主語)+(動詞語幹)+(人称語尾)だと主語を聞き逃して、
または読み飛ばしてもだめ押しの人称語尾で補って認識できる。
デジタルデータのエラー訂正符号と似たような役割を果たしてる。
63 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/08/30(月) 21:41:34 0
主語を省略する人称語尾付き動詞が普通なら、VSOまたはOVS型言語ということになるな。
日本語はOVSであることが多い言語だ。
>>61 三人称単数現在の s は他と比べて使用頻度が高いから残り易いんだろう。