【ナットク日本語塾】ことばおじさんFC【気になるコトバ】
「ことばおじさん」の正体
名前 梅津 正樹 ウメヅ マサキ
所属局 東京アナウンス
前任地 大阪放送局
出身地(生育地) 東京都
出身校 獨協大学法学部
NHK入局年 昭和47年
初任地のエピソード 佐賀。やきものの町・有田を初めて訪れた時、目に止まった一つの壷。
私の名と同じ梅の文様が全面に施されたものでした。一ヶ月迷って購入しました。
以来、白磁、青磁、染付けなどなど陶磁器に魅せられ、給料の多くを費やして、収集しました。
好きな食べ物 カニ、ホタテ、チョコレート
わたしの仕事の“喜怒哀楽”体験 人間国宝・文化功労者・茶華道家元など、多くの文化人・芸術家に
直接お話を伺い、数え切れないほどの感銘を受けました。
趣味、特技 美術鑑賞と制作。歌謡曲鑑賞と歌唱。画廊巡り。室内園芸。風の音を聞くこと
アナウンサーになって印象に残っている仕事・瞬間 人間国宝や文化勲章受章者など、
その道のトップの方々に、番組にご出演いただき直接お話を伺えたことは、私の宝物です。
座右の銘 誠実に謙虚に
ストレス解消法、元気の源 週1回夕暮時の“銀ぶら”。デパート・画廊・展覧会場巡りと衝動買い。
インテリアの模様替え。風を肌に感じながらその音を聞くこと。そして何より、長時間の絶唱。
「お元気ですか日本列島」 キャスター
「ことばおじさんのナットク日本語塾」 解説
「ラジオほっとタイム」
http://cgi4.nhk.or.jp/a-room/aroom.cgi?i=90
× ゴールデンウィーク
○ 大型連休
数日、数人とは何日、何人のこと?
数日前のこれは興味深かったな。
6 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/28(土) 00:41:43
おっさん、週の後半はお休みかあ。
たしかそろそろ60歳ということで、NHKとは一旦切れたというような話を
耳にしたんだけど、嘱託じゃなくてまだ正規の構成員なんだろうか?
7 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/28(土) 17:46:27
おじさんはいいよ。文化庁かNHKで調査した結果を自由に使えて。
「○○時ごろ」と「○○時ぐらい」について取り上げてくれ。
8 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/28(土) 19:05:11
おっさんの「負けず嫌い」の説明は
イマイチだった。
10 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/30(月) 00:40:28
負けず嫌いは「負け嫌い?」
『私は負けず嫌いです!』『勝ち気な方なのね』しかし、「負けず」の“ず”が打ち消しの意味だったら、
負けないのが嫌い→勝つのが嫌い、負けるのが好き となってしまいます・・・?
現在では、一般的に「負けず嫌い」が使われています。もともと、明治時代では「負け嫌い」が一般的でした。
江戸時代の文献にも「負け嫌い」は載っていて、明治の文豪、夏目漱石の「坊ちゃん」の作中にも登場します。
一方、「負けず嫌い」は昭和初期頃から。では、「負けず嫌い」の誕生を考えてみましょう。
明治には同じ意味で「負ける嫌い」や、負けまいと頑張る気持ちという意味で「負けず魂・負けじ魂」などといった
言葉がありました。そこから、これらの言葉が相まって「負けず嫌い」が生まれたという説があります。
もう一つ、今度は言葉の意味から考えてみましょう。“ず”には打ち消しの意味だけでなく「意志、推量」の
意味で使っている地域があるのです。静岡や山梨、長野の一部の方言がそれです。
<長野佐久の人の会話 : 『行かずに ほ えべさ えべさ』=『行きましょう!』>
もともと「むとす」(〜しようと思うの意味)という言葉があり、
これが「むとす」→「むず」→「うず」→「んず」→「ず」と変化していきます。
つまり「負けむとす」→「負けず嫌い=負けよう嫌い=負けるのが嫌い」となるのです。
「意志、推量」の意味の“ず”であると言えるのかもしれません。
でも「食わず嫌い」は打ち消しの“ず”。「=食べてみないのに嫌い!」 難しい〜!?
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2004/04/0426.html
11 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/30(月) 00:43:16
ことばQ&A 負けず嫌い?@ぶんけん
「負けず嫌い」という言い方はおかしいのではないか、と指摘されました。
「負けない」ことが「嫌い」なのだとすれば、「勝つのが嫌い、負けるのが好き」という意味になるのではないか、
という解釈によるものでしょう。しかし「負けず嫌い」は、「負けるのが嫌い」ということを表すのに使われる
一般的な表現として、現在では認められています。
【解説】
「負けず嫌い」という言い方が生まれたのには、さまざまな説があります。
明治時代には、「負け嫌い」という言い方がされていました。「負けるのが嫌い」という意味なので、
まさに本来の表現だと言えます。これと並んで、「負ける嫌い」というものもありました。また、これとは別に
「負けず魂/負けじ魂(他人に負けまいとがんばる気持)」ということばもありました。
この「負けず魂」と「負ける嫌い」とが合わさったものが、「負けず嫌い」なのではないでしょうか(定説ではありませんが)。
「負けず嫌い」は確かに理屈に合わない表現かもしれませんが、現在ほとんどの辞書に載っている表現であり、
これを「間違っている」と決めつけるのは不適切でしょう。
なお「食わず嫌い」ということばは、「食べてみないのに嫌い」という意味ですから、まったく問題ありません。
http://www.nhk.or.jp/bunken/research/kotoba/kotoba_qa_01090101.html
12 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 09:13:01
ナットクできない言葉おじさんの説明
第2弾
現代語の「申される」は間違いだが
大河ドラマ(時代劇)の「申される」はおkだって。
首尾一貫しないのがコトバーオージーサーン。
13 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 13:18:14
14 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 13:49:11
思わないネ
来月再放送するまでに
OKからNGに変わったいきさつを
おしえてほしいもんだ。
そういう説明が抜けている恍惚おじさん。
しっかりしてよ。
15 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 15:16:59
>>14 「申す1」は「言う」の謙譲語。平安時代から現在まで。
「申す2」は「言う」の侍語の丁寧語。
だから侍が申されるといってもいいが平民またはエタの
>>14はいっちゃだめ。
首尾一貫している。
16 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 18:35:12
>>15 >平民
明治に士族は存在したが侍は存在しなかった。
喪前の説明も一貫性を缺く。
17 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/02(水) 18:39:54
>>16 明治の話はしていない。
表現は悪かったけどね。
つまり時代劇内か否かだよ。
時代劇内の侍ことばではOK。一貫性あり。
18 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/04(金) 04:37:57
おまいら将来上手くやればことばおじさんになれるよ
19 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/04(金) 10:22:06
「おビール」はまだ耳に馴染んでいないと
いうけれど、大阪の中級以上の
飲み屋では普通に使う。
「お偉方」は使い方によって皮肉に聞こえる「らしい」
漏れはそうは思わん。
「御歴々」と女字だと思うが・・・・
20 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/04(金) 11:05:10
>>19 そのようなローカルな事例や感覚と、一般的な趨勢や傾向とのギャップを
いかに認識できるかどうか、つまり客観視とはそういうことじゃないか?
何かを論じるためには、そういうスタンスでないと難しいとおもう。
21 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/04(金) 11:11:28
ことばおじさんが若い頃は
filmをヒルムと発音してたな。
ことばおじさんはひがみっぽいんだよ
連休中は休止も多くておじさんに会えずじまい。
今日からまたレギュラー進行だね。
なんていうか同じネタがループしてるよね。
でもって「日本語塾」と「気になることば」でもかぶってることがあるから、あれ?どっちの番組の話だっけ?となる。
まーさほど困らないけど、新ネタを期待して視聴してるとちとテンション下がるわ。
読売新聞夕刊におじさんが載ってた。
シュールなんだか単に寒いんだか判らない冒頭のミニコントを、何度も見せられるのは
正直つらい。ブラマヨとかチュートリアルのハイテンション漫才スタイルぽいのも混ぜて欲しいなと
んでもって、元気列島の妙なテンションのおばさんキャスターはHD画面じゃあヤバイだろ。
大仰にへぇ!とかほぉ!とかいいから、もっと普通に喋れよババアは、と思っちゃうな。
さっさと降ろしてもっと若くて綺麗なのを起用するか、いっそのこと「ことばおばさん」として
加賀美幸子をメインに据えろ。
そういや最近いちばん驚いたのは高橋美鈴アナ。
http://cgi4.nhk.or.jp/a-room/aroom.cgi?i=292 「美の壷」ナレーションなどはいいんだが、スポット番宣で顔出しした時の異様な荒み方が
凄かったぞ。数年前、朝ドラ後の08:30ニュースを読んでた頃は良かったんだが、
一体何があったんだ?というくらいの変わりよう。
つまらないものですが
昔はこう使われてたから間違いではないとか言葉は変化するものだとか、
結局、過去から現在の流行り言葉まで、使われたことのある言葉は何でもOK牧場?
このおっさん、都合のいい言葉っかり。
語尾に付ける「みたいな」のつっこみどころが違うと思う。
>>32 えーと、どういう話だったかな?
俺的には「みたく」について、「みたい」を無理に活用させてるのじゃなくて、都内山の手の方言?かと
思ってたよ。うちのばあちゃんが時々「みたく」を使ってたので、知らずに真似をしてたみたいなー。
34 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/15(火) 04:50:07
> 大仰にへぇ!とかほぉ!とかいいから、
ジンギスカンかw
故障中
に違和感がある人って相当少ないと思う。
>>35 それは違和感の無い立場からの目線じゃないの?と考え中。
37 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/15(火) 18:40:03
今日の、「お陰様で」が感謝の言葉になった理由は、もったい付け過ぎ。
広辞苑にも、載っているような言葉を、今さら詮索するな。
38 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/15(火) 19:00:42
広辞苑が間違ってるのを突っ込めよ。
少し前のネタだけど、「なしくずし」→「済し崩し」→「借金を少しずつ返していくこと」
さらに展開すると、「済す」→借りたものを返す、「崩す」→少しずつする、となる。
狭義の(本来の)「なし崩し」は借金用語だが、広義では「物事を少しずつ進めていくこと」という前向きの意味である。
これは目から鱗だったな。
「方針がなし崩しに変わる」の「なし崩し」の意味を問うと、
1 「ゆっくり少しずつ」
2 「一気に次々と」
3 「知らず知らずのうちに」
2か3の意味あいと答える人が多い。
「なし」を「あり/なし」の「無し」、「くずし」を崩壊のイメージでとらえるようだ。
「なし崩し」は「ゆっくり少しずつ」&前向きの意味あいであるから、
×「どんどんなし崩しになる」
×「会議がなし崩しに終わった」
×「なし崩し的に悪くなる」
このように性急だったりネガティブな意味あいで使うのは誤りなのだそーです。
「なおざり」と「おざなり」
これも忘れちゃった。もういちど辞書ひいて確認しとこう。
「おだまり」と「おかべまり」も難しいね。
>>29それは
ことばおじさん・梅津正樹アナのスレ
43 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/16(水) 19:05:11
おざなり=御座なり=姑息
「なり」は今風にいえば「まんま」
「見たなり」「見たなーり」は「見たまんま」という意味。
「身なり」の「なり」と同じ鴨。
これを小父さんがテレビでしゃべるか注目。
>>43 「姑息」や「おざなり」「なおざり」は、ことばおじさん的には既出
というか定番ループねただよね。
>>39 「なし崩し」は、選挙でよくいう「地滑り的敗北」みたいなイメージがある。
それから、フェミには怒られるが、
レイプされそうになって抵抗してた女が
乳を揉まれ、あそこをああされてるうちに(ry・・・みたいなイメージもある。
だから、違っているから今さら変えろと言われても、無理だw
46 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/18(金) 03:00:34 0
数日〜数週間前だったと思うが、読売新聞に梅津アナのインタビュー記事があった
あった
日本語の面白さを伝えるNHKアナ 梅津正樹(うめづまさき)
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/20070507et05.htm 言葉に正解なんてない
「正しいと決まっている言葉はありません。時代とともに揺れ動くもの、
それが言葉なのですから」
NHK教育の5分間のミニ番組「ことばおじさんのナットク日本語塾」
(月〜水曜前6・25、木曜深夜0・20)でキャスターを務めるベテランアナウンサーの、
言葉に対する姿勢は柔軟そのものだ。
35年前、入局したばかりのころ、「正しい日本語があるはず」と考えていた。
ところが、“言葉にもまれる”仕事を続けていくうちに、その考え方は大きく変わっていった。
例えば、身の回りでもよく耳にする「全然大丈夫」という言葉遣い。「『全然』の後は否定形」
と学校では習ったため、最初は「これは間違った使い方」と思っていた。しかし、
夏目漱石や森鴎外の作品に肯定形が続く文章があるのを見つけ、驚いた。実は、
戦前までは普通に使われていた表現だった。
「知れば知るほど、言葉に正解なんてないことを思い知らされる。だから、
○でも×でもない、いわば△のゾーンを大切にしていきたいんです」
小学校に入学する前、ラジオの短波放送で聞いたオリンピック中継が
言葉に関心を持つ契機になった。「ざーっ、ざざーっ」という雑音に交じって、
とぎれとぎれの呼びかけがかすかな電波に乗って届いた。
「『日本の皆さま、日本の皆さま』と話しかけるアナウンサーの声だったんですけど、
これにすっかりしびれちゃったんです」。遠い距離をものともせず、言葉だけで
森羅万象を伝える仕事にあこがれを抱いた原体験の一つだ。さらに、大学受験に失敗し、
浪人生活を送っている時、愛川欽也がDJをしていたラジオの深夜放送にのめり込んだ
体験も大きかった。
「時事問題などを自由に語る愛川さんに魅了され、大学を出たらアナウンサーになろうと
決心したんです」
来年、還暦を迎える。「ことばおじさん」を続けていきたい気持ちはあるものの、
その反面、年を重ねた人間が言葉について語るのは「(若い世代に)一方的で押しつけがましく
聞こえてしまうのでは」と危惧(きぐ)している。
年齢的に、上の世代と下の世代の中間にいて、両者の情報のつなぎ役に徹したい、と考え続けてきた。
今、自分自身が上の世代に足を踏み入れつつあるのは間違いないが、「口やかましい『ことばおじいさん』は
めざしたくないんです」と断言する。
ただ、言葉の揺れ動きをウオッチすることをやめるつもりはまったくない。「自他ともに『おじさん』で
いられるうちは、日本語の豊かな可能性を、視聴者と一緒に考え続けていきたいですね」(市原尚士)
(2007年5月7日 読売新聞)
50 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/18(金) 03:29:28 0
みんなNHKの工作員だよ。
51 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/18(金) 11:08:48 0
>47
だから聞いていていらいらする。
問題になる語法だから取り上げるのだろう。
問題にするということは「おかしい。違和感がある」と言っていることだ。
はっきり、この言い方はおかしい、と言えばいいのに。
わたしは数日を三日程度と考える人です。
53 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/22(火) 18:25:35 0
数日は二三日派
>>52 私の考えもあなたと一緒です。
じゃあおかしいな、やはり。ここは「同じ考え方です」だな。
55 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/22(火) 23:05:36 0
同心で御座る。
56 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/23(水) 02:48:58 0
同行二人 御大師さんと一緒や
57 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/23(水) 13:52:32 0
関東では「いっしょ」というと
「いっしょけんめい」の「一所」を聯想するのかなあ。
関西は「いっしょうけんめい」で「一生懸命」。
「いっしょ」といえば「一緒」。
「いっしょに」「いっしょの」「いっしょや」と活用する。
>>57 「一緒」と「一所」がすんなりリンクするとは思えないなあ。
でも、「一緒」を頼む関西マインドと、「同じ」に馴染む関東マインドの違いは、
ぼんやりと分かるような気もする。
それはそうと、最近はNHKでもテロップで「一生懸命」をつかってるみたい。
以前は「いっしょうけんめい」という喋りを逐一校正して「一所懸命」というテロップを流してた。
>>58 先日の孝謙天皇@歴史が動いた松平アナは、「一所懸命」を正しい発音で適切に使っていた。
「一緒」と「一所」のアクセントは異なるし「一生」は別の言葉だから、テロップ無しでも
「一所懸命」だなと分かる。
関東アクセントなんていいかげんなもの。
62 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/26(土) 03:48:17 O
おじさんFUCK
63 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/26(土) 10:40:28 0
>>60 通り過ぎる画を撮ったり、向こうから来る画を撮ったり、追走して撮ったりを
一つのカメラで何度も撮っている。
つまり、何度も走らせている。
この時代から朝日は捏造してたわけだ。
死人に口なし
障子にメアリー
「バター犬」のよみかた
×ばたーいぬ
○ばたーけん
「狛犬」のよみかた
×こまけん
○こまいぬ
67 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/31(木) 02:20:59 0
「ばたや」って放送禁止らしいな。
昔はラジオで「コロの物語」でさんざん
「ばたや」を放送しておきながら。
そのころは競馬の結果をニュースで放送したり
重傷レースの中継なんか無かったと思う。
放送というものは一方で上品になり
もう一方では下品になっている。
>>67 「コロの物語」は昭和30年代のラジオドラマ。
バタ屋とか競馬って上品なんですか?
それとも下品なのですか?
69 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/05/31(木) 03:22:40 0
>>69 なんとも狭量過ぎてトホホの限りだが、バクチにも貴賎はあるな。
こないだの日本ダービーは皇太子殿下が台覧。そこらのホールの
新装開店で泡沫芸人が呼ばれるのとではワケが違う。
71 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/02(土) 11:51:56 0
JRA日本中央競馬会のイメージ作戦
プロパガンダが成功した例だな。
しかし所管の長である松岡が缺席した。
「三人疑之」
曾子は孔子の弟子で親孝行で知られ、『孝経』の著もあるほどだ。
この曾子と同名の男が人を殺した。勘違いした人が曾子の母に
「息子さんが人を殺しました」と知らせたが、もちろん母は信ぜず、
平然と機(はた)織りを続けていた。
さらに二人目の急報があっても、やはり信じようとしなかった母だが、
三人目の急報に母は仕事を中断し、血相変えて飛び出した。(戦国策・秦策篇)
嘘でも再三再四聞かされると信じてしまう洗脳の恐ろしさ。
密室の取り調べで「御前の親兄弟も御前が殺ったといってる」といわれると
「はい、私がやりました」と嘘の自白をしてしまう恐ろしさ。
72 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/04(月) 02:50:16 0
へー、関西方面では「がんもどき」のことを飛竜頭(ひりゅうず、ひろうす)というんだってね。
そんなことより今日のポイントは「恐怖の10月23日」だな。
大地震でもくるのか?(≧∇≦)
武内アナがスタパに出向、またもテンションのおかしなおばさんアナに
「欧米かっ!」という馴れないツッコミをかますことばおじさん萌え。
あ、そういやウチのおやじも鶏唐のことをテンプラというな。
料理としては唐揚げと天麩羅は違うものだろうけど、油で揚げるのは一緒だ。
76 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/05(火) 20:23:29 0
俺は福岡だけど、確かに、練り物を揚げた物を「テンプラ」と言っていた。
薩摩揚げなんて言い方は、東京に来るまで聞いたこともなかった。
30年前の話だけど。
77 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/05(火) 22:51:07 0
ついでだけど、30年前の福岡では天麩羅は未発達だった。
東京の方に天麩羅という料理があることを知って、
家庭でも作っていたが、野菜や魚介類に衣を付けて油で揚げたてはいたが、
天つゆがなかった。
我が家では、ウスターソースをかけて食べていた。
東京に来て、初めて、天つゆにつけて食べる物だと知った。
78 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/06(水) 06:44:13 0
関西で「薩摩揚げ」を聴くようになったのは
最近10年かそこらだろう。
デパートの催か関東系のスーパーマーケットが流行らせたものだろう。
練り物の「てんぷら」は醤油かけて食べたり、関東煮のネタにしたり。
平天、牛蒡天、烏賊天・・・
>>76-78 屋台のラーメンを喰うよりも、ごぼ天うどんをすする時が博多に来た!っていう
実感があるよ。讃岐うどんもうまいんだけど、博多で喰ううどんもまた捨て難い。
薩摩揚げなどの練り物はちょいと炙って生姜醤油がうまいね。
厚揚げの喰い方と同じような手口がデフォだと思う。江戸では。
今日のテーマは「食感」
これがつい最近の言葉だとは知らなかった。
大昔からあったものと思い込んでたよ。
1990年代後半から辞書に載るようになったとか。
グルメブームの頃ですかね?
81 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/06(水) 21:30:41 0
小生は40代だけど、「食感」という言葉が登場した時には、確かに違和感があった。
当時、手持ちの広辞苑第2版を調べたら、載っていなかった記憶がある。
マンガ『美味しん坊』あたりが、流行らせた言葉じゃないだろうか。
歯ごたえと舌触り・食味などを一緒に表したものと思った。
『美味しん坊』は、「まったり」という食感表現も流行らせた。
これは、かなりの確率で確かなことだと思う。
82 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/06(水) 21:36:55 0
広辞苑には、「歯ごたえ」は載っているが、「噛みごたえ」が載っていない。
「噛みごたえ」も、新しい言葉なのか?
83 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/06(水) 22:52:28 0
広辞苑に全ての日本語が載ってるはずがないだろ。
広辞苑に載っていない言葉とか
広辞苑が間違って解釈している
言葉のスレでも立ち上げれば?
>>83 > 広辞苑に全ての日本語が載ってるはずがないだろ。
なにをいまさら。
そもそも、そんな話をしているわけではないのです。
この前のジャポニカロゴスでやってた略語特集は面白かった。
ことばおじさんでもやらないかなあ。
セレブ←セレブリティはいいとしても、上流階級(の人々)というのは微妙に違うような気がする。
>>1 >ことばおじさんの気になることば
>毎週(月)〜(木)放送中 だいたい14:40ころから5分間のコーナー
6/1の模様替え以後だけど、ちょっと遅めにズレるようになった気がするな。
だいたい14:44とか14:45スタートといった感じ。
いつもこのあたりの10分間を録画してたけど、いまは余裕をみて14:40-15::00に
留守録タイマーをセットしてる。
超 を付けてもいいものといけないものが分からない。
名詞とか形容詞って分からないし。
特急に超を付けるのは分かるが、じゃあ、各駅停車に超を付けて超各駅停車なんて意味不明だし。
名詞と言っても、付けて良いものと悪い物があると思うのだが。
>>87 確かに馴染むものとそうでないものがあるし、杓子定規な線引きを考えるのも
大事だろうなあ。だけど、そんなことにおかまいなくまずは超を冠してみて、
その据わり具合を吟味し、さらには想像力を駆使して変テコな言葉に意味を
持たせることや、逆にその解釈を丸投げするようなこともあっていいんじゃ
ないかと思う。
> 各駅停車に超を付けて超各駅停車なんて意味不明だし。
単線区間で一駅ごとに退避しながら進む鈍行なら、
超各駅停車とでも言いたくなる。
>>86 ちょうど今「元気列島」が始まったところだが、冒頭ヘッドライン紹介で
今日のお題は「がんもどき」、「14:43ころから」などと告知してます。
梅津と申します。m(_ _)m
91 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/19(火) 11:22:01 0
>>89 ず〜っと、「がんも」「がんも」と言っていた。
「がんもどき」の省略形だったのか・・・。
>>91 ○○モドキってのは動植物の名前等にもチラホラあるパターンだとおもうけど、
「がんも」を「がん」+「も」に分解できたとしても、「も」がモドキの「も」とは察知しにくいだろうなあ。
アニメにもなったGu-Guガンモはニワトリモドキ→ガンモドキ→ガンモだから、もしかして
こっちのほうから「ガンモ」を知った人なら、「がんもどき」認知には至りにくいかも。
石川県方面でつかう平板アクセントの「みいでら/みーでら」=「がんもどき」は初耳。
滋賀県大津市の天台寺門宗の総本山-三井寺(みいでらHLLL)由来だけどアクセントは違う。
中食(なかしょく)って初めて聞いた。
外で食べる外食、これに対して家庭内で食べる内食(ないしょく)というコトバをデッチ上げて、
さらにコンビニ弁当や惣菜など調理済みのものを持ち帰り、出来合いのものをウチで食べるのを
中食(なかしょく)という。もとは1980年半ばから使われていた業界用語で、中食産業とか中食業界
というふうに使うらしい。
それとは別に旧来の中食(なかじき)は、一日二食だった当時の日本で、その合間に食べる
軽めの食事〜今で言う昼食に相当するもの。
数字の読み方【一段落】
× ひとだんらく (20.5%) 20代の4割、30代の3割が誤読(文研H4)
○ いちだんらく (78.1%)
二人組→元は「ににんぐみ」、今は「ふたりぐみ」も可
【読み方の決まっているもの】
二人袴 → 狂言の演目は「ふたりばかま」、歌舞伎は「ににんばかま」
二十四節気 → 「にじゅうシせっき」
四国八十八ヵ所 → 「しこくはちじゅうハッかしょ」
【いち】
一意、一案、一概、一義、一芸、一撃、一見識、一個人、一期、
一時期、一途、一読、一念、一目散、一面識、一文字
【ひと】
一足、一味、一汗、一荒れ、一雨、一泡、一安心、一角、
一息、一際、一方、一仕事、一言、一工夫、一区切、一太刀
元気列島メインの岩槻里子おばちゃん♪ようやく見慣れたせいか、時々は可愛く思えてきた。
当初は小学校のオールドミスの先生みたいな感じがあってちょっと違和感もあったんだけど、
前のおばさんみたいに騒々しくなくて控えめで優しそうだし、笑顔のカワイイおばちゃんじゃないかと。
「王」ってオー(オオ) じゃなくて オウ じゃん。
「家電製品のことば」
・白物家電
炊飯器、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、など。
昔からあることば「白物」とは、室町時代の女房詞、白酒、塩、豆腐の意。
白い家電が多かったので白物家電と呼ばれる。同様にwhite goodsという
アメリカでは、家電以外の日用品〜タオルやシーツなども含む。
三種の神器〜1950年代
電気冷蔵庫、電気洗濯機、白黒テレビ(電気自動炊飯器)。
テレビ以外は、衛生的かつ清潔感のある白色の外観を持つ。
1960年代の三種の神器は3C、Color TV(カラーテレビ)、Cooler(クーラー)、Car(自動車)。
この当時のTVやクーラーは木目調がトレンド。ステーションワゴンなどの乗用車でも、
内装・外装に木目を配したものが流行った。
平成の三種の神器〜デジタルカメラ、DVDレコーダー&薄型テレビ、食器洗い乾燥機。
黒物(茶色)家電(brown goods)〜テレビ、ステレオ、DVDレコーダー。
高級感を付加したもの、エアコンなど木目を配した色使いの外観や、かつて木製ケース
だったTVやラジオ、蓄音機などの末裔?
「王」ってオウ じゃなくて ワウ じゃん。
「じょうおう」を「じょう」と「おう」に区切ることを
「ぎなた読み」という。
101 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/27(水) 21:41:45 0
「王」ってオウ じゃなくて ワン じゃん。
6/26放送分 助数詞「どうぶつのかぞえかた」 匹と頭のつかいわけ。
・辞書による定義
匹〜獣、鳥、魚、虫などを数える語。
頭〜牛、馬、犬などの動物を数える語。
「匹」も「頭」も古くは平安時代の文献に登場する語だが、当時は馬や牛は「匹」と数えていた。
象形文字の「匹」(ヒキ・ヒツ)→「ふた織りの布を並べて垂らした様子」→「対をなしているもの」→
織物二反のことを「一匹」といい、さらに「対等であること」の意から→匹敵(対等であること、つれあい、配偶)。
こんなような経緯から、馬や牛を「一対の尻を持つ動物」→「匹」で数えるという説がある。
蝶は「頭」で数える。
英語のhead由来〜牛などの家畜や動物園にいる生き物はhead(頭)で数える習慣から、
明治時代にheadを頭と翻訳したもの、という説がある
6/27放送分 「お申し出ください」
「申す」は「言う」、「告げる」の謙譲語だが、鎌倉時代から江戸時代にかけては
謙譲語以外の使い方もあった。
丁寧表現や丁重表現、改まった表現としての「申す」。
「事実は小説より竒なりと申します」
「梅津と申します」
謙譲の意味あいが薄れて無くなり、丁寧な表現や改まった表現としての「申す」。
これが複合語となりさらに尊敬表現の「お〜ください」「お〜になる」などとコラボすると、
「お申し出ください」のように尊敬表現となる。
・謙譲語の働きがない「申す」系複合語の例
申し込む
申し送る
申し合わせる
申し立てる
・「申す」系複合語で謙譲語の例
申し上げる
申し遅れる
「申す=謙譲語」という色合いを払拭しにくい石頭向きには、
お申し出ください→おっしゃってください
お申し込みください→ご応募ください
などと言い換えるのもありでしょう。
105 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/28(木) 21:54:53 0
"製造メーカー" の検索結果 約 1,140,000 件中 1 - 10 件目 (0.17 秒)
メーカーは製造者の意味ですが?
誤用大杉
↑誤爆しましたごめんなさい
107 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/28(木) 23:18:45 0
「お申し出ください」のどこが尊敬表現?
見下し尊敬表現だろが。
あのメインMCの女子アナって、華の無さ&地味さからしてマジで
近所のおばちゃんにしか見えない。
109 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/29(金) 05:42:44 0
>メインMCの女子アナ
誤爆だね。
110 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/29(金) 13:44:34 0
匹と頭、小さい動物、大きい動物 と説明したら、
「鹿は?」って聞かれた。
留学生はスルドイ。
111 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/29(金) 19:48:22 0
>>110 するどくない。普通の反応
さらに、中国での用法を知るべし。
なぜ犬が杖なんだ…?
一杖狗…
113 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/29(金) 19:56:39 0
うまい
一条狗は兎も角一杖狗は初めて知った
116 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/29(金) 22:21:35 0
>一杖狗
一条狗
杖と条、どっちも音読みはジョウw
〜もらってもいいですか
ってNHKでも昼の中継番組で多用していて気になる。ただ、アナじゃなくてゲストが言う事の方が多いかな?
>>117 7/2から新シリーズかな?
【○○してもらっていいですか】
「お名前を書いてもらっていいですか」を簡略にすると「お名前を書いてもらえますか」となり、
違和感の理由は、
・「いいですか」がつくのでクドく感じる
・「書いてもらう」が敬語ではない
そこで、「もらう」の謙譲語「いただく」を使うと、「お名前を書いていただけますか」、
「お名前をお書きいただけますか」となり、また、「くれる」の尊敬語「くださる」を使って、
「お名前を書いてくださいますか」、「名前をお書きくださいますか」が適当でしょう。
「してもらえますか」→「してもらっていいですか」としたくなる冗長化の理由は、
日本語は文が長くなるほど丁寧さが増すように受け止められる傾向があるから。
さらに本件の「いいですか」は、相手に選択肢を与えることでへりくだる印象を与えるのかも。
------------------
というような内容です。
下手するとさらに調子に乗って「お名前をお書きしていただいちゃったりナンカしてもいいですかぁ」なんてのも
出てくるだろうなあ。
> NHKでも昼の中継番組で多用していて気になる。ただ、アナじゃなくてゲストが言う事の方が多いかな?
TV番組内のみならず、様々な場面での指示・誘導・案内に多用されていますね。
有無を言わせず選択の余地など無いにもかかわらず「いいですか」なんていわれると、
きっぱり「いやです」と返したくなることもあります。
【お求めやすい】
文法的には間違い。求める(動詞)+やすい(簡単にできること)なので、頭に「お」をつけるのではなく、
動詞を尊敬の形として「お求めになる+やすい」→「お求めになりやすい」が正しい。
動詞+接尾語の構造をもつ「求めやすい」を形容詞と混同?
美しい(形容詞) → ○お美しい
飲みやすい → ×お飲みやすい → ○お飲みになりやすい
持ちやすい → ×お持ちやすい → ○お持ちになりやすい
--------------
接尾語的な「やすい」なら、漢字表記は「易い」だろうなあ。
×求め安い
○求め易い
×燃え安い
○燃え易い
コクとキレ
ことばおじさんってビールは飲まないのかー
121 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/04(水) 06:59:32 0
今朝は「なるほど」がいかんとの仰せ。
ことばおじさん、最近はネタがなくなったのか
小言孝兵衛の境地に到達したものとみられる。
122 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/04(水) 07:08:59 0
「求めやすい」は元の語の構成はどうであれ
「求めやすい」全体で形容詞の働きをしていることは確かだ。
中国語でも「会説話/会講話」は
「話しができる」という動詞句だが
形容詞述語に付加する「很」を加えて
「很会説話/很会講話」で「話が上手」という
形容詞叙述句となる。
【窄めるとは?】
「傘をすぼめる」→傘の広がりを小さくする動作
すぼむ→すぼめる
・物の末が次第に狭く細くなる
・縮んで小さくなる
「傘をつぼめる」→開いていた傘を畳む動作
つぼむ→つぼめる
・壷の口のように狭く小さくなる
・開いていたものが閉じる
口をすぼめる (口笛を吹くような形、へりくだって言い訳やお世辞をいうたとえ)
口をつぼめる (口を完全に閉じる)
肩をすぼめる (寒さを感じたり恐れ入ったときの動作、する)
肩をつぼめる (?)
身をすぼめる (体を小さくしたような気持ちで人目につかないようにする)
身をつぼめる (?)
× チンコをつぼめる (チンコは開閉できない)
○ チンコがすぼむ (縮んで小さくなる)
○ マンコをすぼめる (開口部をキュッと締める動作)
○ マンコをつぼめる (開いていた小陰唇が閉じる)
○ 尻すぼみ
○ 尻すぼまり
○ 尻つぼみ
○ 尻つぼまり
尻は万能だ。\(^o^)/
【豆腐も銃も一丁・二丁】
丁(ちょう・てい)
・もと「重」で偶数の意⇔半(奇数)
・ちょうど良い時期にあたって盛んであるさま→景気づけ・活気づけ→ 一丁やるか、パンツ一丁、ラーメン一丁
かつて豆腐は2かたまりで1丁と数え、現在の1丁はかつての半丁相当のボリューム。
銃を数える丁は本来、挺・梃(ちょう・てい)と書くが、これらの語は常用漢字ではないから、
代用として丁(ちょう・てい)を使ってもいいことになっている。
挺・梃(ちょう・てい)の意味はまっすぐなさま、まっすぐな棒。
ここから、手に持って使う細長い道具類を数える語となる。
鉄砲、刀剣、斧、ピッケル、金槌、スパナ、駕籠、人力車、櫓、銅鑼、鳥かご、提灯、弓、墨、
三味線、バイオリン、チェロ、鼓、そろばん、はさみ、ろうそくなどは挺・梃→丁で数える。
ろうそくが貴重品だった時代、残り1本だけ残ったろうそくのことを「一挺蝋」(いっちょうろう)といい、
さらに「一張羅」(1枚きりの晴れ着)が派生?
126 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/05(木) 19:11:58 0
>>126 >>121は番組内容を理解できないボケ老人。
目上の人に対する「なるほど」は失礼にあたるかもしれません、というのが
ことばおじさんの言い分。すべての「なるほど」がいかんとは言っていない。
代替案としては「確かに」などが示されていた。
肝腎なのは、目下からの「なるほど」を快く思わない人がいることを知っておくことだね。
俺はあまり気にしていなかったから、なるほど、以後気をつけようと思いました。
128 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/05(木) 22:29:58 0
127
つまり特殊法人NHKは視聴者を目上と見ていない
受信料搾取の対象と見下している
ということでいいんだね。
>>127 言われてみると、上司に「なるほど!」といわれると何となく認めてもらえたような、
ちょっとだけ得意な気分にもなることもあるな。
逆の立場だと、お前ごときが偉そうに「なるほど!」というなっていうところもあるかも。
【七夕〜たなばた】
・七夕(しちせき) 五節句のひとつ
旧暦七月七日の夕方に行なう。天の川を挟んで織女星と牽牛星が出逢うとされる、
中国の古い伝説に由来。織女星は裁縫や習字などをつかさどる星で、それらの
上達を願う行事。
・棚機(たなばた) 日本古来の伝統のひとつ
稲作に欠かせない水を大切にね!という趣旨で旧暦七月に行なう行事。
乙女が水辺(川べり)で神聖な機を織り、水の神を祭り織物をささげる。
「天の川」と「水辺」、「裁縫」と「織物」といった類似から、これらをコラボさせて
「七夕」に「たなばた」という読みを与えた。
♪五色の短冊
五色〜青赤黄白黒は、五行〜木火土金水(もく・か・ど・ごん・すい)の元素由来。
布や糸は高価なので紙で代用、さらに黒は紫で代用。
131 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/07(土) 02:26:32 0
>>125 >かつて豆腐は2かたまりで1丁と数え、現在の1丁はかつての半丁相当のボリューム。
スシと似ている。
スシも20年ぐらい前までは、2かたまり(握り2つ)を1カンと数えたが、
この十年で、1かたまりを1カンという数え方が、主流になった。
今では、よほどのガンゴ爺さんがいる店以外では、
ほとんど1かたまりを1カンと言うようになってしまった。
スシの数え方変化は、この10年来のことだと思うが、
豆腐の数え方の変化は、江戸時代の話ですか?
>>131 > 豆腐の数え方の変化は、江戸時代の話ですか?
番組内コメントでは豆腐の業界団体に問合わせをした結果として、パック売りが多数をしめる
現状では、ひとかたまりの状態を1丁というようになっているとのことでした。
全豆連〜量目〜豆腐1丁は400g程度から小量化の傾向へ
http://www.zentoren.jp/info/10.html 普段はスーパーで28円のトーフしか買ったことがないけど、意を決して近所の気合いの入った
豆腐屋で買い求めた時に「ここの豆腐はデカいね、これで1丁?」と聞くと、おじさんは
「これが本当の1丁なんだよ」と教えてくれた。ボリュームでいうとパック入り1丁の倍はある。
店頭には「もめん200円」としか書いてなかったように思うけど、これが20年くらい前の話。
鍋を持って買いに行かされた遥かな記憶を辿ると、かつて街なかを流してた豆腐売りの場合、
店頭サイズのでかい1丁よりむしろ、半分に切った1/2サイズのモノを1丁下さいな〜といって
買うのが主流だったように思います。それでも今のパック入り1丁より若干でかめ。
本来の1丁〜1/2サイズ2つ分というのはもしかして豆腐製造装置枠由来の、基本的&伝統的な
小売サイズじゃないかなと思います。今の2丁ぶんのボリュームではふつうの家庭で一度に
味噌汁に入れるには多すぎ。概ね二日分ってとこ。核家族化が進んでスーパーのパック入り
豆腐が一般的になった頃といえば昭和40年代かなあ。流しの豆腐屋が既に珍しくなった頃です。
この旧制1丁ボリュームのパック入り豆腐はちょっと見たことないけど、沖縄の固い島豆腐は
600g〜1kgほどあって、水に晒さずに平皿みたいなパッケージで売られてます。
かつて豆腐消費量の全国調査で、重量では全国一の沖縄なのに、丁数では振るわないという
妙な結果になったことがあるらしいです。
>>134 うん、杉浦圭子たんは激しくやばいな
AKでの折り合いがわるいのかしらん
てか何の擦れだよここw
素敵な素股が素的
もとは「素的」(非常に・とても)
「すてき」は普通以上の意の「できすぎ」が変化したことば?
「すばらしい」の意味で使われるようになったのは明治から。
江戸時代の「すばらしい」は、ひどい・とんでもない、という意味。
身なりが悪いという意味の「みすぼらしい」→「すぼらしい」(望ましくないさま)
→「すばらしい」(びどいとんでもない)となった説あり。
英語のterrificに似てるな。
気になる『かたち』
『思った通りのかたちで終了した』など、“かたち”の使い方が気になるとお便りをいただきました。
そもそも「かたち」という言葉の意味は、“外見に表れた様子・容姿”や、“物事の状態や傾向
(彼をだましたかたちになってしまった)”、“実質が伴わない形式だけのこと(かたちばかりのあいさつ)”
などを言います。いろいろな場面で使われますが、接客業でこんな言い方を耳にしたことはありませんか。
「手数料をご負担頂くかたちになります」「従業員を増やすかたちで対応します」 ちょっと回りくどいかもしれませんね。
それぞれ、「手数料をご負担頂きます」「従業員を増やして対応します」と言い換えられるでしょう。
“かたち”を使わなくても成り立ちますよね。使う側としては、“かたち”という言葉を入れることによって、
柔らかく遠回しに表現したり、言いにくいことをぼやかしているのでしょう。
しかし、言われた側は、なんとなくはぐらされた感じがして、違和感を覚えることも多いということなのですね。
一方、「A社主導で開発した」と「A社の主導というかたちで開発した」という文章ではどうでしょう。
微妙に意味が違ってくるのではないでしょうか。“かたち”が入ることによって、“数社が開発に関係していたけれども
A社が先頭に立って行った”など、いろいろな意味を読み取ることができるのではないでしょうか。
うまく使えば効果的な言葉ですが、便利に使いすぎると違和感や誤解を招く原因にもなりかねません。
くれぐれも“かたち”だけの言葉にしないように、したいものですね。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2006/07/0719.html
7/10気になることば
「お召し上がりください」は間違い?〜二重敬語
よく使うことばですよねー、分解するとこうなります。召し上がる(尊敬語) + お〜ください(尊敬表現) = お召し上がりください
れっきとした二重敬語です。二重敬語は使うべきではないという原則論からするとダウトかも知れませんが、
果たしてそれでいいのでしょうか?
【召す】
身に取り入れたり、着けたり、体の一部に関連する動作の尊敬語。年を召す、風邪を召す、お気に召す、などなど。
文化庁調査によると、「どうぞおめしあがりください」 気にならない 85.4% (H7)
(食品の注意書で)「本製品のお召し上がり方」 気にならない 68.1% (H11)
本来は二重敬語ではあるけれど、ここまで気にならない人が多いとなればある程度こういう表現は
定着したと言ってもいいのではないか。一概に間違いとは言えないのではないか。(文化庁見解)
尊敬語も使い古されてくるとやがて効能が減じてきたように感じることはよくあることで、こうした
尊敬語をさらに尊敬表現で包み、尊敬パワーを再注入するといったことはよくあるのでは。
このような 尊敬語 + お〜ください(尊敬表現)の例、「先生が見える」→「先生がお見えになる」。
これも今は定着し、ごく普通に使われることばでしょう。
7/3 気になることば 【こくはどんな味】
明治時代には使われていたことば
「濃く」 酒などの深みのある濃厚なうまみ
「酷」 中国で穀物が熟したこと→酒などの深みのある濃い味わい
英語の「こく」 → 料理 rich 、酒 body
「こくセンサー」をつくったビール会社による定義
「ビール飲んでいるあいだ、苦みや渋味、酸味といった味成分が、より多く舌や喉の粘膜に吸着すること」
味の「キレ」 → すっきりとして、しつこさをあとに残さない
人によって異なる味の感じ方、抽象的であいまいな感覚をことばで正確に伝えるのは難しいことですが、
それでも「こく」や「きれ」と聞けばそれで納得し、わかったつもりでいられることばの面白さ。
7/11ナットク 「お待ちしてください?」
『お待ちしてください』こんな敬語の使い方を耳にしませんか?
この敬語の使い方は誤りですね。まず、「お〜する」「ご〜する」は【謙譲語】です。
この場合、“待つ”のは相手側なので【尊敬語】の「お〜になる」「ご〜になる」を使うのが正しい
使い方ですよね。
さらに、「くださる」は尊敬語です。ということは、『お待ちしてください』は、【謙譲語】の
「お〜する」+【尊敬語】の「くださる」と、謙譲語と尊敬語がごちゃまぜになっているのですね。
正しい言い方は、「お待ちください」「お待ちになってください」です。
平成15年度の文化庁調査で、「先生、こちらでお待ちしてください」という表現は気になるかどうか?
という問いに、気になる(66%)、気にならない(25%)という結果が出ました。
誤用だとわかっている人の方が多いのに、最近よく耳にするように思います。
例えば、買い物をして、店員から『重い物ですが、お持ちしますか?』と言われたことはありませんか?
この場合、主語は“私が”でしょうか、“あなたが”でしょうか。
本来は、「重い物ですが、私が(あなたのために)お持ちしますか?」の意味になりますが、
店員は「重い物ですが、あなたが(ご自分で)お持ちしますか?」と客に荷物を持ってもらう
つもりで誤って使っている場合もあるようです。
正しくは、「あなたがお持ちになりますか?」ではないと、意図がきちんと伝わらないですよね。
主語がない状態で「お〜する」を誤用すると、意味が通じなくなるおそれがあります。
本来、敬語は主語を使わなくてもコミュニケーションが成り立つことばですが、その前提が
揺らぎはじめています。敬語をもう一度見直してみませんか?
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/12/1220.html
長すぎて読めませんでした
7/9 気になることば 「ほぞをかむ」
「ほぞをかむ」。後悔しても及ばないことです。
この「ほぞ」は「へそ」のことで、漢字ではどちらも「臍」と書きます。自分のへそをかもうとしても無理ですが、
それでもかもうとするほど悔しく、後悔することから来ていることばです。「ほぞ」は、古くは「ほそ」と言い、
平安時代の『倭名類聚鈔(わみょうるいじゅうしょう)』にも【保曽(ほそ)俗云倍曽(へそ)】とあります。
どちらのことばも古くから使われていましたが、へその方が一般的な言い方だったことがうかがえます。
ところで、木組みをする時に、片方に穴を開け、もう片方に凸部分を作って合わせる方法があります。
この出っ張り部分を「ほぞ」、開けた穴の方を「ほぞ穴」と言います。このような意味の「ほぞ」は、
室町時代には既に使われていて、その後、出っ張ったり引っ込んだりする部分、どちらも「ほぞ」と
いうようになったようです。
ところで、覚悟を決めるという意味の「ほぞを固める」ということばがありますよね。
この「ほぞ」は、「心に考えた計画」や「決心」といった意味です。一方「へそ」には、例えば
「へそで(が)茶を沸かす」がありますが、へそでお茶が沸くわけもなく、それほど変だということから、
おかしくてたまらないことを表したことばです。比べてみると、「ほぞ」は改まった感じで、
「へそ」はこっけいなように思います。「へそ」は日常のことばだからかもしれませんね。
ところで、「へそくり」。その語源は「臍」とは関係ないという説が有力のようです。
つむいだ麻糸を幾重にも巻いたものを「綜麻(へそ)」と言い、これを作ってお金をためたものを
「へそくりがね」と言ったようです。それに漢字を当てて「臍繰金」と書いたのです。
どうやら、へそくりの言い方は、各地で様々あるようです。また教えてください。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/07/0709.html
ワンコそば
そばむぎ→そば。「そば」は角のある意。
江戸では「蕎麦を手繰る」という粋なことばもある。
みりんを使ったつゆの「もりそば」に対し、砂糖(貴重品)を使った高級そばつゆで食すのが
「ざるそば」。薬味としてのワサビがつくのが「ざるそば」。刻み海苔は明治以降。
今でも「もりそば」にはワサビをつけない店があるらしい。
俺が好きなのは江戸前の「大盛り」なんだけど、これは並の「もり」を単純に大盛りにした
文字通りの大盛りではなくて、だいたい1.5枚ぶんの盛りそばに薬味としてワサビ+ネギ、
そしてさらにウズラの生卵がついてくるというメニュー。
昔から馴染みのそば屋ではこればっかり喰ってたけど、信州や出雲などのそば処では
この「大盛り」が通用しないのね。「もりそば」を大盛りにしたやつですか?と言われる。
蕎麦の話って木曜日だったっけ。
あの日はいつになくことばおじさんのテンションが高かった。
7月12日(木)
ことばおじさんの あの日、あの時 <そば・うどん>
そもそも、どうして「そば」「うどん」と言うのでしょう。
そば(蕎麦)は古くは「そばむぎ」と呼ばれていました。“耳をそばだてる”と言いますが、
「そば」には『とがった角を持つ』という意味があります。そばの実を見ると、鋭い角があります。
“とがった角のある麦”ということで「そばむぎ」、略して「そば」となったと言います。
一方、「うどん」は「温飩(うんどん)」が変化したのではないかと言われています。
「飩」には小麦粉をこねて丸く固めたもの、という意味があり、それを温めて食べるから「温飩」なのですね。
そばと言えば“わんこそば”。昭和31年の映像に、岩手県での年越しわんこそば大食い競争の様子が
映っていました。「わんこ」とは、岩手の方言で「お椀」のことです。起源は諸説ありますが、400年ほど前、
ある殿様が花巻城に泊まった時、少量のそばをお椀に上品に盛って出したところ、たいへん気に入って
何杯もおかわりしたことが始まりという説があります。
ところで、うどんの自動販売機を見たことはありますか?昭和47年の映像には、コインを入れると、
麺をさっと茹でて湯切りをし、汁と具を入れてうどんが出来上がって出てくる様子が映っていました。
麺類に加えるさまざまな具のことを、「かやく」と言いますよね。漢字では「加薬」と書きます。
つまり“薬味を加える”、野菜や香辛料を加えることなのですね。山梨のほうとうや、名古屋のきしめんなど、
郷土のそば・うどんは様々あります。日本人にとってなじみ深い食べ物だからでしょう。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/07/0712.html
7/16 ナットク
世間ずれの「ずれ」って何?
「世間ずれ」という言葉の意味を、文化庁が平成16年度に調査を行いました。それによると、
1. 世の中の考えからはずれていることを意味する=32%、
2. 世間を渡ってきてずるがしこくなっていることを意味する=51%、
という結果でした。正しい意味は、2. です。
若い世代に1. の意味と誤解している人の割合が多くありました。
「世間ずれ」の「ずれ」を漢字で書くと、「擦れ(すれ)」です。つまり、物と物がふれあってこすれること。
それを人にあてはめて、世の中でもまれて純粋さを失い、ずるくなったという意味なのです。
それを「ずれ」という音から、「外れ」ととらえたり、考え方などが人と違う時に「ずれている」と使うため、
1. の意味で解釈をしてしまっている人がいるのでしょうね。
同じように間違った解釈で覚えてしまっている言葉に、「他山の石」があげられそうです。
「他山の石」とは、他人の悪い言行を自分の行いの参考にして、自分を磨くという意味の言葉です。
語源は中国の古典『詩経』で、「他山之石 可以政玉」=“他の山から出る悪い石でも、
自分の玉を磨くことができる“というものです。
平成16年度の文化庁調査では、およそ3割の人が正しい意味で使っていると回答した一方、
良い手本と解釈している人がおよそ2割、3割近くの人がわからないということでした。
言葉の印象で意味を誤解して解釈してしまったり、言葉自体を知らない人も多くなってきているようですね。
しかし成句などには、その由来から、深い教訓が含まれています。
やはり、本来の意味をちゃんと把握して使うことが出来ればとても便利なのかもしれませんね。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/02/0202.html
ことばおじさんって何?
妖怪ですか?
どっちかというとおかまでは?
今日の「気になることば」はお休みです。
台風〜地震で出番無しか。
地味で控えめな岩槻里子アナは、メイク映えする顔立ちだね。
一昨日あたりは微妙に濃ゆくてあれっ?と思うような艶っぽい目つきだった。
もっと化けろ〜〜
久々のことばおじさん。「わっしょい」のナゾ。
諸説あるが、和して背負う → わっしょい。
この古典的掛け声「わっしょい」は、今や「そいや せいや」派に押されつつある
(力を)添えや添えや → そいや・せいや
・御輿の担ぎ方の違い
昔は担ぎ手が御輿に背を向けて担ぐのが一般的で、御輿の進行方向が定まらず、
ふらふら&よろよろと進むので「わっしょい」がフィットする。
近頃は担ぎ手が揃って進行方向を向いて担ぐのが殆ど。御輿の進行がスピーディー。
この際に「そいや・せいや」が使われることが多いみたい。
155 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/23(月) 18:14:19 0
「わっしょい」の語源が、「和して背負う」? 少し苦しくないか。
「和して背負う」、「和して背負う」と連呼しながら、
神輿を担いでいた時代があったとは、にわかには信じがたい。
156 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/23(月) 18:21:20 0
>>155 朝鮮語ワッソ (wass-eo,来たぞ) から。
高貴な人の行列の先導者が発した言葉で、日本語の「下にぃー、下にぃー」に似ている。
朝鮮通信使の先導者が言っていたことから、日本に広まった。
書いてもらっても良いですか
は、日本語的におかしいよ。
これは、
Aさん:書いて欲しい人
Bさん:Aさんの前にいて質問された人(同僚、上司のような存在)
Cさん:赤の他人
の三人がいるという前提で、AはBに、Cさんに書いてもらっても良いか と許可を頂いていることになる。
書いて欲しい対象の人に言うべき言葉としては間違っている。
>>158 これは今朝のナットクだね。「書いてもらっていいですか」自体はどこもおかしくはないと思うよ。
> これは、
中略
> の三人がいるという前提で、
おやおや?どうしてこんな前提が唐突にでてくるのだろう。
要するに「許可を頂いていることになる」ための条件を生成したわけですね。
ナットクのコントだと、署名を集める人と通行人、この二人の会話で「お名前、書いてもらっていいですか」だし、
さらに「この小犬をもらってもらっていいですか」というフレーズを提示しているように、問題の本質は
許可云々ではないですよ。
語尾の「いいですか?」に着目すると、確かに許可を求めているふうにも聞えるけど、ここは
「○○してもらっていいですか」という遠まわしな依頼が主題。
それとは別に、書いてもらいたい人への依頼ならば、「書いて」ではなくて、
「お書きいただく」とか「ご署名を」のように、敬語にしないといけないという問題はあります。
つまり、冒頭にも書いたとおり、「書いてもらっていいですか」自体が日本語としておかしいか
どうかという問題と、とある局面で正しく運用されているかどうかとは別ということです。
160 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/24(火) 22:08:02 0
>>159 >「書いてもらっていいですか」自体はどこもおかしくはないと思うよ。
と思っているのなら、若い方ですか?私も
>>158氏と同感でおかしい日本語です。
ナットク〜でも指摘しているんだから。
下ーにー 下にッ
下に折れー 下にッ
来たーぞー 来たぞッ
石持てー 伐ちそッ
>>160 ナットクの内容は以下のとおりです。
=======================
「〜してもらってもいいですか」ってくどい?
最近、『お名前を書いてもらって、いいですか?』という言い方を耳にしませんか?
日本語の文法としては間違っていませんが、やはり、くどい言い回しだと思う方も多いのではないでしょうか。
【お名前を】・【書いてもらって】・【いいですか】と、分解してみると、【いいですか】が、くせ者のようです。
これを省くと、「お名前を書いてもらえますか」。すっきりしましたよね。
さらに、【書いてもらう】は、依頼する側の都合なのに、肝心のこの部分が敬語表現になっていません。
そこで、『もらう』を謙譲語にして使って「お名前を書いていただけますか(名前をお書きいただけますか)」、
または『くれる』の尊敬語を使って「お名前を書いてくださいますか(名前をお書きくださいますか)」という
表現が適切でしょう。
どうして、『〜してもらっていいですか?』という表現が出てきたのでしょう。
日本語には、文が長くなるほど丁寧さが増すように受け止められる傾向があることが、一つの原因では
ないかと考えられます。また、「いいですか」という相手に選択権を与える表現を使うことによって、
自分がへりくだっている印象を与える効果があることも言えるかもしれません。
しかし、丁寧に言おうとして敬語が過剰になったり、文章が長くなりすぎたりするのは、かえって逆効果ですよね。
敬語の使い方には関心がある方が多く、これからもみなさんと一緒に考えていきたいと思っています。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2005/04/0405.html =======================
163 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/24(火) 23:21:53 0
わっしょいは、ヘブライ語からっていう話もある。
今週の「気になることば」は「お祭り」のことばシリーズだね。
今日は「花火の掛け声〜玉屋と鍵屋」
隅田川にかかる両国橋(だったかな)の上流側から打ち上げるのが鍵屋の花火、
下流側からは玉屋の花火ということで(逆だったかも)、見物客はどちらの花火か
判別できる仕掛け。
鍵屋の分家が玉屋、享保〜天保期の大江戸花火マーケットはこの2社が複占。
新進気鋭?の玉屋のほうが人気があったのだけど、火事を出して江戸処払いとなり、
玉屋は一代限りで断絶した。
鍵屋という屋号は、鍵屋の当主が深く信仰していた稲荷神の狐像の咥えもので、一方が
蔵の鍵を、もう一方が宝玉を咥えていることに由来する。
狛犬に相当する稲荷神社の狐は稲荷神の使い、すなわち神使あるいは眷属であって、
稲荷神そのものではない。また、巻き物を咥えている狐像、何も咥えていない狐像などの
バリエーションも豊富。
髪切った?
タモさん乙
んなこたーない、というか最近NHKでタモリを見ないなー。
ジャポニカロゴスなどを見てると、さすがにいろんなことをよく知ってるなーと思うよ。
ことばおじさんの夏休み(´_`)
「かっ飛ばせー」
2週間ぶり、久々のことばおじさん&おばさん。
今日の里子おばさんはピンクだね。
ふだんは地味な衣装なのに一体どうした?何があったんだ?
8/29(水曜日) 気になることば〜返事のことば「はい」
江戸時代には使われていたことばで、諸説ある語源の一つは「拝→はい」というもの。
江戸期の方言辞典でもある物類称呼(1775年頃)より、「他の呼ぶに答る語」の抜粋。
関東にてあいと云
畿内にてはいと云
近江にてねいと云
肥前にてないと云
越後にてやいと云
関東の「あい」〜鎌倉・室町時代から使われていた返事。
阿(ア)ぞんざいな返事+惟(イ)ていねいな返事。
「へい」〜商人が客に対して畏まって「へい」
「うん」〜承諾の「諾」(ウ)〜じっくり考えたうえでの返事「う」+ん。現在は目上には使わない。
8/28(火曜日) 気になることば〜文房具の呼び方いろいろ
・模造紙って何を模造してるの?
明治時代に印刷局製造よる局紙(鳥の子紙ベースの和紙)を万博に出展し高評価を博したものを、
ヨーロッパの製紙会社が洋紙にて模造した。大正時代に至り、この欧州産模造紙の輸入品や
日本の製紙会社が模造し国産化した洋紙が現代の模造紙で、代表的な大きさは788ミリx1091ミリ。
・地域によって異なる「模造紙」の呼び方
大洋紙 (たいようし) 新潟、福島、鳥取、高知、熊本、鹿児島
B紙 (びーし) 愛知、岐阜
広洋紙 (ひろようし) 長崎、熊本
広幅洋紙 (ひろはばようし) 鹿児島
鳥の子洋紙 (とりのこようし) 愛媛、香川、沖縄
雁皮 (がんぴ) 富山
・画鋲
東日本では「画びょう」、西日本では「押しピン」とも。
・定規
東日本では「線引き」、西日本では「さし」とも。
8/30(木曜日) 気になることば〜台風の再上陸?
・再上陸というと同じところに二度三度の上陸と解釈してしまいますが…
九州に台風が上陸したのち海上に抜けて四国に再上陸した、という使い方をされますが、
再上陸の主体・主語はあくまで当該台風であって、「再」には「同じところ」という意味はありません。
たとえば「再就職」なら、別の会社に就職したと解釈するのがふつうでしょう。
むろん同一の事業所に再度就職することもあるでしょうが、これは復職のほうがふさわしいかも
しれません。台風も同様に、いったん上陸した後にわざわざ同一地点にまで引き返してきて
再度上陸するような例は希です。
台風の場合、島、半島、岬を通ったりかすめたりした場合や、上陸後の進行地点については、
上陸とはいわず通過ということが多いようです。
・横断と縦断
横断 ヨコまたは東西の方向に通り抜けること
縦断 タテまたは南北の方向に通り抜けること
・日本列島は北東から南西にかけて弓なりですけど…
本州の西端にも近い山口県下関に上陸した台風がそのまま東に進んだ場合、これは
山口県を横断したともいえるし本州を縦断したともいえるでしょう。四国の高知に上陸後、
四国山地を越えて瀬戸内に抜けた場合、この台風は四国を縦断したのか横断したのか、
とっさに即答しにくいものです。
かように紛らわしいうえ、実際の台風は複雑な動き方をすることもあるので、今は東北東
などの方位や県名・地名などの具体的な表現で伝えるようにしています。
9/4 気になることば - あいさつに代える?
・辞書の解説例
(あいさつに)代える = 正式ではないが代理代用として、という含みで使うことが多い
= 本来ならばもっときちんとした挨拶をすべきところですが、といった謙虚な気持ちから
・「あいさつ」にみられる気配りの決まり文句
僭越ながら
大変僭越ではございますが
甚だ簡単ではございますが
意を尽くせないが
ひと言挨拶に代えて
9/5(水曜日) 気になることば 「へそくり」
・へそくりの語源
綜麻(へそ) = つむいだ麻糸を管状に幾重にも巻いたもの
→ (内職などで)コツコツ綜麻を繰り糸を作ってお金を貯える&倹約 → 臍繰金(へそくりがね)
・各地での呼び方
ホマチ(外持) 北海道、東北、北関東、房総、
ホタコ 青森
シンガイジェン(新開銭) 新潟、富山、石川
ヘソクリ(臍繰) 東京、山梨、埼玉、中部、東海、大阪、京都、三重、広島など
ナイショガネ(内緒金) 兵庫、奈良、和歌山、若狭
マツボリ 岡山、鳥取、徳島、福岡、熊本
キャーフゼニ(脚布銭) 佐賀
ワタクシ 沖縄
来週あたりはマンコの語源&各地での呼び方かな?
里子たんが耳まで真っ赤にして進行するシーンを妄想中。。。
NHK総合朝10時からの枠で金田一秀穂せんせいが日本語について話してるんだけど、
あのだらしの無い風体で白昼の渋谷をふらつく映像はいつ見てもやばい。
見た目や評価はともかくとして、話しぶりや雰囲気は面白いし、こういう先生に日本語を
教わるのもいいかなと。既にテキストも読んでるけど、本放送にはテキストにはない
コンテンツもあって面白いな。ナレーションをやってる講談師の神田京子もいい。
>>178 スレタイを見てビックリしたけど、なるほどそういうスレなのか。。。
いろいろ大変だねー。
9月18日(火) 気になることば
南東の風?東南アジア?
『東西南北の“間”の方角を言うとき、東と西を先に言う場合と、南と北を先に言う場合がありますが、
使い分けはあるのですか?』とお便りをいただきました。
確かに、“東北地方”ですが、“北東の風”と言いますよね。実はおおよそ、【土地の方角】を言う場合と、
【気象(航海)】で使う場合とで使い分けをしているのです。
つまり土地の場合は「東北地方・東南アジア・都の西北・・・」といったように“東西”を先に、
気象(航海)の場合は「北東の風・南東の風・・・」と“南北”を先に使います。
土地の方角で、東西を先に言うのは“古来からの習慣”と言われています。
中国古代の占いの書物『易経(えききょう)』にも【西南に朋を得、・・・】とあり、日本の『日本書紀』にも
【東南の橿原のところ・・・】と東西が先に書かれています。現在も、南西諸島など若干の例外もあるものの、
国土地理院発行の地図は、東西を先に表示しています。
しかし、日本の外務省では「南東アジア課」や、「北東アジア課」と、慣例的に南北を先に言うようです。
はっきりしたことは分かりませんが、英語のSoutheast Asiaを直訳したからかもしれないのだそうです。
実は気象に関して南北を先に言うのは、この英語の翻訳からきていると言われています。
日本の気象台が設立されたのは、明治8年。海外の観測機械を輸入し、イギリスの専門家を招いたことから、
風向きの示し方なども、英語式に南北を先に言うようになったようですね。
ちなみに、沖縄の古い方言では、「東」を「アガリ」、「西」を「イリ」、「南」を「フェー」と言い、
何と「北」は「ニシ」だそうです。こんがらがりそうですね。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/09/0918.html
気になることば 9月19日(水)
あさっての次の日は?
『あさっての次の日』を何と言いますか?
およそ40年前の国立国語研究所の全国調査では、東日本では「やのあさって、やなあさって(やなさって)」、
西日本では「しあさって」と言うとの結果が出ていました。「やのあさって」の「や」は“弥”で、「たくさん、さらに」
という意味があります。また「しあさって」の“し”は数字の「四」に由来するそうです。
今日を「一」と考え、明日が「二」、あさってが「三」で、その次の日ですから「し(四)あさって」なのですね。
東日本でも東京は元々「やのあさって」という言い方をしていましたが、「しあさって」と言います。
これは、商業取引などで関西との関係が深くなったことが原因の一つのようです。
ところで、三重県、岐阜県、北陸の一部では「ささって」と言う表現があるのです。
「ささって」の「さ」は「再来年」の「さ」と同じ、つまり「再(さい)」ですね。「再」は“次の”という意味を持ちますから、
あさっての“次の”日、「さ+あさって」→「ささって」となったのです。
また、今日の次の日を「一」と数え、三日目にあたる日の「三」から「ささって」と言うともいわれています。
なんだか混乱しそうですね。1.あさっての次の日、2.あさっての次の次の日を、地域でどう言うか、
[東京=1.しあさって−2.やのあさって]、[東日本=1.やのあさって−2.しあさって]、
[西日本=1.しあさって−2.ごあさって]、[三重県など=1.ささって−2.しあさって]となるようです。
東の人と、西の人が会う約束をしても、うまく会えない!なんてことになりそうですね。お互いにご注意を。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/09/0919.html
今週の里子おばさん、
前髪を切りすぎたドンくさい女子みたいで可愛いw
気になることば 9月26日(水) 赤と紅の違いは?
「赤」と「紅」、どちらも「アカ」と読みますが、どう違うのでしょう。
古くから漢字で「赤」の他にも「紅・朱・緋・丹」などと書きました。
少しずつ色が違いますが、なぜすべて「アカ」と言うのでしょう?
「アカ」はもともと色ではなく「明し」、光の輝く様子を表すことばでした。
そこから、照り輝く色、明るい赤系の色を総称して「アカ」と呼ぶようになったようです。
特に、「紅」の「アカ」は「鮮やかな赤色、派手な色、あでやかなさま」を表し広く使われ、
転じて、万葉の時代から“花のような女性”を例えるのに使われるようになりました。
「紅一点」の「紅」ですね。
ところで、『紅白』と言うときは必ず「赤」ではなく「紅」ですよね。
紅白饅頭、紅白幕など、“おめでたいとき”を表す「紅白」は、平安時代には既に使われていました。
諸説ありますが、中国で「紅」は呪術的な意味で祝い事に用いられ、「白」は葬儀をあらわし、
“天寿をまっとうした”からおめでたいという意味があります。
その民間信仰が日本に伝わったという説です。
また、二組が対抗して戦う時も、「紅白戦」と言いますよね。
日本初の紅白戦は、『源平の合戦』。「平氏が紅色」、「源氏が白色」の旗を使って
戦場で敵味方を区別したのですね。運動会でも、赤と白の帽子をかぶって競技を
することもここから来ているのでしょう。
ところで、この帽子の呼び名は「赤白帽」、「紅白帽」、どちらでしょう。
NHK放送文化研究所の調査では、紅白帽=29%、赤白帽=60%という結果でした。
しかし、地域によって差が大きく、おおむね東日本、北海道・東北では「紅白帽」と使うようです。
また、小学校の図画工作で昭和初期に、「紅色」を「赤」と教えるようになったため、
若い世代は「赤白帽」が多いようです。色の名前は、風情のある名前も多く、興味深いですよね。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/09/0926.html
気になることば 9月27日(木) “おす!”って何?
若い男性の間で使われる、『おす!』。
辞書には“出会った時の挨拶のことば”とあります。これは、「おはようございます」から来ていると言います。
つまり、おはようございます→おはようっす→おっす→おす、と、最初と最後の音だけが残ったのですね。
もともとは、海軍で使われたのが始まりだったとも言われています。同輩同士、あるいは後輩に対しての
くだけたあいさつことばで、戦後一般にも広まっていったのですね。
また一部の武道の世界でも使われます。漢字で「押忍」ですが、“耐え忍ぶ”という意味合いもこめた、あて字なのです。
ところで「ちは!」と、あいさつをする人もいますよね。「こんにちは」を短くした「ちは!」です。
俗語辞典では、「御用聞きや職人などが使用する威勢のいいことば」とありました。
国語学者、柴田武さんはその著書の中で、あいさつのことばは、使う度数が多いのですり切れやすい、
などと書いています。
そもそも「こんにちは」自体、「今日は良いお日和で」などのあいさつことばの、後半が省略されたものです。
「さようなら」も元は、「左様ならば、これにて失礼!」などと言っていたのですね。
「あばよ」も元は江戸時代、主に子ども達の間で使われていたともいい、「それではね」という意味の
「さあらばよ」が短くなったのです。
「じゃ、じゃあ」も「それではこれでお別れしましょう」の「それでは」が、「それじゃ」になり、「じゃ」となって
しまったようです。長々としたあいさつの面倒は省けますし、歯切れも良く、親しみのこもった表現として
便利です。しかし、場合によっては相手に不快感を与えかねないので、気をつけて使いたいですね。
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2007/09/0927.html
触った感じを「触感」というのは初めて聞いた。
感触って言うでしょ普通。
>>186 私は使いますが。「感触」と言うと、皮膚感覚でないものも連想してしまう。
しょっ‐かん【触感】 シヨク‥
触覚。また、さわった時の感じ。
しょっ‐かん【触感】ショク─?名?
物にさわったときに手や肌で受ける感じ。手ざわり。肌ざわり。感触。「ざらざらした─」
かん‐しょく【感触】
(1)外界の刺激にふれて感ずること。
(2)てざわり。はだざわり。「ぬるぬるした―」
(3)相手の言動からそれとなく感じとれること。「示談の―を得ている」
かん‐しょく【感触】?名?
@手や肌に物がふれたときの感じ。手ざわり。肌ざわり。「ぬるっとした─」
A外部との接触によって心に受ける感じ。「必ず合意に達するとの─を得た」
ちょっと前に、ことばおじさん宛に質問を送った。
先日、ニュースを見てたら、その内容が反映されていることに気付いてうれしかった。
髪切った?
里子おばさんの髪型もあれこれ工夫してるみたいすね。健気でよい。
192 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/03(月) 14:55:32 0
東京八王子の方言「うざったい」
やっと、「放し」の事やったな。
あまり突っ込んだ事はしなかったが。
結局、二つの意味があるって事になっちゃったが。
194 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/20(木) 00:38:50 0
気になることば 12月11日(火)
「やりっぱなし」
「勝ちっぱなし」 同じ?
『○○っぱなし』。「放す・放し」ということばに勢いがついて促音化したもので、
「その動作を行ったままで放置しておく」という意味ですね。
“やりっぱなし”=やったまま放置する、“出しっぱなし”=出したままほうっておく、ことです。
では、「勝ちっぱなし」はどうでしょう。辞書には、1955年の用例が出ていますが、これは
「ずっと勝ち続ける」という意味です。「○○っぱなし」には、「放置しておく」と「〜の状態を続ける」
という二つの意味があるのです。
ところで、似たような表現の「○○放題」。「荒れ放題」「伸び放題」のように、
「ある状態を行われるままにしておく」という意味がありますよね。
さらに、「食べ放題」「歌い放題」のように、「自由存分、思うままに行う」という意味もあります。
「放題」は、もともと和歌などのことば『傍題(ほうだい)』から転じたと言われています。
現在では、傍題=ぼうだいと読みますが、「和歌・連歌・俳諧などで、主題ではなく他の事柄や、
主題に添えた事柄を中心に詠むこと」を言いました。
そこから、「本題を外れる、常軌を逸する」という意味が生まれ、転じて「自由気まま、好き勝手に振る舞う」と
なりました。そして「放題」の漢字もあてられたのです。
言いたい放題、勝手放題など、好き勝手に振る舞う感じですよね。
「食べ放題」などは、“好きなだけどうぞ”と消費者には嬉しく、お得な感じがしますが、
食べ放題だからといって、食べ残してはもったいないですよね。
“したい放題”にならないように、気をつけたいですね。
195 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/20(木) 01:48:14 0
気になることば 12月3日(月)
うざい定着?
『うざい』。1980年代後半に生まれ、90年代半ばに若者の間で使われるようになったことばだと言われています。
俗語辞典にも若者語として掲載されています。H16年度、文化庁の『国語に関する世論調査』では、
「面倒くさいことや不快感、嫌悪感を表すときに“うざい”と言うことがあるかどうか」という質問に、17%があると
答えています。内訳は、10代の70%、20代でも55%、さらに30代のおよそ30%、40代でもおよそ20%と広い世代に
使われるようになってきていることが分かります。
10年ぶりに大きく改訂される広辞苑にも、「うざい=わずらわしい、うっとうしい、気持ちが悪い、
“うざったい”を略した俗語」と、新しく載ることが決まっています。「うざい」は「うざったい」の略語ですが、
「うざったい」は、江戸時代には既に使われていて、辞書には「こまごましたものが群がり、集まっている
さまをいう」と載っています。虫などが“うじゃうじゃ”集まっている様子から出来たことばのようですよ。
東京の八王子周辺では、方言として“いやらしい、気味が悪い”という意味で「うざったい」を使っていたのです。
雨でズボンのすそが濡れて気持ちが悪い様など、不快感を表すそうです。
実は現在の「うざい」は、この八王子の方言が都区内の若者の間に広がり、全国に広まったのだと言われています。
その過程で「うざったい」を略した「うざい」も生まれたようです。
使い方も変化し、具体的に経験した不快なものを表現していたものが、今では、経験する前の面倒臭さや、
うっとうしさを表すようになっていますよね。若者の間で、広く使いやすかったのかもしれませんが、否定的な
ことばだということはもちろん、わかっておきたいものです。
196 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/20(木) 01:50:34 0
気になることば 12月12日(水)
「たまげる」でビックリ!
“非常に驚くこと”を『たまげる』と言うことがありますが、漢字では「魂消る」と書きます。
“魂が消えるくらいの大きな驚き”ということなのですね。もとは「たまぎる」と読み、
平安時代の文献にも載っています。江戸時代には「たまげる」とも言うようになったようです。
以前、国立国語研究所が「急に後ろから大きな声をかけられてドキンとする場合に何というか」を、
調査し、まとめたものがあります。「タマゲル」は、東日本や四国西部、山口、広島などで使い、
また九州では「タマガル」というようです。島根の一部では「オビエル」。
怖がることを「怯える」と言いますが、そこからきているのですね。他にも、「オドケル」「オボケル」
「オブケル」などという形で、長野・静岡・愛知などに広がっています。
さらに、「ビックリする」。「びくびく」「びくっと」など、身体が動くさまを表す擬態語が語源のようですが、
近畿地方を中心に広がっています。さらに、東北地方の「ドオテンスル」。“動転する”から来ているのですね。
これらを地図で見ると、特徴が見えてきます。「ビックリ」は近畿地方を中心に広がり、その外側に「オビエル」が、
さらにその両側に「タマゲル」が広がっているのです。民俗学者の柳田国男が唱えた説に、『方言周圏論』があります。
「ことばは、文化の中心地で新しく生まれ、今まで使われていたことばが外へ押し出されていき、波紋のように
中心から順に新しいものが並んだ分布をしめす」という説です。この驚いた時に使うことばも、「方言周圏論」が
あてはまりそうですね。ということは、「びっくりする」が最も新しく生まれたことばだと考えられるでしょう。
ことばの分布で歴史が分かるのですね。
197 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/20(木) 06:30:26 0
>>194 >「放題」は、もともと和歌などのことば『傍題(ほうだい)』から転じた・・・
これは眉唾だな。
まず「傍」は全濁の字、「放」は全清の字。
全濁の「傍」を清音で読むのは唐=平安時代に
漢字の濁音の清音化が起きた影響だろう。
漏れは以前通勤の途中で「打ち放題」と書いた
ゴルフ練習場の看板を毎日見ていて悟った。
落語家が客から題(主題=テーマ)を貰って即興で噺を作ることがある。
「閑話休題」は「余計な話をやめる」「それはさて置き」という意味。
題と噺(はなし)は密接な言葉。「話題」を「はなし」とよんでも
そんなに違和感は無い。
「放す」も「はなす」と読む。「放題」は「はなし」に」関する
似たような漢字を2つつないで冗長にした節和製漢語。
198 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2007/12/20(木) 13:35:03 0
方言周圏論といえばアホバカ分布図ですね
199 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/07(月) 23:20:55 0
今日が新年一発め?
年賀とはなにか
おみくじの意味は勉強になりました
吉・凶のよしあしではないのね
201 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/31(木) 02:07:41 0
気になることば 1月9日(水) おみくじの順番
初詣に行って、おみくじはひきましたか?
漢字で「御御(神)籤」と書き、「おみ」は「おみこし」「おみき」と同じ接頭語で、神仏によって
吉凶を占う“くじ”のことです。【大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶】の7種類が一般的なようです。
「吉」とは、吉報などのように「よいこと、めでたいこと」なので、吉と中吉のどちらが良いの?
と思う方もいらっしゃることでしょう。
その回答の前に、まず“くじ”の歴史ですが、もともと中国から伝わり、現在日本で広く
行われているおみくじのルーツは、平安中期に比叡山延暦寺の元三大師(がんざんだいし)が
考案したものだと伝えられています。吉凶や運勢を詠んだ漢詩に、1〜100番までの番号が
ついていて、番号を引いて占うというものだったようです。
元三大師のおみくじの吉凶は、順に<大吉→吉→半吉→末吉→小吉→凶>です。
「半吉」は吉の半ばで吉に向かっている途中、「末吉」は末に吉がやってくることから、
この順番なのだそうです。また「凶」はくじの3割と多くを占めていましたが、くじ自体、運勢の
強さをはかるのではなく、判断や指針を示すものと考えられていたからのようです。
現在、あるおみくじ専門業者では、順番を「吉」を中心に<大吉→中吉→吉→小吉→末吉>の順で
五種類、作っているそうです。そこで順番の回答ですが、実は、吉凶の順番は統一されたものは無く、
神社によってその種類も順番も異なる、つまり様々ある!というのが回答です。
吉凶よりも、書いてある内容を読んで、自分の行動や判断の指針にしたり、前向きにとらえることが
開運の秘訣なのかもしれませんね。
202 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/31(木) 02:10:04 0
1月4日(金) ことばおじさんの あの日、あの時 <正月の風景>
2008年、今年もよろしくお願いします。
皆さんは、新年をどのようにお迎えになりましたか?
昭和29年の映像には、明治神宮に200万人もの人が初詣に訪れ、日本髪を結った女性が
お参りをしている様子などが映し出されていました。また威勢のよい初売りの様子、
街角では元気にたこあげをしているこども達も映っていました。
明治神宮への人出はその後さらに増え、ここ数年、三が日には300万人を超える人々で
にぎわっています。毎年浅草もにぎわいますよね。
昭和29年の正月、浅草六区の映画街では、美空ひばりさん主演の映画や、旗本退屈男などが
上映されていたようです。
ところで、正月といえば、おせち料理やお屠蘇ですよね。お屠蘇は、今では正月を祝って飲む
酒のことですが、もともとは「屠蘇散」という薬のことでした。この屠蘇散を酒やみりんに浸して、
元旦に飲み、邪気を払う習わしだったといいます。「屠蘇」と難しい漢字を書きますが、
一説には「蘇(そ)」とは悪い鬼の名前のこと、その鬼を「屠(ほふ)る」、つまり打ち負かす
ことから「屠蘇」と言うようになったとも言われています。
新しい年を迎えました。心新たに、元気に頑張りたいですね。
203 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/31(木) 02:11:54 0
気になることば 1月7日(月) 年賀状の歴史
新年のごあいさつ、年賀状。年賀状の歴史は、古く平安時代に遡ります。
平安時代の手紙を集めたものに、年始のあいさつの文例が残されていることから、
この頃には既に年賀状のようなやりとりがあったことがうかがわれます。
明治に入って、郵便制度が整いハガキが作られると年賀状のやりとりは増加し、
昭和24年「お年玉付年賀はがき」の登場で、一種の国民行事のようになったのです。
そもそも「年賀」の「年(とし)」とは、穀物、特に稲を表すことばでした。
稲が実って収穫されるまでの季節の一巡を、時をはかる単位として用いたことから、
「一年」の意味になったのです。一方「賀」は、「よろこび祝う」という意味があります。
祝いの詞は「賀詞」、「謹賀新年」は謹んで新年を祝うことですね。
そして、「年賀」は「一年の最初を祝うこと、年始の祝賀」のことです。
元々は、品物を携えて、親戚や知人、近所の人に直接一軒一軒、新年の挨拶に
出向いた儀式でした。それが便利な年賀状へと代わっていったのです。
年賀は1月1日から3日まで、遅くても松の内の7日まで。ですから年賀状もそれ以降は
「寒中見舞い」で出すのがいいですよね。
ところで、「年」は人間の年齢も表すため、「年賀」には「長寿の祝い」の意味もあるのです。
古く長寿の祝いは、40歳から10年ごとに行うものだったのですよ。「初老」ということばは、
実は「40歳」の異称なのです。今の感覚からは驚きですよね。また、数え年の61歳の還暦、
70歳の古希、77歳の喜寿なども室町時代末以降、お祝いされるようになりました。
新たな年を祝い、長寿を祝う「年賀」。今年も健康に過ごしたいものですね。
204 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/31(木) 02:15:00 0
気になることば 1月8日(火) おめでたい“松竹梅”
正月飾りの門松。現在のように玄関飾りにする様式は、室町時代頃から始まったとも
言われています。正月、家に歳神様をお迎えするとき、歳神様が入って来やすいように、
縁起の良い飾り物をしたのです。松だけでなく、竹と梅がそえられているものもありますね。
このように、「松竹梅」は、おめでたいものとして、祝い事などに好んで使われます。
中国では古くから、厳しい寒さに耐え一年中緑を保つ“松”と“竹”、きれいな花を咲かす“梅”を、
「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」と呼び、絵の題材などに好んで用いてきました。
日本もその影響を受けて、めでたいことの印としたようです。
祝い事の他にも、品物や席などを三等級に分けた際のそれぞれの等級に代えて使われることも
ありますよね。このような使われ方は、江戸時代、すし屋やそば屋などが始まりのようです。
「上・中・下」「特上・上・並」の“下”や“並”は客が注文しづらい、というところから、代わりに
松・竹・梅で表すようになったとも言われています。一般的に「松」が最上級になり、竹・梅の順に
なることが多いですよね。どうしてなのでしょう。
そもそも中国から入ってきた時にこの順番だったという説や、日本に帰化した順だという説、
また松が一番長寿だからなどの説があるようです。しかし、本来はそろってめでたいものなので、
あくまでも同等なのですよ。
ところで、「雪月花」ということばもあります。四季折々の美しいもの、冬の雪、秋の月、春の花を
言ったことばですが、例えば飲食店で『雪のコース』など、ランクを表すのに使っているものも
みかけます。上下や優劣といった直接的な表現をさけ、ランクを意識させないよう、他のことばを
当てはめるというのは、日本的なやり方の一つなのかもしれませんね。
205 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/01/31(木) 02:18:15 0
気になることば 1月15日(火) 二十歳はなぜ“はたち”?
昨日、1月14日は「成人の日」。二十歳のことを「はたち」と言いますが、古く奈良時代から使われていた
ことばです。幾重にも多く重なるさまを「十重二十重(とえはたえ)」と言ったりしますが、なぜ「二十」を
「はた」と言うのでしょう。
これは、指折り数を数えていった時に、両手両足を折って数えていくと二十まで。二十でおしまい、
“果つ(果てる)”から「はた」というようになったという説もあるようです。
また「はたち」の「ち」は、数詞に添えて数を表すことばだと言い、「はた+ち」で「二十の数」があるという
意味になるのですね。もともとは年齢ではなく、数を表していたのですね。
平安時代に書かれた『伊勢物語』には、富士山のことを表現して
【ひえ(比叡)の山をはたちばかり かさねあげたらむほどして・・・】とあり、“富士山は比叡山を
二十ほど重ね上げたくらいの高さだ”と書かれています。
ところで、二十歳、「はたち」と「にじっさい」の使い分けはあるのでしょうか。
同じことばですので、違いはありませんが、イメージの差はあるかもしれませんね。
中央大学の飯田麻子先生は、「にじっさい」が単なる年齢を表しているのに対し、「はたち」は成人を迎えた
ことを意味する傾向がある、と言っています。確かに、単に年の数が20であることを言う場合は
「にじっさい」かもしれません。
ところで、「弱冠」とは、本来20歳の男子を表すものです。古代中国では20歳の男子を「弱」と呼び、
この機に冠をかぶることから来ています。「弱冠35歳で社長になった」など、相対的な若さを表現する用例は、
本来は正しい使い方ではありません。このような使い方は「じゃっかん」が、「若干」を連想させるからかも
しれませんね。二十歳を迎えたみなさん。ことばにも是非、注目して考えてみてくださいね。
気になることば 1月16日(水) 物事を始めることば
新築、改築した劇場で最初に行われる興行のことを「こけら落とし」と言いますね。
「こけら」とは、材木を削るときに出る“木の削りくず”のことで、漢字では「柿」と書きます。
果物の柿(かき)と同じ文字に見えますが、本来は別の字なのですよ。
「こけら」は8画、「かき」は9画。つまり「市」の部分の縦棒が、「こけら」は“上から一本の棒”で1画、
果物の「柿」は“点と棒”で2画で書くのです。実は元々の字はまったく違ったのですが、
偶然似た字が俗字として一般的に使われるようになったのです。
「こけら落とし」は、江戸時代の芝居小屋から生まれたことばです。新築や改築工事の最後に、
屋根の足組などの木の削りくず、“こけら”をきれいに払い“落として”完成となったことから、
最初の興行のことを「こけら落とし」と言うようになったのです。
ところで、物事の始まりという意味で使うことばに、「幕開き」があります。
これも芝居から生まれたことばで、歌舞伎などの幕が最初に開いて始まることや、新しい場面が
始まる瞬間を、「幕開き」と言ったものが転じたものです。「幕開け」という人も多いのではないでしょうか。
H16年度、文化庁『国語に関する世論調査』でも、【新しい時代の幕開け】と使うと答えた人が87.6%、
【新しい時代の幕開き】と正しい回答をした人は6.7%という結果でした。「夜明け」「梅雨明け」など、
音の混同があったのでしょうね。
今では、芝居など芸能関係は「幕開き」、それ以外は「幕開け」と使うことが多くなっているようです。
物事の始まりをさすことば、どちらも芝居のことばから出来たのですね。
気になることば 1月17日(木) 防災とことば
平成7年1月17日、「阪神・淡路大震災」が発生しました。
「防災・ボランティアの日」として心にとめ、防災意識を高めたいものです。
この地震をさかいに、「ライフライン」ということばが広く使われるようになりました。
「都市生活に不可欠な電気、ガス、水道などの供給システム」をひとことで言い表したものです。
定着してきたように感じますが、H14年に文化庁が外来語の理解度を全国調査したところ、
51%の人は正しく理解していた一方、60歳以上の人は33.1%しか正しく理解していませんでした。
国立国語研究所では、分かりにくいカタカナ語を分かりやすくするために、「外来語言い換え提案」を
H15年から18年にかけて発表しています。この中で「ライフライン」も上げられ、言い換え案として、
「生活線」などがあげられています。しかし「生活」ということばに既存のイメージがあるので、
少しわかりづらいかもしれませんね。
他にも、「ハザードマップ」。
地震や台風、洪水などが起きたときに、予想される災害の規模や危険が及ぶ範囲、時間、避難場所などを
記した地図のことです。災害が起きた時に、どこに近寄ってはいけないのか、どういう経路で避難すれば
よいのか、判断の目安になるものです。
このハザードマップには、国立国語研究所では「災害予測地図」という言い換え案を提案しています。
「災害」「予測」「地図」、どのことばも今まで持っている概念と同じ使われ方なので、イメージが浮かび
やすいと言えるかもしれませんね。
災害に関することばは、正しく伝わることが、いざという時に重要ではないでしょうか。
気になることば 1月24日(木) 疲労回復は誤用?
『「疲労回復」は、「汚名挽回」と同じように誤用ではないですか?』とお便りをいただきました。
「汚名挽回」とは、二つのことばが混ざってしまった“混交表現”です。
「挽回」とは、失ったものを取り戻すという意味ですから、悪い意味である「汚名」を、取り戻してはいけません。
正しくは「汚名返上」、または「名誉挽回」です。
同じように考えると、「疲労」は良いものではありませんから、それを「回復」してはいけないのでは、
と思うかもしれません。しかし「回復」には、「望ましくない状態になったものを元のよい状態に戻す」
という意味があり、転じて「元気に返ること、病気の治ること」という意味になるのです。
つまり「疲労回復」は「疲労がもとの良い状態に戻るという意味なのです。
さて、病気の治る場合に使われる、「快復」という字もありますね。
「全快」「快気祝い」などで「快」という文字が使われることから、と言われています。
本来、「快復」ということばはありませんが、かなり古くから広く使われているため、文化庁でも特に
病気の場合には、「快復」を使う方が実情に合っているとしています。
さて、文化庁が「混交表現」について調査をしたところ、半数以上の人が間違えて回答をしたものが
あります。まず、「的を得る」。本当は、「的を射る」ですが、「当を得る」と混ざっているのですね。
他にも、「押しも押されもせぬ」が、「押すに押されぬ」と混じって、「押しも押されぬ」。口やかましく
騒ぎ立てることの「喧々囂々(けんけんごうごう)」を、多いに議論することの「侃々諤々(かんかんがくがく)」と
混同して、「喧々諤々(けんけんがくがく)」。
しかし、これは今では、辞書にも載るようになりました。混交表現も変化するようですが、
元の意味に注意して、正しく使いたいですね。
ことばおじさんの あの日、あの時 1月4日(金) <正月の風景>
2008年、今年もよろしくお願いします。皆さんは、新年をどのようにお迎えになりましたか?
昭和29年の映像には、明治神宮に200万人もの人が初詣に訪れ、日本髪を結った女性が
お参りをしている様子などが映し出されていました。また威勢のよい初売りの様子、街角では
元気にたこあげをしているこども達も映っていました。
明治神宮への人出はその後さらに増え、ここ数年、三が日には300万人を超える人々で
にぎわっています。毎年浅草もにぎわいますよね。昭和29年の正月、浅草六区の映画街では、
美空ひばりさん主演の映画や、旗本退屈男などが上映されていたようです。
ところで、正月といえば、おせち料理やお屠蘇ですよね。お屠蘇は、今では正月を祝って飲む
酒のことですが、もともとは「屠蘇散」という薬のことでした。この屠蘇散を酒やみりんに浸して、
元旦に飲み、邪気を払う習わしだったといいます。「屠蘇」と難しい漢字を書きますが、一説には
「蘇(そ)」とは悪い鬼の名前のこと、その鬼を「屠(ほふ)る」、つまり打ち負かすことから「屠蘇」と
言うようになったとも言われています。新しい年を迎えました。心新たに、元気に頑張りたいですね。
211 :
詠み人知らず:2008/02/12(火) 13:27:15 0
付け焼き刃の解説がいつもうざいと思ってたが
大学の名前聞いて納得した
付け焼刃とか言ってる人は
原稿が存在しないとでも思ってるんだろうか
「ほっこり」 使ったことも聞いたこともない。
気になることば 2月14日(木) がっつりって何?
【最近、グルメ番組などでよく聞く、『がっつり』が気になります】とお便りをいただいています。
今年改訂されたある辞書にも「がっつり=たくさん、大いに」、用例として「がっつり食べる」と載っています。
現代用語を解説した本にも2003年版から、若者言葉の食に関する項目に掲載されています。
新しい表現とされていますが、どうやら新語であるとも言い切れないようです。
実は、北海道函館市、函館市役所がまとめた資料の方言をまとめた部分に「がっつり」ということばが
載っているのです。意味は、「いっぱい、とても」。若者だけでなく、幅広い年齢層に定着しているようで、
『先生にがっつり怒られた』など、悪い意味に使うこともあるようです。函館で使われていた「がっつり」は、
少なくとも20数年前からは使われているようで、一説によると、北海道出身のタレントが、テレビやラジオで
使ったところから広まったとも言われています。
ところでこのことばは、“食”に関することがらに使われることが多いですよね。
去年12月にある企業が、食のことばに関する調査を行ったところ、10代から40代までの幅広い層から、
「がっつり」を使うと回答があり、広がりつつあるのかもしれません。広告などでは、『がっつり大盛り』
『がっつり系』なんていう表現も見られます。「がっつり」は強調語なのですね。たくさん食べることを「ガン食い」、
「メガ食い」などとも言うようです。
しかし、こうした新しい強調語には、違和感を覚える人も少なくないようです。強調語というのは、きつい表現に
なりがちです。それが食べ物に関する表現に使われると、少し品のないように感じられるからかもしれませんね。
気になることば 2月13日(水) 常用漢字表 見直し
文化庁の文化審議会国語分科会が、「常用漢字」の見直し案を発表しました。
常用漢字とは、法令、公用文書、新聞、放送など一般生活で用いる漢字の目安となっているものです。
「常用漢字」は、1946年に定められた「当用漢字」を、1981年に改定したもので1945字あります。
その見直しが行われ、新たに加わる案にあがった漢字は次の11字でした。
「鹿・熊・岡・媛・阪・奈・阜・梨・埼・栃・茨」。都道府県名に使われるなど、普段なじみがありますよね。
これまで常用漢字で無かった理由は、固有名詞や専門分野はその対象からはずされたためで、
地名や人名で主に使う漢字は入っていなかったのです。確かに、固有名詞を加えると数が多くなって
しまいますね。また、常用漢字になって27年が経ち、漢字を使う環境もずいぶん変わってきました。
H18年度の『国語に関する世論調査』では、常用漢字ではない「誰」や「頃」は、およそ9割の人が
“よく使われると思う”と回答し、逆に常用漢字である“遵守の「遵」”、“容積の単位の「勺」”、
“逓信の「逓」”は“使われていないと思う”の回答がおよそ6割にのぼりました。
漢字をとりまく環境も変わってきました。パソコンや携帯電話の利用により、“何も見なかったら
手では書けない漢字”も変換可能で簡単に使えるようになり、普段使う漢字の種類が増えているようです。
文化庁では、今後さらに見直しを進め、新聞や書籍、インターネットなどで使う漢字から2000字程度に
しぼりこんでいくそうです。漢字も時代と共に変化するものなのですね。
気になることば 2月12日(火) 使いっぱ 出しっぱ 〜省略語〜
「出しっぱ」「使いっぱ」ということば、聞きませんか?「出しっぱなし」「使いっぱなし」の省略です。
「出しっぱなし」と全部言うより、「出しっぱ」の方が勢いもあって、若者の感覚にあうのかもしれません。
若者の省略語といえば、「KY=空気よめない」。「K=空気、Y=よめない」の頭文字を取って省略して
いるのですね。ちなみに「AKY」は「あえて空気よまない」だそうです。他にも、「たんプレ=誕生日プレゼント」、
「とりま=とりあえず、まあ」などあるそうですよ。このように、若者たちは、仲間とつながっていたいという
意識が強く、ことば遊びのように省略語を作り、自分たちだけの世界を作っているのかもしれません。
また携帯電話やインターネットの利用が増え、短いことばでのやりとりが必要になったという理由もあるようです。
しかし考えてみると、省略語は普段の生活の中にも多くありますね。「高校」も「高等学校」ですし、「天丼」も
「天ぷら丼」、「テレビ」は「テレビジョン」ですし、「マスコミ」は「マスコミュニケーション」、実にたくさんあります。
何故でしょうか。日本語は、一つ一つの音の組み合わせで成り立っています。なかでも、「つくえ」などの3つの音、
「しんぶん」など4つの音の組み合わせが多いと言われます。漢字の二字熟語なども4つの音が多いですよね。
3つの音、4つの音は、日本人にとって一番馴染みやすいリズムだと言います。そのためこのリズムに合わせて、
三音、四音の組み合わせで、ことばが省略されることが多いそうです。
ことばの省略は日本語の文化とも言えそうです。一時の流行語だけのことばもありますが、普段の生活で、
省略語もうまく使っていることをあらためて感じます。
気になることば 2月6日(水) ○○風○○式○○的
○○式、○○風、○○的。どのような違いがあるのでしょう。まず、「式」と「風」について考えます。
どちらも名詞につけて使うことばですが、“英国式庭園”と“英国風庭園”では、皆さんはどのような違いを
感じますか?辞書には、「式=型、様式、方法などの意」とあり、“英国式庭園”といえば、英国の様式を
取り入れた庭、という意味になります。一方、「風=そのような姿・状態であること、そのように見えること」を表し、
ですから“英国風庭園”は、英国式の庭に似せているものをさしているのですね。
「式」が完全にその様式や方法なのに対し、「風」がそれらしい状態という違いがあると言えそうです。
では「○○的」はどうでしょう。「的」は、「そのような性質、それらしい、それについて」などの意味を表し、
辞書には、“伝統的、科学的、現実的”など、「特に抽象的な意味を表す漢語につく」とあります。
2000年の流行語にもなった「わたし的に・・・」ということばは、「わたし」という和語に「的」がついているので、
本来の使い方とは違いますよね。
そもそも「式、風、的」ということばは、明治時代初期、外国から入ってきた新しいことばを翻訳する際に
使われはじめたようです。名詞は漢語で訳せても、英語の-tic(例えばロマンチック)などにあたる形容詞、
また形容動詞を訳すのは、難しかったのです。これらは、特に学術的な文章に多く使われていました。
日本語の形容詞、形容動詞の不足を補う役割だったのです。しかしやはり、最近耳にする「気持ち的に」
「長さ的に」などは、慣用にはなじまないので、注意が必要でしょうね。
気になることば 2月18日(月) 暦とカレンダー どう違う?
「暦」と「カレンダー」。「暦」の語源は「日を数える」という意味の「日読み(かよみ)」が、
「こよみ」に変化したと言われています。一方、「カレンダー」はラテン語の月の初め、
「ついたち:カレンズ(calends)」が語源のようです。
今、辞書には「暦」も「カレンダー」も同じとあり、「時の流れを日、週、月、年などによって区切り、
数えるようにした体系」「その体系を記録したもの」のことを言います。しかし、本当に同じでしょうか。
例えば、2月4日は「立春」でしたが、“暦の上では春”と言いますが、“カレンダーの上では・・・”とは
言いませんよね。
日本の暦は、明治5年まで中国の暦を元にした「太陰太陽暦(旧暦)」でした。
旧暦には、立春や雨水などの『二十四節気』、節分や彼岸などの『雑節』などがあり、
古くから日本人はこれらを目安にして、農耕の時期を知るなど生活をしてきたのですね。
私たちが「暦」というと、この旧暦を言うことが多いのです。一方のカレンダーということばは、
明治の改暦後に入ってきました。特に月日や曜日などが記録されたものを指すのは、
こうした形のものが、昭和になって一般になったからでしょう。
ところで、江戸時代には、月日や吉凶などが事細かに書かれた巻物や冊子の暦の他に、
部屋にはるような一枚刷りのものもあったのですよ。旧暦は、1ヶ月が30日の “大の月”と、
29日の“小の月”があり、それが分かるように、謎解きのような絵が描かれた暦なども流行った
そうです。また、旧暦は19年に7回閏月をもうけ、一年が13ヶ月もある年もあったのです。
欧米諸国と同じ「太陽暦」になった今でも、私たちは旧暦の教えや行事を日々の生活に
受け継いでいます。「暦」で季節を感じ、生活に生かしてきたのですね。
気になることば 2月19日(火) お金が満てる!?
【岡山で、「減る・なくなる」意味で、「満てる」と使っているのに驚きました】とお便りをいただいています。
「満てる」と聞くと、反対に“満ち足りている”意味のように感じませんか?中国地方や四国地方では、
「満てる」を「減る」という意味で使っています。方言なのですね。「満てる」を辞書で引いてみると、
「いっぱいにする」と出てきますが、なぜ「なくなる」という反対の意味で使われるのでしょう。
「満てる」は、奈良時代末期の『万葉集』にも出てくることばで、現在と同じように「いっぱいにする」
という意味でした。それが、鎌倉時代には「果たす、成し遂げる」という意味にまで広がり、さらに
室町時代には「終わる」という意味へ広がったようです。
そこから、「なくなる」という意味で中国四国地方では「満てる」を使うようになったようです。
いっぱいあってそれを少しずつ使った結果無くなる状態を言い、お米、お金、お酒などでよく
使われるようです。
他にも、このように共通語と反対の意味を持つ方言があります。「ほっこり」。
一般的に“癒される、落ち着く”ですとか、“ほかほか”、“ほっとする”という意味で使われますよね。
しかし、「うんざり、もてあまして疲れた」などの意味で、京都・三重・滋賀・福井・岐阜周辺では
使われることがあるようです。「会議が長引いてほっこりした」は、「うんざりした」なのですね。
もともと「ほっこり」は関西のことばで、江戸時代には「ほっとする」の他に、「うんざり、疲れた」の意味で
使われていました。“緊張感がなくなる、気がゆるむ”状態がどちらにもあるのかもしれません。
ことばは、その意味が広がって正反対になったり、元々の意味が残ったり、まるで生き物のようですね。
ことばおじさんの あの日、あの時 2月20日(水) <ペット>
今回のテーマはペットです。昭和32年の映像には、松山の道後温泉に動物専用の
スペースがあって、飼い犬や牛などを連れてきて体を洗っている様子が映っていました。
また昭和25年の北海道の映像には、拾われた赤ちゃんアザラシが、犬や猫と一緒に
遊んでいる様子なども残っていました。
ペットと言っても様々ですが、昭和20年代〜30年代にかけてペットとして大人気となった
犬といえば、白い色のスピッツでしたね。多いときには全国に40〜50万匹飼われていたと
いいます。しかし、鳴き声がうるさいと問題になったり、他の犬種の人気が高まるにつれて、
スピッツ人気も下火になっていきました。
スピッツのような洋犬には、いろいろとおしゃれな名前を付けている人もいますよね。
あるペット保険の会社が調査したところによると、ペットの猫の名前で多いのは、
モモ、レオ、ハナ、ソラ、サクラなど。犬はチョコ、マロン、モモ、ソラ、ハナなどが多いそうです。
猫といえば「タマ」、犬といえば「ポチ」ではないのですね。
猫に「タマ」と名付ける習慣は江戸時代にはあったようです。玉のように丸くなって眠るからという説や、
古くから猫は霊的な能力を持つ動物だと思われていたので、「魂(霊)」が由来だという説もあるのです。
一方、犬の「ポチ」ですが、英語で「斑点のある、まだらの」という意味の「spotty」、英語の俗語で
犬を指す「pooch」、フランス語の「小さい」という意味の「petit」といった外国語に由来するという説も
あるようです。
犬や猫は古くから人間の近くに暮らしていた動物です。今では、単なるペットではなく大切な
家族の一員でもありますよね。
「すべからく」の誤用については薄々知ってたけど、
いぎたない(寝穢い)⇔いざとい(寝聡い)は聞いたこともなかった。
死体と思います。
たぶん死体です。
「早生まれ」の時、箱というアナのリアクションせいで、理解の妨げになった。
箱というアナw
「したいと思います」
何度も使うと不快ではなく、一度でも不快ですが。
だってこれから確実に99.9%やろうとしていて、準備も出来ているのに、思いますなんて言うからだ。
矛盾しているんだよ。
するという意志があるが、現実に起こらない可能性がある以上、別に矛盾してはいないだろ。
227 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/10(土) 22:33:46 0
人間は顔の右半分と左半分が均等が取れていると美人と言われる基準が有るが、この梅津のオサーン
顔のバランスの悪さ異常やろ?きついでーー
228 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/22(木) 05:47:14 0
一目置いてるって目上の人に言っちゃ失礼じゃないですか?
229 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/22(木) 17:51:59 0
>>225 大いに我が意を得たり。
「したいと思ひます」を聞くと虫唾が走る。
230 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/24(土) 01:39:07 O
でも歌はうまいよね
てめえら!
さん!
スタジオの空気が変だった
とりあえずビール
欧米かッ!
九州の乗り合いバス 「整理券をとらてれ下さい」
ほんとかよー?
「お電話」 がおかしいなんて変な人だ。
やかましい と言う言葉について調べて欲しい。
いや(ますます)+かまし(うるさい)→やかましい
駐車場での事故・盗難などについて、当店は責任を「負いかねません」
↑
俺はこんなの見たことないなあ。
○ 負いかねます→負いません
× 負いかねません→負うかもしれません
「正直なところ」これらのことばは
「ある意味」使わなくてもすむわけで
「逆に」耳障りです
気になることば700回記念かきこん★
結局、人が 「大勢」 と、「たくさん」 どうなの? 結論を言ってくれよ。
僕としては、人の場合は大勢と言うべきだろう。
大勢に無税
今頃になって、喜びが
一入
247 :
理婚届け:2008/10/24(金) 10:30:03 0
まだある理の付く言葉 礎理 理尊 行理 入理 労理 禁理 理降 問理 機理
査理 渡理 理注 命理 散理 回理 投理 永理 理規
248 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/10/26(日) 15:04:43 0
文化庁の調査を利用しているだけじゃないか。
言葉を多数決で選ぶのは2chだけにしてくれ
251 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/12/18(木) 02:57:44 0
252 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/12/18(木) 10:34:26 0
上の京から下の江戸に行くことであることをわかっていて
わざと間違った珍説を流すな。
253 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/12/18(木) 10:39:41 0
人は大勢だろう、って言ったら、赤ちゃんが大勢、って言うか、と
あげあしとりされた。
254 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/12/18(木) 14:34:00 0
逆転させて「大勢の赤ちゃんが」は言うやろ。
KYウドーの嫁にもろてネタにスタジオの空気がびみょうw
本年最終日
珍しくおじさん板付きで登場
257 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/12/30(火) 14:47:57 0
「ひとりの象さん蜘蛛の巣に」っていう歌があるから
「おおぜいの象さん」も蟻の巣コロリ
梅津おじさんの韓国ロケ企画スタート(^^)/
人生の歩き方@横尾忠則(ことし73歳!)でインタビュアー役の梅津おじさん(ことし61歳)。
気合い入ってるんだけどイマイチ噛み合っていないような感じ。
おげれつ関係キャプ画像の整理をしてるんだけど、ことばおじさんって
番組開始時からの長寿キャラなんだね。もう何年になるんだろ?
目線と視線
このネタ何度目だろうか?と思ったけど、「気になることば」では初めてだったのか?
梅津おじさんはキライなので使わない派、谷津くんは気にしない派。
俺は元々目線を使う業界なので全く違和感は無い。
○ カメラ目線 × カメラ視線
× 背後からの目線 ○ 背後からの視線
× 熱い目線 ○ 熱い視線
○ 同じ目線に立って × 同じ視線に立って
○ 子供の目線で × 子供の視線で
○ 上から目線 × 上から視線
目に見えない線=ラインではなく、目の付け所や立ち位置、スタンスを意味する「視点」が
代入可能な「目線」や「視線」もある。そういう論点で分析すれば興味深いかも。
いっぽうで、
× 目点 ○ 視点
○ 視点・論点 × 目線・論点
こんな違いもあるわけで。
主に「上から目線」でもって「目線」に初遭遇した人には、「目線」の出発点と
到達点の落差や関係性が気になるだろうなあと思う。
もともと視線や目線は、向きのベクトルというか方位が主要ファクターであって、
起点と終点の関係性(優劣など)はさほど問題では無かったかもね。
上位から俯瞰で他人を見下ろすようなことをしてはならぬ法はないが、明らかに
優劣を持ち出す必要のない場面であっても、互いが相手を見おろすような立場に
仮想的にも立脚しないとモノが言えないとなれば、それはコトバ以前の問題だし、
昔から「目線」をフツーに使ってた者からすると、新参によってここんとこで
「目線」がいわれのないとばっちりを受けているような気もするな。
今月の放送スケジュール載せるのむちゃくちゃ遅かったもんね。
放送時間なんて番組表サイトのほうが早く確認できたし。
今週は敬語特集か。
上と下よりも、ウチとソトが優先。
「ご持参ください」に違和感。
だって持参って謙譲語じゃないの?っていう人がいるらしい。
参からそんなようなニュアンスを感じるらしいんだけど、持参はフツー語なのよね。
直参
参与
あたりの成り立ちはどうなんだろう?
はらはら
ばらばら
ぱらぱら
へらへら
べらべら
ぺらぺら
へろへろ
べろべろ
ぺろぺろ
ホームの黄色い点字ブロックを、「線」と言うのが違和感あり。
あの太さで線て言われてもねぇ。
太い線てのはあるけど、あれが線には見えない。
絶品です!
自社の出版目録で、絶版の意味で「絶品」を使うような
アホアホ出版社なんか潰れちまえ〜
すみません。
「片割れ担ぐ」って言いますか?
「片棒担ぐ」ではないかと指摘したところ「読解力がない」と、京都の教育大学スレで言われました。
読解力の問題なんでしょうか。
>>271 ふつう担ぐのは片棒だよねえ。
片割れを担ぐだと、肩車でもしてるみたい。
「お召し上がりください」は、「召し上がる」という尊敬語+「お○○ください」という尊敬表現の
二重敬語であるからダウト、というのが厳密な解釈らしい。
それゆえに違和感を覚える人もいるということだけど、俺はさほどおかしいとは思わない。
正しくは「召し上がってください」なんだそうだけど、目上に対して咄嗟に
「お召し上がりください」ではなく「召し上がってください」と言えるかどうかは自信が無いなあ。
同様なものに、
○ 先生がみえる
× 先生がおみえになる
二重敬語だからという理由で一律に×ではあまりに杓子定規だし、誰もが鬱陶しいと感じるほどの
過剰さがあるのか?というとちと疑問なんだよね。
文化庁の調査によると、「どうぞお召し上がりください」が気にならない人は85.4%、
食品の注意書きで「本製品のお召し上がり方」が気にならない人は68.1%だそうで、この結果には
全く違和感はなくて、そんなもんだろうなと思う。俺だけがニブいのかなと心配する必要も無さそうだし、
こういう趨勢は移り変る敬語のなかで正しいものへ導くひとつのきっかけなんだろうとも思う。
あけおめ
おめでと!
みんなでニホンGO!
総合/デジタル総合 2010年 4月 1日(木) 午後10:00〜午後11:15(75分)
常識が覆る日本語の新事実を発掘。「全然OK!」は間違い?「うざい」の正体とは?80年前の「エロ」旋風。
船越英一郎、山崎弘也、松本あゆ美、伊集院光、梅津正樹ほか。
http://www.nhk.or.jp/nihongo/
>>276 ザキヤマとか船越がMC?
言葉おじさんは雛壇じゃないがパネラー末席で扱いが悪い印象だ。
「卵焼き」と「玉子焼き」の分布は面白かった。
5分番組終了?
>>279 日本語熟はオワタね。
ニホンGOの隅っこに出演してることばおじさんは、リラックスして楽しんでる感じ。
地域限定の漢字 「椌」
●宮城県仙台市若林区椌木通(ごうらきどおり)
この町内にはかつて大きな空洞(ごら/ごおら/がほら)のある杉の大木があったので、
「ごおらの木」→「木+空」→「椌」(ごおら/ごうら)という字を作った。超局所的国字?
町内に「椌木」由来の石碑あり。
●新潟県十日町市椌木(うとぎ)
このあたりに自生するスイカズラ科の谷空木(タニウツギ)を「うつぎ」と呼び、
さらに「うとぎ」という地名へと変化したという説あり。
火箸や編棒など身近な道具に使われる谷空木(タニウツギ)の幹枝の中心には
空洞があるので、この地でも独自に「木へんに空」→「椌」という字が発生?
これらの「椌」は、仙台でも十日町市でも、手へんに空の「控」(ひかえ)と誤記されることが多いらしい。
●中国の「椌」 (本来の漢字)
多くが内部に空洞を持つ「打楽器」の意。