【見せる、見させる】　自他　【見える、見られる】

語る

自他の対は　見える（自）−−見る（他）

見る−−見せる　　は厳密には自他でないが、自他と考えてもよい。

見させる　　は　見るの使役形、　見られる　は見るの受身形。

〜使役形、受身形というか、ローマ字書きして
動詞語幹に助動詞が接尾していることくらい明らかにしとこうぜ。

パソコンを立ち上げる

接尾しているのは「助動詞」ではない。
接尾しているなら、接尾語。

分からさせる

理解せしめる

口語

四段
「書く」 KAK-a=nu,KAK-i=te,KAK-u,KAK-uto,KAK-eba,KAK-e(yo)
上一段
「起きる」OKI-nu,OKI-te,OKI-ru,OKI-ruto,OKI-reba,OKI-yo
下一段
「捨てる」SUTE-nu,SUTE-te,SUTE-ru,SUTE-ruto,SUTE-reba,SUTE-yo
カ変
「来る」KO-nu,KI-te,KU-ru,KU-ruto,KU-reba,KO-yo
サ変
「為る」SI/SE-nu,SI-te,SU-rn,SU-ruto,SU-reba,SI/SE-yo



このうち、上一段下一段は母音語幹としてまとめることが可能。

また四段のa=,i=,e=とそれ以外のr=を子音または母音連続時の介在音とし、子音語幹（四段）・母音語幹（上下一段）・強変化または多重語幹（変格）とし次のようにしてみるテスト♪

連用形の次に音便形を追加してみる。

【子音語幹】
［Ｋ/Ｇ幹］＜イ音便
「書く」 KAK-a=nu,KAK-i=te,KAK-te,KAK-u,KAK-uto,KAK-eba,KAK-e(yo)
「嗅ぐ」 KAG-a=nu,KAG-i=te,KAG-te,KAG-u,KAG-uto,KAG-eba,KAG-e(yo)
［Ｗ幹］＜促音便：東／ウ音便：西
「買う」KAW-a=nu,KAW-i=te,KAW-te,KAW-u,KAW-uto,KAW-eba,KAW-e(yo)
［鼻子音幹］＜撥音便
「噛む」KAM-a=nu,KAM-i=te,KAM-te,KAM-u,KAM-uto,KAM-eba,KAM-e(yo)
「飛ぶ」TOB-a=nu,TOB-i=te,TOB-te,TOB-u,TOB-uto,TOB-eba,TOB-e(yo)
「死ぬ」SIN-a=nu,SIN-i=te,SIN-te,SIN-u,SIN-uto,SIN-eba,SIN-e(yo)
［その他の子音幹］＜促音便
「勝つ」KAT-a=nu,KAT-i=te,KAT-te,KAT-u,KAT-uto,KAT-eba,KAT-e(yo)
「刈る」KAR-a=nu,KAR-i=te,KAR-te,KAR-u,KAR-uto,KAR-eba,KAR-e(yo)
【母音語幹】
「起きる」OKI-nu,OKI-te,OKI-te,OKI-ru,OKI-ruto,OKI-reba,OKI-yo
「捨てる」SUTE-nu,SUTE-te,SUTE-te,SUTE-ru,SUTE-ruto,SUTE-reba,SUTE-yo
【強変化または多重語幹】
「来る」KO-nu,KI-te,KI-te,KU-ru,KU-ruto,KU-reba,KO-yo
「為る」SI/SE-nu,SI-te,SI-te,SU-rn,SU-ruto,SU-reba,SI/SE-yo



音便形は子音語幹のうち介在音のi=が脱落したもの。
また、Ｒ幹を除く有声子音幹（または、鼻子音幹とＧ幹）は、屈折語尾の子音を有声化。
ｗ語幹は「問う」等の一部を除き東日本では撥音便（後続子音へ同化）、西日本ではウ音便（先行母音へ同化）。

【子音幹】
音便形の綴り

書く KAKu,KAKta かいた
嗅ぐ KAGu,KAGta かいだ
買う KAWu,KAWta かった/(広)こーた/かーた/…
乞う KOWu,KOWta / − /(狭)こーた/こーた/…
噛む KAMu,KAMta かんだ
飛ぶ TOBu,TOBta とんだ
勝つ KATu,KATta かった
刈る KARu,KARta かった
【Ｓ語幹】
貸す KASu,KASita かした
【母音幹】
見る MIru,MIta みた
【強変化】
来る KUru,KIta きた




以上、俺が個人的に使用している、和文の拉字・アラビア文字・キリル文字綴りを簡素化したものである。

喋らさせれない

喋らさせれない

syabe=r -u
　　　-as -u
　　　　-as -u
　　　　　-e -r=u
　　　　　 -r=e -nai

=r,r=は介音。

喋る＋asu＋asu＋eru＋eru＋nai
＝喋らさせられない

【 刺す(sas-u)】
SAS-u　　　 SAS-anu
SAS-e-ru　　SAS-e-nu
SAS-ar-u　　SAS-ar-anu
SAS-ar-e-ru SAS-ar-e-nu
SAS-as-u (SAS-as-anu)

【 書く(kak-u)】
KAK-u　　　　KAK-anu
KAK-e-ru　　 KAK-e-nu
(KAK-ar-u　　KAK-ar-anu)
KAK-ar-e-ru　KAK-ar-e-nu
KAK-as-u　　 KAK-as-anu
(KAK-as-ar-u KAK-as-ar-anu)

＞喋らさせられない
しゃべらされん
さ　使役
れ　可能
ん　否定

書かさるは？

青森出身の友達がよく使ってた
「される」が「ささる」になるのな
書く→書かさる
読む→読まさる

動詞によって「される」か「ささる」を使い分けてたような

>>16
「書かさる」は>>14のKAK-as-ar-u。

使役のas（書かす、歌わす、食べさす…）＋
状態や受動のar（刺さる…）。


「このペン書かさる。」
分析的に直訳するなら、
このペン自身が書かせようと（書かす）している。
書き手の能力を問わず、ペンの能力（性能）を問う表現。

「書ける」（能）⇔「書かさる」（可）

別の説明表現するなら、

「このペン付かない」が、ペンを動作主とする表現に対し、
「このペン書かさらない」が、動作主を文の外（表現外）に置き、道具（目的）の能力を表現。
それにより、
「このペン書けない」が、文の外にある動作主の能力のみを表現することになる。
（標準語では動作主、ペンのどちらの能力ともとれるのに対して）

キャーッ!!見らされたー!!

食わす　　食わせる
KUW-as-u KUW-ase-ru ?(-as-er-u ?)

見さす　　見させる
MI-s-as-u MI-s-ase-ru ?(-as-er-u ?)

福岡では
「行ける」と「行ききる」
を確か可能表現として使い分けていた。

食えない（ケネァ:kenæ）
食われない（カイネァ:ka'enæ）
食われられない（カイライネァ:ka'era'enæ）

これみんな愛知県の言葉。

いってまいん
いってやりん
いってやりんさいないっとくれ
いっといでん
いきさらっせ
いってこりゃっせ
いってこらっせ
いってきなさんな
いってみりん
いってみらっせ
いってみさらっせ
いっときん

興味深いスレなのに沈んでるな。

質問なんだが，
自動詞「伸びる」の他動詞に相当するのは「伸ばす」だよね。

じゃあ，
自動詞「狂う」の他動詞は「狂わす」？　それとも「狂わせる」？

前者は「流れる」⇔「流す」みたいに純粋な動詞で，
後者は「狂う」＋助動詞「せる」なんじゃないかと勝手に推測してるんだけど，
実際のところどうなの。教えてエロイ人。

>>25
語幹に-asuで他動詞を作る形は、現代語じゃほぼ-as-eruに変化してるね。
今は同じでしょ。

狂わす＞狂わせる
知らす＞知らせる
笑わす＞笑わせる
侍らす＞侍らせる
　　：　　　　：
　　：　　　　：

笑かす
WARA(W)-KA-su ← WARAW-as-u
減らかす
HER-a-KA-su　 ← HER-as-u


ちゃかす、ごまかす、ちんかす・・・、

「笑かす」は聴いたことあるが
「減らかす」聴いたことない。

>>22
＞確か可能表現として使い分けていた。
「確か」という副詞を加えると
「確かさ」が増大するどころか、却って
「確かさ」が減少する印象を受けるのは何故だろう。

「これ匂ってみて」って言われて、すぐには他動詞で使っていることに気付かず、
「別に何も匂わないのになあ」とか思ったことがある。
そいつは広島出身だったと記憶している。

ヌーメンは広島産だったのか。

みられる　みる　　　み(さ)せる
あらわれる　＊あらう　あらわす
縦方向は意味が近いものの並びで、そこに　＊あらふ　が推定されてきた。

「笑かす」「笑ける」
つうのは、笑わす／笑えると同じ意味だよね？

語幹末尾がF→Kになったものかな？

「ある」に対応する他動詞は「得る」。

終わる、終える
漬る、漬ける
はまる、はめる
等と同類だ。

「笑わかす」という言い方もありますよね

>>36
聴いたことがない。
何処で使ってるの？

「かす」は中世だか近世に流行った語尾と聞いたことがあるが。
名古屋弁だと思うが「落とらかす」とか「焦がらかす」というのも
聞いたことがある。

よかろーもんていいよらした

「ちっこい」「ひゃっこい」「めんこい」の"こい"は何処から来たの？

見れると言わずに可能不可能の意味でも全て見える見えないと言うのは方言？
おっさん言葉？

やらかす

誑かす

笑かす
覚わる
仕舞える

でかす DEK-asu
できる DEK-iru
でき　 DEK-i

おだつ　 ODAT-u
おだてる ODAT-eru

食う　　　KUW-u
食わす　　KUW-asu
食われ　　KUW-are
食べる　　TABE-ru
食べさす　TABE-sasu
食べられ　TABE-rareru

http://homepage3.nifty.com/taketoki/jita

http.//homepage3.nifty.com/taketoki/jita.html でした

４７のは間違い。

テレビで最近良く耳にし、気になっているのが、俳優やタレントが出演した意味での
「出（だ）させていただいた」という文句。

出（だ）す
出（で）る

に従えば、「出（で）させていただいた」が正しい気がするのだが？

追伸
第三者（所属事務所のマネージャー等）では無く、本人が語る場合。

それはどう見ても他動詞「出す」の受身形
自分の意志で「出た」と言うのではなく、
他人に「出す」+「される」x 敬語　で言うことで、マネージャーだか誰かに謝意を表す社交的な表現

の何が気になりますか?

>>51
まぁ落ち着け

>>49
二重三重の誤りとされるものですね。
面倒過ぎて訂正する気力を持つ人もいない。

>>51
>他動詞「出す」の受身形

なるほど
自動詞「出る」と「される」「させる」は相反すると言う事ですか。

以前ドラマで、妻を持つ男性を誘惑して「家を出（で）させろ」というセリフがあったんですが、
正しくは「家から出せ」ですね？

>>52
もしかして、「出していただいた」が正解と言う事？

ちなみに「家を出（で）させろ」というのは「家庭を捨てさせろ」の意味です。

でる　自動詞
だす　他動詞

でしょ。
漢字で書くから混乱しているの?

家をでる
　自動詞

家をださせる
　他動詞・受け身

>>56
ふむ、やはりあれは脚本家が勘違いしたと言う事ですね。

にしても、出演した本人が「ドラマにださせていただいた」というのにはやはり違和感があります。
「うちの俳優をださせていただいた」ならしっくりいくのですが・・・。
「だしていただいた（くださった）」が正解かなと思っていたところ、友人から「それでは本人の意志がない」と突っ込まれ、
分からなくなってしまったのです。
「見せてもらう」と「見させてもらう」のように。

ネットでの叩かれるのを避ける為か、へりくだった話し方が最近多く、そこに“ら抜き言葉”以上におかしな“さ入れ言葉”が加わり、
情けなくも混乱している次第です。

いえいえ、むしろ俺の方が混乱していた

例題は「家をださせる」ではなくて、「家をでさせる」だったな。

「家を〜(自動詞)」ということで、何か特殊な意味を持たせたいらしいのは推測出来るのだが

電車を出発させる　他動詞
東京から出発する　自動詞
☆　東京を出発する　自動詞

このような文が通じるのは、ごく一部の動詞に限られているし
どのように意味が特別になるかの法則性は、まるで見えてこないから
正しい文法とは言えないと思う。

味わう　　→　味わわせる　or　味わせる　？　　ひょっとして、味わさせる？

だから、
味わい　　　　 合い

AZIWAW-I　　　(AW-I)
AZIWAW-u　　　(AW-u)
AZIWAW-asu　　(AW-asu)
AZIWAW-as-eru (AW-as-eru)

ごくフツウのＷ語幹でいいんだよ

AZIWAW-ta　　 (AW-ta)
味わった/味おうた　　合った/合うた

言い馴れてない形に加え、「-わわ-」という形に違和を覚えるんだろ。