意味論III

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328こさかな
>>325さん
いいかもしんないです。ヘタレ認定ナシ(エラソーゴメソ

日本語の条件文は、前件にバ、ナラ(バ)、タラ、トがあって
ちょっとややこしいです。この中で時間の前後関係に特に関係があるのが
タラとトなんだけど、バもそうでないとはいえないかも、です。
ちょっとこのあたり突っ込んでみると面白い。

それから、DowtyがLinguistics and Philosophyという雑誌で言ってたことだけど
(知ってたら失礼)
英語の場合には
・The president came into the room. Mary started to work.
を、順序を入れ換えても原因―結果関係が保持される:
・Mary started to work. The president came into the room.
一方、日本語では単純にこれができない:
・社長が部屋に入ってきた。真理が仕事を始めた。
≠真理が仕事を始めた。社長が部屋に入ってきた。
順序を入れ換えて因果関係を保持するには「社長・・・」のほうをノダ文にしないと
いけません。
・真理が仕事を始めた。社長が部屋に入ってきたのだ。
(Dowtyの意図は、「やーい、DRTではこれ、扱えないだろ」というのでしたが、
日本語の場合は原因と解釈されるマーカーがつくので単純にそういえない)