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名無し象は鼻がウナギだ!:
ドイツにのギムナジウムにおけるラテン語教育は20年くらい前までは、
文系と医系コースではほぼ必修であって7年生(ほぼ日本の中学1年生)から
週4時間ぐらいあった。だからほぼ日本の英語教育と同じくらいの時間をラテン語に充てていた。
しかしながらエリートコースのギムナジウム進学率は当時20%ぐらいだったから、
やはりラテン語の出来る中学高校生は全体から見れば少なかった。
ドイツでは州ごとに教育制度が違う上に、東西ドイツ統一以降ほぼ2,3年毎に
教育制度がころころ変わっているので、現在の事情はよく分からない。
とは言え、ほとんどのギムナジウムで文系コースですらラテン語は
選択科目になってしまったことは間違いがない。
今では大学に入ってから初めてラテン語を学ぶ学生も多く、教授連中を嘆かせている。
大学生の学力レベルの低下は日本ほどではないが、ドイツでも同じなのである。