シュメール語について

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358名無し象は鼻がウナギだ!
ついでと言ってはなんだが、
ドラゴン桜16巻のセルカン氏の「東大は簡単だ・・・云々」の楔形文字文書のパクリ元を見付けたよ。

A.R.Millard ”Some Aramaic Epigraphs”
Iraq ,vol.34,no.2(1972)p131-137

この『Iraq』誌に掲載されたA.R.Millard氏の論文「Some Aramaic Epigraphs」の中の、
p135(原文)、p136(翻字、翻訳)で紹介されている古文書Manchester tabletとそっくりだなw
この論文自体は、楔形文字文書中に見られるアラム文字のメモ書きを検討したものだ。
多分このManchester Tabletからコピーしてきたみたいだね。

ちなみに、この古文書の内容は、
「紀元前617年アヤル月に、ハザエルさんへの借金が返済されたこと。」を明記したものです。
本文の言語はアッシリア語(楔形文字)で16行書いてあり、下部にアラム語のメモ書きがあるのが特徴。

さて、セルカン氏はそのアッシリア語(楔形文字)の上部3行の部分だけではなくて、
文書の下部にあるアラム文字のメモ書き部分までも、間違って一緒にコピーしちゃってます。

AZw1uy73
YKZHみたいに見えるヤツ。

比較検討用にupしました。パスはsrknzkr
ttp://kissho.xii.jp/1/src/1jyou112005.jpg.html

当該論文
ttp://www.jstor.org/stable/4199941

パクリ元が気になって必死に調べてみたんだが、
もしかして蛇足になってたらスマン