文法要らない

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913名無し象は鼻がウナギだ!
回りくどい説明になるのは、自称文法を知っている人たちが、きちんとした解釈を与えないからだ。

なさけは人(ひと)の為(ため)ならず 情を人に
 かけておけば、それがめぐりめぐってまた自分にも
 よい報いが来る。人に親切にしておけば必ずよい報
 いがある。……
 (補注)情をかけることは、かえってその人のためにな
 らないと解するのは誤り。

これがある代表的な国語辞典の説明。
「情は人のためではない」という、ストレートな解釈はどこにもない。
出し惜しみしているのか、怠慢なのか。
優れた現代語訳のない古典は読まれないし、評価されない。
(優れた英語訳のない文学作品は、ノーベル賞を獲れない)
特別な才能のない大多数の人にとっては、古典語も外国語も学習用文法も要らないのだ。
どうせできるようにならない文法の教育こそが、不毛な暗記の場になっているではないか。