なんで正しい日本語ツカエッテいうの

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25名無し象は鼻がウナギだ!
正しい言語があるとかないとかの問題ではない。
言語の使い方で、その人間の個性、人格、育ち、教育水準、知性、属している
社会が、ほとんどあからさまに分かってしまうということだ。
イギリス人は、列車のコンパートメントで見知らぬ人と最初に天気の話をする
というが、おそらくそれだけで、互いの育った環境、教育水準、知性、人格
などが分かってしまうという。
言語は、子供のときに周囲で話されている言語を習得していく。あとから、
外国語として学んでも母語ほどの流暢さを得ることが難しい。よって、まさ
にその人の育ち、環境、などをひきずるようにできている。これが、古代に
おいては、よそ者を近親者と区別するために機能したとされる。ほとんど
同じ言語でも流暢で、ちょいと違うイントネーションで話すなら、それは、
遠い親戚である部族のものだから、その程度の信頼度がある。たとえ、見知
らぬ人でも、自分とほとんど同じ言語をしゃべるなら、同じ部族か近い部族
のものだということがわかる。マトモにしゃべっていても、おかしなアクセ
ントであれば「あとから学んだんだ」とばれるので、逆に信用しない。

近代においては、このような「生まれや育ちや教育水準や所属している社会」
をある程度隠蔽する目的もあって共通語が生まれた。だから逆にこれをマス
ターしていない人間は、「マトモな人間ではない」とみなされると同時に、
自分の生まれや育ちや社会や教育水準や知性をさらけ出す結果になり、はな
はだ危険なのだ。