【アルヨ】協和語について語る【アルネ】

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82名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 06:02:12
喪前は毛澤東が生きていた時代の
中央人民廣播電臺を聽いた事が無い乃だらう。
Yong MaoZedong-sixiang wuzhuang-qilai-de hongweibing......
83名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 07:38:53
毛沢東の沢は軽声ではなく第一声のように聞こえる。
留学生の学も同様。
84名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 09:12:14
>>80-83
今40年近く前のテープ探してるからな。
運良く見つけたら何処かにアップロードしてやる。
でも1時間×10数本聴かないといけないから
最低1週間はかかりそうだ罠。

でも見つけたところで、第一声か軽声かを判断する
聴覚に問題を抱えてる香具師が多いから
負け惜しみの強い香具師は一筋縄ではいかない。

補足すると、第4声は短く発音するから
3重母音は最後の母音が消えてしまう場合もある。
85名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 12:27:14
何テープ? オープンリール?
86名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 15:08:55
>>84
自分で聞いて記憶との違いに愕然とするだろうけど
それも面白い体験だよ。
87名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 16:14:13
毛は北京語もロクに喋れん土包子だしな
88名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/03(火) 18:03:20
四人組に判決言い渡した裁判長も
訛りが相当にキツかった。

江青は死刑判決を言い渡された瞬間
「毛主席万歳」と叫んだ。
89名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/23(月) 04:05:21
Wikipediaの「協和語」の項の、韓国語頁を読んでて思ったんだけど、
ひょっとすると協和語って、直訳で韓国語版が作れそうじゃないかい?
90名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/23(月) 11:08:48
毛沢東は北京語はしゃべれんが
北京官話はまともにしゃべったよ。
毛沢東選集は中国現代文の模範のひとつだ罠。
91名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/23(月) 18:14:21
>>90
毛沢東選集とはなんでしょうか?
お願いします。
92名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/23(月) 23:27:45
毛の 話すの 方法が 北京官話の 手本になった あるか。
93名無し象は鼻がウナギだ!:2007/04/30(月) 22:19:47
毛沢東はいい在る
協和語話す宜し
94名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/15(金) 17:56:41 0
保守するあるよ
95名無し象は鼻がウナギだ!:2007/06/16(土) 01:22:53 0
ワタシ今46歳アルケド、小学校ノ時、のらくろノ復刻版ニハマタコトアルヨ。

豚勝将軍ノ軍隊、皆協和語話シテイタアル。

のらくろガ小隊長ニナタトキ、事変ガ起キテ、支那ニワタタアル。
96名無し象は鼻がウナギだ!:2007/07/13(金) 14:37:54 0
協和語と言うべきか中国訛りというべきか微妙だが
「続拝啓天皇陛下様」は必見。
97名無し象は鼻がウナギだ!:2007/08/18(土) 00:33:54 O
保守するアルよ
98名無し象は鼻がウナギだ!:2007/10/11(木) 08:00:03 0
続拝啓天皇陛下様の小沢昭一が喋る協和語が最高にはまってた
ホントの中国人かと思ったぐらいだ
99名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/29(木) 18:31:07 0
七年ゴロシ
100名無し象は鼻がウナギだ!:2008/06/12(木) 06:13:36 0
イマコノ言葉ツカタラ、
問題ニナルアルネ。
注意スルヨロシ。
101名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/08(火) 00:12:37 0
2000年に製作されたアニメの「ゲートキーパーズ」に出てきたフェイというキャラは
思いっきり「アルヨ」「アルネ」しゃべりでした。
1969年の日本が舞台で、文化大革命で両親が迫害されて日本に来たという
設定だったのに、作り手が不見識だったということですか。

う〜んでもなあ…>>36の「「協和語」再考――用語としての「協和語」の扱いについて」
『中国文芸研究会会報』第244号、2002年2月」をなんかで読んだ記憶があるんだが、
満州国が存在していた当時の抗日文学で、日本式漢語が頻出する親日派中国人の
心理描写について、「協和語」を用いているという論文に対する反論で、
当時の中国人が「協和語」という観念をもっていたかどうか疑問だ、という
趣旨だったように記憶しているのだが(記憶曖昧スマソ)。
「アルヨ」しゃべりに関する話ではなかったような。
『日本の植民地言語政策研究』も読んでから、ずっと後になってから報告するので
今の所はサラッと流してください。
102名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/08(火) 03:21:43 0
満鉄沿線で使われた日中チャンポンの「沿線官話」「兵隊支那語」とは
別の言語のようですね。
103名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/08(火) 22:42:18 0
今、協和語を使えるのはゼンジー北京くらいだろうな。
104名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/09(水) 00:02:14 0
>>100
>問題ニナルアルネ。

助詞を省略するのだから

「問題ナルアルネ」

が正しい(?)協和語ですな。

武田徹『偽満州国論』(中公文庫)98ページを引用します。
「ちなみに初期の満州国には協和語と呼ばれる外国人向け簡約日本語を使おうという気運があった。
それは中国語を混じえ、助詞を省略した日本語だった。中国人の口癖を真似するとき、
今でも「ワタシ○○アル」という言い方をする日本人がお笑い芸人から一般人までを通じて多いが、
実はこれは日本サイドが効率的な日本語教育のために発案したものだったのだ。
多民族国家のなかで日本人がコミュニケーションをとる必要に迫られた外国人に対する一種、
窮余の策として簡約日本語は編み出され、普及しかけた。」(引用終了)

ところが典拠が無い!嗚呼!この本自体、満洲国を素材に「国家」という観念の虚構性を明らかに
しようとする、今風に言えばカルチュラル・スタディーズの本で(文庫版「解説」の末尾290ページで
解説者・永江朗は「『偽満州国論』を読んでいると、「偽日本国」が見えてくる」と
書いてます)実証主義的な史書ではないのです。

協和語ノ真相ドコアルネ?!教科書ミセテホシイネ!
105名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/11(金) 02:43:41 0
協和語って作り話だろ
あったという証拠がない。
わざわざ「アルヨ」みたいなふざけた言い回しにする必要もない。
「デス」でも別にいいじゃないか。
パラオやサイパンの土人にも日本語を教えていた日本人が
台湾や朝鮮にも日本語を教えていた日本人が
「アルヨ」なんて言わすわけないじゃん
デマしんじてんじゃねーよ
106名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/11(金) 02:57:23 0
「アルヨ」はギャグだから使っているだけで
日本人がそう教えるなんて日本人なら普通信じないないだろう
デマがデマを呼んで大きくなり
一部の馬鹿が信じているだけ
107ゼンジー東京:2008/07/13(日) 14:30:13 o
「アルヨ」これギャグある。
これ正しいない。
「アル」これ正しいある。

昔から日本人"簡約日本語"考えて来るあった。
そして満洲國産まれる時、初めて実際使うことなった。

でも、使う時間非常に短いあった。
不具合ほか色々、検証の時間全然無いかった。
108名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/13(日) 20:35:13 0
>>107
ソースなし
109名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/14(月) 00:47:28 0
>>108
私も懐疑派です。
>>36の「「協和語」再考――用語としての「協和語」の扱いについて」
(『中国文芸研究会会報』第244号、2002年2月)を入手。
これは、岡田英樹「歪んだ言語風景――『満洲国』における言語の相互浸透」
(日本社会文学会『近代日本と「偽満洲国」』不二出版 130-131ページ)

石剛「満洲国と日本語」(『戦前日本の植民地教育政策に関する総合的研究』222ページ)

安田敏朗『帝国日本の言語編成』世織書房 267ページ
に出てくる「協和語」という語彙に関して

「すでに述べたように、今日、「協和語」としてとりあげられているものは語彙程度のものしかない。
岡田氏は漢語文中の日本語語彙あるいは日本語文中の漢語を例としてとりあげるのみであるし、
石氏の論では例証はなされていない」(8ページ)
「以上のように、日本語と漢語間のpidjinとしての「協和語」というとらえかた、
また「協和語」の語を用語として扱うことは、種々の問題を招きかねないものである。
もちろん、日本と中国が複雑に関係していた当時の東北地方において日漢語間にpidjinが
生じた可能性はあるのだが、現在までの研究ではpidjinと明確に確認できうるものではなく、
語彙程度の交錯状況しか認められていないとするのが正確であると考える。」(9ページ)

「○○アル」話なんて、カケラも出てこないアルヨ!
110名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/14(月) 01:39:50 0
浦沢直樹の『パイナップルARMY』に出てくる張というキャラが
「○○アル」しゃべりをしてました。第一巻は1986年発行です。
今じゃ考えられませんよね。『マスター・キートン』や
『MONSTER』に出てくる
中国人が「○○アル」と話しているとは。
111名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/16(水) 21:08:49 0
見つけましたよ。『増補版 植民地支配と日本語 台湾、満洲国、大陸占領地における言語政策』
(石剛 著  三元社 刊)75ページから「第二章5満洲仮名と協和語」の一部を引用します
>>36の「5 満洲カナと「協和語」」は同じ著者による、ほぼ同文であることを図書館にて確認済み。

「「リーヤ チレ イクラアルカ」(あなたのこれはいくらですか)
「チレ 一斤十五 銭アル」(これは一斤十五銭です)
「タカイタカイアルネ マケルヨロシイネ」(たかいですね。まけてください)
「タカイナイヨ オッサン ロコモ十五銭アルヨ アナタ ワタシ ホーユーアル ヤスイアルヨ」
(たかくないよ、奥さん、どこも十五銭ですよ。あなたと私、友だちですから安くするよ)
「ウソイイナサイ ドコノヤサイヤモ十二銭アルヨ リーノモウカワナイ 外ノカウカライランヨ」
(うそいいなさい。どこの八百屋も十二銭ですよ。あなたのはもう買わない。ほかの店で買うからいらないよ)
「ホーホー ヨロシヨロシ マケルアルヨ イクラカウアルカ」(よろしい、まけますよ。いくらだったら買いますか)
(川見駒太郎「台湾において使用される国語の複雑性」一九四二)

 日本語の台湾での普及程度と期間はもちろんのこと、政治形態の違いも明らかなものであっただけに、
満洲国の「協和語」とくらべて、台湾のこの、はるかに高級(?)な、つまりより日本語に近いピジンは、
むしろくずれた国語として当局から厳しく糾弾されなければならなかった。
しかし、言語学の立場からみて、台湾のこのような用例は、あるいは満洲国の「協和語」の一つの
発展段階を示唆するものになったかもしれない、もし「協和語」にさらに何年かの寿命があったならば。」(引用終了)
112名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/16(水) 21:32:18 0
>>111の続き。この部分で著者は台湾で話されていたアルヨ言葉を素材に、
満洲国の協和語のありえたかもしれない形態について考察しているのです。
これを>>104に示した引用文のように武田徹が『偽満州国論』(中公文庫)で
表現したのです。『偽満州国論』には石剛の著書に引用が85ページに、
著者と石剛との会話が129ページにあります。
この>>104の文章、確かによく読むと「ワタシ○○アル」が
「協和語」だ、とは書いてないのです。ただ、
「実はこれは日本サイドが効率的な日本語教育のために発案したものだったのだ。」
はちょっとフライングというか、間違いですね。>>111によるとこの台湾における
アルヨしゃべりは崩れた日本語として当局から糾弾されていたようですから。
で、この本から「○○アル」は協和語だ、という誤解というか解釈が生じて
ネット上での誤解を経てこのスレに至る…というのが現実ではないかと。

念のため、「川見駒太郎「台湾において使用される国語の複雑性」」は
巻末の参考文献によると『日本語』第2巻3号・4号、1942年、に載っているそうなので、
参考にされるのも一興かと。

『増補版 植民地支配と日本語 台湾、満洲国、大陸占領地における言語政策』
(石剛 著  三元社 刊)には協和語の実例も載っているのですがアルとか
アルヨしゃべりではありません。しかしこれも結構面白いので、暇をみて書き込みます。
113名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/16(水) 22:22:51 0
ほほう
これは面白い
114名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/16(水) 23:26:01 0
>>113うっふーん。ちょっとだけよ〜。
『増補版 植民地支配と日本語 台湾、満洲国、大陸占領地における言語政策』
(石剛 著  三元社 刊)74ページから引用します。
「これについては、また本書の第二部でとりあげることとして、ここでとりあえず
「協和語」が実際どのようなものであったかを簡単にみておきたい。
 例として、日本人と「満人」の次のような場面での対話をあげてみよう。
野菜の売場で、日本人が「ニーデ、トーフト、イーヤンデ、ショーショー、カタイカタイ、メーユー?」
といってコンニャクの注文をする。日本語で表現すれば、「あなたの豆腐と同じようなもので、
少し堅いようなものはないですか」といったところだろう。また大根などを買ったりするとき、
「ニーデ、ヂオーガ、ダイコン、ナカ、トンネル、ダーダー、ユーデ、ブーシンナ!」という。
翻訳をすると、「爾的(あなたの)、這個(この)、大根、中、トンネル(?)、大大、有的、不行(いけない)よ」
ということになる(丸山林平「満洲国に於ける日本語」一九四二)。」(引用終了)

丸山林平「満洲国に於ける日本語」の出典は、上揚書・巻末にある「参考文献」によると
『国民文化講座』題6巻、1942年ですぞ各位!
115名無し象は鼻がウナギだ!:2008/07/16(水) 23:34:04 0
>>114
うは!細部を誤った!神は細部に宿り給う。
「『国民文化講座』題6巻」

「『国民文化講座』第6巻」

つつしんで変更させていただきます。
言霊の復讐がおそろしいものですから…。
116名無し象は鼻がウナギだ!:2008/08/01(金) 14:42:55 0
Googleのブック検索に「協和語」をかけてみた。
http://books.google.co.jp/books?q=%E5%8D%94%E5%92%8C%E8%AA%9E&as_brr=0
一番上には石剛「日本の植民地言語政策研究 - 92 ページ」の
「ない、もし「協和語」にさらに何年かの寿命があったならぱ。一時的現象としての「
協和語」は、しかし」
が出るけど、これは>>111とおそらく同文ですね。このほか、
『中尾佐助著作集』第五巻1ページの
「私が径検した合成語にはもう一つ、協和語とよぱれた言葉がある。
戦前、戦中に清州、華北などに大立の日本の民間人や兵珠が入り、
中国人といろいろ交渉があった。」とか
『中国知識人の百年』(岸陽子)109ページの
「作中の人物にいわゆる「日満協和語」(中国語混じりの日本五田を使わせている点を
あげて奴隷思想ときめっけているが、当時、日本語を話せ 」
が出てきて興味深い。中国人による中国語の論考も読めます。
こういう特殊で一義的な定義が難しい用語を調べるのに便利ですね。
117名無し象は鼻がウナギだ!:2008/08/01(金) 23:09:27 0
http://www.ne.jp/asahi/nihongo/okajima/huseigo/
「文献に現れた述語形式と国語史の不整合性について」
「安田敏朗『帝国日本の言語編制』p382
この種の日本語の変化の例として、若干不適切であるが、台湾での「内地人中流家庭の夫人と、本島人野菜行商人との会話」
として台湾の日本人教師が作文したものを以下に掲げて見よう。
「リーヤ(汝)チレ(此)幾ラアルカ」
「チレ。一斤十五銭アル」
「タカイタカイアルネ、マケルヨロシイヨ」
「タカイナイヨ、オッサン(奥さん)ロコモ(何処も)十五銭アルヨ、アナタ、ワタシ、ホーユー(朋友)アル、ヤスイアルヨ」
「ウソ言ヒナサイ。ドコノ野菜屋モ十二銭アルヨ、リーノモウ買ハンヨ。外ノ買フカライランヨ」
「ホー、ホー、ヨロシ、ヨロシ、オッサン、マケルアルヨ。イクラ買フアルカ」
                                  (川見[一九四二:三四])
と、日本語がべースの文例が載せられている。石剛[一九九三a、b]においては、この例を引いて「満洲」の「協和語」との差
(日本語ベースか中国語べースかの違い。第3部参照)を論じているが、そもそも台湾のこの例文は川見が述べるように
典型として作文されたものであって、実際に採集されたものではなく、そこに日本側のステレオタイプ視が存在しないとは言い切れない。
ことに「コレヤスイアルヨ」などという表現は「中国人の話す典型的日本語」のステレオタイプとして現在も有効であり、……

川見駒太郎[一九四二]「台湾に於て使用される国語の複雑性」『日本語』二巻三号、三二-三九頁
石剛[一九九三a]「ポスト植民地主義と日本の言語学的状況」『現代思想』二一巻七号、一九六-二〇八頁
石剛[一九九三b]『植民地支配と日本語』三元社」(引用終了)

う〜ん。日本語教師の作文だっかのか〜。その他、色々な例が挙げられていて面白い。
「金水敏「〈アルヨことば〉その後」(『いずみミニ通信』3 p5-6 和泉書院 2004)の、非短縮版。」のリンクが貼られてます。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~kinsui/ronbun/idumilong.pdf
これも参考になるかと。
118名無し象は鼻がウナギだ!:2008/08/12(火) 23:38:32 0
>>117の「文献に現れた述語形式と国語史の不整合性について」を読んで思ったこと。
初めに「アリマス」「アリマセン」言葉ありき。典型的な外国人の話す日本語の語尾として
これが多くの日本人著作家の間で定着した。理由はおそらく、英語のbe動詞が
「ある(存在する)」という意味と「〜です」という意味とを兼ねていることに
強い印象を受けたからだろう。新興知識人階級の間で、これが共通了解となった。
日清戦争後、中国人を軽侮する風が興るに乗じて、かしこまった「アリマス」言葉とは
異なった、中国人専用の語尾の必要(?)が生まれた。その結果生じたのが、
やや滑稽な感をもたらす「アルヨ」だった。そしてこの話し方がメジャーな
サブカルチャーに採用されることによって(戦前戦中の「のらくろ」、戦後の
ゼンジー北京など)、中国人の話し方だという了解がひろまった。

つまり、実際の中国人の話し方とも、「協和語」とも無関係のようですな。
119名無し象は鼻がウナギだ!:2008/08/21(木) 19:07:22 0
『中尾佐助著作集』第X巻「分類の発想」231ページに「協和語」という項目がある。以下引用。
「 協和語 私が経験した合成語にはもう一つ、協和語とよばれた言葉がある。
戦前、戦中に満州、華北などに大量の日本の民間人や兵隊が入り、中国人といろいろ交渉があった。
そこで日本人が使ったのは協和語とよばれた変な言葉だった。日本人は中国語のつもりで使い、
あちらは日本語として聞いた言葉である。文法と語彙はだいたい中国語だが、発音はカナ書きの発音である。
中国語の四声の区別は、どうも日本人にとってとても困難なものだ。音痴の私には絶望的だった。
汽車で旅行して、停車場につくと駅売りの呼び声がする。「リーズ、売買(マイマイ)」といっている。
リーズと私に聞こえる果物が一時期三種も出てくる。梨子、李子、栗子だ。ずいぶん注意して聞いたが、
どうしてもうまく区別できなかった。それでも日本の奥さん連中は買い物を協和語でやって用を足していた。
私もそうだった。正則の中国語から見ると滑稽な協和語であるのに、それが意外にも相互によく通ずるのであった。
召集されて二等兵になった私は、命令で捕虜の尋問をやらされたことがあった。
その頃には協和語で私にはそれがなんとかできたのだった。今から考えると不思議でならない。
協和語は日本の敗戦で、日本人が引き揚げると、すっかり消滅していまった。
それがこうした雑種的な合成語の運命のようだ。」(引用終了)

『分類の発想』は朝日選書からかつて刊行されてました。多くの図書館にあります。
実際に協和語を使っていた人自身の証言として貴重かと。
120名無し象は鼻がウナギだ!:2008/08/21(木) 19:35:27 0
協和語ではないがアルしゃべりの出典について触れています。
http://www.ne.jp/asahi/nihongo/okajima/huseigo/maedahitosi.html
「○前田 均 (2000) 「情報局『ニッポンゴ』改訂の実際」『外国語教育---理論と実践---』第26号、pp. 1-10, 天理大学語学教育センター
…手もとにこの『ニッポンゴ』約300語を載せ、対訳・現地式ローマ字発音・絵をつけた小冊子があるが、ここに収録されている語彙と、
大久保が紹介し(安田がいんようし)た語彙とにはズレがある。小冊子は全40頁、奥付によると「昭和十七年九月十日印刷 昭和十七年九月一五日発行」で、
「編集者 情報局」、「発行者 日本語教育振興会代表者 西尾実」である。平井昌夫はこの小冊子について、   

 情報局では、日本の南方進出に即応して、『ニッポンゴ』と称する簡易基本語三〇〇語を選んだものを、日本語教育振興会と協力編修して、
昭和十七年タカロク(ママ)、マライ(島嶼、半島)、安南、タイ、ビルマの各語版を発行したが、
舌たらずの「アナタホンカウアル」を普及するものとして、不評判であった。
と述べている。(6) (p. 2)
…確かにナガイナイを許容してしまうと、平井の言う「アナタホンカウアル」
(アルは肯定文につけるマーカー。否定文ならカウナイ)という「舌たらず」のものを
「普及する」ことを助長してしまうことが心配される。そのため、“発表案”にはなかった
反対語をいくつか加えたと思われる。(p. 6)

注 (6)『国語国字問題の歴史』(1948年・昭森社)。現在では、安田敏朗の「解説」を付し、
1998年に三元社から復刻出版されている。」
121名無し象は鼻がウナギだ!:2009/02/12(木) 19:45:09 0
銀魂の神楽は協和語しゃべってるぜ。
122名無し象は鼻がウナギだ!:2009/02/12(木) 19:47:54 0
ちなみに俺の母ちゃんが子供の時近所に住んでいた台湾人の医者は、「大丈夫ですよ」と言うべきところを「タイチョプアルヨ」と本当に言ってたらしい。
台湾が一枚噛んでるのは事実のようだ。
123名無し象は鼻がウナギだ!:2009/04/03(金) 22:20:54 0
【中国】どうして中国人キャラクターは「〇〇アルよ!」と訳されるのか?
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1238759389/

1 名前:おそろくんφ ★[] 投稿日:2009/04/03(金) 20:49:49 ID:???0
中国映画が日本で吹きかえられると、「そんなことないアルよ!」
「そうアルかー!?」など、なぜか「アル」を語尾につけるキャラク
ター性が追加されて声をあてられる。「アル」をつけて話すキャラ
クターは、特にコミカルな性格をしていたり脇役に多い。日本の漫
画や小説でも、「〇〇アルよ!」と話す中国人キャラクターが多く
登場し、それら作品を見ている私たちはそれが中国人のイメージと
して植えつけられているが、実際に「そうアルかー!?」などと話す
中国人に会ったことがない!

ということで、どうして中国映画の吹き替えや漫画や小説の中国人
キャラクターは「〇〇アルよ!」と話すのかを知るべく、中国大使
館などに電話をして取材してみた!
しかし! 中国大使館はすでに受付時間を過ぎており、『レコード
チャイナ』にも電話をしたが電話に出ず! ということで、名を明
かさないということでとある中国専門の書店さんに取材をすること
ができた! どうして中国人キャラクターは「アル」をつけて話す
の!? その方によると「明確なことはわかりませんが、過去に実際、
そのように話す方がいたのではないかと思います。また、日本語を
覚えようと勉強をしている中国人の方は、頭の中で日本語と中国語
のすり合わせ(変換)をして話していると思うんですね。中国語と
日本語の文法の組み合わせにより、どうしても語尾に影響が出てし
まうのかもしれません」とのこと。

またあくまで予想としながらも、「中国語で 物があると言うときの
“ある” は、漢字の有(ゆう / ある)と書くんですね。発音は
“ヨゥ” になるのですが、それも関連しているかもしれません」
とのことで、いろいろな説があることが判明した。
http://news.livedoor.com/article/detail/4094010/
124名無し象は鼻がウナギだ!:2009/07/19(日) 10:15:31 O
徳光が韓国ニュースでコメントの語尾にスムニダと付けるネタはそろそろクレームがきそうだな
125名無し象は鼻がウナギだ!:2009/07/24(金) 18:37:57 0
そんなことないアルヨ
126名無し象は鼻がウナギだ!:2009/07/24(金) 20:55:16 0
どんずべりセヨー
127名無し象は鼻がウナギだ!:2009/07/27(月) 15:41:23 0
www.43999.info/englishbook01.jpg
128名無し象は鼻がウナギだ!:2009/08/11(火) 02:27:03 0
保守アルヨ
129名無し象は鼻がウナギだ!:2009/10/12(月) 01:52:43 0
http://blog.goo.ne.jp/littorio/e/d795753bf5b79241759cbc913ae65253
ここから来た。

へー。

保守。
130名無し象は鼻がウナギだ!:2009/10/12(月) 03:05:35 0
まだ出てないが金水さんが論文で書いてたはず。
中国にも「日本人の中国語」みたいなプロトタイプがあって、
それもかつての簡略化中国語に基づいているんだと。
131名無し象は鼻がウナギだ!
南方の簡易日本語は語尾が「〜ナ」だね