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名無し象は鼻がウナギだ!:
「女の名前が子で終わる」は、長期的に流行と衰退を繰り返してる。
奈良時代より前は、小野妹子、中臣鎌子のように、「子」は男の名に付けていた。
奈良時代に、藤原薬子のような「子」で終わる女名が現れはじめる。
そして平安時代の貴族階級では「子」で終わる女名が全盛時代を迎える。
鎌倉時代から江戸時代までの武家政権の時代は、権力者の交代を象徴して、「子」が付かない名が主流となる。
明治維新で京都朝廷の天皇が天下を取ると、公家貴族の間で細々と続いていた「子」付きの女名が、上流階級にあこがれる庶民に大流行。
戦後もこの流行は続いたが、80年代頃から、「子」の付く女名はようやくすたれ始め、今日に至る。
卓球の福原愛ちゃんは、30年早く生まれていたら「愛子」と名づけられていただろう。
スケートの安藤美姫も、「ミキコ」にされていたはずだ。
というわけで、長〜い目で見れば、今は「子」が下り坂のどん底近くにある、というだけの話。
あと50年もすれば、(皇室の習慣が民間に浸透するとかで)また「子」が流行り始めるんじゃないの?