上町言葉は、敬語がいくつも重なり、京都弁にも似ています。若い人達が面白半分に使っているのは、唯、唯汚いのが多く悲しいです。
私達は残したい言葉を集めて(老人芝居になりますが)舞台を続けています。
方言には意味が幾重にもあるのがいいのです。一色ではないのです。
「ニヤァ」と発音すると猫。「ニ」を「ナ」に近く発音してみて下さい。
力をぬいて言ってみて下さい。使いなれた名古屋弁になります。
一寸不明瞭に言ってみて頂デヤァあそばせ。
私も贋者のくせして偉そうな事云って「ゴブレイシマシタ」(失礼致しました)
面白いのは沢山ありますが、代表的なのを一つ。
「やっとかめだナモ」(久しぶりだねぇ。)
人の噂も75日。それもすぎた80日目。
八十日目(ヤットカメ)だナモ。表現一つで、どの位久しぶりかがわかります。
「どんな瓶?」と聞かんといて頂戴ョ。言葉は文化です。
それぞれの生活から生れた言葉、いろんな意味の入った言葉を恥じる事なく、
生々と使える俳優でありたいと思っています。同じお国言葉の人と出逢うと、
それだけで盛り上がりますものねえ。お国言葉があって幸せ。
http://www.web-nihongo.com/back_no/column_02b/020801/index1.html 岡山弁にはかないませんが雅ですね
あと一つの候補にもなるのか?