比較言語学

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多元的な方法論とは、例えば、以下のようなものです。
これを書いたのは、わたし本人です。
他にも知っているので、折にふれ、書き込みします。

最近、「印欧語の源郷問題」について、遺伝子変異率の分析法を応用した
形で、言語の変異年代を計算し、印欧語の故郷を割り出すという研究が、
科学誌「ネイチャー」に載りました。結論は、トルコのアナトリア地方。
わたしは、この結論を鵜呑みにしていませんが、このような研究方法も
あるのかとびっくりしました。
 言語の分化メカニズムを調べるには、方法論が必要ですね。
 言語学者ではなく、認知系心理学者や自然科学者が何か新しい方法論を
作ってくれるような予感がします。何かの指標を選んで、コンピューター
解析にかけるというやり方になると思います。
 人種の分岐年代の研究も、血液を採取して、遺伝変異年代を特定する
という手法で行っています。不思議なことに、シベリアの少数民族と
オーストラリアのアボリジニの方が、アフリカの部族同士よりも変異差が
小さい、というデータが出ています。