【Hong Kong】固有名詞は何語か?【王貞治】

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0. ある固有名詞の起源である言語@が、話者/聞き手の帰属する共同体において、その共同体に帰属する者による話者共同体を形成する言語Aである。
1. Yes → その固有名詞は言語@ (=言語A) の単語。
2. No → その固有名詞の指示物が、話者/聞き手の帰属する共同体に帰属する。
> 2.1. Yes → その固有名詞は言語Aの単語。
> 2.2. No → その固有名詞は言語@の単語。

上は、あくまで話者/聞き手が固有名詞を「何語と思うか」についてのもの。
言語意識を離れて考えた場合、翻訳されない固有名詞は、言語記号の恣意性の適用を受けないから、何語かという問題の埒外にある。つまり、何語でもない。

終了。
ついでに言っとくと、

>>158
> あなたの主張では,「鮭gui」という中国語が日本語になるためには
「鮭鱒 (ケイソン)」という語があるようだ。それに従えば、日本語には中国語起源の形態素「鮭 (ケイ)」があることになるが、事実上死語だろう。
音読みと訓読みの区別もつかない非常識人にわかるかな w

>>154
> 『Canis』というラテン文字列は(カタカナで表すとすれば)『カニス』『キャニス』『サニス』『チャニス』『カニズ』
> 『キャニズ』『サニズ』『チャニズ』『カナイス』『キャナイス』『サナイス』『チャナイス』『カナイズ』……等々の様々な音を表しうる
> そのどれもが『正しい学名』だとしたら,『学名』は普遍でも唯一無比でもなくなってしまうじゃないか
それでも十分普遍的で、唯一無比に近い。地名や人名の場合と同じ。学者同士で使うには問題あるまい。地名・人名は学者だけが使うのでない点が異なるが。
「イヌ」 「dog」 「Hund」 「chien」 「собака」 「狗」 「개」……と比べてごらん。

以上。完全終了。