>>76,77
化学や物理学はほぼ確実に自然科学だけど、
数学なんかは”自然”科学かどうか怪しいし(もちろん人文科学じゃないけど、自然科学としてはフィクション性が強すぎる。)
自然科学とされている生物学なんかは物理学なんかに比べると普遍性が低い。
アリの生態を調べるのが自然科学なら、
人間の生態を調べる言語学などの諸学問も自然科学かもしれない。
ハチの社会性の研究が自然科学なら、
人間の社会の研究(経済学や政治学)も自然科学かもしれない。
人文科学と自然科学の境界線なんて無い・・・・はず。
89 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/07/04 05:36
で、結局どーすれば、言語学は生き残っていけるの?
いや、生き残っては行くんだろうけど、縮小を食い止めることはできないの?
私は言語学と化学の道の岐路に立たされて化学に心を売った人間ですが・・・
両方の研究者になるのは現実的ではないなぁ。
とりあえず、少しずつ裾野を広げて情報学や脳科学なんかとの複合領域をつくっていく。
少しでも言語学をかじったことのある人を増やす。
こんな感じでしょうか。
言語学を知っている素人が増えるとトンデモ言語学も増えてくるとは思うけど、
それはトンデモ科学が世間ではびこっているのと同じような感じになるのかな?
でも同時にそういったエセ学問にブレーキをかける人も増えるから大丈夫だと思う。
>>88 おぃおぃ。
数学って一番自然科学らしい学問じゃあないか。
どこがどう「フィクション」で、どうして自然科学かどうか怪しいというんだ?
正気か?
これからは学際的なことをやって行かないと言語学は栄えない、というかないがしろに
されがちになるように思うニョロ。心理/コンピュータ科学/生物学などや、
古典的には哲学/人類学/歴史なんかとの学際的部門を開拓して行くこと
ができれば、いいにょろ。英語英文だけに言語学者が居るのではなくて、
こういう分野の学部に(ちょうど数学者がいろいろな学部にいるように)
言語学者が居る、なんてことになるには、「もしもボックス」がいるニョロ。
>>91 自然科学が人間の外にある自然を研究する
科学、人文科学が人間自身を研究する科学
と定義するなら、数学は「自然」科学から一番
遠い存在です。
人間が定めた述語論理と公理系のみによって
展開するのが数学ですから、最初から最後まで
人間が作ったものです。
ま、人間自身が自然の産物ですから、自然科学
といえなくはないのですが、それを言ったら、人文科学
とされるありとあらゆる学問も自然科学になってしまい
ます。
「理数系」などの言葉にみられるように、数学がいわゆる
「自然科学」と同じカテゴリーに分類されることが多いのは
物理学、化学など「いかにも自然科学らしい」学問分野に
数学が不可欠だからなのでしょう。でもそれは、それらの
学問が数学を応用しているだけのことです。英語で物理の
論文を発表するには英語を知っていなければなりません。
それと同じです。
つまり存在論における立場が観念論な人にとってみれば
すべての学問が人文科学であるってことだなw
>>89 縮小したっていいやん。こんなに必要ないだろ。
>>ワイドショーのコメンテーターにもなれる美人言語学者」を売り出さなくてはいけないということで。
美人に越したことはないけど、竹内久美子みたいに、何の話でも無理矢理言語の問題に結びつけて、
適当に下ネタを混じえて人気を取れるような人、いませんか?
97 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/07/05 12:07
とにかく何か、足りないんだよ言語学はさ。
なにかこれといった強みがないんだよ。
なんていうのかな。
あえてあげれば、論理だろうけど。
これも、情報とか、数学の基礎やってる人のほうが強そうだし。
ん〜どうしたものか。
とりあえず、言語学会を目立つ催しにしなきゃならん
そのためには参加者全員で人間ピラミッドをつくるとか
そういった奇抜な試みをしなきゃな
喪前ら、名前を空白でいれてみそ。大半の香具師はそうしてると思うが
ぬわぁぁぁぁんと、
名無し象は鼻がウナギだ!じゃないんだよ!
ちと感動したw
言語学を一番愛してくれそうな人に投票してくる。
ノシ
2chの粋な計らいのため
Ageさせてもらいますね。どうかご容赦をw
いわゆる「理系」が「生産的だ」とされているところってのは、
分析を担当する理学と、ツールを担当する数学と、展開を担当する工学が、
シームレスにつながっているところを指しているんだな。
だから「工学」を理系と見る見方が強いんだけど、
でも、工学なんて「たまたま」理系のツールを使う機会が多いだけであって、
理系でも何でもないぞ。
理学から「んな大雑把な」とか「結果オーライか」とか言われつづけてるのが工学。
「うるさい、あってるからいいんだ」「使えることが重要だ」となりふり構わないのが工学。
工学がもとから理科的なわけでは決してない。
また、この工学とのシームレスさのおかげで、「理科系」が実学とされているだけであって、
理科自身がもとから実学なわけではない。
経営学や経済学という実学だって、数学というツールを使う。社会学からツールをつくって使う。
実学に理系も文系もないんだ。
分析一辺倒ではなく、
ちゃんとした言語学ツールが整備されれば、使われる余地なんかいくらでもあるはずだぞ。