190 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/27(火) 12:36:13 0
あがらさせていただきますのほう
191 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2008/05/27(火) 13:52:29 0
娘さんをいた抱かせて頂きました
何でもかんでも「〜させていただく」みたいな言い回しする奴って
「常に感謝の気持ちを忘れない自分」とかをアピールしてるみたいでウザい。
そんな奴にかぎって自分に対する見返りを常に期待してるんだよね。
いただく系列の話
最近「〜いただけます」も蔓延ってるよね。
「ご利用いただけます」とかすごくよく見る。
俺らに謙れっつってんでしょこれ。
195 :
いただき厨:2010/04/22(木) 18:51:22 0
ほんとウザイ思いさせていただいておりますw
>>194 「(お客様には)このカードで弊社サービスをご利用いただけます」
<「(客に(は))このカードでうちのサービスを利用してもらえる」
「(君に)〜してもらえるか?」という疑問文の場合、自身の立場から
相手に行為を促している。
肯定文の「(君に)〜してもらえる」でも、自身の立場から相手の
行為を見ている。「ご利用いただけます」などと言うような状況では、
客にとって店側の都合などどうでもいい事なので、客の主体的行為に
関する文面でこの言い方は不適。
よって、客の立場から「(お客様は)〜ご利用になれます」と言うべき。
最近ほんと蔓延が激しいな
なんでもつければいいと思ってやがる
198 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/04/26(月) 13:21:52 0
「ご利用できます」がさらに醜悪だ。
200 :
検証家:2010/04/29(木) 10:26:46 0
前提に"申し訳ないが"を加えて違和感がなければ使っていい
「明日は定休日とさせていだたく」は「明日は定休日です」でいい。いただくほどの了承を求めなくていい。商店とて定休日が必要で"申し訳なく"思う必要もない
「明日は棚卸しのため臨時休業させていだだます」は正当だ。客は若干の不利益を被るからだ 「勝手に休んでゴメンネ」という"申し訳なさ"が入っている
これらの誤用が増えたのは「丁寧に言っておけば文句はないだろう」という言語への自信のなさからだ。
ほとんどの場合「致します」で済むところを「させていただきます」と誤用している。
「視聴者5名にプレゼントさせていただきます」→「・・・・プレゼントいたします または プレゼントします」でいい。
行き過ぎが高じて「110番させていただきました」という例をTVで聞いた。事実の経緯を説明するだけなので「110番しました」が正しい
201 :
検証家:2010/04/29(木) 11:07:05 0
最近の誤用例は「ご利用いただけます」である。「ご利用できます」でいい。 これは「できます」を丁寧にしたら「いただく」になるのではないか
だったら「ご利用」+「いただく」でそう言った方が丁寧ではないか、そう言っておきゃ文句はこないだろう、からきたのだろう
利用、使用ができるかできないかは可否のcan かcan notなので、可否部分まで丁寧語にする必要はない
言葉はほっておくと冗長になる。短くて済むところが次第に長くなる。意識して言葉を削らなくてはいけない
取説で「画面のXをクリックしていただきますと閉じることができます」というのもあった。「・・クリックすると・・・」でいい。申し訳なくやる動作ではないからだ
これらは使う人も悪いが、風潮として単語を抜き出して文句をいう者が増えたせいもあろう。典型が警官の出す「止まれ」の旗へのクレームだ
最近は「止まってください」となった。これは「止まれ」とはなんだ! 納税者へ命令するのか、というスジ違いのクレームからそうなった
指示語は短い言葉で主意が分かることが肝要で「止まれ」でいいのである。一瞬で判断する必要のあるとき「stop]しかないのだ
「please stop」にすることはないし、主意が即断できないのは危険でもある。もし「止まってください」が最初に存在していたなら
危険軽減のため「止まれ」に修正されたろう。危険な物へは「触るな」である。それを命令する気か、と言葉狩りをするクレーマーが増えたのも一因である
シチュエーションを考えずに単に文を分解して「する」は「していただく」にした方がいいのではという判断が言葉の乱れに繋がっている
202 :
検証家:2010/04/29(木) 11:38:37 0
シチュエーション次第で「いだたく」が正当か不当に分かれる
新人が司会をすることになった。本来はベテランがやるべきところ抜擢してもらった。このとき関係者内では
「司会をさせていただくことになった鈴木です」 これは"本来はベテランの佐藤が順位として妥当だったが私を優先してくれた"の背景を含んでいる。
本番になったら「司会を務める鈴木です」でいい。客は鈴木の上に佐藤がいることを知らない。だからへりくだる必要はない。
たしかに関係者も同席している。しかし「・・・務める・・」に異論はないはずだ。鈴木は客に対して発言しているのだから。
203 :
検証家:2010/04/29(木) 12:20:07 0
以下が楽天からきたメールである
>毎度有難う御座います。
>この度はXXXXX楽天市場店をご利用頂きありがとうございます。
>この度は当店にてお買い物をして頂き誠にありがとうございます。
>下記の通り確かにお受けさせて頂きましたのでご連絡させて頂きます。
>大変お手数ですが、お間違いがないか再度ご確認をお願い致します。
>ご注文商品は下記のお届け日程にて発送手配をさせて頂きます。
>出荷が完了しましたら再度メールにてお知らせさせて頂きますので
>もうしばらくお待ち下さいませ。
これを添削してみると以下のように3行に集約できる
*この度はXXXXX楽天市場店をご利用頂きありがとうございます
*下記の通りお受けしました。間違いがないか再度ご確認お願い致します
*商品はX月X日に発送予定です 発送したらメールでお知らせします
このように「いただく」を除いて書いても失礼に当たらない しかもこの文中に期日が書いてある
以下の日付に目を通さなくてもいい(これはソフトの問題だが)
204 :
検証家:2010/04/29(木) 14:05:58 0
NHK番組で「結婚させていただく」の是非があった。結構な数が是と認めたようで、司会の船越が
「多くの支援の元に結婚できたのだから、という心情が表れたと思いえばいいのではないか」との主旨を語った。
これを言ったら「東大に入学させていただきました」というのも予備校や教師や親の支援があってこその入学であり不自然ではないということになる。
オリンピックに出られたのも就職できたのも、XX大会で優勝できたのも「・・・・させていただきました」と言ってもいいということになる。
これはおかしい。シチュエーションが違うのである。
結婚への反対があり、ようやく許しを得た背景を知っている関係者へは「結婚させていただきました」は通じる。
しかしそれを知らない他の者へは「結婚します」でいい。「・・・・いただく」はイヤミかへりくだり過ぎである。
番組はその背景の違いをクローズアップすべきだった。これが進むと子供達が「大勢の前で発言するときは、・・・・・いただく、を付けなくてはならないんだな」
と思ってしまう。どこまでが誤用か教師は教えるべきだが、教師自体が「では説明させていただきます」を濫用する傾向にある
シチュエーション次第で変わるのに一律に「・・いただく」が正しく丁寧という傾向が出てきた。これは日本語の将来を考えると由々しきことである。
誤用は誤用である。「時代の流れ」という理由に埋没させてはならない。
205 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/05/10(月) 03:25:47 0
「ご利用できます」は変だ。「利用できます」で十分。
”ご”をつけるなら「ご利用になれます」。
「ご使用できます」が変なのとおなじ。
206 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/05/10(月) 06:05:13 0
「できる」は「する」の可能表現だから、
「ご利用できます」は「ご利用することができます」という意味。
「ご利用する」は謙譲表現で相手にいうには失礼で、「ご利用になる」が正しい尊敬表現
「ご(お)〜する」と「ご(お)〜になる」の違いが分からない深夜バイト的な頭ならどうしようもないが。
208 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/05/10(月) 06:27:01 0
>>207 相手に対して「ご利用できます」は、不適ではなく、
謙譲表現で、誤りです。
謙譲とみるか、丁寧とみるかは線引きは難しいような気もするけど、
ま、どの道お客さんに使っちゃあいけませんな。
210 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/05/10(月) 07:42:53 0
そのようにさせていただきます ×
そのようにいたします ○ これでいいんじゃね?
211 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/05/10(月) 22:15:52 0
「ご利用することができます」てなんだ?
「利用することができます」だろがバカチン。
ごごごご 気色わるいの。
212 :
検証家:2010/05/17(月) 23:12:38 0
「させていただく」旋風が頓(とみ)に増えたと感じたのは、観光バスの旅行時だった。
「お弁当をお配りさせていただきますので・・・・・・」 「出発は2時半ですので、遅れないようお集まりいただけたらと思います」
「いただく」にさらに冗長語が付いている。たぶん言葉が少ないと不安になるため無意識に冗長になっていくのだろう。
キリンビールの工場見学のとき、ガイドの女性がとても正しい日本語で、爽やかな知性を感じ、さすが大手は日本語教育はしっかりしていると感心した。
ところが別なガイドに変わったら「いただく」旋風が始まった。ということは社風でなく個人の資質だったということだ。
紀藤弁護士のサイトで「感謝させていただきます」とは・・・・・。法律だけでなく日本語も勉強してほしいものだ。
http://homepage1.nifty.com/kito/linc.history.htm ダイソーも改善できないものか。「6万点の商品を取りそろえさせていただいております」のアナウンスは聞き苦しい。
またアナウンサー(MC)の二重敬語の「お伺いします」も耳に付く。「おっしゃられた」も馬淵議員はよく使う。
「拝見させていだだきました」は「拝」の重みを分かってないのか。拝聞、拝聴、拝借などそれ自体で十分な重みを持っている。
言葉にウルサイ古舘伊知郎も最近はおかしい。「次に移らせていただきます」や「お伺いしたところ」等、以前の彼ならツッコンだだろう表現を自ら使う。
いちいち書くまでもないが
お弁当をお配りさせていただきますので→お弁当をお配りしますので
出発は2時半ですので、遅れないようお集まりいただけたらと思います→出発は2時半です。遅れないようお集まり下さい
6万点の商品を取りそろえさせていただいております→6万点の商品を取り揃えております
感謝させていただきます→感謝いたします お伺いします→伺います お聞きします おっしゃられた→おっしゃった 言われた
拝見させていだだきました→拝見しました
213 :
検証家:2010/06/17(木) 02:13:57 0
させていただく旋風も憂えることだが、最近はTVのテロップの誤字が目立つ。
「小沢氏が引くならば鳩山も引く」などと書く。もちろん引くは退くである。小学生の国語のテスト並みである。
餌問題のニュースで「給仕するなら・・・・・」 これも給餌である。エサを話題にしているのに給仕とは。これらは複数でチェックすれば防げることだ。
テロップは誤字のレベルだが、発言や記事は誤用レベルになる。激励の意味で「檄を飛ばす」などとは本来の意味を知っていれば使えない。
(中には檄が激になり、激を飛ばすと二重に誤用しているケースもある 素直に激励したといえば済むのに飾ろうとしてミスの上塗りをする)
誤用例を挙げればキリがないのでやめるが、全国レベルで影響を与えるマスコミはもう少し勉強して欲しいものだ。
偏に(ひとえ)も一重にと書く例が多い。これはIMEでの変換で一重が優先されるから気づかないのだろう。(成り立ちからは一重も間違いではないが)
気になるのはIMEが間違っていることだ。例えば引退のときに人物を持ち上げる「はなをもたせる」がある。
この「はな」は花でも華でもなく端である。元々は板前の端にいるのが最上位なので、その位置からきた言葉である。(諸説あるがこれが正しいと思う)
ところがIMEでは「花を持たせる」と変換される。端はでてこない。引退セレモニーでは花を持たせて送り出すのだから花なんだな、と誤解を生み
それが世間常識になる。
そういう誤用をチェックし軌道修正するのが義務教育なのだが、教師のレベルが低いのか関心がないのか野放しに見える。
215 :
検証家:2010/06/17(木) 04:19:35 0
「花を持たせる」=人に名誉を譲る。その人を立てて功を譲る。と辞書にはある。
語源が板前の上位の位置である端を譲るとなればスッキリと意味が通じる。社長の椅子を譲ると同じ使い方だ。
ところが「花」では意味が通じない。なんでフラワーを持つことが名誉を譲ることになるのか。「端」なら納得なのである。
(初っ端から失敗、端から相手にしない、洟垂れ小僧などハナは正しく使いたい。保証、保障、補償の誤用もテロップに多い)
「お伺い」はなんとか許容レベルだが、それが常識化すると正しく「伺う」と使った場合、この人は丁寧ではないな、との印象を与えるのが憂える。
「させていただく」語が常態化すると、通常の権利(定休日、閉店時間、退社時間等)でもXXさせていだたくと言わないと
失礼にあたるのでは、と思われるようになるのが懸念される。そうして冗長になっていく。
ついでに書くとシチュエーションを無視した「言葉の一人歩き」も昨今見受けられる。つづく
216 :
検証家:2010/06/17(木) 04:21:32 0
客はお客様と言え、患者は患者様と言え(東大の某教授発と聞いている)、教師はエライのだから言うではなく、おっしゃると言え。
これが通常文内でその語だけがそう書かれる。
例「この商品はメーカーから有明のB倉庫へいき、宅配にて客へ届く」 これが「この商品は・・・・・・宅配にてお客様へ届く」
単なる流通のフローを示している文で、客をお客様にする必要はない。
同じように病歴を示す文で、「A薬を投与したところ患者は発熱した」で患者を患者様にするなどが見受けられる。
個人的に親しくても相手が年上でも「松井がホームランを打った」でいい。松井さんにする必要はない。ソニーの株価が下がった、日産は赤字に転落、
これをソニーさんというのは広告関係か密に取引している者だけでいい。
天皇陛下は天皇陛下様ではない。大和田獏が皇太子を「皇太子さま」でなく皇太子とTVで呼んだ。アレっと違和感があったが
考えてみれば陛下同様、皇太子という身分上の名を正しく呼んだだけである。
(ただし以後は彼も皇太子さまと呼ぶようになった。呼び捨てとはナニゴトか!とクレームが入ったのだろう)
217 :
検証家:2010/06/17(木) 05:01:28 0
日頃の不満を書かせてもらう(書かせていただく、としないところがミソ)
それはヴの表現である。日本語にVの発音はない。バ(BA)行だけしかない。これが行き過が目立ってきた。
テレビがテレヴィ、ビデオがヴィデオとなっているのを音響誌で見た。なぜVだけに拘るのか。和製英語はいくらでもある。
(マシンはミシン ボレイボールはバレーボール アイアンはアイロンなど)
現在のIMEは知らないが、ヴィをソートするとア行に分類された。つまりウに濁点だからア行であるという考えだ。本来はBA行になくてはならない。
どうしてこれがマズイかというと検索漏れが起こるからだ。例えばベトナムを検索するときヴェトナムもしなくてはならない。
単に検索にかからないだけならまだいいが、統計処理するときは「ベトナムが本文中に157語ありました」と言えなくなるからだ。
正確な処理をするときは2つの語を合算させなくてはならない。検索時間もかかり表記の手間も増える。
ヴの推進者はBとVでは違うという。ではコンビニは将来コンヴィニになるかといえばなりそうもない。ヴァレーボールはバレーボールのままだろう。
ヴの必然性が薄いまま流行のように一人歩きしている。母音と子音がにア行からワまでスッキリと体系化されている日本語は世界でも珍しい。
その体系化をヴひとつだけが乱している。だれも外人のように発音はしないのだ。意味のないヴは止めるべきである。
219 :
検証家:2010/06/17(木) 23:57:27 0
「花」を持つ。の花は誤用が転じてその意味づけが変わった、とみる。
例えば消耗品は「しょうこうひん」が正しい。心神耗弱の耗である。ところが皆が「もう」と読んだために、とうとう辞書から正しい読みが消えた。
私の使っているATOKでは「しょうこうひん」で消耗品がでてくる。マイクロソフトのIMEではでてこなかったと思う。
洗浄もそうである。洗滌(せんでき)をせんじょうと誤読する人が増えたために、新たに作られた。いまでも医界では洗滌(せんでき)と言う。
こういう例は多々ある。ハナを持たせる、は花ではないのかとの誤用が増え、辞書までが本来の「端」を追いやってしまった。
結果として花は端の意を含むように変わってきた。発生学的に正しいのは「端」である、ということを言いたい。
国名のヴェトナム表記は特別で、正しい国名表記を求める人々もいて「ベトナム」は許容できない、とする団体に圧されたようである。
例えば「バイオリン」でググると650万件、「ヴァイオリン」では655万件で拮抗している。
「コンビニ」では6240万件、「コンヴィニ」では5380件。僅か0.008%である。
音楽評論家湯川氏は「エルヴィスプレスリー」でないとダメ。エルビスは使いたくないとのこと。そこまでVに拘る同氏でもコンビニは許せるのだろう。
「私はヴァイオリンを習ってます。帰りにコンビニに寄ります」ってな感じで。
「バイオリンはVだからヴァが正しいでしょ、だからヴァイオリン」 「じゃコンビニはコンヴィニ(convenience)じゃないの?」と聞いても
「コンビニはコンビニ。バイオリンはヴァイオリン」てなぐあいで統一感がない。だったらヴ表記を過度に使うな、というのが主意。
220 :
検証家:2010/06/18(金) 03:27:51 0
外務省サイトではヴィエトナムとベトナム(外交館リスト)が混在表記してある。
ギリシャの英語的な呼び方はグリースである。正しい表記にしたいのならなぜグリースにしない? タイは正式名はタイランドである。
どっちにしろ正しい国名で呼んでないことが多いのになぜVだけに拘るのか・・・・・
エクセルでソートするとベトナムはBA行、ヴィエトナムはア行になる。ソートでも狂いが生じる。
表現や表記を統一するのはメリットが多い。(文学は別) 常用漢字ではないからXXはひらがなにすべきとか枝葉末節な議論より
ヴにする必然性がないところは止めよと政府はいうべきだ。特に公文書では一字の違いが許されない。意味が通じるではないかは通じない。
そしてパソコンの世界では文字はコード化され、コードの引き算で照合している。プリンターとプリンタ−の区別が分かるかな?
最後はマイナス記号である。これらは異種と判断される。シソーラス検索(同義語検索)が進んでもこの問題は残る。
どうせ日本人はVの発音をしないのだからヴは意味がない。検索や分類などでデメリットの方が多い。
221 :
検証家:2010/06/19(土) 03:08:52 0
スレタイから外れ随想的になって申し訳ないが、最近の気になる言い回しにかけことばがある。
ねづっちがブームにしたが、彼の言い回しが「XXとかけまして○○と解きます」である。
これは落語の定番用語で「かけまして」は「かけて」である。丁寧にする必要はない。ひとつの固定した言い回しが存在するのである。
この誤用は上流階層と勘違いした奥方の使う「とんでもございません」と同じ間違いで「とんでもない」という一つの語を分解したために起きた。
「みっともない」は「みっともありません」や「みっともございません」とは言わないのと同じ。真の上流なら用語にも気を使う。
さすがに落語界は正しく使っている者が多い。ねづっちの誤用が「かけまして」を蔓延させてしまった。
これらの誤用は他でも見られる。「蓋を開けましたら容器に移して下さい」 これは「開けたら」を「ですます調」にしておけば
文句はないだろう。との過剰反応からきている。
XXをやりましたところ・・・・・はXXをやったところ、でいい。これを多用されると聞き苦しい。これは丁寧でもなんでもない、ただの誤用である。
誤読が一般化しそうなのに「余命」がある。これは「よみょう」が正しいが、ほとんどが「よめい」と発している。
これは寿命(じゅみょう)があるから(よみょう)である。
同じく「出生」は(しゅっしょう)が正しく(しゅっせい)ではない。誕生(たんじょう)を考えれば導かれる。
政治家も正しく「しゅっしょうりつ低下は危惧される」と発言してもらいたい。
「肉汁」は(にくじゅう)が正しい。それを知った上でとんねるずの石橋は(にくじる)と言っているものと思っていた。
ところがある番組で「あれは、にくじゅうって読むんだってね」と。なんだ知らなかっただけなのかと。
法律は施行(しこう) 建築は施工(せこう)と違う読み方をするのがあるが、この間某大臣がXX法のせこう・・・・・と発言し
もっと周囲が助言しないと恥をかくぞ、と思ったものだ。
>>216 > 「この商品は・・・・・・宅配にてお客様へ届く」
> 「A薬を投与したところ患者様は発熱した」
> 「松井さんがホームランを打った」
これらは話者の意識と立場に委ねられるべき問題。
例えば「お客様へ〜」の場合、話者は常に客の顔を意識して作業をするよう
従業員に教育する立場にある管理者であろうから、単なるフローであっても
こういう言い方になる。
223 :
検証家:2010/06/19(土) 11:41:26 0
↑ >これが通常文内でその語だけがそう書かれる。 と書いてある。会話でなく文章にしたときの話。
会話ならその場の状況に応じて臨機応変に変えても構わない。
私の言ってるのは通常の文内でその語だけがXXさん XX様と書かれている部分だ。
例えばタクシー業で「今後は車内でのカードの取り扱いは客が本物であると提示しても運転手は性悪説を持って通信にて真贋を確認すること」
という文章で「今後は車内でのカードの取り扱いは"お客様"が本物であると提示しても運転手は性悪説を持って通信にて真贋を確認すること」
のように、その部分だけ「お客様」にする必要はない。ということを言っている。
この場合シチュエーションを無視して、単に客はお客様と言わなくては、との意識があり文章にするときもそれが表れる。
これがタクシーの朝礼で運転手らへの指示であれば、お客様でも構わない。会話か文章かで違う。
会話でも過剰反応が見られることがある。それは一般論を論じているときだ。
「親は学校が悪いと言い、子供はA君が悪いと言う。教師は親の教育が悪いとおっしゃる」 このような会話を実際に聞いたことがある。
このような一般論の場合は言うでいいのに、教師は偉く尊敬すべき存在なのだから丁寧に言わなくては、との意識がその人にあり
状況を問わずに出てきた例だ。
一般論+固有的なら「教師は校長に7月までに決着させよと言うべきである。と先日の総会で田中先生はおっしゃった」は妥当である。
ソニーと取引している業者になると「東芝は発色がいい、パナソニックは接続性が高い、ソニーさんは薄さで優れている」のような使い方になりがちである。
取引上の会話と一般人とでは言葉を変えるべきで一般ならソニーでいい。そのシチュエーションを考慮しない硬直した語の使い方を指摘している。
>>221 >とんでもない、みっともない
いずれも「途(=道筋)でもない」「見たくもない」に由来するとされるものの、
それら語源とは意味が変わってきている(例えば「みっともないことでございます」は
「見たくもございません」とは明らかに意味が違う)ので、「とんでもない」や
「みっともない」を一語と捉えるべき、という考えは尤も。
>余命、出生
「よめい」「しゅっせい」はいずれも漢音に基くものであり、間違いではない。
寿命は呉音が定着したもの、誕生は慣用音と呉音の併用(誕の呉音はダン)。
>施行
逆。これは某大臣の方が正しい。
法律業界では、執行との混同を避ける為に「せこう」と読む習慣になっている。
医学業界で、孔などとの区別の為に腔を「くう」と読み慣わしているのと同じ。
225 :
検証家:2010/06/20(日) 00:36:54 0
施行の件 調べたら放送界と法曹界では違うようだ、(ややこしいので法律屋と報道屋と呼ぶ)
法律屋は執行(しっこう)と間違いやすいので施行(せこう)
報道屋は施行(しこう)が一般的
建築屋は施行(せこう)が一般的 とのことである。
したがってアナウンサーの立場ならXX法が施行(しこう)されました。となり、法律関係者のコメントなら・・・・施行(せこう)されました。となる?
私のレスは批判を承知で断定調で書くのが特徴で慣用語は正誤に二分されるものではないのは承知している。
しかしながら本来の正しいとされる読み方があるのに、気づかないか無視する報道姿勢をみてると一言言いたくなる。
推奨の「推す」も、ほとんどが「押す」と書いている。まともなのは特選街誌ぐらいで、テロップで正しい「推す」を見たことがない。
業界別で、あるものをどう呼んでいるかのスレがあった。同じ物でも業界で大きく違う。当然専門的になるほど正確な用語になる。
例えばビニール袋と一般に呼ぶのはビニールでなくポリエチレンである。材質が違うのに材質名で呼ぶのは間違いでポリ袋が正しい。
(アルミを指して鉄というようなもの)
撮像素子のCCDも調べるとCMOSであることが多い。(私はイメージャと言う。どちらも含まれるから)
一般認識では同一であるとみなして軽く流して置けばいいが、
「あ、高精度のCCDをお持ちですね」などと感心されても内心「それCMOSなんだけどなあ・・・ 」となってしまう。
(※ 素子の構造に由来する分類名。初期はCCDが多かったが現在はCMOSが主流)
こういう例はいくらでも挙げられるが、スレ違いなので止めておく。
226 :
検証家:2010/06/20(日) 03:53:25 0
さて本来のスレタイに戻って「させていただく」を流行らせたのは誰か。私見だが鳩山元総理ではと思っている。
彼が野党時代(いまから数年前)何かの要職に任命された。そのときの議事堂内での挨拶が「やらさせていただきます」だったと記憶している。
妙な言い回しだなと感じたが、これが議員同士の"業界用語"なのだろうとそのときは思った。
それからその言い回しが増えたような気がする。もちろん偶然かもしれないし鳩山も別なオリジナルがあってマネただけかもしれない。
ファミレス言葉の冗長さが指摘されて久しいが、どうしてマニュアルに正しい表現が使えないのか。私が教育担当なら極力「させていただく」を
排除させる。マニュアルに一度正しい言葉を採用すれば、それが踏襲され精錬されていくのに残念である。
余談だが娘が接客業のバイト(ファミレスではない)をしたときにさんざん注意をした。マニュアルが間違えているのだから守るな。
1 分かりきっていることを確認するな(一人で2品ほどの注文なら確認しなくていい)
2 お伺いしますはいうな、伺うに"お"は不要。二重敬語に気をつけよ。
3 「させていただく」は使うな へりくだりすぎだ。堂々とXXをお持ちします と言え
4 XXの方を・・・・は使うな
5 お水になります XXX円になります 成るは使うな XXですと言え
6 客は¥1000札を出しているのだから¥1000で払う意志がある。いちいち¥1000からでよろしいですかと聞くな。 "から"もおかしい表現のひとつ。
他にも気づいたことを都度注意した。本人はウルセ〜親父だな、と聞く耳はあまりなかった。
しかしあるとき客から「あなたは正しい日本語を使うね」と言われたらしい。言っただけの価値はあったようだ。
229 :
検証家:2010/06/20(日) 12:03:36 0
↑深い考察で参考になる。
> 2 お伺いしますはいうな、伺うに"お"は不要。二重敬語に気をつけよ。 は「伺います」にしろ、と言った。言葉足らずだった。
確かに動詞と名詞との区別はあるのかもしれない。なんでも"お"を付けとけ、の過剰な風潮を指したつもりだ。
うちに来る営業マンのほとんどが「お伺いします」 「お伺いさせていただきます」 「おじゃまさせていただきます」である。
「伺わさせていただきます」というのもあった。
これは「伺います」ではブッキラぼ〜で失礼では、という感情があるからだろう。取引上対等に近い関係と、初対面でなんとかアポを取った若輩営業マンとでは
ちがってもいいが、「お」+「いただく」を加えておけば失礼にならないだろう、との安直さがにじみ出ている。私が出向くときは「3時に伺います」と言う。
さすが言語板には詳しい人が多いので聞かせてほしいが、最近「参る」の乱発が気になっている。
「では次の話題に参ります」 「公正な捜査をして参りたい」 「私が貴社に参ったところ社長と鉢合わせしました」
「三つ星レストランに参りました。おいしかったデス」 "いく"はすべて"参る"にしとけ、の過剰な使い方を感じる。
どこまで誤用か許容範囲か詳しい人ヨロしく。私の記憶では「参る」はもっと限定的だったはずだが。
>>229 >伺います
確かに、この意味ではそれで十分。
できれば安直に言葉を機械的に当てはめるのではなく、「お」にせよ「いただく」にせよ
どういう意味であるのかをきちんと把握し、意識しながら一つ一つの言葉を選んで用いる
のが、「相手を敬う」という本来の敬語の精神に則したものになるかと。
>参る
「参る」はさまざまな用法があって、便利な表現ゆえに濫用も仕方ない部分もある。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E5%8F%82%E3%82%8B&stype=0&dtype=0 「私が貴社に参ったところ社長と鉢合わせしました」の場合は聞き手=「貴社」の
関係者への謙譲を含む丁寧表現。
「では次の話題に参ります。」「公正な捜査をして参りたい。」の場合はそれぞれ
対話者もしくは対談等の進行役として対話相手等に謙る気持ち、捜査関係者として
被害者や一般市民等へ謙る気持ちが入りつつ、本質的には丁寧さに重点が置かれている。
「三つ星レストランに参りました。〜」の場合は謙譲の意味は薄れ、聞き手への
丁寧表現が専らとなっている。
いずれも誤用とは言えないが、「では次の話題に行きます。」「公正な捜査をして行きたいと
想います。」「三つ星レストランに行きました。」等でも十分な場合も多々ある。
(「では次の話題に行きます」には「参ります」のもつ柔らかいニュアンスが薄い
ので、実際には「〜行きたいと想います」「〜行ってもよろしいですか?」などと
いった言い方になるかと)。
231 :
検証家:2010/06/20(日) 15:24:12 0
詳報産休。
濫用ぎみなのは"参る"に限らないが、TV界ではその傾向が強まっているように感じる。
これが小中学生に受け継がれ、発表会などで単なる図表の切り替え時に「次の降雨分布図に参ります」と濫用されないかと危惧される。
確か「次の話題に参らせていただきます」も聞いたことがある。徳光だったか安住だったか。
言葉に気をつけているなと感じるのは、NHKためしてガッテンの女性アシスタント(名は知らない) バイリンガルでもある西田ひかる
端的に的確な日本語を話す。鑑定団の中島も語彙も多く過不足ないコメントには感嘆する。他にもあるだろうがすぐ思いつくのはこの人たち。
232 :
検証家:2010/06/22(火) 00:57:08 0
明日新聞社から記者が来る。「では、10時にお伺いさせていだだきます」 記者よお前もか・・・・・・・
233 :
検証家:2010/06/22(火) 01:29:01 0
本日来社の営業マン。省エネ機器を扱っている某社が来て「当社はCO2削減に取り込まさせていだだいております」
好青年なのだが、「させていただく」旋風には参った。これが定番化するのだろうか。
こう言わないと失礼にあたる、あるいは「取り組んでおります」では尊大だと考えるのだろうか。年配の上層部からその言い回しの指示があったとは思えない。
自らがそう判断して使っているのだろう。 これでいいのか日本語! とオッサンは嘆く。
234 :
検証家:2010/06/22(火) 02:13:02 0
おっと、取り込まさせて→取り組まさせて のミス
急速に日本語がおかしくなったと感じるのはネットの普及に原因があるように思う。
こういう掲示板で一般人が発言できるようになった。年齢制限もないので小中学生でも書ける。
発言媒体が紙だった頃は少なくとも一定以上の年齢で、文の書き方を習った者が書いていた。
誰でも書けるネット社会になり、特に2ちゃんは誤字脱字許容で、ここだけで通じる2ちゃん語の独自なコミュニティーを作った。
既出を「がいしゅつ」と本当に読んでいる者がいたのに驚いたものだが、さんざか(山茶花)がさざんかになったように
既出(きしゅつ」は(がいしゅつ)と読まれる日がくるのだろうか。
私は言語の専門家でもなくただのオッサンだが、知識があると読めなくなる言葉がある。どういうことかというと
「独壇場」という言葉である。これは「どくだんじょう」 独擅場「どくせんじょう」の誤読が「どくだんじょう」を作った。
※ 違いは壇と擅で、よく目をこらさないと土偏と手偏の違いがわからない
一般的には間違いである「どくだんじょう」が用いられる。ところが一部には正しく「どくせんじょう」と書かれてある。(体感的な比率では9:1ぐらい)
書き手が「どくせんじょう」と書いたのに、「どくだんじょう」と読むのは失礼にあたる。
どっちが書かれてあるのか、ルーペで拡大しないとオッサンの目には判別できないのである。会話でも「まさしく"どくせんじょう"ですね」と言っても
この人には通じないかも知れないと思うと"どくだんじょう"と言ってしまう。
このレスを読んだときから、独擅場と独壇場の間違い探しのゲームが始まるのである。知識があると読めなくなる一例。
235 :
検証家:2010/06/25(金) 20:08:03 0
展示会へ行ってきた。製品を指して「これカタログに載ってます?」と聞くと
「はい、載せさせていただいてます」 あ〜あ。 もうこれは敬語とかのレベルでなく、何も考えずに発しているとしか思えない。
237 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2010/07/31(土) 02:13:29 0
age
エイジ
>>235 敬語は何か考えないと発してはいけないものなんですか?