今年のえとの猿には、「ボス」が群れを統率するというイメージがあるが、ニホンザルのいる動物園や野外施設では「ボス猿」という呼び方をやめる動きが広がっている。「ボスという言葉が猿の行動に合わないことが分かってきた」というのが理由だ。
「餌を最初に食べる」「けんかの仲裁をする」「外敵から群れを守る」ことなどがボス猿の条件とされてきた。ところが、東京・上野動物園でも、他の猿より先に餌を食べる雄がいるが、けんかの仲裁はせず、群れを支配する行動もない。
このため、既に「ボス猿」の呼称をやめ「第1位」という呼称に変えた。
http://www.nikkansports.com/ns/general/f-so-tp0-040111-0013.html