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名無し象は鼻がウナギだ!:
関東では味噌汁を「おみおつけ」という所が今も多いのではないだろうか。
「おみおつけ」とは「御付け(ご飯のおかず、付け合せ)」に由来する京都
の御所言葉(女房言葉)で、「お漬け物」もこの「お付け物」に由来している。
杓子のことを「しゃもじ」という所も多いのではなかろうか。「しゃもじ」
とは「杓文字」のことで、京都の御所言葉(女房言葉)には、事物の名の一文字
をとって表す隠語的表現があった。だから、「しゃもじ」とは「杓子」の
を「杓」という「文字」だけで表現したものなのである。「おでん」や「おひや」
もそうで、それぞれ「田楽」「冷(ひや)水」を一字で表現したもの。なお、事物
によく「御(お)」をつける京都語の特徴は、東京の山の手言葉の特徴にもなっている。