生成文法総合スレ5

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805Adamas:03/11/19 20:10
>>643

>いや、そういうことを言ってきたのだと思うにゃ、生成は。
>つまりにゃ、Agreeというのはなにかとなにかを関係づける
>認識能力の原型となるものなのにゃ。

にゃあ、私もそう思うにゃ。その意志表明の一つが私のカキコ>>643にゃ。
つまり、probeとgoalの関係が、
source domainとtarget domainの関係にもあるかもしれないにゃ。
換言すると、生成文法と認知文法のパラレリズムではなく、
むしろ両者のインターセクションに私は最近興味があるにゃ。

>しかし人間の認識能力が一般に優れて大域的・先見的なものであるのに対し、
>その原型であるAgreeは驚くほどお粗末なものだという点が
>逆説的に面白いのではないかにゃ。

たしかにそうにゃ。その通りにゃ。
でもにゃ、私はこのところ、
このパラドックスを素直に面白いとは思えないのにゃ。
脳絡みの本にゃらちょっとアヤシイいっちゃってる本にゃら読んでると、
なおのことそう思うのにゃ。
(次につづく)
806Adamas:03/11/19 20:11
大域的・先見的なものというのは、ある意味、PDPのことにゃ。
つまり並列分散処理にゃ。
ヒトの認知システムのほとんどが並列分散型なのにゃ。
ああ、それなのに、それなのに、なんで言語システムだけが直列処理型
なのかにゃ。
つまり、なんでCHLだけ盲目的で「この道一本」のアプローチをとるのかにゃ。
言語システムだけがPDPでないのは、どう考えてもかなり無理があるにゃ。
ヒトの脳をバカにしてはいけないのにゃ。
ヒトの脳はトンデモなく高性能なのにゃ。
PowerBook G5なんか目じゃないのにゃ。
PowerBook G50000000...000000000000000000ぐらいのパワーがあるにゃ。
もっとかもしれないにゃ。
こんなところからも、
Adamas@フィルター型文法システム(つまり並列分散処理型モデル)に萌え
なのにゃ。そういうことでは、
OTに潜在的なポテンシャリティの高さを感じるのにゃ(>>779参照)。
ただ、OTはまだ書き換え規則のレベルだがにゃ。これにはショボ〜ンにゃ。

さて、今からアルコールの注入にゃ。
レギュラー満タンにゃ。にゃん、にゃん。

K-Rodしゃん、最近お見かけしませんが、元気ですかにゃ?
若い人の意見も聞きたいにゃ。
またよかったらいろいろ意見を聞かせてほしいにゃん。
807(´∀`):03/11/20 04:01
WAのウィルソンCQBキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━(  ゚)━━(  )━━(  )━━(゚  )━━(∀゚ )━━(゚∀゚)━━━!!!
……って、この話題はサスガのAdamas しゃんもチンプンカンプンにゃろ? 俺の趣味は広いのにゃw

>>798
>「進化」の過程で、ヒトと何種類かの動物のみが、体内でビタミンCを作ることができなくなっちゃったにゃ
似たような話しを以前にしたことがあるにゃ。尿酸分解酵素だけどにゃ、それが自分で作れないことと言語進化
に関係があるかも知れないという話しにゃ。
>それができないのは、<自然言語版ビタミンC>が失われたためだと思うのにゃ
overt wh移動のない言語はどうするにゃ。人間言語全体にビタミンCがなくなったのではにゃく、ビタミンC
を利用しない個別文法もあるということではないかにゃ?

>>799
>イントロンは接着剤にゃ
これがすでに俺に言わせれば愚かな機能主義の誤謬ということになるんだけどにゃ。
一見何の役にも立たないイントロンはなぜ存在するのか、という問題設定自体が、役に立たないものは存在
しないはずだという機能論的適応主義にのっかっているのにゃ。何の役に立とうが立つまいが、それはそれ
自身が生き残るということだけに関わっているのにゃ(利己的DNAと利己的遺伝子は区別してにゃ)。
翻って、たとえば言語は(narrow syntaxは)何かの役に立たなければ存在できないのか、あるいは個人は
他人や社会に貢献しなければ生きていてはいけないのか、いやそうではないにゃろ、というのが俺なりの
言語観、人生観にゃし、たぶんチョムもそう思っているのではないかにゃ。
ま、とにかく俺もイントロンのことを最初に知ったときにはガ━━(゚Д゚;)━━ン!となって、解釈不可能な
素性との類似性をあれこれ考えたもんにゃ(遠い目……
808(´∀`):03/11/20 04:02
>>804
当たり前過ぎるコメントで(´・ω・‘)ショボーンにゃw
>C-1がwho-1を検出した後、次に検出されるのはwhatであってwho-2ではないと思うにゃ
これは>>795の話しに限ったことではないにゃ。
1. who remembers who bought what
でwhatがwide scopeを取る場合にも同じ問題が生じてるにゃ。つまり、観察としては昔からあるとおり、
covert wh-movementはwh-island(なりSubjacencyなり)に従わない、ということにゃ。もしwh-islandを
MLCにゃらPICにゃらで扱うのであれば、これらの制約はovert movementにのみrelevantなPF条件であるか、
もしくは、wh-islandをMLC/PICで扱うこと自体が間違いで、いったんSpec,CP[+wh]に上がったwhは
その後のC[+wh]からは見えなくなる(不活性化する)、等、チョムとは違うことを考える必要があると
思うにゃ。

809(´∀`):03/11/20 04:03
>>806
並列分散処理的な見方は生成の中にも以前からあったと思うにゃ。つまり、generalized transformationで
あり、最近だとmultiple spell-outとかも該当しそうにゃ。また、syntax、semantics、phonologyそれぞれの
自律性を仮定し、その間の連携を考えるというのもある意味並列分散的にゃ。
で、
>なんで言語システムだけが直列処理型なのかにゃ
正確には言語システムの中核部であるnarrow syntaxに限って、にゃ。言語全体、認知全体、脳全体は当然、
とんでもない複雑なシステムにゃが、その一番基本になっているのは実はこんなに単純なものだ、だから
その単純なものの積み重ねがどうやって複雑なものを生み出すのかを考えよう、というのが生成の視点で
あり、そこで畠山本のオビにも「複雑系」とか謳ってあったのではないかにゃ。実際はあの本だけ読んでも
「( ゚Д゚)ハァ? どこが複雑系にゃ?」と思ったわけだけどにゃ(本人が見てないことを祈ってるにゃw)
で、大域的・先見的なものというのは、すなわち利他主義でもあるのにゃ。逆に、局所(経済)性は
利己主義に相当するにゃ。各要素は全体のことを見渡して行動しているわけではないのに、それらの
ローカルで利己的な干渉が結果的には全体の調和を生んでいるのにゃ。統語派生も、一個の生物の体内諸器官
も、社会も、進化もにゃ。にゃんにゃかにゃん♪

810Adamas:03/11/20 07:15
>>807

>WAのウィルソンCQB

ん?予想通り私にはチンチンカンカンでプンプンにゃ。
もとい、チンプンカンプンにゃ。
朝っぱらからすみませぬm(_ _)m
(こさかなしゃん、またよかったらツッコッミよろしくお願いしまつ)

<自然言語版ビタミンC>の話をもう少しするにゃ。
ヒトは体内でビタミンCを作ることができないにゃ。
でも、ヒトはビタミンCをどうしても摂取しないとダメにゃん。
で、ヒトはどうするかと言うと、
ビタミンCを飲食という形で摂取するにゃ。
つまり、自給自足できないものは、
あるルートを通じて、外から調達してくるしかないにゃん。
そこで、>>798にある

移動をしなくても元位置で解釈できるメカ@自然言語版ビタミンC

に話がつながるワケにゃん。
移動なんてものがなんで自然言語にあるのか、
narrow syntaxだけを見ていても説明できないにゃ。
つまり、移動の説明は、narrow syntaxだけで自給自足できないにゃ。
そこで、インターフェイスというルートを通じて、
認知システムという外から、移動の駆動力を探しているということにゃ。
そいういう意味なんだけどにゃ。にゃん、にゃん。
811Adamas:03/11/20 07:15
>一見何の役にも立たないイントロンはなぜ存在するのか、
>という問題設定自体が、

なんでいけないにゃ?

>役に立たないものは存在しないはずだ

ということのどこがいけないにゃ。

己のためであれ、人様のためであれ、
とにかく何かの役に立つから存在すると思っているにゃが、私は。
無機物にせよ、有機物にせよ、また体内のちっぽけな細胞にせよ、
絶対何かしらの役に立っているにゃ。これは事実だと思うにゃ。
形あるもの、必ず大きなシステムの歯車の一つとして機能しているにゃ。
言語システムで言ったら、虚辞のthereなんかもそうにゃ。
自然言語の構成要素にしても、
何の役に立ってないものは一つなりともないと思うにゃ。
この私の考えというか事実は、
機能論的適用主義ウンヌンとは別だと思うけどにゃ。
812Adamas:03/11/20 07:16
>>808

>当たり前過ぎるコメントで(´・ω・‘)ショボーンにゃw

でも、この当たり前過ぎるところがやっぱり>>795のネックだと思うにゃ。
で、実際、>>808のレスを見ても、そこは顔文字しゃん自身が認めているにゃ。

>もしwh-islandをMLCにゃらPICにゃらで扱うのであれば、
>これらの制約はovert movementにのみrelevantなPF条件であるか、

とか

>もしくは、いったんSpec,CP[+wh]に上がったwhは
>その後のC[+wh]からは見えなくなる(不活性化する)

は、まさにBarriersの頃の発想にゃ。
結局、顔文字しゃん(>>795)のアプローチだと、
Barriersの問題をそのまま引きずっているということにゃ。
私も>>808のレスに(´・ω・‘)ショボーンにゃw
ヤバ、顔文字しゃん怒らせちゃったかにゃ。
逃げるにゃ!!!

813Adamas:03/11/20 07:18
>>809
生成文法の歴史に見られる並列分散処理的な見方は、大方同意にゃ。
でも、あくまでも「ある意味並列分散処理的」にゃ。

>なんで言語システムだけが直列処理型なのかにゃ
>正確には言語システムの中核部であるnarrow syntaxに限って、にゃ。

それはそうにゃ。たぶん、他の器官の中核的なところは皆、直列処理型だと思うにゃ。
一番コアとなるところまで並列分散処理されているとは考えられないにゃ。

>そこで畠山本のオビにも「複雑系」とか謳ってあったのではないかにゃ。
>実際はあの本だけ読んでも「( ゚Д゚)ハァ? どこが複雑系にゃ?」
>と思ったわけだけどにゃ

この前、畠山しゃんといっしょにラーメン食いにいったにゃ。油そばにゃ。
ウマかったにゃ。ニンニク入れすぎて舌の感覚が無くなった程にゃ。
それは置いといて、彼から聞いたところによると、アレは出版社が勝手に付けた
みたいにゃ。畠山しゃんも出来上がりを見てびっくりしたようにゃ。
あっ、そうそう、ここだけの話だけど、畠山しゃん、最近2ちゃんにハマって、
どこかですごいバトルしてるらしいにゃ。
どうも、政治・思想絡みのところらしいにゃ。

>(本人が見てないことを祈ってるにゃw)

安心していいにゃ。彼はこっちは見てないみたいにゃ。興味ないみたいにゃ。
関心はもっぱら政治・思想絡みの方みたいにゃ。
彼もハマったにゃ。にゃははははは。

今日はちょいとビジーなので、今日のカキコはこれにておしまい。
これだけ書けば十分か・・・。
これからマンマにゃ。にゃんにゃか、にゃん。
814関係式:03/11/20 08:48
カオモジ:Adamas=浜ちゃん:松ちゃん
815名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/20 22:30

ひぇぇぇぇぇ
大学の生成文法入門講義のレポート、書いたのに提出日に寝過ごして
しまいますた! (;´▽`A``

あー10月のレポは成績よかたのに、単位こねーー ・゜・(ノД`;)・゜・
>815
先生の研究室に逝け。
無理にでもレポート再提出とかな。
成績なんざ先生次第でどうにでもなることがおおい。
817Fred:03/11/21 00:01
 しばらく見んうちに、レギュラー陣の正体がバレバレに
なってまんがな。まあ、昔の香港映画みたいでおもろいか
らええけど。(誰がブルースリーで誰がサモハンキンポー
やホイ3兄弟に相当するかはみんなで決めたれや。)

 ところで、インド洋の深海で変な貝が見つかった話は
知っとるけ。、DNA の変化を考えるうえで、なかなかお
もろい話やと思うねんけどな。人間の免疫システムも、
胸腺とかも含めてああいうことで進化してきたんやろう
な。

 関係ないけど、TMU の教員の何名かは既に移籍先が決
まったらしいね。そしたら、あの「声明文」とか賛同者
とかいうのは、何のためやったんやろ?わけわからんな。
日本的な「裏と表」ということやろな。
>>815
入門ってどの程度のところまでカバーしてんのか。差し支えない範囲で
教えてくれませんか?
819K-Rod@無知:03/11/21 00:37
最近、アフォみたいに忙しくてヒューズ飛びそうにゃ(-.-;)
>>795
ちょっと考えますたが、また思いついたら書きまつ。

認知と生成のインターフェイスみたいなのは可能な話かも、ですにゃ。
これについては企業秘密ってことで、にゃ。

とりあえず、今日は疲れ過ぎなのでこれまで、ってことで。

Fredしゃん、ウェルカムバックですにゃ!
820(´∀`):03/11/21 05:51
>>817
新種クジラ Balaenoptera Omurai ハケーン!にゃ
>誰がブルースリーで
俺は自称チョウ・ユンファw

>>810
>移動の説明は、narrow syntaxだけで自給自足できないにゃ。
>そこで、インターフェイスというルートを通じて、
>認知システムという外から、移動の駆動力を探しているということにゃ。
ちょっとmisleadingな言い方だと思うにゃ。解釈不可能な素性自体は言語固有のもので外部に由来するのでは
ないにゃ。にゃがそれが引き起こすdisplacementはたとえば表層解釈を生むなどして外的に「動機づけられ
ている」とチョムなんかは言うわけにゃん。この「動機づけられている」というのが移動の駆動力だという
解釈にゃら、俺は反対しとくにゃ。それはあくまで結果論であって、移動の目的ではないのにゃ。この原因と
結果をはき違えた本末転倒な見方を機能主義的誤謬というのにゃ。そこで、
>>811
>なんでいけないにゃ?
なんでかというと、あるものがどういう機能を果たしているかをいくら論じても、そのものがそもそも
どうやって成立したのかの説明にはならないからなのにゃ。だからこそチョムも自然選択万能説に反対して
きたんではなかったかにゃ?
たとえばAdamasしゃんの心臓はAdamasしゃんを生かしておくために動いているのかにゃ?
あるいは人間言語はコミュニケーションのためにあるのかにゃ?

821(´∀`):03/11/21 05:52
>>812
>Barriersの問題をそのまま引きずっているということにゃ
表示ではにゃく派生上の問題として見直していることに注意にゃ。出来上がった構造を見て、ナントカ条件で
すますことなら簡単にゃ。問題の例についてはたとえばLasnik & Saitoもなんかやってたんではないかにゃ。
しかし派生モデルをとったことで問題は深刻化し、しかも上で言ったことが正しく
Who remembers who bought what の wide scope what が
Who remembers what who bought の wide scope who と
実は同質の問題を孕んでいる、とすればこれはbarriersの枠組みでは得られなかったデータの再編成という
ことになるにゃ。結果的にそれが正しいかどうかは別にして、こういうように古いデータに新しい意味付けを
行うことも理論の進展には重要なのにゃん♪
で、Adamasしゃんの形態的同一性云々の話しだとどうなるのか、もうちっと解説してちょ。



かかりしゃんから久しぶりに直メールもらったけど、返信してもfatal errorとかで戻ってくるのにゃ。
大学のアカウントから再送信したけど、ついたかにゃ?にゃ?

822(´∀`):03/11/21 05:54
おっとK-rodしゃん、例のブツはもうちと待ってちょ、すまんにゃー
823Adamas:03/11/21 06:05
朝飯にひとカキコにゃ。

>>799で約束したように、
イントロンとウイルス進化説についてちょこっと書くにゃ。
たぶん、顔文字しゃんなら分かっていると思うが、
イントロンを切り離してエキソンだけをGetするのをスプライシングと言うにゃ。
これも何かに似ているにゃ。そうにゃ!Spell-Outにゃ!
だから、Adamas流だと、

Spell-Out@自然言語におけるスプライシング

にゃ。さて、そのスプライシングされて切り離されたイントロンにゃが、
この中にはあるモノが紛れ込んでいるにゃ。それが何かと言うと、
レトロウイルス(と同じ遺伝子配列)にゃ。
ご存じかと思うが、
ウイルス進化説で問題にしているウイルスとはレトロウイルスのことにゃ。
このレトロウイルスに「サル」が感染して、
その結果、脳内に文法ソフトウェアが「創発」したと思うのにゃ。
もしこのストーリーが正しければ、イントロンはゴミだけど、
その中には脳内文法の「化石」がある可能性があるにゃ。
ゴミ箱の中からダイヤを探すのにゃ!ってことにゃ。
まあ、そう言うことで私はイントロンに一目置いているのにゃ。
にゃん、にゃん。

少しシャバに戻るかもにゃ。
なんか昔の常連さんも復活してくれたみたいだし。

824ROM:03/11/21 12:35
>>820 先生、学名の種(小)名は小文字で!>omurai
825名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/21 18:14
>>818
うーんと、とりあえず言語は生得かつ人間に固有の本能であるという
考え方に馴染ませるのがメインだったみたいな感じですな。
Jackendoff の『Patterns in the mind』ってのが教科書でした。
パートIからパートIIIまでは一通りおさえるぐらいの授業です。
この本に入ってない話もやりましたけど。
ほんとに入り口の入り口ぐらいの基本的な内容でした。

>>816
講義の内容と中間レポまでは完璧にこなしたので、最後のレポだけ遅れる
のも半端だし、どうせなら単位諦めよって感じでっすww
自分の学部じゃないし。

(先生ごめんなさい……。)
826(´∀`):03/11/22 04:12
>>823
別に「!」つきで語るほどのもんではないにゃ。俺も6、7年前からスプライシングと素性照合の類似性を
指摘してきたにゃ(遠い目…… 
つまり、アミノ酸への翻訳(解釈)不可能な配列を削除する点でスプライシングは遺伝情報のlegibilityを
満たすためのlast resortということなのにゃん

で、ウィルス進化論は下手するとDeaconみたいなDQNと同じになるので注意が必要にゃ。てか、ウィルス
感染は遺伝子レベルでの変異を引き起こす一つの仕組みとして提案されているだけなので、言語能力が
その感染からどうやって成立したかの過程について何か言わないと、検討のしようがないのにゃ。
なんだかよく分からないものを全部ウィルスのせいにして済まそうというのでは感心しないにゃ(同様に
なんでもUGのせいにするのもダメだけどにゃ)
言語能力の中身を考えれば、「ヒトは言葉を話す病気にかかったようなもの」で済む話しではないにゃん

>>824

 (´Д`;)ヾ
   ∨)
   ((

omuraiといえば、オムライス食いたくなったにゃ(←アフォ

827名無し:03/11/22 12:42
「Which detective do you wonder if Tom will invite for Sunday lunch?
これは非文法的な文である。分析せよ。」
これわかる人います!?あたしゃお手上げですぅ・・・(´Д`;)
828ひゅ部ナー:03/11/22 21:03
ジャッケンドフの理論について詳しく教えてもらえませんか??
829名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/23 01:03
830名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/23 12:44
Adamasしゃん本当にシャバにもどっちゃたにゃ・・・・・
娑婆に戻っちゃったらまたみなで呼び戻すにゃ。
832797:03/11/23 14:14
教えてちゃんですみません。お時間のあるときにでも書き込みをお願いします。これで教えてちゃんはしませんから。
833名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/23 14:32
↑濃て藩の先生方は女の子には優しいと思われ. 安心して松がよかろう.
834Adamas:03/11/23 20:10
東京に戻ってきたにゃ。実は大阪に行っていたにゃ。言語学会にゃ。
新大阪駅の近くに泊まったが、あそこは恐いにゃ。
伊丹空港から飛んでくる飛行機がすぐ頭の上に見えて落ちてこないかと
ヒヤヒヤしていたにゃ。
関係ない話だけど、駅の中にある「たこ昌」とかいうたこ焼き、
そこそこよかったにゃ。
一番よかったのはビールだったけどにゃ。
あと、付け出しのおせんべいみたいのもおいしかったにゃ。
ちなみに東京だと、銀だこっていうたこ焼きが有名にゃ。
油で揚げたようなやつにゃ。
外側がカリッとしていて中はトロトロでジューシーにゃ。
あと、地下鉄の改札近くにある中華屋さんにも行ったにゃ。
なんか、ぶたまんだかがお勧めらしいが、それがなくて残念だったにゃ。
かわりに餃子を頼んだにゃ。
なんかタレが甘ったるくてちょっと失敗だったにゃ。
大阪の人は、餃子のタレってああいう甘いのが好きなのかなにゃ。
う〜ん、個人的には餃子のタレは辛いのが好きにゃ。
いちおう、Adamas@餃子には目がない ってことで。
まあ、大阪見聞録はさておき、そろそろレスに行くにゃ。
835Adamas:03/11/23 20:11
>>826
顔文字しゃんにまた先手打たれていたのかにゃ。
私は5・6年ほど前に
Spell-Out@自然言語におけるスプライシング
と思ったから、一歩先にヤラれたのかにゃ。
それにしても、顔文字しゃんなんか私と似ているにゃ。
でも、そこに行き着くまでのストーリーはたぶん違うと思うけどにゃ。

実は、私の学生の時のセンセというのは心理学のセンセだったにゃ。
そして、授業のセンセはほとんどがお医者さんだったにゃ。
そういうこともあって、生命体を分子生物学的に見るか
行動生物学的に見るかについてよくセンセ方と議論したものにゃ(私も遠〜い目

ちなみに、私は、
Adamas@イントロン
にゃ。ゴミにゃ。
スプライシングがかかって用無しになったら消えるにゃ。>>830>>831

おまけ:ウイルス進化論については思うところがあるので
また何かの時にでもカキコするにゃ。
836Adamas:03/11/23 20:13
>>810
顔文字しゃんが「ブルースリー」なら私がサモハンキンポーってことにゃ?
ちなみに私は痩せているけどにゃ。
どっちかって言うと、私は江頭2:50ってとこかにゃ。
って言っても、黒いタイツは持ってないにゃ。

>それはあくまで結果論であって、移動の目的ではないのにゃ。

たしかにそうにゃ。生成文法の側から見たら、
ある統語操作が適用され、ある統語構造が出来上がったら、
たまたまそれがある文法機能にマッチしただけで、
その文法機能を作るためにある統語操作が適用されたんじゃないにゃ。
そりゃ、そうにゃ。それは百も承知にゃ。

でも、機能文法の側からしたら、
ある機能的操作が適用され、ある文法機能が出来上がったら、
たまたまそれがある統語構造にマッチしただけで、
その統語構造を作るためにある機能的操作が適用されたんじゃない。
と言えるにゃ。
837Adamas:03/11/23 20:13
それとにゃ、たしかに、

>あるものがどういう機能を果たしているかをいくら論じても、
>そのものがそもそもどうやって成立したのかの説明にはならないからなのにゃ。

と言えるにゃ。でも次のようにも言えるにゃ。

あるものがどうやって成立したのかをいくら論じても、
それがどうやってある機能を持つようになたかは説明できない。

つまりにゃ、この問題は、どちらが正しいとか正しくないという問題ではないにゃ。
どちらの立場を仮定するか、ただそれだけの話にゃ。
もちろん、その各々の立場の妥当性は経験的に検証されるべきにゃがな。
で、総合的な私の評価はどうかと言うと、>>770にある通りにゃ。

838Adamas:03/11/23 20:14
>>821
私の形態的同一性の話は、優位性効果の消滅に限定した話にゃ。>>771を参照にゃ。
つまり、SubjacencyがLFでは働かないケースに関してはなんらコメントしてないにゃ。
結局、私が思うに、優位性効果が消滅しているケースというのは、
GBで言う適正統率が破られているのにも関わらずOKな例で、
SubjacencyがLFでは働かないケースというのは、適正統率が守られているケースにゃ。
事実はこれに尽きると思うにゃ。
ただ、これを2つともいしょに処理するのはかなり難しいと思うにゃ。
派生でも表示でもにゃ。さあ、どうかにゃ。顔文字しゃん。

おまけ;大阪市立大学の玄関入ってびっくりしましたにゃ。
ヤシの木が立っていて、ここはマレーシアかと思ってしまいましたにゃ。
あと、素朴な疑問だけど、総合大学で市が「経営」しているとこって、
大阪市立大学以外に他にもあるのかにゃ。県立はいくらでもあるけど。
それと、全然関係ない話だけど、大阪の人って歩きながらタバコ吸う人多いにゃ。
明らかに東京の人と較べると歩きタバコの人多いにゃ。

これにて大阪見聞録 お・わ・り にゃ。
839K-Rod@無知:03/11/23 22:23
ありゃ、Adamasしゃんこちらにいらっしゃってたんですかにゃ。
おいらは無理やり仕事入れられてたせいで言語学会行けなかったですにゃ。
S井せんせとその学生の敬語文と軽動詞の分析なんて聞いてませんかにゃ?
S井せんせは鋭い先生だと思いますのにゃ。

>>837
K野&T見の分析はあたしも割りと好きになれない派ですのにゃ。K野せんせが
偉大な先生だと思っているけど、にゃ。それとT見しゃんの分析はジャッジメントが
怪しいという専らの評判。
840K-Rod@無知:03/11/23 22:34
新大阪の近くは実は治安がペケなのにゃ。夜に歩くと、お姉さん達に囲まれて
袖を掴まれてしまうのにゃ。Adamasしゃん、けちをつけるみたいで申し訳ない
ですにゃが、たこまさは3流ですのにゃ。まあ、アメ村三角公園とこのI賀流みたいに
有名なだけでまずいなんてことはないんですけどにゃ。
銀ダコは東京モンに誘われて一回行ったにゃが、あれも大阪ではたいしたことは
ないですにゃ。(すみません、けちつけて。大阪モンはたこ焼きに異常にウルサイ)

551はイケルのは肉まんだけですにゃ。餃子はフツー。O将並み。

たこ焼きなど食べ物は、あたしは異常にうるさいタイプなので、もし機会があれば今度、
ナビにどうぞ、にゃ。たこ焼き巡りは望むところですのにゃ。

市が運営してるのは、他にK戸外大なんかがありますにゃ。実はI大は知る人ぞ知るアブナイ大学。
いろんな意味で、だけどにゃ。歩きタバコは確かに多いにゃ。マナー悪いのは確かかもですにゃ。
私も何度か歩きタバコしてるアフォ親父/兄ちゃんと喧嘩しかけたこともありますにゃ。だいたい、
あたしの目はキツイですからにゃ。まあ喫煙はマナーを守って、ってことで。
841K-Rod@無知:03/11/23 22:37
>>797
あたしは先生などという立派な者ではないので、一言。
「理論次第です」
と身も蓋もないことを言ってみるテスト
842Adamas:03/11/24 06:31
K-Rodしゃん、レスさんきゅうにゃん。

>S井せんせとその学生の敬語文と軽動詞の分析なんて聞いてませんかにゃ?

酒○しゃんの発表の頃においとまさせてもらったにゃ。
いかんせん、今日もこれから出勤で、あまりゆっくりもしていられないかったにゃ。

>K野&T見の分析はあたしも割りと好きになれない派ですのにゃ。

う〜ん、やっぱり好みの問題かにゃ。私は、ゴリゴリのミニマリズムもいけるし、
久野&高見流のソフト路線もいけるのにゃ。認知になると、ちょいと萎えちゃうにゃ。
朝っぱらからすみませぬm(_ _)m
いかんせん、私は、Adamas@江頭2:50 ですから・・・。
ちなみに、身長も体重も年齢も江頭2:50とほとんどいっしょにゃ。トホホにゃ。
違うのはタイツの色だけにゃw

おまけ:ちなみに、私は生成文法を始める前に、
1年間だけみっちりとLFGの勉強をしたにゃ。
あるセンセにみっちり教えてもらったにゃ。
でも、やっぱり、あの動きのないジミなところが
どうもショウに会わなかったにゃ。
若かったから動きのある生成文法に魅力を感じたのかもにゃ。
それで生成文法に移ったにゃ。
でもまた最近、動きのないジミな文法理論にも好意を
持つようになってきたにゃ。
これも年のせいかもしれないにゃ。
843Adamas:03/11/24 06:32
>K野せんせが偉大な先生だと思っているけど、にゃ。

偉大というのを独創性ということに限ると、私が「スゴイ!」と思う理論言語学者は、
日本人だと、故神尾せんせと久野・高見せんせの御三方にゃ。
どういうわけか、3人とも機能文法の御方にゃ。

>それとT見しゃんの分析はジャッジメントが怪しいという専らの評判。

評判はともかくK-Rodしゃんの判断はどうなのかにゃ。私は評判とは全く逆だがにゃ。
あれだけの文法性のグラデーションを出しているぐらいだから、
逆に判断はきめこまいハズにゃが。
844Adamas:03/11/24 06:33
>新大阪の近くは実は治安がペケなのにゃ。

そうなんだ。東口の方は(ロッテリアのある方)、なんかホームレスっぽい人が
あやしいモノ売っていて、いかにも大阪って感じでしたにゃ。

>夜に歩くと、お姉さん達に囲まれて袖を掴まれてしまうのにゃ。

ありゃ?夜徘徊していたけど、一度も袖を掴まれなかったにゃ。
ジャケットの袖が短かかったかにゃw

>たこまさは3流ですのにゃ。まあ、アメ村三角公園とこのI賀流みたいに
>有名なだけでまずいなんてことはないんですけどにゃ。

なんか割烹料理風というのウリみたいですにゃ。
たんぱくっていうか、京料理っぽかったですにゃ。
あと、銀だこはバツですかにゃ。たしかに、好みが分けれるでしょうにゃ。
私もどちらかというとたこ焼きには目がないですにゃ。
一番目がないのは餃子だけどにゃ。
でも、一度でいいから、「これはウマイ!」というたこ焼き食ってみたいにゃ。

最近食べることしか楽しみないにゃ。悲しいにゃ。
もう快感神経は老人化しつつあるにゃ。トホホにゃ。
エガちゃん見習ってもっとパワフルになるにゃん。

ところで、エガちゃんに知性を感じるの私だけ?

さあってと、これからマンマ食べて出勤にゃ。

845r.o.m:03/11/24 12:26
>>836>>837

ガ―(゚Д゚;)―ン!!












ナ・ル・ホ・ド
846Adamas:03/11/24 17:41
ありゃ?845しゃんしかレスついてないにゃん。
何はともあれ、845しゃんレスありがとうございますにゃんm(_ _)m
ふんじゃあ、またギター談義でもするかにゃ。
この前、プロとアマの差を見せつけられた高中の話をしたにゃ。
高中正義は、どっちかと言うと、
ロックとフュージョンのインターフェイスに
位置するギターリストにゃ。
同じような人というかグループにスクエアがあるにゃ。
高校の時、チェイスという曲を演奏したことがあるにゃ。
なかなかノリのいい曲にゃ。
この頃から、もうロックはほとんどやらなくなったにゃ。
完全にフュージョンのAdamasになったにゃ。
理由は2つあるにゃ。
一つは、ロックできるボーカルがいなかったことにゃ。
つまり、シャウトできるボーカルがいなかったことにゃ。
ロックはボーカルが命だからにゃ。
もう一つは、ギターテクニックそのものを追求しようと思ったら、
やっぱりインストに限るからにゃ。
高中→スクエアときたら、次はカシオペアにゃ。
続きはまた今度にゃ。忘れた頃にまたギター談義するにゃ。にゃん、にゃん。

さて今からイーブニング・マンマにゃ。好物の餃子にゃ。
近くの中華屋さんで買ってきた生餃子を焼くのにゃ。
これが美味しいのにゃ。にゃんにゃん。
今日はこれにてお終いにゃ。

847こさかな:03/11/24 19:23
Adamasしゃん、こんばんワ。
高中→スクエア→カシオペア→・・・渡辺香津美→ジョー・パス→?
                   ↓
                 ラリー・コリエル
                   ↓
                  Adamas!!!
・・・という妄想しマシタ。
 スレちがいスマソついでに、昨日、ジョニー大倉の『キャロル夜明け前』
という本を読みながら、『成り上がり』史観が崩れていくのを感じていマシタ。
言語学会も行かずに何してんダー!
848Adamas:03/11/24 20:02
おっ、こさかなしゃん、こんばんワにゃ。
う〜ん、フローチャート、途中まで会ってるにゃ。
でも、こさかなしゃんの書いてくれたチャートを見ると、
こさかなしゃんもかなりのギター通と見ましたにゃ。
あと、『キャロル夜明け前』は知らないけど、
永ちゃんの『成り上がり』なら高校の時何回となく読んだにゃ。
男はこうでなくっちゃ!とよく自分に言い聞かせながら読んだものにゃ。
そういうAdamasも今では江頭2:50にゃ。これが現実にゃ。
う〜ん、私も成り上がりた〜い!にゃ。にゃん、にゃん。
さて、今日はこれにて本当におわりにゃ。
PCの電源落とすにゃ。プツン。
849K-Rod@無知:03/11/24 23:51
>1年間だけみっちりとLFGの勉強をしたにゃ。
その先生のイニシャルはYMにメロンパン2個。
>判断はどうなのかにゃ
日本語はOKとして英語かにゃ?言語研究でUraせんせとKageyamaせんせが
p.185で指摘している通りT見しゃんの1992のやつですにゃ。
日本語の方は特に文句ないですにゃ。すみませんにゃ。
日本語のジャッジと言えば、生成で2人ほどジャッジ合わにゃい人がいますにゃ。
850K-Rod@無知:03/11/24 23:59
>一番目がないのは餃子だけどにゃ。
その生餃子を焼くというのもなかなかおいしそうですにゃ。
今日は昼に餃子を食べますたにゃが、口臭が気になるのにゃ。

餃子といえば、私の大学近くにある餃子専門店ってのがなかなか
ですにゃ。それとおいしい餃子はなんと言っても神戸元町辺りですにゃ。
水餃子、蒸し餃子、焼き餃子となんでもござれのにゃ。

たこ焼き話はしだすときりがないので、一言。
めちゃくちゃウマーなのは明石の卵焼き(通称明石焼き)だと
思いますニャ。特にお薦めは明石駅徒歩5分辺りの所にある木村屋。
まあ、あの近辺で外れはないですけどにゃ。あれはホッペタが落ちますにゃ。

下々の話は、あたしゃパスってことで。
実は最近、関西で生成やってる学生が少ないので正体がばれるかも、と
危惧しているところですのにゃ。
k-rod@自称清純派ってことで。
851(´∀`):03/11/25 01:57
>>827
最小対として
Which detective do you think that 〜
等と比べるのにゃ。

>>828
漠然としすぎていてレス不能にゃ。もうちと具体的に、邪見奴腐の何についての理論のどういった部分か
言うべきにゃ。そうすれば逃走派しゃんが答えてくれるはずにゃw

852(´∀`):03/11/25 01:58
>>836-837
>ある機能的操作が適用され、ある文法機能が出来上がったら、
>たまたまそれがある統語構造にマッチしただけで、
>その統語構造を作るためにある機能的操作が適用されたんじゃない
機能的操作とは、具体的にどのようなものを想定しているにゃ? この辺りにも機能主義のミソも糞もごたまぜ
のいい加減な見方が見え隠れしているにゃが、順序としてはまず、ある構造ができる→その構造がある機能を
果たす上で好都合なのでその機能を担うようになる→その機能に特化すればするほどそれ以外の機能を果たさ
なくなる→後付けで見ればその機能を果たすべくその構造ができたかのように見える、ということなのにゃ。
言い方を換えると、機能主義はあくまで言語使用の場における言語構造の機能論にとどまるのであって、
個々の運用の場においては「機能が構造を選択する」、しかしそれ以前に能力のレベルで「機能とは独立して
構造がまずあり、その構造が機能を決定している」ということなのにゃ。だからなぜその機能なのか、に対する
答えは構造にしか求められず、さらになぜその構造なのかはその構造を作った過程にしか求められないのにゃ。
構造と独立した機能論はナンセンスにゃし、そのナンセンスさは実は極端な適応主義進化論と同質にゃ。
853(´∀`):03/11/25 01:59
で、
>総合的な私の評価はどうかと言うと、>>770にある通りにゃ
にある「非対格批判」にゃが、高見&久野「日英語の自動詞構文」(研究社)のthere構文のとこだけ読んだ
感想をいうとにゃ、彼らが批判の対象としているのは、生成統語論の分析というより、非対格性なるものが
語彙的に決定しており、非対格動詞だけがthere構文を許容するという語彙主義の見方なのではないかにゃ。
この点は俺の反語彙主義と相性がよくてにゃ、極論すれば非対格動詞などというものはないのにゃ。ある
動詞が非対格的な挙動を示すかどうかはその動詞が生起する統語環境によって決まるのであって、ちょうど
動詞の語彙意味がその動詞の出現する統語構造を決定するという語彙意味論的テーゼの正反対なのにゃ。
こういう誤った還元主義を正すという主旨にゃら俺も大いに賛同するにゃが、there構文使用の機能的条件
を述べさえすれば事足りるとでもいいたげな点で、やはり単なる記述以上のものにはなってないにゃ。
最後の脚注にその辺りの彼らの立場を凝縮した名言があるにゃ。
「there構文が理論的に興味深いものであるとこれまで長い間考えられてきたが、私たちの分析では、その考え
が幻想にすぎず、間違いであったということを明らかにした点で、理論的に興味深いものである」
854(´∀`)
>>838
>SubjacencyがLFでは働かないケースというのは、適正統率が守られているケースにゃ
ちょっと不正確にゃ。問題の
1. Who remembers what who bought?
でもsubjacency違反のはずがLFでは回避されていることになるにゃ。適正統率のうち主要部統率が充足されて
いれば必然的に問題はpureなsubjacencyになるにゃが、そうでなければ先行詞統率違反とsubjacencyは
ダブってしまうにゃ。だから主要部統率だけをPFに切り離し、後はLFで統合、という話しになったのにゃん。

さて論点整理するとにゃ、まずwh-islandがMLCなりPICなりに還元できるという今風の見通しをとるにゃら、
2. ??What do you wonder who bought t?
3. *Who do you wonder what t bought t?
が同様に排除され、両者の間の差が出てこないという問題が実はまずあるにゃ。(3)ではMLC違反が2回、
とかいうincrementalな効果は別にしてにゃ。
(1)がOKなのはなんでか、というのは特に(3)が * であることと対比してるわけにゃが、もしAdamasしゃんの
いうように形態的同一性がカギになるのにゃら、(3)と
4. Who1 do you wonder who2 t1 met t2
のあいだにも有意味な差があるはずにゃが、どうかにゃ?