>>132 字音假名遣は元は表音的だったのですが?
戰前は知らないが、もっと昔なら確實に「ジッカン」だったはず。
それに、現在だとて「入聲」はニッショウであってニュッショウと發音しますまい。
>>125 >本来「じっぽん」も「しんじく」も「無学な大衆」の言い方だったのに何かの間違いで
>前者だけ規範に昇格してしまったという話だ。
97が言っているのはそういう意味ではない。
97=106だと思うが、
>ジッという発音は近代以降、実際には存在しなかっただろう
という意味だ。
「ジッ」という発音は、近代以降は実際には消滅していた発音だったのだが、
規範として残されてしまったのだ。
戦前の表記は
>>130も書いている通りだ。
>>132 >旧かなづかいはもともと表音的ではないからだ。
あの、悪いけどね、あんたやっぱりダメだわ。
136 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/14 21:44
>「ジッ」という発音は、近代以降は実際には消滅していた発音だったのだが、
それはおかしい。少なくとも江戸では生きていたはずだ。
>>136 すまん。江戸は近代だと思ってなかった。
江戸あたりでは「ジッ」だったかもね。
国語学では室町以降が「近代」です。
しかし普通は日本近代は明治維新以後を指します。
江戸=東京と書くべきだった。そういう意味だ。
話を整理しよう。
中世の京都では、「十」はジュウ〜ジッと発音されていた。
そして、現在でも (特に東京に) 「十」をジッと発音する人がいる。
問題は、現在のジッが中世のジッと同じものであるか否かだ。
141 :
動画直リン:03/05/14 22:21
>>140 「十」と同じく「ジッ」「ジフ」が「ジュウ」になったのは、
「什」「拾」「渋」あたりがそうだと思うけど、
この中で今でも「ジッ」と読んでいるものはあるのかな?
>>142 -juu〜-iQ という異形態の音を持つ漢字は、ほぼ出つくしている。
「立」: リュウ (建立)〜リッ〜リツ
「集」: シュウ〜シッ (集解、集注)
「入」: ニュウ〜ニッ (入唐、入声)
あとはカンザンジットク (寒山拾得) の「拾」くらいだろう。
( ) に入れたものは特殊な読みで、たとえ「十」がジッだとしても、それとは並行しない。引き合いに出す意味なし。
144 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/05/15 00:38
「執」:シュウ(執念)〜シッ(執行)
>>144 ああ、これがあったね。
シュウ〜シッ〜シツ (執事、執務) で、どの音もよく使われる。
ただし、「立」の場合と同様に、シッを支えているのはシュウではなくシツだ。
「急」: キュウ〜キッ (急渡) なんてのもある。「急渡」は難読語に入るだろう。
>>140 現代の京畿語では、「十」をジッと発音することはまずない。年齢、階層にかかわりなくジュッだ。
ジュウ〜ジッという不安定な異形態の関係を、何百年間も保持することはできなかった。
書く時は「ジッ」だが読む時はジュッだ (cf. 「いう」) と思い込んでいる。または、「ジッ」と書くべきであること自体を知らない。こんな易しい字の読みをカナで書く機会は普通ないからだ。
東京語のジッについては、二とおりの解釈が考えられる。
@江戸〜東京の人はきちんとした教育を受けてきたので、古い異形態が規範として保持された。(中世のジッと東京語のジッとは同じもの)
A東京語ではジとジュとが中和する傾向があり、中和的なジッが現代かなづかいの規範と偶然一致した。(中世のジッと東京語のジッとは別物)
>>147 笑止。阪神間在住だが、明治生まれで大阪と奈良出身の祖父母の代から
例えば十回はジッカイと発音し、かつそう認識している。子供のとき
十「ジュウ」からの類推でジュッカイなどと誤って言えば正された。
そうでない人が多いのは分かっているが、君の「まずない」は願望に
過ぎない。一度でもきちんと調査したのか。
それとも京畿とはソウル周辺?それなら十はshipではなかったか。
>>148 到底信じられぬ。高齢者のデータとしては、奈良の人のものはないが、京都 3 人 (1924、25、33年生)、大阪 3 人 (1911、22、26年生)、兵庫 1 人 (1933年生) で、「十」は全員がジュッ。
男性 5、女性 2。7 人中 3 人が大学院修了。
わしは関西人ではないので事実関係はよくわからん。
ただ、学校で習った読みを強く意識する人が「正した」の
なら、一般的なその地方の発音とは違っている可能性
があり中世の発音の残存とは言えないかもしれん。
>>149 母数が少なすぎて、調査としては不充分。
>>148みたいな少數派の存在を否定し切れる程の材料ではない。
152 :
動画直リン:03/05/15 18:21
自分で「少数派」と認めているのが気になる。
無意識の発音に同一地域でそうそう個人差のあるものではない。
近畿出身だが、祖父は10個を「じっこ」、10回を「じっかい」と言っていたのを確かに憶えている。
(家族の他の人もそう言っていたような気がするが確信は持てない。)
それを聞いて、幼心に「じっかい」「じっこ」と発音するものなんだなと認識していた。
まあただ地域として「襦袢」のことを「じばん」といっているので
(和服の下着ではなく肌着全般のことを指すが)
これも古来の発音を守っているという証拠にはならんなあ。
>>155 襦袢の語源はポルトガル語のジバンですが、
外来語でも「ジ」が「ジュ」に変化するという一つの例かな。
襦袢のジュは宛て字「襦」の音読みに引っ張られたのでしょう。
十のジュッは日常語である「十」ジュウからの類推に違いない。
他の-ip入声では日本独自の〜ツの字音があるものが多く、
本来は違うのにその類推に助けられて古い発音が残りやすい。
...と思います。
関西でのジッコ、ジッカイは老人ではまだまだよく聞きます。
私は中年ですが子供の時からずっとジッコです。特に意識して
改めたのではありません。
♪「十」をジッと言う関西人が、ここにだけ集まってるの、なんでだろう〜 (w
特に京都の人のジュッという発音は、はっきりしているように思う。高齢者でも同じ。
以前、田村正和が出ていたクレジットカードの CM で、京都弁の老婆が「分割払いはサンカイ、ロッカイ、ジュッカイ、ジュウゴカイ……」と言っていた。あれが典型的な発音だ。
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
161 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/08/14 18:58
難しいね
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
164 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/16 19:27
今週の週刊文春に高島俊夫という男が「十本」のことを書いている。
要するに、「十」は元々入声だから「ジッ」が本来だというのだ。
秋永一枝『東京弁は生きていた』を援用して、
「ジュッ」の出現とその急速なひろがりは昭和以後、特に戦後の現象ではなかろうか。
というのだが、本当に東京以外の地域、特に京阪神でもそうか?
この男、関西人のはずなのだが、なぜか自分自身の方言での状況に言及していない。
「戦後の現象」ならば、まだまだ「本来の」発音をする老人が残っているはずだが。
165 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/16 21:42
なぜ十把は
「じゅっぱ」じゃないのか?
167 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/17 08:01
14 名前: 名無し象は鼻がウナギだ! 投稿日: 02/01/17 06:13
これは半ば仮名づかいの問題。現代語では、音韻的にはジュップンが
むしろ自然だ。ジップンは表記に引かれた架空の発音にすぎない。た
だし、u が唇の円めの少ない東京方言では、音声的にジップンになる
ことはありうる。シンジク (新宿)、シジツ (手術) などと同じ。
日本語における「十」の最も古い音はジフであったが、ハ行転呼に伴っ
てジウとなり、他方、無声子音の前ではジッという形になった。ジウ
とジッとの異形態の関係が成立したわけである。その後、ジウは18世
紀にはジュウに変わっていたと見られる (謡曲資料の「割る」発音等参
照)。ジュウの異形態としては、ジッよりジュッのほうがはるかに安
定感があるし、実際そう発音されてきたものと私は考えたい。しかし
明治になって歴史的仮名づかいが広められ、表記は「じふ」「じつ」とす
ることが定められた。戦後、表音的な現代仮名づかいは「じふ」を
「じゅう」に改めたが、「じつ」を「じゅっ」にすることはなく、「じっ」
と改めるにとどまった。これが混乱の原因である。
168 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/22 01:08
169 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/22 01:45
遅レス&横レスだが。
俺なら
「10袋」=じっぷくろ、「じゅー」とあえて言うなら「じゅーふくろ」。
「10針」=じゅーはり、「じゅっは(ぱ)り」とも「じっは(ぱ)り」とも言わない。
「10平方メートル」=じゅーへーほーめーとる、としか読まない。
「10品目」=じっぴんもく、「じゅー」とあえて言うなら「じゅーひんもく」。
でも最近は人を選んで発音を変えている。
例えば「10分」を「じっぷん」と俺が発音したら
怪訝そうな顔をするだろうと予想される奴に対してはな。うっとうしいから。
170 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/30 19:46
171 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/04/30 21:07
> 合体(ガフ→ガッ)、納得(ナフ→ナッ)、早速(サフ→サッ)などは残っていますよ。
要するに旧仮名遣いで考えればいいんでしょ?
合・・・がふ
納・・・なふ
早・・・さふ
十・・・じふ
この「ふ」の前の母音が表記上「あ」の場合は「お」の長音、
「じ」の場合は「う列拗音」の長音で発音される。それが、
合・・・合理
納・・・奉納
早・・・早熟
十・・・十枚
などに使われ、一方、旧仮名遣いの「ふ」の部分を
促音化して「っ」にしたものが、
合・・・合併
納・・・納得
早・・・早速
十・・・十本
などに使われている、と。
172 :
名無し象は鼻がウナギだ!:04/05/03 03:34
171に追加。
尊・・・たふ → とう・たっ
と今タイプしていて、「尊い」と表記することに気がついた。
これだと、「尊」の字は「とうと・たっと」と読むことになるではないか。
字音と和語(訓)を一緒くたにするな。
秋田弁講座
ウチのジジとババ、十個ほど重箱を持ってるよ。
エのジッコバッコ、ジッコバッコ ジュッコ(バコ)持ってら。
娘が消えればZONEがダントツだと思うんだがどうよ?
177 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/01/29 06:35:29
178 :
名無し象は鼻がウナギだ!:05/03/14 23:36:58
179 :
tociguri:05/03/18 03:46:16
脱藩、脱皮、脱糞、脱北
180 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2005/04/20(水) 01:23:29
脱鮮、脱線、脱鮮者
181 :
名無し象は鼻がウナギだ!:2005/04/24(日) 12:38:19
北朝鮮脱出者とすべき
182 :
名無しさん@そうだ選挙に行こう:
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