ほつま文字を考えましょう。

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http://simasiba.hp.infoseek.co.jp/hotuma-singi-moji03.htm
(・_・)(なお、ホツマ偽書論自体については、あるいはご存知かと思いますが、
・田中勝也『読み解き異端古代史書』(大和書房 1994。『異端日本古代史書の謎』(1986)の改訂版)
・安達祐「『秀真伝』偽作の目的と背景」(『別冊歴史読本特別増刊14 「古史古伝」論争』(1993)所収。同書には改訂版『「古史古伝」の謎』(1995)もある)
を参照のこと。)

(・_・) 安達氏の論文は、最近刊行された『別冊歴史読本 危険な歴史書「古史古伝」』にも
再録されていました。どちらも『ホツマ』をきちんと論じる際には避けて通れない(もちろん、
反論するとしても)指摘だと思います。
 田中氏の重要な指摘では、『ホツマ』は全て例外なく五七調で通すために、字余り・字足らずの
句を作らないよう不自然な記述をしているが、これは『万葉集』などの古代歌謡と比べると著しく
不自然である、また漢語を無理矢理読み下したような表現が見られる、などというのもあります。
 また、安達氏は、記紀には見られない肉食禁忌が出てくることなどから、仏教の影響が強いと見、
その中でも真言宗立川流との密接な関連は疑えない、としています。ぼくは立川流にも詳しくない
のでなんともいえませんが。