「痛い」といえば「頭が痛い」「出費が痛い」「この失敗が痛い」という風に
人体の一部分や現象にくっつく形容詞だと俺は思っている。
ところが最近、次の2用法が目に付く。
(1)「○○君は痛い」「痛い人」というように「人」に直接くっつく使い方
(2)「痛さ」(「痛い」の程度?)
そこで質問。
A:「痛い」の上のような用法はいつ頃から見られるようになったのだろうか?
B:上の用例における「痛い」の定義
大辞林第2版(三省堂)より
いた・い 【痛い・甚い】 (形)[文]ク いた・し
(1)切られたり打たれたり、病気をしたりして、肉体的に苦しい。苦痛を感じる。《痛》「けがをした指が―・い」
(2)精神的に辛く苦しい。また、弱点・急所などを指摘されたりして困る。《痛》「借金で頭が―・い」「説教が耳に―・い」「そう言われると耳が―・い」
(3)とりかえしがつかないほどひどい。《痛》「この時期の出費は―・い」「最終回のエラーが―・かった」
(4)心に深く感銘を受けるほど優れている。立派だ。《甚》「―・き所まさりて見所ある住ひなり/源氏(明石)」→いたく(副)
(5)動詞の連用形に付いて、程度がはなはだしい意を表す。《甚》「心ばへなど、はた、埋れ―・きまでよくおはする御有様に/源氏(蓬生)」「甘え―・し」「屈(くん)じ―・し」
[派生] ――が・る(動ラ五[四])――が・る(形動)――が・る(名)――が・る(名)
例えば、「サイゾー」(2002年1月号)の61頁から用例を拾ってみる。
(ちなみにこれは2chの解説記事)
ドキュンはテレビ番組「目撃!ドキュン」から来た言葉で、同番組内に
痛い(=見るに耐えない)一般人が大量に出演していたことから、
痛い人=ドキュンと呼ばれるようになりました。
↑で、もし「痛い人」という言い回しが一般的なものなら
あえて「見るに耐えない」と注釈をつける必要はないはず。
4 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/06 23:57
>1
松本人志が広めた数多くの言葉の1つ。4年前くらいからじゃない。テキトーですが。
>4
となると、松本が著書などで「痛い」をどのような文脈において用いているか
見てみたくなる。
6 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/07 01:55
>5
となると、松本や遺書などで「痛い」をどのような文脈において用いているか
見てみたくなる。
ゴーストライターでなければな。
はじめて聞いたのは98年頃だった。
この板って言語学は知ってるけど言語はまったく知らない、とうぜん
現実世界でどんな風に言葉が生まれて使われてるかまったく知らない
やつばっかりみたいだな(w
とりあえずマジレスしてやるよ
「痛い」ってのはな、はじめその言葉の通り痛い同人女が使い始めたもんなんだよ
同人の世界では、まず自分が他人からどう見られているのか?というか
自分を省みる能力のないやつらがたくさんいる
そのなかで、以前はそうだったけど現実世界の苦しさのなかで
ほんのちょっとだけ自分をかえり見ることができる、つまり自分が
痛いってことに気づいた、女がそうでないやつらを「痛い」っていう
風に形容しだしたわけだ
これって80年代後半くらいからのことだろうか
こんな板で糞議論してないで、たまには外の空気でも吸えよ
ほんと「痛い」やつばっかだな(w
> この板って言語学は知ってるけど言語はまったく知らない、とうぜん
> 現実世界でどんな風に言葉が生まれて使われてるかまったく知らない
> やつばっかりみたいだな(w
言語学者って、そういう人多いよ。そういう「センス」はなくとも、
言語学者にはなれるということですな。
>>8 >たまには外の空気でも吸えよ
といわれてもつい最近までそういう意味合いで「痛い」という言葉を聞いたためしはないぞ?
「ブサイク」「きしょい」「気色悪い」「キモイ」「オタク」なら日常会話にも出てきたが。
ちなみに俺が「痛い人」という類の用法を初めて見たのは99年春、アーケードゲーム関係のBBSでだ。
こうしてみると「痛い人」という言いまわしはオタクの世界で主に使われてたということか?
11 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/07 03:06
いたいけ(幼気)から、きてるんじゃない・・。
一昔前、いたいけな少女、なんて言い回しが流行った時期があって、
意味的には、だんだん痛々しいが強調されて、
そのうち、省略して・・・痛いになったんだよ・・・たぶん。
それにしても「痛い人」という言いまわしは意味がわかるようでいて全く曖昧だ。
俺には、単に不快なニュアンスを表現しているだけで、はっきりした意味などないように見える。
>>8は「同人女が痛い」ということを言っているが肝心の「痛い」の意味は全く不明。
意味不明という点では「痛い」も「あにゃい(今俺が適当に作った文字列)」も同じだな。
>「あにゃい」ってのはな、はじめその言葉の通り痛い同人女が使い始めたもんなんだよ
>同人の世界では、まず自分が他人からどう見られているのか?というか
>自分を省みる能力のないやつらがたくさんいる
>そのなかで、以前はそうだったけど現実世界の苦しさのなかで
>ほんのちょっとだけ自分をかえり見ることができる、つまり自分が
>あにゃいってことに気づいた、女がそうでないやつらを「あにゃい」っていう
>風に形容しだしたわけだ
>これって80年代後半くらいからのことだろうか
>こんな板で糞議論してないで、たまには外の空気でも吸えよ
>ほんと「あにゃい」やつばっかだな(w
途中経過
(1)「痛い人」の用法
・松本仁志が広めた。4年前くらいから。
・同人女の符牒。
・幼気→痛々しい→痛い
(2)この場合の「痛い」の意味
不明
14 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/07 04:08
「痛い」っていうのは「ああはなりたくない」とか「避けたい」という意味が
含まれると思う。
例えば、
例文1:あの人痛い人だねー。
例文2:超きもいイタ(=痛いの省略形)男がいる。
例文3:頭が痛いけど我慢しよう。
例文4:遠いのが痛いけど、歩いていくか。
などなど。
うーん、「同人女」のジャーゴンを知らないことを、
「現実世界でどんな風に言葉が生まれて使われてるかまったく知らない」
って言い切っちゃうのも、何ともすげー世界観だこと・・・。
ま、そんなこたぁどーでもいいけことなんだけどね。
古語「かたはらいたし」と意味が似ているような。
もちろん歴史的つながりはないだろうが。
>>16 大辞林第2版(三省堂)より
かたわらいた・し かたはら― 【傍ら痛し】(形ク)
(1)傍らで見ていて、気の毒だ。いたたまれない気がする。心苦しい。
はらはらする。「簀の子は―・ければ、南のひさしに入れ奉る/源氏(朝顔)」
(2)そばで見ていて苦々しい。はたで聞いていて笑止だ。「大方差し向かひても
なめきは、などかく言ふらむと―・し/枕草子 262」
(3)傍らの人が自分をどう思うだろうと考えると、恥ずかしい。きまりがわるい。
「―・く心の鬼出で来て、いひにくくなり侍りなむ/枕草子 135」→片腹(かたはら)痛い
18 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/11 20:51
関西方面では
あの子はアイタタや
というバリエーションもあります。
19 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/11 21:03
俺のまわりでは人に対して肯定的な意味を込めて恐らく‘凄い’の表現で使う人結構いるよ。
『あいつは痛い奴だ』⇒「俺らの力のおよばない痛いところをつく奴」⇒「俺らの日常からかけ離れた凄い奴」ていう連想か?
20 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/12 00:17
松本や今田耕司がテレビで使い出したことで広まったと自分は感じるのだが、
『あいつは痛い奴だ』の使い方に肯定的な意味はなかったように思う。
人差し指で頭を指して「あいつはココがイタイな」などと言って「頭がちょっとイカレテル」とか
「頭がちょっとヤラレテル」といったニュアンスだったと思う。
人気お笑い芸人発信の新語みたいのは結構多いと思う。石橋、松本、さんまなど。
テレビ板の人に訊けばゴロゴロでてくるよ、きっと。
余談ですが、私はさんまが広めた「エッチ(セックスの意)」という言葉が嫌で嫌で
しょうがなかった。(もとは変態の略と辞書に載っているのも笑えたが)
こういう新用法とか流行語みたいのをリアルタイムで報告するスレも面白いかも。
21 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/03/12 00:53
「突っつかれれば突っつかれるほど厨房全開となる」
という意味での
「香ばしい」
のルーツも知りたいぞ。
「きもい」に関するスレもあるらしいので
こちらもアゲ
「寒い」がさらにさらに鋭くなると「痛い」になるような気がする。
25 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/11 00:41
愛内里菜って、イタイよね。
イタいかぁ。
ナンシー関がかなり注意深く使い分けていたと思うが。
あの人は、ある程度定着した言葉をうまく使う人だと思う。
週刊朝日や文春で活字になった時点でかなり広まってるという事だよね。
いつ頃から使い始めたか、見りゃ分かるけど。
松野明美に関する回なんか、「イタい」の類義語一覧みたいじゃなかったか?
結局松野は、どんな言葉でも追いつかない、という結論であったが。
あー、追加。
私は『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』で、
確か96年頃には慣れてた。ような気がする。
「アイタタ…」の方が先のような気もする。いや、同時進行か。
18の言うのとちょっと違って、
「あいつ、こうこうこうで、こんな事しよって…」「アイタタタタ…」
のような用法。
28 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/11 04:06
>「アイタタタタ…」
って昔から関西では表現していたような。そんなこともない?
それともやっぱりダウンタウンの印象が強いのか。
29 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/11 04:27
お前らホントに痛々しい人たちですね
30 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/11 12:14
なんか失敗した時に「アイター」ってのは
子供の頃使っていた。(東京都豊島区)
それと松野がイタイってのは関係あるの?
自分が失敗した時のアイタは古くからよく使うし、その辺りがこの言葉の大元なんでしょうね。
他人の寒々しい話に対して使うようになった。
例えば松野が記者会見でこんな様子だったっていうのを聞いて、
あるいは中継を見て「アイタタタ」と言って(思って)しまう。
↑やっぱり大分前からかな。自分もダウンタウンの印象が強くて混乱してるかもしれない。
そこから「松野はイタい」という表現には、自分の中では直結します。
松野ばっかり引き合いに出して申し訳ない。「イタい」では表現できない物件であると断言されているにも関わらず。
32 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/12 18:11
失敗した人本人が「イタぁ」と言うのは、古くからあったようだ。
失敗した人を他の人が「痛い」と言うのは最近の用法だ。
英語で「Oh, your God!」という感嘆表現が生まれたら、「痛い」とパラレルになる。
松本がもっと珍走団珍走団って言ってれば広まったのかもね。
あげます
「しょっぱい」ってのは、ナンシー関が考えたのか?
あ、スレ違いか。
京都の学校に通っていたのだが、
少なくとも90年代前半には、
「あいつは痛いやつや」は使っていた。
しかし、小学校(大阪市立)では聞かなかった。
用例:
"sage"を名前欄に入れる36は、痛いやつだ。
38 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/20 23:29
なんにせ「痛い」の用法の遷移くらい
周囲の言語環境から読み取れない
>>1が言語学板上最もイタイ。
推移かな。
40 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/21 17:28
31が答えだね。
自称から他称にも使うようになった。
なるほど。
41 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/21 18:05
実際、失敗した時の表情は、痛い時の表情は似てるよね。
きっと、痛覚への反応と後悔への心の反応が
生理的にも似たものなんでないかな。
英語でも、ouch out って似てるし・・どうかな。
age
43 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/26 15:22
日本語の造形能力のスレにも書き込みましたが、
”イタめの”云々(男、女,,,)って、どういう意味なんですか?
44 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/26 23:50
レバニラとか、回鍋肉とか。
いや、ピザとか、パスタとか。
(^^)
47 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/01/22 16:37
このHPは痛い
というのは?
(^^)
(^^)
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
53 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/13 01:20
「痛いやつ」というのは、どこかぶつけて前かがみになっている人のことだよ。
54 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/13 01:44
それにしても痛いスレだな
痛いって、例えば、レストランとか人の集まるところへ行ったりして、
常識とかその場での振る舞いとかをわきまえてない人が、自分の同行者だったりすると、
その場に居たたまれない(片腹痛い)気持ちになるじゃんか。
そういうことだと思んだけどな。
56 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/16 12:59
>>21 香ばしいって臭いの反対語なんだよな・・・。どちらかというと臭いを使った
ほうが良い気がするが・・・。
57 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/17 13:29
大阪人だけど小学校高学年の時(いまから15年ぐらい前)からイタイは
使われとったよ。
ちょっとキモめの服装で参観にきた同級生の親を
「あいつのオカンちょっとイタイな」
って感じでつかってた。勘違いしてるやつに使う言葉だったような気がする。
いまはちょっと基地外にたいして使われてるような気がするけど。
ダウンタウンの松本は放送コードに触れずに基地外のニュアンスをだすために
多用しているにじゃないかな。
59 :
名無し象は鼻がウナギだ!:03/11/17 19:53
そう
あぼーん