- 生成文法総合スレ (2) -

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630(´∀`):02/08/19 18:03
「素朴」実在論なのかにゃ?
UGにゃら言語能力にゃらの生物学的実在性が主張されているにゃが、それは直接触知
できるものではなく、現象にゃら経験にゃらの背後にあると想定される抽象普遍体にゃ。
それらもそれを認知する主体意識とは相変わらず独立した客体であり「外在的対象」にゃ。
物理・化学・生物・言語……恣意的に切り分けたに過ぎない現象領域のうち、言語だけを
特別扱いしなければならないとする方にburdenがあると思いますがにゃー
虚無しゃん、出番にゃ。
631虚無2:02/08/21 07:36
いつからわたしはメロンパンの先生とタッグをくんだのにゃ。
タッチは無視するにゃ。

>物理・化学・生物・言語……
なんて書き方では、「言語」を特別視してくださいというようなもんにゃ。
(ミクロ)物理学・化学・分子生物学には、いちおうhierarchy 関係が想定されてるけれども、
「言語」については、それは明らかではないのにゃ。
だいたい, 「言語」なんておおざっぱな言い方では、さらに混乱を招くばかりなのにゃ。

チョムスキーが意識的に新しいparadigm shift を模索していたかというと、NO ですにゃ。
だいたいMITにいながら、なんでガリレオ、デカルト、ニュートンなんて名前を出して、基礎理論を展開すんのにゃ。
(二元図式の克服というと、たいがいデカルトが元凶で、HとかSとかの名前がでるのにゃ。)
ideal-speaker-listner なんてのも、ボイル・シャルルの「理想気体」を思わせるしにゃ。
これは、むしろ古典的な自然科学の図式に、まず「言語学」をのっけようという意図ではないかにゃ。
これが「素朴」だというのなら、あるいみそうであるし、チョムスキーの意図でもあるのにゃ。

なんか、ぬるいレスになったけど、これからは少しずついきますにゃ。
632(´∀`):02/08/22 09:13
虚無しゃんはプロレスを知らんですにゃ。
プロレスではタッグパートナーよりもむしろ対戦相手との以心伝心が求められるのにゃ……

>>物理・化学・生物・言語……
>なんて書き方では、「言語」を特別視してくださいというようなもんにゃ。
どうしてそうなるのか分からんにゃー。 誰かさんみたいになんでも反対、はやめにして
理路整然と説明してもらいたいとこにゃ。
この階層の上位にあるものは、その一部が下位にあるものと(還元ではないにしろ)矛盾
しない形で説明されるべきものを示すにゃ。生成は言語の生物学的側面に関わっている
にゃが、言語にはそれ以外にも文化的社会的側面をはじめ物理や生物以外による説明が要
請されるような側面が多くあり、階層のさらに上位にこざるをえないのにゃ。
paradigm shift というとかえって安っぽくなるにゃが、チョムの最大の関心はこの階層
を貫く統一化の問題であるということも失念なきようににゃ。古典的自然科学に言語学を
のっけるだけではなく、言語学側からのこの統一問題への貢献の可能性を探ることが重要
なのにゃ。

... it is no less irrational to dismiss the conclusion that the remarkable properties of
form and meaning in natural language are explained by computational processes,
often in quite far-reaching ways, on grounds that contemporary biology offers no
apparent basis for these conclusions. As for the mind/body distinction, it cannot
be formulated in anything like the Cartesian manner; or any other, as far as I can
see, except as a terminological device to distinguish various aspects of the natural
world. (Language and Thought, p.40) 
……なんだそうにゃ。

633(´∀`):02/08/22 09:14
ところでかかりしゃんの話しに戻るにゃが、関係節がらみでは他にもけっこうシビアな
Bindingの制約があるみたいですにゃ。ACDの例でH. Harleyが指摘しているにゃが、
his/i friend loves the boy/i
*his/i friend loves [ the boy that Mary does ]i (WCO)
ってのがあるにゃ。ひょっとしてかかりしゃんがACDにこだわってるのもbinding含み
でのことなのかにゃ。
634K-Rod:02/08/22 12:44
恥を承知で意見させてもらいますにゃ。
たまにはドキュン発言もあっていいと思ったりするにゃ。

>630、632
この意見には概ね賛成ですし、言語学やってる立場としてはこれでいいと
私は思っているということを前提に聞いてほしいですにゃ。

「人間特有の言語能力は抽象普遍体で、直接触知できない」
チョム先生が時々おっしゃるように、確かにこれは妥当な意見だと
思いますのにゃ。言語能力というのは心的なもので、そこでどういうことが
起こっているのかどうかというのは、人間の脳を解剖してみたところで
分かるものでもないですにゃ。

しかし、生成学派が常々主張している通り、言語能力というのが先天的に
備えられているものであるとするならば、脳科学の立場の人間はこの言語能力の
根拠を遺伝子レベルで証明してみたいと思うのは、彼らが持つであろう当然の
欲求でもあると思われますのにゃ。

言語というのは、それこそ社会学的な知識やら、一部認知能力やら、偏見やら
メタファーやらいろいろな知識を総動員して使用しているものにゃから、純粋に
言語能力が発達している部分を遺伝子レベルで見つけるのはかなり困難なことだと
思われますにゃ。たぶん、できない可能性の方が大きいかもにゃ。

それでも、科学というのは既存の理論では発見できないと思われてきたような
得体の知れないような事実に関しても、一定の光明を与えることに成功してきたように
思いますのにゃ。DNAの遺伝配列やら、その例は枚挙に暇がないですにゃ。

だから、私は脳科学・生物学の分野で言語能力の実在を解明しようとしている
試み自体はあたたかく見守っていきたいと思っていますにゃ。
科学に失敗はつきものにゃ。

P.S. 顔文字先生、例の連絡、私にはいっこうに届いてきません。

635かかり助詞:02/08/23 00:57
Heidiのやつはどこに載ってる論文でしょうか?
  his/i friends loves [the boy that Mary loves]/i
のようにacdなければOKなのでしょうか?そういう
例は載せてますか?

昔のChom論文(70年代のconditionsだったかな)に
his/i mother loves John/i
??his/i mother loves JOHN/i
のようにfocal stressを置くとWCOになるから、focusは
LFで移動したりするのでないか、と言っていたのがあったと思う。
Heidiの例はなんかそれににているっす。

bindingとACDはそんなに奥深く考えているわけではなくて、まだ
そこいらへんに落ちている紙切れに作った例文を書いたりして、
事実の整理をしている段階であります。そこに、また違う論文の
書き直しが入ってしまい、えらいことになってます。新学期までに
一段落させないといけない。
636(´∀`):02/08/23 03:51
先走って余計なことを言ったかもしれんにゃが、気にしないでにゃ>K-Rodしゃん

まあ、K-Rodしゃんの言ってるとおりで、俺も「脳科学・生物学の分野で言語能力の実在
を解明しようとしている試み自体はあたたかく見守っていきたい」もんですにゃ。
にゃが、これまでの言語の脳科学というと、やれfMRIだのPETだの、言語運用に関係して
いる領域の存在を指摘するまではいいにゃが、それが生成のいう言語機構の所在や言語計
算のプロセスに直接対応するという保証はどこにもないのに、さもそうであるかのように
理論にこじつけて脳内血流のデータを都合のいいように解釈しているだけ、という印象を
個人的に持つにゃ。
まあそれ以外に方法がない、といえばそれまでにゃが、脳科学により生成理論が実証され
た、と彼らに軽々しく言ってもらうとかえってありがた迷惑的なところもあるにゃ。
チョムもこれまでのところ「言語知識を脳内で実現している物質的基盤の解明」という目
標への現在の脳科学の貢献をあまり積極的に評価しているフシはうかがえないにゃ。近刊
でも脳と言語について発言してるみたいにゃが、どういう論調なんだろにゃ。
http://books.cambridge.org/052101624X.htm
その点、例の「言語の脳科学」のセンセはかなり妥当で慎重な路線をいってると思います
にゃ。

そういえばこの本では認知言語学やコネクショニズムも一刀両断ですにゃー。
「チョムスキーの理論は古い、という主張そのものが古いのだ。認知言語学や心理言語学
が正当派言語学と袂を分かっている現状は、科学の進歩と逆行していると言えよう。」
とか
「生成文法やシンボル表現を使わない、一見「新しい」アプローチが、言語研究の突破口
どころか、すでに行き詰まりを見せている現状を、正しく認識しなくてはならない。統計
学習だけで言語獲得が説明できるという安易な考えは、行動主義への逆戻りにすぎず、言
語の本質を無視した一般論でしかない。」
とか言ってるにゃ。 ♪スカッとしたわ〜(スカッとさわやか)、かにゃ?(w
「正当派言語学」はさすがに苦笑にゃが、生成とは違うアプローチで言語の違う側面を研
究している、だけに留めておけばよいものを、まるで生成にとって代わるものであるかの
ような言い方をする人が上にいるお陰で認知の若手は損をしてますにゃー

637(´∀`):02/08/23 03:55
Heidiのは多分LIのsquib用のえらく短いペーパーで、WCO, ACD and QR of DPs
ってやつですにゃ。ACDではない関係節の例は出てこないにゃが、論旨からいって
オッケーになるはずにゃ。問題の例がWCOになるということは、ACDを解決するのは
QRのようなA-bar移動でなければならないことを意味する、という論旨にゃ。
638かかり助詞:02/08/23 09:57
しかし、ACDのない関係節の例を出して、それがWCOにならないってことを
示さないと、argumentationが不完全ですね。関係節なんかを
つけることによって、Heavy NPになってfocusとして解釈されやすく
なっているだけの話しかも知れないのに。heidiの論文は
どこかにciteされていたような気がする...WCOに関しては
minimalistっぽい説明はしてますか?聞いてばかりいないで
論文を探してみます。
639(´∀`):02/08/23 19:59
関係節ではないけども、
ok her mother loves [ the girl in the corner ]
というHNPっぽい例と対照されてますにゃ。
>WCOのminimalistっぽい説明
というのも一概には難しいですにゃ。
Heidiの分析はQRがlarge-scale pied-pipingだとするのだから、それ自体がミニマリストっぽくない、と思う人もいるだろうしにゃ。そもそもWCO自体、bijection principle
みたいので扱うべきかどうかも異論あるはずにゃ。
his mother loves John
みたいなのは、Johnが先行文脈で禿しくガイシュツの旧情報であり、hisのreferenceは
そっちから決定されている、という解釈が容易にできるから問題なし、ってことにゃ。
his mother loves everyone
ではそのような解釈ができず、hisはeveryoneにA-bindされて束縛変数として解釈される
しか道がないが、そのようなbindingはQRの有無、あるいはQRのlanding siteがどこか
に関わらず構造的に成立しないにゃ。問題のACDの例も
[ the boy that Mary does ] が通常の関係節なんかよりも新情報としての解釈を受け
やすい理由が独立してあれば、それだけで間に合ってしまうしにゃー
640K-Rod:02/08/24 11:41
>632
すみません。
630の発言が酒井氏の本に対する警鐘なのかと勘違いしてしまいましたにゃ。
顔文字先生の御意見、もっともですにゃ。

WCOに関するMinimalistっぽい説明ってどんな感じになるんですかにゃ?
と質問してみたいですにゃ。
641かかり助詞:02/08/25 01:43
>Heidiの分析はQRがlarge-scale pied-pipingだとするのだから、それ自体がミニ
>マリストっぽくない、
これはWCOの分析と言うより、May/Fox lineのACDの分析とMPとの
incompatibilityですね。WCO自体はnonrestrictive quantificationで
やっても、every x [ x's mother loves x=person ]のようにbijection
に反する形にはなる。
universal QPとかwhとか特定のvalueを持たない表現以外にも
WCOをしめすものはあります。手前味噌ですが、
(1) ?? 太郎は 花子がpro/i読む前に その本/iしか 買わなかった。
(2) ??太郎は 花子がpro/i読む前に その本/iこそ 買うべきだ。
もWCOだとするのが自然では。こういう、「しか」句とか
「こそ」句がreferentialかどうかというのはよく解らないとこだけど、
少なくとも先行文脈でのdiscourse topicではあり得る。
だからやっぱりbijection prinicpleみたいなのをmaintainしたい
とこだけど、、、MPっぽい説明ってあるかな。何らかの方法で
Minimal Link Conditionのようなものを使うか。
Hornsteinの1994はなんかいっていなかったっけ?あれはsuperiorityを
WCOと同じにしただけでWCOのMP的説明はしてなかったかな。

ところで前、カオモジ氏が「pronounはD」って言ってたけど、
そのreferenceはどこでしょうか?abney?どこかで読んだと思うけど
見つけられませんのですたい。
642(´∀`):02/08/25 12:08
ですたいって、なんで急に九州弁にゃ? 俺も最近は時代劇板にはまってるので
今回は「ござる」口調でいくでござるにゃ。

代名詞=D、つったら俺の世代では真っ先にPostalの On so-called pronouns in English
ってのが出てくるでござるにゃ。今だったら英語以外でいろいろ研究あるはずにゃが、
新しいとこはあまり知らんでござるにゃ。
[ D [ N ]] でD/N両方が格変化する場合の格照合はどうなってるのでござるかにゃ。

>every x [ x's mother loves x=person ]のようにbijectionに反する形にはなる
これはQRが存在し、そのlanding siteがIPあたりであることを前提にしているでござるにゃ。
しかしQRがなくても、あるいはlanding siteがもっと低い位置であっても、束縛代名詞は
A-bindingを要求する、といっとくだけでbijectionを出してこなくても排除できる、と
言いたかったのでござるにゃ。

>(1) ?? 太郎は 花子がpro/i読む前に その本/iしか 買わなかった。
>(2) ??太郎は 花子がpro/i読む前に その本/iこそ 買うべきだ。
昔pied-pipingの証拠とされた「 花子がpro/i読む前に[誰が書いた本]/iを買ったの」の
バリエーションでござるかにゃ。余談にゃがこれは両刃の剣で、「 花子がpro/i会う前に
[誰/iが書いた本]を買ったの」だとpied-pipingではむしろ都合が悪いでござったにゃ。
まあ、こそ句やしか句「全体」としては新情報だと思うでござるにゃが、しかし
(3)  彼の母親は太郎しか愛していない。
はパーフェクトっぽいのでこれも諸刃の剣という罠でござるかにゃ。
ところでparasitic gapはどうしてbijection principleに違反しないのにゃ、とネタふり
してみるでござるにゃ。

ではご免、にゃ。

643虚無2:02/08/25 17:59
>>632
やっとわたしが敵であることがわかったようですにゃ。

とはいえ…
なんか、テーマがでかいわりにはセコイ論点だにゃ…

わたしは、たとえば自然数や音楽の認知に生物学的な基盤があることを想定して研究されることをナンセンスだとは思ってないにゃ。
だからといって、「数」や「音楽」を「生物」の上位概念にもってこようとは思わないにゃ。
わたしがいったhierarchy というのは、還元主義にもとづく階層構造の表象であり、
おおざっぱにいって宇宙の進化を象徴していると、一般に信じられてるものにゃ。

あえて生物の上位概念を考えるなら、「精神 Geist」とでもなるかにゃ。俗流ですにゃー。

まあ、チョムスキーは「言語」の広大な領域から、自分の理論の作用域を慎重に切り分けたといえるのではないかにゃ。
一般通念では、「言語」はいぜんコミュニケーションの道具であり、「歴史的遺産」であり、
社会言語学では権力関係の媒体であり、行動科学では等価刺激と似たようなもんなのにゃ。

やはり「言語」を「生物」のうえにもってくるのは穏当ではありませんにゃ。
問題がtrivial なので、今日はここまでにゃ。
644かかり助詞:02/08/26 01:39
>「 花子がpro/i会う前に[誰/iが書いた本]を買ったの」
>だとpied-pipingではむしろ都合が悪いでござったにゃ。

実はこれは私が今reviseしている論文に出てきますニョロ。
wh contained in a complex NPも関係節の中で動くと思うニョロ。
 ??君は[[花子がpro/i読む前に] 何/iを買った人に]会ったの?
のように、proのあるadjunctが関係節の内側にあっても
WCOeffectがあるニョロ。whは究極的にはmatrix Cのスコープを
とるけどそれを介在しているのがLarge Scale Pied Pipingダト思うニョロ。

これと関係していると思われる現象に、
(1) みんなが 何を 買ったの? every>wh wh>every
(2) みんなが 何を 買った店が つぶれたの? *every>wh wh>every
がありますニョロ。(1)はambiguousだけど(2)はgroup reading
しかないニョロ。

parasitic gapとATB extractionはbijection principleに
反しない...正確に言うとConcepts and consequencesでは
parasitic gapがmarginalな構文であるのはbijection prinicipleに
反しているから、としてたけど、barriersでsubjacencyにしたがう
ことから、operator mov'tになってしまい、marginalではない
と事実の方が変わってしまったような気がしますニョロ。

postal早速、読んでみますニョロ。というか昔、読んだこと
あるような気がするニョロ。どうもありがとうございましたニョロ。
postalには一度会ったことがありますニョロ。ちょっと、危ない系の
感じの人だったニョロ。
645(´∀`):02/08/27 04:04
長州新団体でまたマット界の勢力図が塗り替えられそうだにゃ……

>やっとわたしが敵であることがわかったようですにゃ
ぜんぜん(w 全日に舞い戻ったスタン・ハンセンは「テキサスの化石になれ」と悪態つ
きながら恩人テリー・ファンクにウェスタン・ラリアットを炸裂させたのにゃ、心の中で
詫びながらにゃー(プロレスはディープな世界なのにゃ)

>わたしがいったhierarchy というのは、還元主義にもとづく階層構造の表象であり
化学から生物へのステップは単純な還元主義的階層構造ではないにゃ、還元できる部分も
あるにゃが、それがすべてではないにゃ。DNAからゲノム、そしてポスト・ゲノムの時
代なのにゃ。DNAが分かったからといって生命が分かったことにはならないのと同様、
生成文法だけで言語が分かったことになるとは誰も思ってないにゃ。しかし同様にDNA
からしか分からないこと、生成にしか解けない謎も生命や言語にはあるのだと思うにゃ。

逃走派しゃんが逃走中のため、ジャケンドフ・スレで音楽の話題が出かかったまま止まっ
てるにゃ。虚無しゃん、できたらそっちもよろしくにゃ。


646(´∀`):02/08/27 04:09
かかりしゃんはヘビ年生まれかにゃ?

>実はこれは私が今reviseしている論文に出てきますニョロ
むか〜し、俺も某所で扱ったことがあるのにゃ。その時の俺の主張は、いったんpied-piping
してから、さらにwhだけが単独で移動するので
[ 誰/i [ t/i 書いた本 [ 花子がpro/i会う前にt/jを買った ] の ]]
と、bijection違反になるということですたにゃ。

>wh contained in a complex NPも関係節の中で動くと思うニョロ。
> ??君は[[花子がpro/i読む前に] 何/iを買った人に]会ったの?
「何」を直接主節まで出してもbijection違反になるから、これだけだと関係節内の移動の
証拠にはならないのではないかにゃ。CNPCとかで直接取り出しをブロックしておくにゃ?
あるいは、whole NPが動き、それから「何」だけが上みたいに単独でoperator位置へ動く、
とかでもよさげにゃ。

>(1) みんなが 何を 買ったの? every>wh wh>every
>(2) みんなが 何を 買った店が つぶれたの? *every>wh wh>every
これは(2)では一つの店についてのquestionという解釈が優先されるというのが関係してない
のかにゃ。
(3) その本には、みんなが何を扱った論文が掲載されてるの?
とかだと、各人によって異なる論文、異なるテーマという解釈も自然だと思うにゃ。
(かなり苦しいかにゃ?) relative headより、RC内のquantifierがwide scopeを取る
inverse scopeという点では、以前に意味論スレで出てたEnglishman's mother文もちょっと
似てるにゃ。

>barriersでsubjacencyにしたがうことから、operator mov'tになってしまい、
>marginalではない
PG専用のnull operatorを立てると、anti-c-commandの説明がつかないにゃ。LFではこのNOが
なんらかの形で消え、[ OP [ ... t ... [ NO [ ... e ...]]]]が[ OP [ ... t ... e ...]]みたいになるので、
t cannot c-command e ってのがスジではないかにゃ。

>ちょっと危ない系
人を見かけで判断してはいけませんにゃー。しかしE. Williamsはいかにもギョーカイの人っぽ
かったですにゃー。
647かかり助詞:02/08/27 12:49
「にょろ」が蛇年生まれなら、「にゃ」は猫年(?)生まれということに
なってしまうっす。何か芸風が欲しいところだったから、ニョロ、とつけて
見ただけですニョロ。

>[ 誰/i [ t/i 書いた本 [ 花子がpro/i会う前にt/jを買った ] の ]]
というLFはvon stechowのnatrural lang semantics(1995だったかな)
の論理形式と基本的に同じです。あっしはもう少しチマチマしたLFを
考えております。まあ、大同小異だけど。基本的にcomplex NP constraint
を破らないLFを考えているのですが、理由はややっこしいので
30行では説明できる自信ないからヤメトキますにょろ。

(3) その本には、みんなが何を扱った論文が掲載されてるの?

これでevery>whは苦しくないっすかね?しばらく考えてみます。
WCOもそうだけど、MPではanti-c-commandのように
c-commandしてない、ってものをどのように処理するか
難しいニョロ。

EdwinはAnna Maria Discilloに...おっと辞めとこう。しかし
LI monographは99%、edwinが書いたっす。言語学会もいろいろあるニョロ。
648(´∀`):02/08/28 07:30
ニョロはニャより入力がだいぶ面倒にゃし、あまり応用がきかにゃいのにゃ

>von stechowのnatrural lang semantics(1995だったかな)
いちおー、俺のほうが2年早いのにゃ。 
誰でも出せば載るらしい2流海外誌だったけどにゃ(w
このあたりはFiengo, Huang, Lasnik, Reinhartの4人組のseminal workが出発点に
なってるのにゃ。日本語でも事情は同じで、
(1) みんなは誰が書いた本が好きなの?
で、誰>みんな>本 のscope orderが出るから、LFで「誰」はCNPの外に出ていな
ければならにゃい、ってな具合にゃ。

anti-c-commandは基本的にbinding condition Cかchainの適格性条件かにゃ。
overt anaphor bindingを含めてbinding関係は全部移動による連鎖だと(再)解釈
されるとすると、
*which man t died before you met e? と*that man died before you met e
は同じ理由でダメで、
which man t died before you met him とthat man died before you met him
は同じ理由でOKってなストーリーになるかにゃ。

which man did you trust t before you met e
では (Op, t) (Op, e) の2つの連鎖が実際にできており、従ってbijection principleは
経験的にも間違い、というのにメロンパン1/3コにゃ。BPでしか説明できないことっ
て、何かあるにゃ?

649(´∀`):02/08/28 08:48
ヒトの脳の大型化の原因は、糖質合成にかかわる遺伝子を進化の過程で失ったことでは
にゃいかという研究があるそうですにゃー
http://www.yomiuri.co.jp/04/20020827i305.htm
以前、言語の進化が高等霊長類のうちヒトだけ尿酸分解酵素が自分でつくれなくなった
ことと関係しているという古い説を引用したかも知れんにゃが、もともと持っていた
ものを捨てることで、残ったものが活性化して新しい機能や構造を立ち上げていくと
いうのも生成的視点ではあるにょろ尿(w

650かかり助詞:02/08/28 13:01
>いちおー、俺のほうが2年早いのにゃ。 
>誰でも出せば載るらしい2流海外誌だったけどにゃ(w

それは知らなかった。読まないといけないんだけど、2流海外誌ってえと、
Lingua位でしょうか。Linguaって誰でも出せば載るのかな?あっしも
載ったことあったりするけど。linguisticsってjournalがあるけど、
あれは3流?syntaxの評価はどう?1.5くらいつけてますカネ。

そのwhの移動は、
(1) [[[[[[何を盗んだ人を]裁いた裁判官が]働いている裁判所を]焼いた火事を]
消した消防士が]呑んだ酒が]旨いの?
とかではどう動くすかね。全体が動いて、その下のNPが動いて、そのさらに
下が動いて...ってしていくっすかね。
(2) ??[やくざが [ 太郎が何を買ったかどうか] 言った現場が] 週刊誌に載っていたの?
(3) [やくざに [太郎が何を買ったと] 言った現場が]週刊誌に載っていたの?
はどうニャルニョロ?あんまり、いい例文でないけどcontrastはある(よね?)
ちなみに(2)はadditional whもあるニョロ。
(4) [やくざが [ 太郎が何を買ったかどうか] 誰に言った現場が] 週刊誌に載っていたの?

chainのwell-formedness conditionってのはミニマリストの
世界ではstateしていいのですカネ。virtual conceptual necessity
とかBare Output Conditionとか経済性の原理とか、そういう概念的な
裏付けがないとミニマリスト的でははないのでは?

それと連鎖が出来ていたら、PGの位置にはreconstructしない、という
alan munnの観察をどうするっすか?うぅ、もしかしてNOを
動かしてあとで消すから、派生的にcopyがPGの位置にはない?
しかし、null op構文の一つであるtoughなんかはreconstructできる。
Each other's teachers are especially easy for the students to criticize.
とか。

昔、ミニマリストが出始めの頃、外池さんがMITでvisitingをやって、
帰ってきてから都立大でミニマリストの報告、みたいな発表を
やったときに、カオモジ氏はわざわざ関西から来てったっす。
あっしもヘナチョコ院生として隅っこの方に座っていました。
確か、カオモジ氏はpsych verbのことを聞いていた。
651(´∀`):02/08/29 12:17
また古いことをよく覚えてるにゃー
確かにその外池しゃんのトークには行ったにゃが、心理動詞云々は覚えてないにゃ。
その時はおかき食べながら聴いていたということはないはずにゃ(w

「2流海外誌」は他の著者に失礼にゃから撤回するにゃ。まあ、俺のときは何のコメント
もreviseもなく、そのまま掲載にゃったから肩すかしくらったような記憶があるにゃ。

>(1) [[[[[[何を盗んだ人を]裁いた裁判官が]働いている裁判所を]焼いた火事を]
消した消防士が]呑んだ酒が]旨いの?
wh移動やagreeの証拠が形態的に見える言語ならともかく、日本語だと「ヽ(´ー`)ノ」
(お手上げ)ですにゃ。ただ、答えの形式として「「〜呑んだ酒」です」は要求されない
と思うから、CNP全体のLSPPがおきておしまいということはないと思うにゃ。
derivationallyに見れば、「何」が元位置にmergeされた後、できるだけ早い段階で移動
なりagreeするはずにゃから、小さいNPから順番にコトが起きるはずだと思うにゃが、
例えば「何を盗んだ人」全体がwh移動したおかげで次は「[何を盗んだ人を]裁いた裁判官」
がwh移動できるようになり……ってな具合かにゃ。

この辺りは実はかかりしゃんのFxxLのペーパー見ながら言ってるんだけどにゃ(w
ついでだから質問するにゃが、かかりしゃんが内部移動・外部移動の二本立ての証拠と
して出している例の議論が俺にはfollowできないにゃ。例えばcrossing constraintの
ケースを単純化すると
*[[DP NPI ... wh ... not ] ... Q ] / ok [[DP wh ... NPI ... not ] ... Q ]
ってな感じだと思うにゃが、whの内部移動を立てずに直接wh→Qの移動でも説明つく
にょろ? 同様に
*[ NPI ... [DP ... wh ... ] not ... Q ] / ok [[DP ... wh ... ] ... NPI ... not ... Q ]
でも、DP全体の外部移動なしで直接wh→Qでも説明つくにょろ?

652(´∀`):02/08/29 12:18
>virtual conceptual necessity
はくせ者ですにゃ。結局、あるものにVCNがあるかどうか、の客観的診断法なんてものは
ないと思うにゃ。ある特定の言語観を採った時にどうか、ということでしかにゃく、
例えばBOCも言語モジュールと他の認知モジュールを分けない人には最初から無用って
ことになるにゃ。逆に、語彙意味論やってるような人の言語観からすれば、D-str.相当の
理論内インタフェイスは相変わらずVCNがあるってことになるのではないかにゃ?
ただのconceptual necessityではにゃく、「virtual」ってのがさらに話しをややこしく
してるんだろけどにゃー。ちなみにPICとかはVCNがあるってことになってるにゃ?

reconstruction効果がないというのは例えばどんなのにゃ?
which pix of themselves/i did they/i like t after they/i bought e?
とかがダメになるにゃ?

653名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/29 20:24
[にゃ」「にゃ」ゆうにゃ
654かかり助詞:02/08/30 01:55
あっしもlinguaに出したときはreviseなしでいきなりノッタッス。
審査の途中でeditorのhoekstraが故人になってしまい、引き継いで
事情の解らない新しいeditorがhavewe accepted your paper?
なんて訊いたりしてったっす。
fxxlの論文、あんまり出来がよくないのですが。それをなおして
某journalに出して、それをさらにreviseしてるっす。別々の
移動と考える理由は、一つには上でdiscussしたWCOのことがあること。
そして、もう一つには、かなり例が複雑になるのだけど、

(1)??[誰も[[花子しか何を買わないと]良子に言った人を]信じないと]君は太郎に伝えたの?

のように交差制約violationが二つある場合、additional whでよくするには
二つのwhが必要だからです。だから、「良子」と「太郎」をともにwhにしないと


(2)[誰も[[花子しか何を買わないと]誰にに言った人を]信じないと]君は誰に伝えたの?

すなわち、内部移動と外部移動それぞれをsuppressするadditional whがないと
(1)はよくならない。こういう話しを載せなかったのは、例文が長すぎて判断が
難しいし、spaceとりすぎるからです。

PICのVCNってのは...chomの考えではcomputationのburdenを減らすには
部分部分の派生をやっていった方が経済的、ってことだろうけど、しかし、
それがinterfaceにmotivateされているかというと違うような気がするな。
派生の経済性、というのはVCNはなくていいんですカネ。

PGでは
(3) *Which pix of himself/i did you file t after John/i saw PG?
のように、PGの位置に行けばbindされうるのにその位置にはreconstruct
出来ないニョロ。同様にATBで、
(4) *Which pix of himself/I did you buy and he/i destroy?
のように、ふたつめ以降のgapにはreconstructできない。
Alan Munnは1992くらいのNELSだったかにこれを書いていたけど。
何となく、派生はprocessingというColin Phillipsのストーリーを
思い起こさせるニョロ。
655(´∀`):02/08/30 08:42
>交差制約violationが二つある場合、additional whでよくするには
>二つのwhが必要だから
>(2)[誰も[[花子しか何を買わないと]誰に言った人を]信じないと]君は誰に伝えたの?
にゃるほど…… にゃが、下の「誰に」のおかげで「何」の内部移動が可能になったと
して、そこからさらに起きる外部移動はCNP全体のLSPPではにゃく、「(誰+)何」の
単独移動という可能性がまだ残ると思うにゃ。その移動がCNPCやPICにひっかからない
というのが前提だけどにゃ。かかりしゃんは日本語の関係節をCP抜きのTPにしている
ようにゃが、だとするとTPのouter Spec(?)からNPを越える移動はCNPC/PICを満たして
しまう、とかいうことはないのかにゃ。すると例としては外側にもCNPが出るようなのが
よりpertainingかもにゃ。
(3)??[[誰も[[花子しか何を買わないと]良子に言った人を]信じないと]思っている男]を
君は太郎に紹介したの?
(4)[[誰も[[花子しか何を買わないと]誰に言った人を]信じないと]思っている男]を
君は誰に紹介したの?
にゃ? 同じことかにゃ? ま、俺には判断自体がお手上げですけどにゃ。
続く、なのにゃ。

656名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/30 15:41
チェムスキ大先生が日経でアメリカ政府批判してますた
657かかり助詞:02/08/31 00:44
二、三日留守にするニョロ。カオモジさんの(3)(4)の例は
長すぎて読んでいる途中で最初の方を忘れてしまうせいか
判断できないニョロ。
658名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/31 01:54
古森義久大先生が産経でチョムスキー批判をしてますた

>米国の言語学者ノーム・チョムスキー氏といえば
>超過激な政治発言で知られるが、
>古森特派員によると彼の対テロ戦争否定論が
>改めて論議の的になっている。
>米国の軍事作戦でアフガン人四百万人が
>虐殺されるなどと予言していたからだという。

>同氏はカンボジアのポル・ポト派にも理解を示し、
>大虐殺があったとしてもすべての原因は
>米軍の爆撃だなどと述べていた。
>「この人物は米国を憎み、
>米国の業績をけなすことで職業歴を築いてきた」
>という批判があるという。

7月30日産経抄からコピペ
659K-Rod:02/08/31 02:08
このかかりせんせの例文、ジャッジできないにゃが、なにかコツでも
あるんですかにゃ?
一説によれば、Hojiさんに弟子入りすればいいなんていう噂もあります
にゃが。

あ、あと顔文字先生valuable commentsありがとうございましたにゃ。
この場を借りてお礼申し上げますにゃm(_ _)m

雑談ですにゃが、なぜかよく「生成やってる人って恐い」
ていうコメントいただきますにゃ。
個人的には認知やってる人の方が恐い(例えば某Y氏など)って
いう印象があるにゃが、みなさんどうですかにゃ?
そんなこと言われますかにゃ?

MLBストが回避されるみたいで、個人的に喜んでますにゃ。
HN変えようと思ってましたのにゃ。

660虚無2:02/08/31 08:04
ニョロ Noro 族の二項対立の象徴体系を思い出しますにゃあ。

R.Needham だったかにゃ。まあ、いいにょろ。またくるにゃ。
661こさかな:02/08/31 18:52
>658
古森さんは、外務省の告発記事等、注目すべきジャーナリストだと
思っていたが、そんな発言をしているなら、「なんじゃそれ」って
かんじ。
 古森さんこそ、その弁を借りるなら、外務省官僚に寄生しながら
外務省批判で飯を喰ってきた人間ではないのか。私はそのことを批判
したいのではない。古森さんもよいジャーナリストであり、チョムスキーも
正当な政治批判を行っている、ということだ。

 すでに"11/9"などの著書で言われていることだが、日経の記事からの
抜粋

「チェチェンでの残虐行為を正当化したいロシアはすぐさま『反テロ連合』
に参加し、中国もそうだった。イスラエルも米国からの支持が強まる中で、
パレスチナに対しより激しく報復できると考えた」
「ブッシュ政権が執着する『テロとの戦い』についていえば、アフガニスタン
空爆はひいき目に見ても効果の乏しいものだった。あのような戦略はテロリス
トの拡散を招いただけだ、との結論を米政府の諜報組織が出したとも言われる
。何のための空爆だったのだろうか」

これだけ書くとチョムスキーはポルポト支持と同じことをここでも行っている
と古森さんのような人なら言うかもしれないが、アルカエダは民衆と乖離した
ありかたで富みを集め、それ自体の利益のために動いている、という批判も
行っていることを付記する。
 日本の知識人は、正当な批判活動を行ったのだろうか。

カンペキなスレちがいですたにょろ。スマソ
662(´∀`):02/09/01 07:34
658の引用は古森氏の伝聞を伝えているだけで、古森氏自身が批判しているようには
読めないけどにゃ。
まあ、チョムはアウシュビッツの大虐殺はなかったと主張する歴史学者に荷担したと
いう咎(これ自体は事実無根)でネオ・ナチだという糾弾まであったらしいから、
これしきの生ぬるい批判は屁とも思わんだろうけどにゃ。

... if you focus laser-like on a sufficiently narrow set of evidence, you can
probably convince yourself that gravity doesn't exist. (NC)
(from Manufacturing Consent)
gravityをUGに置き換えてもイケてますにゃ(w
663こさかな:02/09/01 16:18
>662 カオモジせんせ
おっしゃる通りです。
ひとりで踊ってますた、反省。

ところで関係ないすけど、古森さんの写真見ると
いつもヅラじゃねーかなって思っちゃいます。
もちろん、ヅラでもいいんすけど。
664(´∀`):02/09/01 17:49
んにゃ、658の「古森義久大先生が産経でチョムスキー批判をしてますた」自体が
ヘンにゃろ、ということですにゃ。

リッチーのヅラ疑惑も根深いものがありますにゃー
(70年代はハゲックモアとか言われてたのに80年代以降はフーサフサなのにゃ)
同じリッチーでも、ケインのほうは……(w

665こさかな:02/09/01 18:03
>んにゃ、658の
いえいえ、それも含めまして。なんか勝手にあおられて
カキコして、658自体のオカシさを見落としてたもんで。

>リッチーの
えーっ!!!
666(´∀`):02/09/01 19:08
「ブラックモア」という名前の増毛剤も実在するにょろ(爆
667かかり助詞:02/09/02 00:26
はげ・ズラ板化してるにょろ。ケインの頭髪は...
668名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/02 01:32
linguaとかlinguisticsが二流だとすると、何が一流なんすか?
669かかり助詞:02/09/03 12:47
Language, NLLTくらいが一流でないでしょうかね。LIは
理論的に偏っている、といわれますが、MITに偏りすぎだと
思われます。音韻論ではPhonologyがNLLTに肩を並べるくらい。
他には、JEALも結構いい線行っているのでは?
670(´∀`):02/09/03 22:44
>>668
「二流」は撤回するって言ったのににゃ……

〈 ドウモスミマセン
 ∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 (´Д`;)ヾ
   ∨)
   ((


>>669
さりげなく自分が載っけたジャーナルを並べてるという罠ゃ(w
671名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/04 10:38
B.O.B氏プリーズカムバーック!
最近ぜんぜんおもんない。。。
といいつつあげ
672かかり助詞:02/09/04 12:08
670鋭い指摘ニョロ。しかし、languageには一行も書いたことないニョロ。
正確に言うと、languageは審査もなしに落とされたような気がするニョロ。
一流二流という数え方でないほうがいいかね。最もよく読まれる、という
意味でmajorとか。BOBチャンはよんでんのかな。
673名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/04 18:02
古森義久大先生が「諸君!」10月号でチョムスキーを批判してます。
674名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/04 18:30

                                              _ _     .'  , .. /■\
                                      ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
                                     , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
                                    /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
    ∧_∧           ∧_∧           /   ノ                 |  /  ノ |
    ( ´ー`)          ( ´ー` )          /  , イ )                 , ー'  /´ヾ_ノ
   /    \         /    \         /   _, \               / ,  ノ 
  .||   ||        .||   ||        |  / \  `、            / / /
  .||   ||        .||   ||        j  /  ヽ  |           / / ,'
   ヽ\ / /         .ヽ\ / /       ./ ノ   {  |          /  /|  |
    \_了_/           \_了_/      / /     | (_         !、_/ /   〉
   (__)(__)          (__)(__)     `、_〉      ー‐‐`            |_/
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)    ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

675(´∀`):02/09/05 01:15
>>671
まあ同意にゃが、人をアテにしとらんで自分で面白い批判を書いてみれにょろ。

>>672
既出のもの以外だと、Linguistic Review, Linguistic Analysis, Language Acquisition,
Journal of Comparative Germanic Linguistics, Linguistics & Philosophy,
Natural Language Semantics, Studia Linguistica, Journal of Linguisticsあたりは
いちおー購読してるどにゃ、ほとんど読まないにゃ。
ところで日本国内のジャーナル、English LinguisticsとかJJLとかは、そっちではどういう
評価なのかにゃ、かかりしゃん。ELにたま〜に海外の有名人の投稿があったりするにゃが、
所詮は国内誌という見方が大勢を占めているようでちょっと残念にゃ。研究内容のレベル
だけにゃら、国産でも欧米にヒケをとってないのが結構あると思うのにゃが……

気が早いにゃが、このままパート3突入か、総合スレはオヒラキにして誰かが別スレ
立てるの待つか、どっちがいいかにゃ>コテハン常連(ならびにROM)の皆しゃん
676(´∀`):02/09/05 01:55
ところでかかりしゃん、米国では言語学の業績審査上、インパクトファクター(IF)なんて
ことが言われたりするにゃ? どこに掲載されたとか、引用回数が何回だとかの数値評価
があるのかにゃ? 生成の場合、チョムが引用するかしないかで周りの見る目が大違いなのが
個人的には非常に萎え萎えなんだけどにゃ。公的評価の場では客観的な評価基準が設定され開示
されないと、国内でも独立行政法人化とかでこれからいろいろタイヘンそうにゃ……(;´Д`)
>研究内容のレベル
>だけにゃら、国産でも欧米にヒケをとってないのが結構あると思うのにゃが……

口頭発表とか聞いてても結構いいやつあるのに、海外の「一流」
ジャーナルに投稿して掲載されたなんてのはほとんど聞かない。
なじぇなの>日本の言語学者

パート3でいいんじゃないっすかね。新たな(批判的)論客が
現れたら新スレたててもいいけど、今のところそんな雰囲気じゃない。
夏休みとかが新しい人間の出入りがあると思うんだけど、今回は
特に新たな論客の登場はなかったですね。ちょと残念。

自分で批判してみろ、と言われても、わちのおつむで考えつく程度は
がいしゅつなんすよね。B.O.B氏にシンパシーな発言も、もう一通り
したけんねー(大昔に感じる w)。

>独立行政法人化とかでこれからいろいろタイヘンそうにゃ……(;´Д`)

 国立は潰れたりしないから、いいじゃないすか。私大、短大は悲惨ばい。
コンピューターでもわからん限りつぶしのきかん言語学。嗚呼。

678こさかな:02/09/05 10:57
>国立は潰れたりしないから、いいじゃないすか
いや、潰れることもあるかも、ですにゃ・・・少なくとも合併はあるし、
合併となれば組織の再編は必至で、自分はどこにやられるんにゃー・・・
という不安があるでしょし。

ちょろちょろ出たり入ったりさせていただいてますにゃが、私もパート3に
一票ですにゃ。
679かかり助詞
EL, JJLなんかはアメリカあたりじゃ誰も知らないというのが
一般的だと思うニョロ。ごく稀に、確かにmcawley先生が
出してきたりするけど、それは日本通の奇特な方たちですニョロ。
うちの大学の図書館にもEL、JJLはないし。確かに質としてはNLLTや
LIなんかに載せても恥ずかしくない論文があるのですが、
知られていないという事実は急速には変えられないにょろ。

日本の研究者も積極的に海外のjournalにじゃんじゃんと論文出せば
いいのだけど。ついでにEL/JJLあたりの論文をciteすれば和製journalも
国際的になり得るだろうし。私は海外にいるせいもあって論文は海外の
journalに出しているけど、最近の30-40くらいの、特に海外PhD組は
日本にいても海外誌に載せていることがひと昔前より多いような気もする。
これをやる人が増えていけばいいのですが。

IFというのはtenureのときとかに関係してくることがあります。しかし
カオモジ氏の言うようにchom論文に名前が載っていると例え盗作野郎でも
citeが増えっちまう。あっしのようなのはいつもにが水を飲まされている
訳です。まあ、tenure-trkの仕事持ってないから関係ないのだけど。
それと現実にはtenure審査はほとんどが学部内出行われるため、
業績審査とかはそっちのけで、「あの人はいい人だから」とか
訳ワカラン理由でtenure審査通過することがほとんどという
こともつけ加えておこう。

あっしはやるなら、世界で勝負したい、と変なambitionがあって、
phdやったあともこちらに残ったけど、仕事をとるcompetitionも
公正ではないし、和食党なので日本に帰りたいと思うときもあるニョロ。
しかし、日本の大学の仕事はおとされっぱなしなんだなぁ。どうやったら
日本の大学で仕事とれるのでしょうか?日本にいないと駄目?