違くて、ちげーよ 統一スレ

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1名無し象は鼻がウナギだ!
もう若者の間では日常語になってるみたいです。
その心理的、社会的背景を探りましょう。
そんな日常語は、君の部落の中だけだろ。
3名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/02 21:08
チゲーについては、
クサイ→クセエ
チイサイ→チイセエ
等のような言葉がけっこう以前からあったことを考えたら、
その流れで
チガウ→チゲエが出てきても不自然ではないのかもしれません。
「違う」という言葉は動詞ではありますが、「ない」同様に
形容詞のようにとらえられていることが多い、と言うことでしょうか。
4名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/02 21:16
違くて⇒10年以上から見うけられた
チゲー⇒ここ数年の現象
という気がする。
5名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/02 22:22
>>1
単語2つくらい並べて、社会背景がどうとかいうな、バーカ。
若者というばかくさいカテゴライズやめれ。
ってゆーか、氏ね。
6名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/02 23:21
そんな奴おらへんやろー((C)大木こだま)
7名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/02 23:32
10年ほど前は首都圏の中高生男子がよく使うのを聞きました。
今、上限は少なくとも20代前半くらいまでは上がってきているはず。

ジャニタレで言うと、
TOKIOは使うのと使わないのがいて、
V6・嵐あたりのメンバーが使うのはテレビで確認しました。
その手の番組、ここの人は見ないだろうけど(笑)

親しい男友達同士でいるときに特によく使う文体の一種と考えればいいでしょう。
8名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/03 16:09
うまい      :うまくて : うめえ
*ちがい(ちがう) :ちがくて : ちげえ

「ちがう」という終止形がむしろ例外だと考えれば辻褄があっている。
9名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/03 17:15
英語では different という形容詞なんだから。
「違い」を形容詞として使いたい気持ちもわかるね。
自然に「それは、ちごうございます」とまでいえたら、
標準語に格上げしてあげよう。
10名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/03 17:32
「違う」が意味するところが形容詞的だから、形容詞に活用がひっぱられてる
んだろう。
社会背景とか云々は全然関係ないと思うね。
11名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/03 19:21
もしかすると、「同じ」の形容詞活用も復活するかもしれないね。
「同じかった」「同じくて」……
12名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/03 19:49
「同じくて」言った覚えがあるような。

ちょっと関係ない話やけど、福岡では。
「〜だった」が「〜やった」になる。
その上で、形容詞と形容動詞の混同が行われ、
「下手だ」→「下手やった/下手かった」
の2パターンが生じることがあり、最近それが動詞の否定形にも類推され
「知らんやった/知らんかった」
が並列すると考えられ、「知らんやった(直訳:知らんだった)」などの
形態が生じている。
古い否定過去「知らざった」「知らだった」などから生じたと見ることも
できるが。
13名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/09 17:18
そーか。
14名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/09 22:04
>「知らんやった/知らんかった」

「知らなんだ」といってますが。
15:02/02/10 00:30
>>7は「ちげーよ」についての話。

「ちがくて」はもっと前から散発的に聞いた覚えがある。
16名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/10 19:42
「すごい→すげー」 これは結構昔からあるが。なんか似てない?
17名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/10 20:01
>>16
>>3にあるように、「違う」は動詞、「すごい」は形容詞。
なのに「違う」も形容詞と同じような変化をしてしまう。
これはなぜだろうか、という話。

ちなみに形容詞の「-ai」形が「-ee」形になる変化は
いつ頃からあらわれたのだろうか。
18名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/10 23:53
>7
ちげーよをV6,嵐が使うのであれば若者への浸透はもう不可避、誰にも止められない。
1916:02/02/11 01:09
>>17
そういう話なのはわかってるんだけど、
すごいの「goi」とちがうの「gau」の音がもともと似てるから
違和感なく応用しちゃうのかなーと思った。自分も違和感感じないし。
20名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 01:49
前は“ちっげーよ”の‘げ’に強いアクセント(井上史雄先生の分類でいうと中高型)がほとんどだった。
最近では自分が何かちょっとした間違いを犯してしまった時に‘ミスしちゃったよ’という感覚で脱力したように(平板型?)“ちげー”という若者が多い。
21名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 01:59
整理するとこうなる。
以前⇒相手の間違いを強く非難する→ちっげーよ
最近⇒自分のミスを照れながら告白→ちげー
>>19
「goi」と「gau」、似てるかぁ?
23名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 07:27
「あの人は印象とぜんぜんちがかった」って書いてあるのを読んだことがある。
「ちがうです」っていうのも聞いたことがあるし。
やっぱり形容詞に活用がひっぱられてるんでしょうね。

私は20代後半ですが、上のどちらにも、「ちがくて」にも違和感があります。
そのうち「ちがかろうが」とか「ちがければ」とかも出てくるんでしょうか。
24名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 12:20
「クサイ」→「クセエ」
「ai」は口の開きがだんだん横長になる。それをサボることで「ee」になる。
「スゴイ」→「スゲエ」
「oi」も同様。

しかし、
「チガウ」→「チゲエ」
「au」→「ee」は違う動きで自然じゃない。
違和感はなくなりません。
25名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 13:09
チゲーってのは、「違う」ではなくて「違い」。江戸言葉の「ちげーねー」から来ていることは想像に難くない。
26名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 13:35
ン?
「ちげーよ」ってのは「ちがうよ」だろ?
「ちがいありよ」ってことか?
27名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 14:05
「ちげーよ」は「ちがうよ」のことだとわかりやすいのだが、自分のミスを照れながら告白型の「ちげー」はこれには当てはまらない気がする。
やはり「違い」(体言止め)なのか?
ところで若い女の子もこの言葉使うのか?
28うっしー:02/02/11 17:58
>きれいくない?

 っていうの女の子よく使うよね。これは完全に形容動詞を形容詞と勘違いし
て活用させてると思うんだけど。
29名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/11 19:04
>>27やはり「違い」(体言止め)なのか?
「あ、違う」じゃないかなあ
30名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/14 17:12
すごい → すげー
やばい → やべー
いたい → いてー

これらは>>3>>17にあるように形容詞。「ちげー」の元の形は

(ちがい) → ちげー

となり、「違い」という形容詞を想定している事になる。ただ、本来
「違い」は名詞のため、ここで衝突が起こるので形容詞形の「違い」
は一般化されづらいと考えられるので、間投詞的に用いられる時
の「ちげー」のみが目立つのではないだろうか。

どちらにしろ、「違う(動詞)」が「ちげー」になったわけではないと
考えた方がいいと思う。

恐らくアクセントも、形容詞の「違い」は「↓↑↓」、名詞の「違い」
「↓↑↑」となるはず。「違くて」の「違く」は、形容詞の連用形でしょう。
31名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/14 17:15
>>20-21の「ちっげー」は、「痛ってー」「すっげー」と同じで、「違い(形容詞)」の
強調ということで説明がつくと思う。>>20のアクセントも同様。
32名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/14 17:27
>>28
それは北部九州弁だろ。
「きれいか〜」「きれいくなか?」

…スレ違いか。
33名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/15 04:58
どうして連体形起源にしたがるかなぁ…無理があるよ。

形容詞との意味の近さから、アナロジーで状態動詞「違う」を形容詞語尾
「-ee」の付いた「ちげー」に替えたんだろ。形容詞の幽霊語形「*ちがい」
を経由する必要はない。

場面に応じて使い分ける文体差なんだから、それぞれの文体(「正式」と
「ぞんざい」とかなんとか)に一個ずつ形があって使い分けているという
ことで問題ない。単に音の対応が不規則だと言うだけ。そして「ちげー」は
まだ活用形が発達していないから形容詞と言い切ることがためらわれるという
だけ。しかしそれも時間の問題だろう。

ビッグコミックスピリッツの今週号に、「ちげーよ!」「ちげーって!」が
出てくる。「THE3名様」という漫画。「ちげー」を聞いたことがない人は
参考にされたし。連体形かどうかは別にして、名詞にいきなり「強硬に主張
する」モダリティーの「って(ば)」を付けることはないだろう。
(「私って(ば)そそっかしいから…」の「って(ば)」は別の用法だ)

新しいイ形容詞が広まる過程として、イ(終止・連体)形がまず使われ、
次いで-ク、-カッタの順に使われていくように感じる。「ダサい」は
20年前はイ語尾だけで、「ダサくない?」「ダサかった」を使うのには
勇気が要った。
34名無し象は鼻がウナギだ!:02/02/15 09:28
「違くて」は結構使われているよね。歌詞にも出て来るし。この場合は
明らかに形容詞として使われている。
35うっしー:02/02/15 23:09
>>32
スマン。当方神奈川在住。「きれいくない」を使っている女の子は神奈川生
まれの神奈川育ち。ちなみに彼女らは「違くて」も使う。

>>33
ところで日本語教育関係の方ですか?
形容動詞や、動詞のなかで形容詞に意味が近いものを
いっしょくたに形容詞として扱ってしまおうとしているのかも。
3733:02/02/16 17:20
>>35
日本語教育ではありません。外国語教育やっています。
国語の教職免許持っていて、バイトで文部省文法教えています。
>>33の用語に日本語学や文部省文法や一般言語学の用語が混じっているのは
大目に見てネ。

>>36
どんな言語にもある、品詞における意味と形式の不一致を解決しようとする
試みと思われ。

38うっしー:02/02/17 11:46
>>37
 あぁそうなんですか。イ形なんて(一般的には)珍しい用語使われていた
もので…。
39名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/05 10:11
age
40あやの:02/04/20 00:53
名無し象は鼻がウナギだ!さん

違くての文章を書いたものです。
こんなの↓
『違くて』は、普段会話上でよく使われ
とっさに出てくる言葉でもある。
そして、一見‘間違った使い方’などと思われがちである。
しかし、調べていくうちに違うと言うことが分かった。
まず、『違くて』の別の表現方法として
「違う」と「違い」で見るとき
まず「違う」の連用形は「違って」である。
そして「違い」の連用形はと言うと、
「違かった」「違う」そして『違くて』という言葉が
存在するのである。ということは『違くて』というのは
ちゃんとした言葉として存在するものであり、
決して“間違った使い方”ではないのである。
と言うことは『違くて』を会話中に使うときは
自分の中で「違う」を使って『違くて』を表現するのか
「違い」を使って『違くて』を表現するのかによって
『違くて』が正しい使い方であるか、間違えた使い方であるかが
決まってくるものである。
しかし、実際は会話中に相手が『違くて』を使うとき
「違う」を装って言った『違くて』なのか
「違い」を装って言った『違くて』なのかが分からないのが
落ちであると思われる。言葉はちょっとした言い換えで
正しい使い方であるか、間違った使い方であるかが
反響してくるもの、これからはちゃんとした
正しい日本語を使えるように勉強したいと思う。

どうしたらちゃんと説明した文章になるでしょうか??
教えて下さい!お願いします。
>>40
まず辞書で「違う」と「違い」を引いてみましょう。
それからこのスレを始めから読んでみましょう。
そうすれば問題点が見えてくるかもしれません。
42あやの:02/04/20 10:54
違う→〈動詞〉異なる・同じでない・一致しない・(意見が)すれ違う
   交差する
違い→〈名詞〉違うこと・相違 ・差
ですよねぇ??問題点っていうのがよく見えないんです。
43名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/20 11:41
>>40>>42
>そして「違い」の連用形はと言うと、

違い→〈名詞〉違うこと・相違 ・差

名詞「違い」が活用するのか?
連用形を持つのは用言だけです。文法の基礎。
44あやの:02/04/20 19:04
名詞=活用しないんでしたね(汗
じゃあ、違うの連用形の「違って」(「違いて」)も
活用しないんですか??そこらへんがよく分からないので
教えていただきたい!!
45名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/20 19:09
>>44
もし再活用の話をしているのならまた別の話だ。
なんか混乱してないか? このスレの頭から全部
読み返すべし。
46あやの:02/04/20 19:18
初心者なんですね、こういうの勉強し始めたのも最近で・・(汗
それなのに学校ではいきなり、調べろ!!と(泣
『違くて』の説明をしろって課題なのですが
このスレも全部読み返しまくったのですがやっぱし謎なんです。
『違くて』を連用形を使って説明するのは無理ですか?
どうやって説明したら簡単に分かるでしょうか?
47名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/20 19:34
>>46
ク活用って聞いたことない?
動詞と形容詞の活用の差はわかる?
言語学用語における「類推」の意味は知ってる?
まあ文法書を一から読み直した方がいいよ。
48あやの:02/04/20 19:41
ク活用って『かっ・かっ、く、う・い・い・けれ』ですか(笑
というより、私の学校は中学からエスカレーター式の学校なので
中学校の方まで行ってこれを中学生に説明するという試練があるのです
そして、それを中学生に評価をいただくなんとも悲痛な説明会なんですが
中学生がどこまで知識を持っているか・・、ついでに中2です。
>ク活用って『かっ・かっ、く、う・い・い・けれ』ですか(笑
ちげーよ!
やっぱ中学生に戻って文法をやり直しなさい。
50あやの:02/04/20 19:51
そうなんですか・・(汗
ちょっと勉強し直します。
51あやの:02/04/20 22:50
できましたっ!!!!!!!!!
こうですか?

『違くて』は普段の会話上でよく使われ
とっさに出てくる言葉で言いやすいのも確かである。
しかし、『違くて』と言う言葉自体、使い方が間違っているのである。
『違くて』に似た使い方で同様に間違似た使い方である
「違くない」「違かった」そして「違くて」という言葉で
見てみる時、どうしてこの使い方がふさわしくないのかと言うと
「違う」という言葉自体が形容詞ではなく動詞だからである。
「違う」などの動詞は“違わない・違う・違えば・違った”という様に
活用するのである。従って「違くない」「違かった」「違くて」などは出てこない。
一方、形容詞の場合。例えば「赤い」で見てみると
“赤くない・赤い・赤ければ・赤かった・赤くて”という様に活用する。
「違う」は活用上では動詞であるものの、歩くなどの動作があるわけでもなく
「同じではない」という状況を説明するときに用いられるものなので、
意味だけでは形容詞に非常に近いのである。
※(英語で「違い」・・・different→形容詞)
なので、「違う」という言葉を形容詞の様に
“違くない・違い・違ければ・違かった・違くて”と
無理やり、活用したものが『違くて』などのものである。
52名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/21 02:07
>>51
中学生相手に説明するのなら、割といい線行っているのではないか?
53通りすがり:02/04/21 02:49
>>51
うん、わかりやすい。
54名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/21 10:05
俺としては、
「間違っていることを知らずに使っている人」と「間違っているとわかっていて
面白がって使う人」がいることについて触れたい。でも>>51はわりと良いネ。
55あやの:02/04/21 12:17
どもぉです。明日がんばってきますねぇ〜☆
アドバイスなどなどありがとうございました。>>54
56名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/21 13:11
>>51
形容詞の活用で未然形を忘れてるね。
暗記しなさい。「かろ、かつ・く、い、い、けれ」「未然、連用、終止、連体、仮定」だ。
57名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/21 13:36
意味の違いもあるんじゃないですか。
「ちがくて」=「ちがって」ではないですよね。
ちがくては「そうじゃなくて」という意味に使うように思います。


58名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/24 21:46
あやのタンの報告聞きたいage
59名無し象は鼻がウナギだ!:02/04/29 14:17
Mr Children『Everything 〜i'ts you』
♪〜例えばそれが 恋とは 違くても〜
60大発見?:02/05/11 23:54
NHK板の某すれの中に

>912 :名無しさん :02/05/11 23:37 ID:???
>>898
>いゃ、違いのでは?バカとハサミと使いよう
>と同じだと思う。まさかこんなになるとは誰も予想し得なかったのでは。
>しかし、あのルナママはマジで不気味だった。

というのがありました。これって、形容詞「違い」の連体形がとうとう出現したということ?
だとすれば、初めて目にしました。
単なるタイプミスかなあ。ローマ字入力でもうといは隣りあってるし……
う〜、本人に聞きたいが……
61名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/12 01:00
ふだん「ちげーよ」と言っている人なら、「ちげーんじゃねーの?」
はすんなり出てくるのでは。それを彼なりに文章語にするとこうなる。
まあ大発見の証人になってあげるよ。
62名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/12 01:30
>>60
普通に i と u を打ち間違えただけだと思われ
6360:02/05/12 19:49
>>62
本当にそう思う?手柄ぶるつもりは全然ないから冷静に検証したいけど。
「好きくない」「違くて」が私に意識され出したのは昭和50年代中ごろの
漫才ブームで、サブローシローがギャグに使っていたあたりから。ただしそのコンビ
自体はあの当時、ギャグの一環として使っていた節がある。
「大き-くて/-くない」という既存の(非常に多用される)表現がある場合、類推が
一度働くと非常に定着しやすいものだけれど、「好きくない」の方は意外と市民権を
得られなかったのかも。「好き-くて/-かった」→「好きい」という表現はついに
ほとんど登場せずここまで来ました。口語では「美しい」より「きれいだ」が好まれる
のは、「です」との親和性からでしょうか。「好きです」があるのに「好きいです」とは
わざわざ言わない。
一方「違くて」はもともと「違い」という名詞が存在していたり、「高くて」「短くて」など
類推の対象が豊富なこともあって「違かった」まではかなりスムーズだったよう。
正しくは「違っていた」というべき所を上記のように言うのは経済性とか「ている」と
いうアスペクト?をつけたくない時に排除できたりとか意味があるので受け容れられ
やすいとも考えられる。
「です」との親和性も悪いし(「違いです」よりまだ「違います」の方がしっくりくる)、
「ちげー」はそれに比べると相当新しい言葉(せいぜい10前くらいから?)でしょう。
「違っ-て/-た」→「ちが-くて/-かった」→「違ければ」
「違うよ!」→「ちがぁ(ぅ)よ!」→「ちげーよ!」→「違いよ!」→「違い。」
私は「違い。」「違ければ」は今の所まだ聞いたことがない……のですが、
形容詞化の例として身近な「〜みたいだ」だと、
「〜みたい。」→「〜みたいの」→「〜みたく、」→「〜みたくて」→「〜みたかった」
の順番で出てきたように思う。「〜みたい。」は女言葉的に昔から使われていた形だけれど、
「〜みたく」が出たのは昭和50年代くらいからかな。それからしばらくは変化せず、
平成のはじめごろ、はじめて「〜みたくて」を耳で聞きました。
オーラルで「〜みたかった」を使ってる人を初めて目にした時(おととしくらい)は
やっぱり衝撃的だった。「見たかった」とアクセントが全然違うため、出づらかった
ようだけれど、とうとう出たか、という感じ。
マンガやジュニア小説という媒体が出てきて以降、その性質上、口語をたやすく
活字に固定するので、昭和の終わり以降、はじめは誤用だった表現が若い世代を
中心に違和感なく使用されるまでのサイクルは短くなっているはずです。
今後はさらに携帯メールという<文字媒体>がその動きを加速してゆくのかも。
気が付いたら大論文になってしまった。長文ご容赦。
6460:02/05/12 19:57
途中、めちゃくちゃだわ(汗 15行目以降を、
------
やすいとも考えられる。
「ちげー」はそれに比べると相当新しい言葉(せいぜい10前くらいから?)でしょう。
「違っ-て/-た」→「ちが-くて/-かった」→「違ければ」
「違うよ!」→「ちがぁ(ぅ)よ!」→「ちげーよ!」→「違いよ!」→「違い。」
私は「違い。」「違ければ」は今の所まだ聞いたことがない……のですが、
「です」との親和性も悪いし(「違いです」よりまだ「違います」の方がしっくりくる)、
出づらいとは思う。
------
に訂正します。
いゃ、違いのでは?
↑大論文のあとにこうして反論が始まったら思いっきり脱力するね。
66名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/12 21:54
キーボードの u と i って隣同士だから普通に打ち間違いだと思うよ。
67名無し象は鼻がウナギだ!:02/05/13 00:07
いゃ、近いのでは?
の打ち間違い、を疑ってみる。
68名無し象は鼻がウナギだ!:02/06/29 22:39
age
69名無し象は鼻がウナギだ!:02/07/09 20:51
age
ロックンロールは 麻薬みたく心を酔わせるわ

萩原健一が唄う「ラストダンスは私に」の訳詞(?)にある。
71名無し象は鼻がウナギだ!:02/07/30 19:57
以前から形容詞「違い」(終止形は幽霊?としても)が気になっていた者です。
ここまで大変興味深く読ませて頂きました。
個人的には、形容詞「違い」の全ての口語活用形の用例を市中で耳にしています。
「チゲーよ」は終止形、「チゲーのは…」は連体形と解釈できましょう。
「そうだろうが違かろうが」「違ければ」などの形を自然に使う友人(1971生)が居ります。
語幹の用法「違すぎる」もありますね。
なお、「チゲかれ」という文語命令形、ならびに
「違さ」「違み」といった形容詞から派生する体言は、まだ耳にしていません。

>>70 スレッドが違いと思います。
7271:02/07/30 19:59
>>70
失礼しました。「〜みたく」も議論されていたんですね。
7371:02/07/30 20:02
度々すみません。71で「チガかれ」とすべき個所が
*間違くなってました。
74名無し象は鼻がウナギだ!:02/07/30 20:07
>>71
>そうだろうが違かろうが
「そうだ」にしろ「同じだ」にしろ、「違う」の対義語は形容動詞な
のに、それに合わせようとしないで、動詞→形容詞になってしまうと
ころが何とも因果なもんですな。
75名無し象は鼻がウナギだ!:02/08/17 16:38
みなさん。
今後「ちがくて」はどうなっていくと思われますか??
「違い」は「高い」みたいな形容詞になったっつーことだから、
「違める」みたいな動詞や
「違さ」みたいな名詞が派生するんでないの?
77名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/07 22:25
age
78名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/23 18:56
>>76 良い予想ですね。「予言性」「反証可能性」あと何だっけ、の科学の
原則からも検証してほしいです。このスレのすすみ具合にあわせて覗きに来ます。
79名無し象は鼻がウナギだ!:02/09/24 06:22
ちげーねー
80名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/20 00:17
age
81名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/20 00:38
山形市では「違うくて」
82名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/01 00:45
age
83 :02/11/13 15:51
てか、こんな言い方してんのは関東だけ。
他の地域では聞いたことない。
>>83 ちげーよ
85名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/15 16:31
>>84
じゃあ、どの辺からどの辺までの地域で使ってんの?
私は愛知県に住んでるけど、東京出身の大学の友達が「違くて」使ってて「そんな風に言う人って本当にいるんだ〜」って思ったよ。
少なくとも愛知県以西では使ってないと思われ。
ま、「ちげーよ」くらいなら使ってる人たまにいるけど。
でもそれも中学んときドラマで聞いて「“ちげーよ”って!」てつっこんでたな。
86名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/15 19:04
俺は「違いますよ」って言うよ
87名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/15 19:23
正しいか否か以前に「違くて」も「ちげーよ」も、とても醜く感じられる。

「違くて」=「違う」+「じゃなくて」?

「ちげーよ」に代表されるように、若者言葉は、顎の力を使わずに
楽に(だらしなく)発声できるように変化させたものになるのだろう。
斎藤孝氏は嘆いているに違いない。
じっさいマンガやドラマで多用されたからね。
DQN若者層では全国的に使われつつあるでしょう。
廃れるのも早いかもしれんが。
89名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/17 08:36
「そうじゃなくて」
山形では「違うくて」か「んなぐ」だね。
>87
斎藤孝って、「声に出して読む日本語」のヤツか。嫌いだ。
そんな事であいつに嫌な思いをさせる事ができるなら、
使ってみようか「ちげーよ」。
91名無し象は鼻がウナギだ!:02/12/21 14:28
age
>>1
そんなもん東京の若者だけだろ。
他の地方では若者もそれを不快に思ってる
93名無し象は鼻がウナギだ!:02/12/21 19:30
関西では昔から「〜と違うて」と言うぞ。
それは動詞連用形の音便では・・・
なるほど、標準語では形容詞がテの前に来るときは「く」、
動詞はイ段・エ段・っ・ん(デ)であり、区別があるが、
「高うて」「暑うて」
「使うて」「貰うて」
という方言だと、動詞と形容詞の区別が曖昧になりがちだってか?
なるほど
近畿地方人の漏れ及びその周りの子供らが
「〜と違った」というのを「〜と違うかった」と言っていたのは
もしかしたらそれが関係しているのかもしれないのか。