293 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/11 21:40
「できる」という動詞は「do」の可能を表す動詞であって決して「make」の可能を表す動詞ではないのである。
したがって、当然のことながら「私はこのHPを有名にできる」(正しくは「私はこのHPを有名に成せる」となる)という表現は誤りである。
>288
日本人も「復讐する」なんて、めったに口にしない。
精々「借りを返す」「お返しをする」等の遠回しな表現だろう。
横文字を使えば、何となく意味が軽くなるんだろうね。
「恋人」よりも「ボーイフレンド」の方が軽い。
295 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 00:49
漢語だと堅苦しく、和語だと生々しすぎる言葉も、カタカナ(往々にして英語だけど)だと
軽やかになるのは否めなかったりする。
だからといって役所のカタカナ乱用は度を超している!なんとかしる!
296 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 09:43
>>294 あちらでは、「ボーイフレンド」、
「ガールフレンド」は
深い仲も含むらしいから
単に「フレンド」とよんでいるそうな。
297 :
2チャンネルで超有名:02/10/12 10:02
298 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 10:23
昔はドイツ語、フランス語などからの借用語も多かった。
しかし今では英語一辺倒。
299 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 11:48
何が「レ・ミゼラブル」だ!
どうして「ああ無情」といえないのか!
最近の映画会社はなってない!
映画を見るのは若造だけではない!
300 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 12:08
>299
「ああ無情」ってのが、そもそもおかしな翻訳だから・・
原題は「哀れな人々」。
301 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 12:59
一応日本公開前のタイトルの選考の際、
候補の中には大抵日本語の題も入れてあるそうです。
ただ、多くは選考で落とされてしまうそうな。
ひとえに「題のイメージが興行成績につながるため」の結果がカタカナ題の横行。
日本語タイトルをうちら観客が支持しなきゃね。
にしても北野監督はなぜ漢字や仮名の題をつけないのだろう?
302 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 13:10
>>301 イメージもなにも知らない言葉ではイメージは持てないだろ
304 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 13:24
セガール主演の「グリマーマン(Glimmmer man)」、
当の米国でもこの「チカッと一瞬光る=glimmer」という単語を
殆どの人が知らなかったという。 興行的には・・微妙だったかも。
305 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/12 13:35
何語からの借用語かによって全く違う意味で使われる。
英語の「リストラクチャー」とロシア語のと「ペレストロイカ」は実は同じ言葉でありどちらも「立て直し」という意味だが、
日本ではリストラクチャーとペレストロイカは全く違う意味で扱われる。
「不況で会社をペレストロイカされた」とは絶対に言わない。
日本では「ペレストロイカ」はソ連でゴルバチョフが行った改革のことだし、
「リストラ」は不況で労働者が解雇されること。
英語のスーパーリアリズムとフランス語のシュールレアリズムも同じ言葉のはずだが、
「スーパーリアリズム」というと「物凄く写実的」
「シュールレアリズム」というと「現実を超越した」
の意味になり、むしろ全く逆と言っていいくらい意味が違ってしまう。
上記のような感じで、広い意味を持った言葉を特定の意味だけに特化させて使うために外来語は便利なのだと思う。
>「不況で会社をペレストロイカされた」とは絶対に言わない。
ワラタ
「サイン」と「シーニュ」もそうかな。
>>305 フランス語のほうはシュールレアリスムだろ。このうっかり者め。
英語でもダリとかの方はSurrealismサリーアリズムとか言ってるよね。
310 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/13 03:14
映画の話題が出たので、わたしも
いわせていただきます。
戦争映画「プライベートライアン」
原題はライアン二等兵救出。
配給した東○は一体、何を考えてんでしょう?
プライベートが一般的に何を意味するか
わかっててこんなことをするんでしょうか?
311 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/13 06:30
あ、それは確信犯だとおもう。「誰かの個人的都合のために」あんな
無謀な作戦を実行した、というのが一言で伝わるじゃん。
312 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/13 11:03
バトルロワイヤルの邦題はなんですか?(藁
エコロジーってのはどう訳しましょうかね。
>>310 中国語は『搶救雷音大兵』と直訳。
>>312 BRは『生存遊戯』…こちらは意訳ですね(サバイバルゲームという意味)
314 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/14 07:57
>>305 >英語のスーパーリアリズムとフランス語のシュールレアリズムも同じ言葉のはずだが、
英語圏でも、シュルレアリスムはSurrealism、
70年代のスーパーリアリズムはSuper Realism(またはPhoto Realism, Hyper Realism)
と言うんですが。
そもそも、surは中英語期にフランスから入ってきている接頭辞だし。
315 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/19 10:12
316 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/19 12:15
エントロピーってどう訳すの?
317 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/20 14:10
>>315 可用性はAvailabilityの訳だが
RASISのA
318 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/20 15:40
エントロピーの日本語訳は難しいねえ。
中国語でもエントロピーを表す文字をわざわざ作っているよ。(火へんに商という字)
>>318 うわあ、字を作ってるんでつか。
さすが本家本元、やることが違いますね。
音は「商」の音なのかな。
中国でどうやってるかも興味あったんです。
教えてくださってありがとうございました。
320 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/26 07:33
確かに難しいが、敢えて和訳するなら
「一様度」「凡庸度」あたりが適当なのではないかと思う。
321 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/10/26 17:02
「乱雑さ」と訳されることがあって、それを安易に比喩的に使うと
理系の人から非難囂々なんでしょ
>>321 そう訳す気持ちもわかる。一様であることと乱雑であることは、
一見正反対の性質のようだが、実はそうとばかりも言えない。
麻雀の手にたとえると、
配牌直後のめちゃくちゃな手牌が「高エントロピー状態」で、
大喜四、緑一色などの整った手が「低エントロピー状態」。
配牌直後の状態は、一様である。なぜなら卓全体を俯瞰したとき、
どの牌もまんべんなく卓上に分散しているからである。
と同時に、局所的に見たとき(つまり自分の手牌だけを考えたとき)、
一体どちらが乱雑さが高いか?と問えば、やはり間違いなく前者だろう。
とはいえ、エントロピーの総本山である熱力学においては、やはり
「一様さ」「単調さ」という訳の方がしっくりくる。それは熱力学では
取り扱う対象が「分子」という目に見えぬ代物であるため、
個々の分子(局所)に着目することなどほとんどなく※、ほぼ常に
全体を1つの物と捉えて取り扱うからである。
※もちろん個々の分子の運動を考えることもあるが、それはあくまで
机上での仮定の議論であって、実際に測定するわけではない。
我々の目に実際に映るのは、常に大局としての物質なのだ。
324 :
七死蔵は花がうなぎだ:02/11/03 08:27
↑IMEはバカだ
物理学は日本でも既に伝統があり、
ほとんどの概念がうまく日本語訳されているが、
ニュートリノ、エネルギー、エントロピーなどは良い訳語がない。
特に後の2つは比較的古い概念なのに訳語がないところを見ると、
それなりの理由があるのだろう。
どちらも物ではなく抽象的な量だからだろうか。
分子生物学にはApoptosisという用語がある。
programed cell deathとも呼ばれる。
"Apo(離れる、別れる)とptosis( 下に落ちる)とが結合された言葉で、
「木の葉や花びらが散る」ことを意味するギリシャ語が語源"だそうだ。
多細胞生物が受精卵から発生して個体が出来上がってゆくときに、
不必要な細胞が自ら死んで、除去されることなどをいう(他にもある)。
例えば、指と指の間は初めは、つながっているが、
間の細胞が死ぬことにより、それぞれの指が分離される。
日本では能動的細胞死などと訳されることもあるが、
アポトーシスとカタカナで書かれることが多い。
「木の葉や花びらが散る」ことに関する言葉なら、
美しい日本語がいくらでもあるはずなのだが。
アポトーシスは学術用語集では「細胞自滅」となっているそうですね。
その前には「枯死」「自爆死」という訳語もあったらしい。
(山田武・大山ハルミ『アポトーシスの科学』講談社ブルーバックス)
328 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/03 22:58
カタカナ語が多いことには同意ですが、それよりも発音が英語の発音と全然ちがう
ことが嫌です。
ハーサル フォーマンス イク モリー
リ パ バ メ
みたいに何でもかんでも右肩上がり+棒読みになるのが気持ち悪いです。
あれ、おかしくなってしまった。
ハーサル フォーマンス イク モリー
リ パ バ メ
またおかしくなってしまった。もう諦めた。
332 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/04 00:51
333 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/04 06:39
>>327 自爆死にワラタ。今では殆ど別の意味ですね。
334 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/05 00:53
>>328 > ハーサル フォーマンス イク モリー
> リ パ バ メ
>
> みたいに何でもかんでも右肩上がり+棒読みになるのが気持ち悪いです。
何でもかんでも、というわけでもない。
「メ(高)モリー(低)」と「メ(低)モリー(高)」では、意味が違ったりするし。
335 :
トーソーシンは最近どうした:02/11/11 04:58
ギター(高低低)=生、
ギター(低高高)=エレキ、という使い分けもありますかね?
336 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/11 21:13
外来語の平板化(専門家アクセント)の蔓延が進めば、逆に
頭高アクセントが[新鮮/カッコイイ]ということになった
りはしないのかね。そのほうが原語に近くなる単語とか。
337 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/11 22:22
平板アクセントの起源は業界用語だろうか?
338 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/11/12 22:36
「おのぼりさんの訛り隠しからくるイントネーション平板化」説も捨てがたいしな〜
339 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/12/01 14:30
2ちゃんのこういうスレ以外にこういうテーマのHPってあるのかな?
「外来語が多くて困る、日本語をもっと大事にすべきだ」でオシマイなのがほとんど全部。
具体的な打つ手を(言い換えるとか)提案するところって存在しないのか?
340 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/12/01 14:32
g
341 :
名無し象は鼻がウナギだ!:02/12/01 15:31
342 :
名無し象は鼻がウナギだ!: