http://www1.odn.ne.jp/bungaku-shitsu/works/studies/s002.html 「本来書かれるべき表記」とは、音便を目に見える形で表記せず、
「サコー(サコオ)」「ウトー(ウトオ)」「スモー(スモオ)」を
「咲かう」「打たう」「住まう」、「サイタ」「ウッタ」「スンダ」
を「咲きた」「打つた」「住みた(『だ』の連濁も元に直した)」と
表記する、というものである(したがって旧仮名遣いとも異なる。
「住みた」と書いて「スンダ」と発音する)。
この表記法に則って活用の種類を分類すれば、
全ての動詞の活用表を、行については活用語尾の行、
段についてはその「活用の種類」の本則通りの段に、
それぞれ収めることができる。
また、一つの(未然・連用といった)活用形名に複数の活用形が
対応してしまうことも回避できる。
このようにして定めた「活用を分類するための表記」についての
「活用の種類」を、改めて「新しい活用の分類法」として定めればよい。