女が困っても、放っておこうよ その17

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283名無しさん 〜君の性差〜
>>281
「女ぎらひの弁」かな

誰でも男の子なら覚えのあることだが、
子供の時分に、女の子の意地の悪さとずるさと我儘に悩まされ、
女ほどイヤな動物はないと承知してゐるのに、
色気づくころからすつかり性慾で目をくらまされ、
あとで結婚してみて、又女の意地の悪さとずるさと我儘を発見するときは、
前の記憶はすつかり忘れてゐるから、
それを生れてはじめての大発見のやうに錯覚するのは、
むだな苦労だと思はれる。(三島由紀夫全集26P415-416)