「女性に対する暴力をなくす運動」をなくす運動 2

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49512/25投稿
皆さんごきげんよう、gender_atomicでございます。DVを扱う機関・団体なら新聞報道等で皆さん既にご存知でしょうが
遅ればせながら私も議論に参加いたします。

夫追いかけながら包丁投げ、背中に…殺人容疑で妻逮捕
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20131222-OYT1T00305.htm

刑法では暴力事件で怪我を負わせたなら「傷害」、その結果死に至らしめたなら「傷害致死」、殺意があれば「殺人」とそれぞれ定義されておりますが
刑法にもDV法にも、DVが絡んだ場合の罪名が定義されていないため、上記事件はこれらのいずれかが適用されることでしょう。
殺人容疑で逮捕された門谷和美容疑者(40)ですが、仮に、これまでの夫婦間の仲は良好で今回衝動的に殺意を抱いたのであるならば、私はこれをDVとは考えません。
なぜなら「DVは継続性がある」と考えているからです。この仮定上での「殺人」は最初で最後、2回目以降はありません。

では私は暴力事件のどこからどこまでをDVと考えているかといいますと、敢えて線引きするならば、
「怪我に至らない暴行」から「傷害」、「傷害致死」を含め、「殺人未遂」までをDVと捕らえています。
ハインリッヒの法則に従えば、1件の「殺人」という重大事件に至るまでに、29の「殺人未遂」があり、
その背景には300の「傷害」や「怪我に至らない暴行」が存在することになりますが、
生憎多くの夫婦間殺人事件の裁判では、たとえ日頃からDVが背景にあったとしても、
殺人という行為をDVの延長とは考えていないようです。まぁ通常殺人罪はDVのそれより重いので誰も異論を唱えないのでしょう。
49612/25投稿:2013/12/25(水) 23:53:25.33 ID:zFNCpuMU
前置きは長くなりましたが、今回重要なのは、門谷容疑者は殺人容疑を否認しているということです。
私は殺人という行為そのものはDVとは考えていないと言いました。それを否認したということは、
この妻の「包丁を投げた」という行為は、配偶者間の暴力、つまりDVであるということなのです!

銃や刀剣などは、人を殺傷する目的で製造された武器ですが、「威嚇」という使用法があります。
ところが包丁は、料理をするために作られたものであって、「脅す」ことを目的に使用するものではありません。
包丁の用途を逸脱した使用は、言い逃れようのない「DV」ということになると私は考えますが、皆さんいかがでしょう?

「異性に対する暴力をなくす運動」の過程で見つけた「ブラック家庭」だの「産後クライシス」という言葉ですが、
以前私は2012年の9/12の投稿で「産後クライシス」について論じておりました。1年以上前に作られていたんですね。
http://www45.atwiki.jp/saigaisabetu/pages/150.html
夫を追いかけながら包丁を投げて脅す行為が「産後クライシス」なのですか!?
夫を包丁で刺して死に至らしめるのが「ブラック家庭」なのですか!?
49712/25投稿:2013/12/25(水) 23:55:35.41 ID:zFNCpuMU
【マスコミ】 "産後クライシス"報道に大反響…出産した妻、夫への愛情が激減。原因は「夫の努力不足」
http://news.livedoor.com/article/detail/6924844/
この記事のように、妻による夫に対する暴力を、敢えて「DV」と呼ばず、別の言葉に置き換える。
DVの原因は加害者に間違いありませんが、DVじゃないなら原因は別のものに転嫁出来る。
こうして妻による夫へのDVの原因を「夫の努力不足」という構図を作ろうと画策する。すべてお見通しです!

DVに凶器を使うのは女加害者によく見られる傾向です。門谷容疑者が今回初めてDVを振るったのか、
或いはハインリッヒの法則通り、普段から夫にDVを振るっていたのか、裁判で明かされるでしょう。
また、DVについて第三者に相談していたのか否か、相談を受けたDV団体が受け入れを拒否していなかったか。
私はこの事件を通じて「ブラック団体」がどれだけ幅を利かせているかを見極めたいと思っています。

投稿先
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gender/1382868936/89-90
その他、メールによる投稿多数。
異性に対する暴力をなくす運動以来投稿先が増えたので、宛先をまとめて後日紹介しよう。