「女性に対する暴力をなくす運動」をなくす運動

皆さんごきげんよう、gender_atomicでございます。今週は「日本の司法は中世」に光を差す判決が出たことの報告から始めましょう。

【裁判】痴漢起訴の大学教員に逆転無罪　１審を「典型的な誘導尋問」　東京高裁
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130725/trl13072512040001-n1.htm
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130725-OYT1T00626.htm

女性「触った」男性「触ってない」
女性「犯人の顔を見ていない」男性「女性の後方にいただけ」
女性「犯人の手を掴んだ」男性「いきなり女性に手を掴まれた」
私が裁判員なら「男性を犯人とする証拠なし」として無罪に手を上げますね。前にも話しましたが、何故裁判員は重大な事件しか担当出来ないのでしょう？
電車通勤などしたことない裁判官だけに裁かせるよりも、普段から電車に乗る人に加わってもらったほうが判決は確実になると思いませんか？

本件の１審判決は「女性の証言は具体的で、被告が犯人と十分認定できる」として有罪を言い渡していました。
その他、痴漢冤罪事件では必ず上記のような状況であるにも関わらず「女性の証言は信用出来る」などと判決文にまで記載しているんですよねぇ。
↓

三鷹バス痴漢冤罪事件 「確証はないけど痴漢行為が不可能ではないから有罪」
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130606-00010000-kinyobi-soci
痴漢冤罪青年の裁判で新展開 「警察が痴漢被害女性を別人にすり替え」疑惑
http://www.mynewsjapan.com/reports/1591
西部池袋線痴漢冤罪事件「物的証拠なし・一貫否認にも関わらず最高裁で有罪確定」
http://www44.atwiki.jp/kobayashiinochi/
犯行日時は変遷するも少女の供述は信用出来る、供述調書と事件日が食い違うも有罪判決「御殿場事件」
http://www.youtube.com/watch?v=RKm3u60NHMo
http://www.youtube.com/watch?v=YunC1qgcj3w

ところが冒頭の控訴審判決は、「被害女性の証言は信用できず、被告が犯人であるとの証明はない」として、無罪を言い渡したのです！

「あたりまえ」

私をはじめ、スイスのジュネーブで開かれた国連の委員会で、日本の刑事司法制度について審査した諸外国の大使から見れば、至極当然の判決です。
【ＮＨＫ】 国連で日本大使「黙れ」発言、ネットの動画投稿サイトに掲載されて波紋を広げています
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130614/k10015292481000.html
この１審その他の痴漢冤罪裁判における、裁判官の「有罪への誘導尋問」こそが、日本の司法は中世と言われる原因だったことが判明しましたね！
「被害女性の証言は信用できない」という裁判官の判断を、皆さんはどう思われますか？

えっ？
被害女性は著しい辱めを受けた？だからといって無実の人に冤罪という濡れ衣を着せてはなりません。
そのような「一時の屈辱」を遥かに凌ぐ、職・財産・家庭・友人・なにもかも失う「一生の苦しみ」を冤罪被害者は受けるのですよ。
被害女性は勇気を振り絞って被害を申告した？性犯罪被害女性に限らず犯罪の告訴・告発はそれが義務付けられている公務員だって勇気の要ることですよ。
被害女性は法廷でセカンドレイプを受けた？冤罪被害者にとって自分を犯罪者に仕立て上げる法廷は、恐怖以外の何者でもないのですよ。
被害女性は電車に乗るのが怖くなった？冤罪被害者は電車どころか無実の罪で収監され外出も出来ない状況なのですよ。
仮に出所したとして、被害女性と同じかそれ以上に電車に乗るのが怖いことでしょう。
今後被害女性が被害を訴えることが出来なくなる？安心してください。冤罪の防止策さえきちんと取っていただければ、これまで通り遠慮なく被害を申告していただいてかまいません。
で、被害女性は無実の人を犯罪者に仕立て上げた【重大な過失】を償えるのですか？もちろん過去に冤罪被害者に対して償いをした者も謝罪した者もおりません。

えっ？私は被害女性のことを何も考えてない？逆にお尋ねしますが皆さんは冤罪被害者のことを考えたことがおありですか？
私は何度も言いました。日本は、国連の自由権規約委員会の2008年11月の最終見解のパラグラフ14で、
刑法第177条の強姦罪の定義に男性に対するレイプも含めることを求められるとともに、
強姦罪を重大な犯罪として被疑者側の立証責任を回避させるよう求められている、と。
　　　　　　　　　　　　　　　　~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男性に対する強姦罪が認められた暁には、男性被害者の立証責任を回避し、加害者とされた女が犯行を否認するなら「やってない」ことを証明させるようにすべきと訴えてきたのです！
このように、私が被害者のことを考えてないわけがありません。ぶっちゃけ、今女性が手にしている既得権益をそのまま享受したいと考えているわけですが
今回高裁の判事が「被害女性の証言は信用出来ない」と判示したことで、この点について厳しくなる覚悟は出来ました。
しかしこれこそが、日本の司法が人権の分野での国際社会における遅れを取り戻すための第一歩なのです！
皆さんは日本が人権の分野で国際社会から遅れを取っているという事実を真摯に受け止め、いかにして全身していくかをそれぞれの立場で考えてください。

（http://toro.2ch.net/test/read.cgi/gender/1313672860/364-へ続く）