「災害と女性」情報ネットワークの皆様、HP読ませていただきました。とくに防災対策の以下項目は参考になります。
>●防災計画策定に女性を参画させ、女性の視点から準備体制を整備する
>●女性に何が必要なのかー女性特有のニーズを調査
>●災害時に女性が仕事を失わないための施策や支援を行なうこと
既にご承知のとおり、福島原発では放射能漏れを起こす大事故へと発展しており東京電力の社員が必死に復旧作業に取り組んでいるところであります。こちらの記事をご覧ください。
女性も十数人…両親不明も「被災者である前に原発職員」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032815150036-n1.htm 放射能を浴びながらも600人の職員が入浴も忘れて従事しているとのことですが、ここで重要なのが
600人の中で、女性は数名に過ぎない
ということです。工業高校はじめ理数系に女性が集まりにくいとはいっても、600人中女性は数名しかいないというのは異常な数値でしょう。
これでは女性を参画させ女性の視点から原発事故を復旧することが困難ですし、事故現場で女性に何が必要なのかー放射能下での女性特有のニーズの声が届かなかったり、
それら以前に災害時に女性が仕事を失ってしまったが故に数名しか女性がいないのではないかとさえ感じます。
この記事によりますと、原発での作業員を公募しているとのことです。
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2011032990065850.html しかし集まるのは男性ばかり。日本の総人口の半分以上を占める女性がごっそり抜けてしまっているのでは、満足な人員すら確保出来ないではありませんか!
そこで「災害と女性」情報ネットワークの皆様を通じて東京電力に以下の約束を取り付けていただきたいと存じます。
・原発作業員募集に約半数を【女性枠】とし、女性の参画を促すこと
・作業員の陣頭指揮を執る【管理職の30パーセントに女性の登用を義務づける】こと
・放射能下の環境で女性に何が必要なのかー女性特有のニーズを調査すること
女性の雇用の促進になりますし、仮に放射能が日本全国へ飛散した事態になった場合に「女性が必要なもの」をあらかじめ把握することが出来るでしょう。
今後女性が原子力の分野へ進出するためにも、ぜひともお願いしたいと存じます!