2011/2/17 缶コーヒーのジョージア、「男ですいません。」キャンペーンで若返り狙う
http://jp.wsj.com/japanrealtime/2011/02/17/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B8 %E3%82%A2%E3%80%81%E3%80%8C%E7%94%B7%E3%81%A7%E3%81%99%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%9B
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日本コカ・コーラは先月、若い男性層をターゲットにした新広告キャンペーン「男ですいません。」を開始した。
同社関係者によると、「すいません」というキャッチコピーには、言葉通りの謝罪というよりも、
「男なんだからしょうがない」という意味合いが込められている。
20年にもわたって続いている景気低迷期に成人した若い日本人男性の多くは「疎外感」を感じているが、
このような感覚を払しょくするような力を持つキャッチコピーを選んだのだという。
今回のキャンペーンは、若い男性を対象とした広範囲にわたる
市場調査から浮かび上がった「自分探し」というコンセプトをベースにしている。
同社は、若い男性に対するフォーカスグループ調査のほか、
より高度な分析を目的とした脳波センサーを用いた調査を実施。
若い男性数人に脳波センサー付きヘッドセットを着用させた調査の結果、
口頭では適切な表現をみつけられない人でも、
脳波センサーで反応を測定することが出来たと、
「ジョージア」ブランドを統括する篠原幸治副社長は語った。
「男ですいません。」キャンペーンは、テレビコマーシャル(CM)のような伝統的なメディアだけでなく、
ミニブログツィッターのような新しいソーシャルメディアも使い、ネット上でさまざまな討論も引き起こした。
テレビCMでは、エルビス・プレスリーの「a little less conversation(邦題:おしゃべりはやめて)」をバックミュージックに、
「男は、つるむ」、「男は、女に弱い」、「男は、張り合う」など、さまざまな男たちの姿が描き出された。
時にはばかみたいなことをしたり、かわいい面があったり、すごいことをしたり、
男はさまざまな面を持っていることを見せながら、普通のサラリーマンに脚光を当てたかったと、
「ジョージア」ブランドで消費者マーケティングを担当するシニア・マネジャーは語った。