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名無しさん 〜君の性差〜:
「甘利は直ちに議員辞職せよ」
那智 文江(民衆法廷陪審員 61歳 東京都)
テレビで衆議院内閣委員会の採決を観ていたとき、民主党の三宅雪子議員が甘利明とかいう男の
自民党議員に押されて転倒した瞬間を目にして、思わず「あっ!」と叫んだ。三宅議員は怪我を
負いながらも、松葉杖をついて懸命に議員の職務に励んでいる。その姿は見るからに痛々しいが、
逆に女性上位社会において女性に課された重責を果たそうとする決意が感じられて、同じ女性と
して喝采を送りたくもなる。ところが、ここにきて、三宅議員の転倒は自分から倒れた自作自演
ではないかとの誹謗・中傷が出てきたので驚いた。三宅議員は党代議士会で「私が自ら転倒した
事実はない」と主張しているが、当然のことである。三宅議員が甘利に押される格好で転倒した
場面は、私自身がテレビ画像で確認しているし、同じ場面を目にした国民のすべても、おそらく
同様の認識を覚えたはずだ。だいたい、神聖な国会の場で女性議員が男に危害を加えられること
自体、民主主義国家においては恥ずべきことなのに、そのうえ、危害を加えた男が女性のほうに
濡れ衣を着せるとは、前代未聞の醜聞沙汰である。まさしく、国家の品格にかかわる話だ。これ
まで無能な男の政治家どもに牛耳られ、腐食してきた日本の膿が、このような形で噴き出したの
だろう。それにしても、この一件は、女性の地位向上を恐れる無能な男による女性への攻撃なの
か、それとも野党に追い落とされた自民党による与党民主党への鬱憤ばらしなのか。その両方で
あろうと私は考える。さらなる女性の地位向上を目指す与党民主党の政策は、それまでに築いた
男の利権に執着する自民党にとって目障りなものだろう。その矛先が新人ながらも有能な女性で
ある三宅議員に向けられたのだ。既に民主党は、甘利に対する懲罰動議を衆院に提出している。
自らの暴力行為を女性に責任転嫁する暇があるなら、潔く自分の非を認めて議員を辞職せよ。