☆女を擁護する新聞への投書☆2

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230名無しさん 〜君の性差〜
遅ればせながら、大阪御堂筋線で初めて女性車両に乗った。乗るなり不思議な感覚に襲われた。
女性ばかりだから、というだけではない、車両を満たす空気のようなものが性別を超えてある種
の主張をしていた。それは“安心”とでもいおうか。女性たちがあきらかにリラックスしていた。
数人の女性が誰の視線を気にすることもなく化粧直しをしていた。
世間では一時、車両内の化粧が物議を呼んだが、それは近頃の若い女性たち批判だった。
だが女性車両に乗ってみると、年配の女性までもがコンパクト片手に口紅を塗っている。
そう。化粧をしている女性は誰だって、どこでも自由に化粧直しがしたいのだ。私だってそうだ。
感慨深く年配女性の化粧直しをながめた。
駅に着くと、オッサンが乗ってきた。瞬時に空気が緊張したかと思いきや、それはオッサンに
見える女性だった。まぎらわしさに吹き出しそうになるのを押さえた。
また、女性車両と知らず乗ってきた若い男性は、気づくなり顔を赤らめ、そそくさと隣の車両に
移動した。間違って女性トイレに入ってしまったかのような動揺ぶりが可愛らしかった。
そこで起こる光景がもたらす空気の変化を味わいながら、車両での“安心”が新鮮だった。
男性たちはご存じだろうか。どれほど女性が緊張を伴って車両に乗っているか。

遙洋子
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100714/215408