僭越ながら、
>>226を少し訂正してみました。
「大雨の日」
那智 文江(主婦 46歳 東京都)
我が家で大変な問題が起こってしまった。先日の関東を襲った大雨で、我が家は床下浸水に
遭い、さらに夫と息子の段ボールハウスが流されてしまった。段ボールハウスはもう一度
作らせればいいだけなのだが、娘のテストの答案が息子の段ボールハウスの中に入って
いたのだ。この前日、娘の高校のクラスでは期末テストが返却され、『間違えた問題は
正しい答えを各自調べて書いて先生に提出』という課題を出されていた。娘が学校で受けた
課題は息子にさせているので、いつものように息子の段ボールハウスに投げ入れていた
らしいのだ。不幸なことに、息子の段ボールハウスが娘の高校の校庭に流れ着いてしまった
ため、段ボールハウスは娘の家だと勘違いされてしまい、さらにテストの答案までクラス
メートに見られてしたまったため、娘は周囲から徹底的に馬鹿にされるようになったらしい。
娘は泣きながら帰宅して、この悲劇を私に訴えてきた。私は息子に、なぜ、このような辱めを
自分の妹に受けさせるのか厳しく問い詰めたところ、何と息子は「大雨の夜はバイト先から
帰れなくなり、そこで一夜を過ごしていたのでどうしようもなかった」などと口答えしたのだ。
私は心底あきれた。大雨を理由に自己中心的な行動を公然と肯定してしまったこの息子の、
なんとわがままなことだろう。もちろん、息子には何か厳しい罰を与えるつもりでいる。