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名無しさん 〜君の性差〜:
「もてる男などいない」
秀里 音子(学生 23歳 東京都)
先日、同じ大学の女性友達数人と居酒屋で和やかに談笑していると、離れた席で迷惑なほどに
騒いでいる男どものグループがいた。実際に迷惑だと感じたので、店員が追い出してでもくれ
ないかと思っていた矢先、その男どもの1人が自分はモテるといきなり自慢気に叫んだので、
思わず失笑してしまった。その男はモテない男だとすぐに看破できた。本当は女性から相手に
されたこともないのに、自尊心だけは無駄に高く、何でも自分に都合良く解釈するナルシスト
が、背伸びしたくて見栄を張っているだけだろう。それとも、自分に自信のない男が受け狙い
のつもりで言っているのだろうか。その割りにはさっぱり面白くないし、むしろ女性にとって
は生理的にも不快なだけなのだが。それにしても、単細胞な男どもは、社会の変化をいまだに
理解できていないようだ。この女性上位の世の中、女性だけで社会がうまくまわっている社会
において、既に男は役に立たない不要品と見なされている。そして、理性的にも優れた女性は、
不要品を切り捨てるのにも躊躇はしない。もはや、「もてる男」なるものは時代遅れの遺物と
なりはてた。女性に対して自信のない男も自信過剰な男も、女性たちからはお呼びでない存在
なのだ。必要なのは、どこまでも滅私奉公の精神で女性社会の維持に貢献できる「下僕」だけ
である。本気か冗談か知れないが、自分は女性にモテるなどと口にする男どもに言っておく。
その手の話は男が相手なら男は愚鈍だから信じるかも知れないが、女性は洞察力も優れている
ので、その程度の嘘はすぐに見破ることができる。女性からはますます馬鹿にされるだけだし、
いい加減見苦しいだけから、そのような見栄っ張りはここいらで辞めにしておいてはどうか。