恋愛に興味がない男性が増えているPART6

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292名無しさん 〜君の性差〜
バブル以降の恋愛における極端な女性優位の状況を生み出したものは何か。
それは「男女共同参画」である。

男女共同参画の名の下に、女性の社会進出が強く謳われ、結婚よりも仕事に価値を見出す
「自立した女性」像が演出されたのだが、当時はその演出された女性像を女性自身が本気で
信じていたため、「結婚したがらない女性」という存在にリアリティが付与されることになった。
今から考えれば、その「結婚したがらない自立した女性」像が、継続的な経済力の裏付けを欠く
虚像に過ぎなかったことは明らかだが、その当時の女性は、そして男性もまた、
その虚像を実像だと思い込んでいたわけだ。

となれば、恋愛・結婚というステージにおいて女性が優位に立つのは当たり前である。
売り手(女性)が本気で「売らない。売りたくない」と言ってる以上、買い手(男)は
買値を吊り上げることしかできず、売り手側からすれば、本気で売るつもりが無いのだから
いくらでも強気に出られる。
アッシー・メッシー・ミツグ君などを嚆矢とする、「恋愛・結婚における、女性性の異常なまでの高値売り」
の構造はこうして生まれ、育まれた。

しかしながら、少し考えれば分かることだが、この高値売りの構造は
「売り手が本気で売りたがってなく、買い手がどうしても買いたがっている」
という前提が成立している限りにおいてしか成り立たない極めて脆弱なモデルである。
取り引きとしての実体を持たないバブルに過ぎず、バブルは必然的に崩壊する。

バブル崩壊の兆しはまず買い手(結婚したがる男)の減少という形で現れた。
非婚率の上昇、「オタク」の増加などがそれに当るが、
この時点ではまだ売り手たる女性は強気を維持しているため、この兆しは相変わらず
「結婚できるだけの男性がいない」という文脈で解釈され、問題視されない。
(ちなみに、この解釈は実に深く根を張っており、現在に至ってもいまだに
 「男の甲斐性の無さ、だらしなさ」を攻撃する声が聞こえてくるほどである)
崩壊の真の引き金となったのはその次、「三高」や「年収○○万以上」といった
「男性に対する“結婚するための条件”の提示」である。(続く)
293名無しさん 〜君の性差〜:2009/12/06(日) 01:27:51 ID:5863c4fs
(続き)これは、一見すると引き続き強気を維持しているように思えるが
それまでの強気が「結婚したくない」という意志を基調としたものであったのに対して、
「こういう条件なら結婚してもいい(結婚したい)」という意志を表示したという点で、
本質的には譲歩に他ならず、自分の強気と相手の弱気だけを基盤として成り立っていた
「女性性の高値売り」モデルは、本質的にはこの時点で破綻している。
(おまけに、景気が悪化していく中で「年収」をクローズアップしたため、
 男性に「自分達は経済力を持っており、女性は比較的持っていない」という事実を
 認識させてしまい、それによってパワーバランスが男性側に傾くという結果まで招いてしまった)

こうなれば、後は時間の問題に過ぎない。
いつ売り手たる女性が、「自分達が既に譲歩していた」ということに気付くか。
いつ買い手たる男性が、「既に力関係は変わりつつある」ということに気付くか。
それに気付いた瞬間に力関係は逆転する。
それだけではない。女性性の異様なまでの高値と社会構造の変化(生活インフラの整備と皆婚意識の消滅)によって、
本来買い手であったはずの男性が本気で「結婚したくない」と思い込んでしまっているため
力関係のみならず、買い手と売り手の主客までが転倒することになる。

しかも、かつての「結婚したくない女性」モデルが経済的裏づけを欠き、買い手側の協力無しでは
成り立たない虚像であったのと異なり、男性の多くは継続的かつ比較的安定した経済力を持っており、
この「結婚したくない男性」モデルはそれ単体で成立しうる。
つまり、今度は売り手に回った男性にとって、
「売るか売らないか(結婚するかしないか)」の決定権は100%その男性自身にある。(続く)
294名無しさん 〜君の性差〜:2009/12/06(日) 01:28:08 ID:5863c4fs
(続き)現時点では、そのことを自覚していない男性、あるいは、
「自覚はしているが、その決定権をふりかざし、男性性を高く売りつけようとはしない男性」
が大半を占めており、「売り手=女性、買い手=男性」という旧来の認識が残っている
(恋愛・結婚におけるパワーバランスの変化が「売り手たる女性からの条件引き下げ」
という形を取っているのはそれが理由である)が、
男性が力関係と主客の逆転に気付くのは時間の問題で・・・いや既に気付き始めている。
そして大勢がそれに気付いてしまえば、「男性性を高く売りつけようとする」男性が現れるのも必然である。

経済力を背景に「売らない」という選択肢をもった売り手を相手取った、
絶望的とすら言える厳しい相対が始まるまで、女性に残された時間は、あと僅かしかない。(おわり)