結婚したがらない男性が増えている 362

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421直言僧正 ◆F2eU8GfUKs
>>419
誰もが、特に結婚派が大きく勘違いしているけど、異性とつき合うことも訓練しないとうまくいかないんだよ。

12歳から18歳くらいの間に、異性と向かい合って一緒に行動するってことを、むしろ異性に対して奥手な人にこそ
半ば強制的にやらせていくことが必要なんだ。
そして、等身大の異性像というものを心の中に構築していくことが、実は必要なんだ。それが性行動の確立だ。

性欲と性行動は別物で、性欲は先天的に発動するけど、性行動は学習を経て形作られていくんだ。
フェティッシュは、性欲ではなく、性欲を昇華するときの性行動の方向性がおかしいわけで。

ところが、近代国民を作り上げ、科学技術を発展させて、豊かな社会を作り上げるために、12歳から18歳の人間に
膨大で高水準の教育を施さなければいけなくなった。
なのに、自由恋愛という放置状態がトレンドになって、性的に活発な人間と、不活発な人間の断層が大きくなっていくんだ。

性的に活発な人間は、異性とつきあって成功体験を重ねていき、ますます活発な性行動をしていくんだが、
問題は異性とつきあう時間が長くなると、中等教育から脱落していく傾向が強くなり、収入は低いが性的には放埒という層になりやすい。

反対に性に不活発な層は、教育についていき、就職もするが、社会人になり結婚適齢期になっても、性行動での成功体験が無いので
結婚や恋愛に踏み切る意欲に乏しくなる。まして自由恋愛自由結婚であるならば、恋愛や結婚しない自由もある。
結果、収入もあり、モラルも高いが、結婚や恋愛に不活発な人たちとなる。
422直言僧正 ◆F2eU8GfUKs :2009/03/14(土) 13:50:13 ID:rvJXqDyF
性行動の確立で重要なのは、社会的な利害が乏しい学生として生きている18歳までに異性と真剣につきあうこと。

社会人になってからでは、打算が強くなり、異性の好意が肩書きや収入なのか、純粋なものなのか、判別がつきにくい。
さらに、純粋な好意を信じるより、打算を信じた方が、失敗したときの心理的ダメージが少なくなる。
一般社会人にとって、心理的防衛手段として、相手の真心を信じないほうが、気楽ということがある。

だが、未成年であれば、未成年特有のモラトリアムによって、生々しい打算は、幼稚な運動神経やルックス、クラス内の地位というものに
限定され、なおかつ未成年特有の観念先行によって、相手の純粋さを信じやすくなる。
そういった上での異性との交流の結果、自分の中で異性像を確立し、成人してもバランスのとれた性行動をとるようになる。

だが現状はむしろ逆で、特に男では未成年時は異性から切り離され、就職すれば突然、「夫と父親と保護者」の役割を女性と社会から
押しつけられるようになる。
性行動のための学習をしていず、心的女性像も具体的なものが無い状態で、「夫と父親と保護者」役を押しつけられた上に
経済的負担も高く、さらに自尊心も傷つけられれば、結婚が忌避されるのは当然である。恋愛すらも回避傾向となるだろう。

なぜなら性欲は25歳以降低下傾向となり、脳が性欲の影響を脱してくれば、女性とつきあう上での不利益にも目が向きやすくなる。
さらにポルノメディアの氾濫は、男性の性欲コントロールを容易にしていき、脳をますます理性的にしていく。
その上で成功体験に乏しい性行動を持つ、しかし社会的に安定して、労働で疲れている男達の、女性とつきあう原動力になるとしたら、
それは幻想と強制でしかなかった。
しかし見合いという強制は消えて久しく、幻想も破れてきた。
かくして原動力は消えて、男達は女とつきあう理由を失っていったのである。